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第三章
第57話
しおりを挟む町中に虫草を燻して出来た煙は虫の侵入をいくらか防ぎ、掲げた松明は煙の隙間を縫うように入り込む虫を確実に駆除していきました。私は時々テントから出て、見張りで部屋に残っている人に虫草の在庫を聞いています。補充は一回に1万本。エリーさんが新町長と町長補佐に交渉して、虫草の代金が支払われることになりました。緊急事態だから無償でも良かったんだけど、オーガストさんからは断られてしまいました。
「緊急事態だからこそ、定価より高く買わせてもらうのです。虫草は乾燥保存が可能です。そのため事前に備蓄が可能だったはずです。さらに調べたところ、他の町や村で『虫のスタンピード』が起きていると連絡が来ていました。この時点で冒険者ギルドに虫草の採取依頼を出すべきでした。それを怠ったのです。それが偶然、貴重な虫草をお持ちの貴女が此処にいて提供してくださいました。そのお礼を『買い取り』という形で受け取って下さい」
オーガストさんの言葉は正しいです。職人ギルドも、緊急事態のため割増で購入してくれています。ですから、買い取ってもらうことになりました。
キッカさんたちは、テントの周りに結界を張りません。パーティ用のため、いちいち結界を張っていたら、いざという時に結界に阻まれて出入り出来ないからだそうです。見張りがいるのは、そんな自分たちのテントに不審者が近付かないようにするためだそうです。パーティ同士のトラブルで、不届き者が相手のテントを焼いてパーティを殺そうとしたことがあったそうです。
たとえテントを焼いても空間は焼けないし、普通にテントから出ることも出来ます。その上で状態回復を掛ければ元通りになります。新しいテントを購入しても、部屋の備品は『元のまま』回復するそうです。前のテントを『所有権放棄』した場合のみ、空間も放棄したとなって『新しい所有者』に権利が移ってしまうのです。
・・・私の『セカンドハウス』のように。
窓の外が見える場所に出来るだけいるようにしています。真っ暗になったり、少し暗さが弱まったり。ほぼ変わらない窓の外に、焦る気持ちもあります。それでも微妙に変わったと思えたのは、水平線の彼方に微かな明かりが点のように見え始めたからでした。点が増え始めて、細い線になったのは虫たちによるスタンピードが始まって12日過ぎた頃。城門の外の大地に木を組み、キャンプファイヤーを2基作ってもらいました。ひとつには、その中に酒を大量に詰め込んだ。蚊はアルコールに反応して集まるからね。もうひとつには完熟の果物を使って。此方には『アントの甘いみつ』も使ってもらおうとしたら、「もったいない!!!」と全員から止められてしまいました。カブトムシやクワガタなど、甘い香りに寄っていく虫が多いから使いたかったのに・・・。
結果、甘い香りに寄っていく虫の方が多かったようです。酒入りキャンプファイヤーの方は、虫より人間、とくに男性の方が釣れそうです。
甘い匂いに誘われる子どもたちや女性用に、果物を色々使って『ムース』と『ヨーグルトムース』。作った『アイスクリーム』を使って『チョコレートパフェ』と『フルーツパフェ』。アイスクリームはチョコといちごとミルクを作りました。そして『フルーツポンチ』も作りました。
この世界に『炭酸水』はなかったので、此方も手作り。重曹、というより『ベーキングパウダー』に似たものがあると思ったんだよね。だってケーキなどのお菓子作りに使われているみたいだから。それに麺を作る時の『かん水』でもいいし。それで探していたら、『ふくらし粉』がありました。そういえば、日本では以前その呼び名でしたね。
ふくらし粉なら、以前、王都の粉屋さんで売られたケンカを買った時に購入してました。クエン酸は柑橘類にあります。というか、レモンがあるから、それを使っています。日本よりさらに3倍は酸っぱいので、かなり薄めていますが。
フルーツポンチに使う果物は甘めが多いので、ちょうどいい濃さに薄まったようです。
キャンプファイヤー作戦から3日目。窓から成果を確認しようと思いテントを出ようとしたら、知らない人たちが部屋の入り口に集まっていました。その人たちは、私の姿を見ると同時に部屋の中に雪崩れ込んで来ました。思わず悲鳴を上げてテントの中に逃げ込みましたが・・・。人々が殺気立っていて怖かった。そんな感情を読み取ったのでしょう。アミュレットが、私がテントを出た所からテントに逃げ込んだ所まで記録していました。何時ものクセで『記録を残す』にしてしまいましたが、怖くて見直すことは出来ません。
数人は見張りのフォスターさんを突き飛ばして部屋に入り、中には最短距離になるベッドの上を土足で踏み荒らして押し寄せたのです。結界の効果で声が聞こえなかったけど、大きく口を開いて何か喚いている顔は恐怖でしかありません。
中で震えていると、『テントの探索が反応しました』と表示されて自動でステータス画面が開きました。
テントの前にいるのはアクアとマリンです。二人は両手を広げてテントを守るように立っていました。ベッドの上や周囲に気絶している男たちが4人います。ベッドから落ちて白目をむいているのは、真っ先にベッドを乗り越えて襲って来た男です。
「「おねえちゃんをイジメるな!」」
二人の殺気に、部屋に入り込んでいる人たちは一歩、また一歩と後退っていきます。
「此処で何をしている!!」
キッカさんの声が聞こえると同時に床から多数の鎖が侵入者たちを拘束し、直後に鎖から放たれた雷撃で全員が半死半生で床に倒れていきました。
「「キッカ!」」
「フォスター。おい、しっかりしろ。アクア。マリン。これは一体何があった」
「わからない」
「テントのなかで えほんをよんでいたら おねえちゃんのひめいがきこえたの」
マリンの言葉に「エアさんの悲鳴?」とキッカさんが確認すると、二人は何度も頷きました。
「そとにでたら おねえちゃんのテントがおそわれてた」
「「だから やっつけた!」」
「よわかった」
「うん。よわかった」
「「ねー」」と顔を見合わせて笑い合う子供たち。二人の説明の途中で意識を回復したようで、フォスターさんが頭を振りながら身体を起こしていました。
「キッカ、助かった。・・・守りきれなくてスマン」
「フォスター。何があった?」
「・・・此奴ら、町長たちがエアさんからレアな虫草を買っていることを知って、エアさんから虫草を根こそぎ奪おうと・・・。拒否すれば犯してでも殺してでも奪う、と。連中はエアさんのことは知らない。名前も知らなかった。ただ「虫草を大量に持っている冒険者がいる」とだけ聞いたようだ。此奴らは、持っているのが俺たち男なら『薬を使った色仕掛け』で来るつもりだった。そのために女性たちも混じっている」
「・・・エアさんは?」
「たぶん、その虫草の在庫を確認するのと、外の様子を聞くために出て来ようとしたんだと思う。テントに殺到してきたのを見て中に逃げ込んだ」
「おねえちゃん。キャー!って さけんでた」
「おねえちゃん。イヤー!って さけんでた」
「「テントのなかまで きこえた」」
「だから やっつけた!」
「うん。 やっつけた!」
テントの中まで聞こえるなんて・・・。でも私は結界石を外していなかったのに。この子たち、地獄耳なのかしら?
「「ごめんなさい」」
「ダメっていわれたのに テントのそとにでちゃった」
「ダメっていわれたけど おねえちゃんにきらわれても まもりたかったの」
「「ごめんなさい」」
繰り返しキッカさんに謝る二人。そんな二人をキッカさんは抱きしめて「よく頑張った」と誉めています。
この子たちはきっと、私が二人を遠ざけている理由を知っている。それなのに『私に嫌われても守りたい』と・・・小さな身体で守りきってくれました。
・・・まだ身体が震えている。それでも、二人に『伝えたい言葉』があります。
震える手でテントの入り口を捲ると、キッカさんが驚いた表情を見せてすぐ微笑んでくれました。外に出て結界石を手に取り結界を解除しましたが、そのまま立ち上がれません。見ないようにしていたけど、ベッドの上で重なって気絶している人たちが視界の中に入ってしまい、恐怖が蘇って震えが止まらなくなりました。
「アクア。マリン。後ろに誰がいる?」
キッカさんの言葉に振り向いた二人は、私の姿を見て驚いていました。それでも、私が震えているのに気付くと「「おねえちゃん!」」と言って駆け寄って抱きしめてくれました。
「「もう だいじょーぶだよ」」
「わるいヤツ アクアがやっつけた」
「マリンも わるいヤツやっつけた」
「これからも まもってあげる」
「わるいヤツから まもってあげる」
「「だから だいじょーぶだよ!」」
この子たちなりに、一生懸命に私を慰めようとしてくれています。
「アクア、マリン。・・・・・・助けてくれて、守ってくれて・・・ありがとう」
震える声で、何とか言えたお礼。それでも二人は笑って私に抱きついてきた。
テントに戻った私は、恐怖を紛らわせるために入浴タイムをしています。まだ身体が小刻みに震えているけど、一時期よりは落ち着いています。本当ならミリィさんに抱きしめて欲しいけど、ミリィさんは仕事中。怖い思いをしたからと言っても、私のワガママで呼ぶことは出来ません。
あの後、キッカさんとフォスターさんに促され、私はテントに戻ることになりました。
「虫草はまだあるので心配しないで下さい。ですが今回のことがあります。たとえエアさんが許しても、隊長たちが許しません。もちろん我々も許す気はありません」
「アクアも ゆるさなーい」
「マリンも ゆるさなーい」
「エアさん。たぶん隊長たちが話をしたいと思うので、二時間後に一度出てきてもらってもいいですか?」
きっと・・・あの人たちが『どうなるのか』を教えてくれるのでしょう。フォスターさんは壁に頭部を叩きつけられたそうで、軽い目眩がしてると言って頭を振っていました。そのためフォスターさんに回復をかけると、目を丸くして驚いていました。
「エアさん。此奴なら大丈夫ですよ」
「・・・・・・大丈夫ではないですよ」
「いやいや。ただの『目眩』ですから」
「・・・『ただの』じゃないです」
何故この世界の人たちは、『この程度』とか『大したことない』と軽く見るのでしょう。
「おねえちゃん なかしたー!」
「おねえちゃんを イジメるなー!」
私を守るように両側から抱きしめていた双子は、フォスターさんに飛び蹴りを仕掛けて、軽く躱されています。
「フォスターさん・・・。『最初の目眩』から、どれだけ時間が経っていますか?」
私に質問にキッカさんが青褪めてフォスターさんに振り向きました。
「30分・・・。俺が駆けつけてから、すでに30分は経っている」
「しかし、大したことは・・・」
「・・・死にたいの?」
「え?」
「直接、頭を打っていなくても・・・脳は強い衝撃を受けてるの。赤ちゃんだって、揺すっただけで死んじゃうことがあるんだよ?それに吐き気だけじゃない。目眩も注意しないと・・・突然死するよ」
フォスターさんのステータスには、『脳損傷70%』とありました。今は『脳損傷は回復しました』と表示されています。
「『脳損傷』・・・だと?」
「キッカ。俺のステータスを覗くな。・・・いやそうじゃなくて。エアさんも見たんですか」
見たけどフォスターさんが聞きたいのは違うことでしょう。
「・・・見なくても分かる。実際に、目眩を起こして倒れたこともあるから。・・・その時、お医者さんに言われた」
そう。故郷が、家族が亡くなった時に・・・。飲食も喉を通らず、休むことなく行方不明の家族を探して病院を彷徨った。・・・誰も『病院にいなかった』。・・・・・・私だけを残して、すでにみんな・・・・・・。
「「おねえちゃん!」」
双子の声と温もりが、私の思考を停止して沈みかけていた意識を浮上させる。二人は両側から私を支えるように、守るように抱きしめていた。
「おねえちゃん なかないで」
「おねえちゃんのこと マリンがまもってあげるから」
「アクアも おねえちゃんをまもるから」
「「だから なかないで」」
「・・・泣いて、なんか」
「ないてる」
「おねえちゃん ないてる」
「おねえちゃんのココロが 『かなしい』ってないてる」
「おねえちゃんのココロが 『くるしい』ってないてる」
・・・・・・この子たちはエスパーですか?
「エアさん」
キッカさんの声が聞こえて、気付くと私はキッカさんの腕の中にいました。
「すみません。俺たちの配慮が足りずに、エアさんに辛い思いをさせてしまいました」
カタカタと小刻みに震えていた身体。それに気付くと私は俯いて「テントに戻ります」とだけ呟きました。それにあわせて、キッカさんが身体を離しました。
「・・・それでは、可能なら二時間後にまた出てきてもらえますか?無理に出なくても大丈夫ですから」
キッカさんの言葉に黙って頷きました。子どもたちもフォスターさんも、心配そうに私を見ていましたが何も言いませんでした。
子どもたちは「「おねえちゃんをまもる!」」と言い張って、テントの前に陣取っています。金剛力士像のように二人並んで仁王立ちをしています。
フォスターさんはキッカさんと共に部屋を出ています。事情が話せるということで、フィシスさんたちに説明に行ったのでしょう。部屋の中で倒れていた人たちは、キッカさんたちが気絶させたまま連れて行きました。王都の冒険者ギルドで、ミリィさんの隊の人たちが連行した時のように、ロープで縛って引き摺って行きました。あのロープには『浮遊』魔法が掛かっていて、縛った相手は地面から1センチの高さで浮くため、そのまま引き摺って行けるそうです。
キッカさんたちは元守備隊のため、そのロープを持っているそうです。残念ですが、市販されていません。通常のロープに『飛翔』の魔法を掛けたら、似たような効果が出ました。『魔法の効かない場所』でも使えるのか、何れ試してみましょう。
テントを出ると、アクアとマリンが変わらず仁王立ちで立っていました。結界石を取るとパッと振り向いて「「おねえちゃん!」」と驚かれました。
「でちゃダメ」
「なか はいって」
「・・・でもね。二時間経ったから」
「キッカ 、もどってない」
「エリーも まだきてない」
「・・・そっか」
申し訳なさそうにする二人。そんな二人にベッドに座ってもらい、『いちごムース』とスプーンを渡す。
「怖い人から守ってくれたお礼だよ」
そういうと、二人は笑顔になって「「いただきまーす」」と言ってから食べ始めた。
「「おいしー」」
笑顔で食べる二人に安心する。あっと言う間に平らげた二人に、キッカさんたちに『このまま休む』との伝言を頼んでテントへ戻りました。二人と過ごしたのは短い時間だったけど、私の心は軽くなっていて、恐怖が和らいでいた。
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