私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。

アーエル

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第二章

第41話

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「あ~!久しぶりの娑婆シャバだー!空気が美味ウマ~い!」

大きく両腕を空に伸ばし、深呼吸もして身体を解しました。これから採取しつつ、王都に向かってのんびり帰るだけです。
前日にゆっくり休憩したこともあり、ボス戦は呆気ないほど短時間で終了しました。現れたのは巨大な水鳥でした。『白鳥』に近いですね。まるで私が小人にでもなったようです。・・・気になったのは、頭に一本のツノがあったことでしょうか?大きさも、高さ5メートル。翼を広げた横幅が10メートル。ちなみに『鑑定のアミュレット』情報です。大きいですよねー。でもボスですからねー。『上位種』かどうか分かりません。

『今から帰ります。王都までは一時間くらいだと思います』

宿へ連絡すると、すぐに『気をつけてお帰りください』と返事が届きました。
フィシスさんたちは往復時に採取をしていなかったようで、採取し放題でした。きのこの種類も多く、やはり水気の多い、湿気の多い場所にはきのこが多く育っていました。
『収納』で回収しながら王都へ歩いていると、地図に魔物が集まっている場所が表示されました。ちょっと道から外れますが、人道から外れる訳ではないので向かってみましょう。



「ヤダヤダ!来ないでよー!」

「こんな所に『子どもだけいる』っておかしいでしょ!」

「人の姿をした魔物ね!」

何でしょう?魔物が近くにいるというのに大声を出しています。それでは魔物を呼び寄せているのと同じではないでしょうか?

「何を騒いでいるのですか?」

「キャー!!!」

騒いでいた人たちに声をかけながら近寄ると、大声で悲鳴をあげられました。でも、この女性たちの背後から来たんだから仕方がないよね。

「なんなのよ!アンタ!」

「何って・・・。貴女たちが大声で騒いでいるから、周りに魔物たちが集まって来ているんですけど」

「イヤー!!!」

「来ないでー!」

「あ、そっちに・・・行ったら、『魔物がいる』って教えようと思ったんだけど」

「キャー!!」

「ヤダヤダ!来ないでよー!」

ギャギャギャギャギャー!
ごえっぐえっ

地図に表示されていた魔物たちが、さっきの女性たちを追いかけて行きました。

いやいや。そっちは王都ですって!

聞いたことのない声というか、音というか。ソレに怯えたのか、4~5歳の・・・男女の双子?蒼色の髪をした『そっくり双子』が、お互い抱き合っています。
すぐに私の周りに結界石を置いていきます。最後の一個を置く前に、子どもたちに「急いでこっち来て!」というと、手を繋いで飛びついてきました。最後の一個を地面に投げると、瞬時に結界が張られました。

「エリーさーん!」

通話を開くと、「どうしたの?!」と声が聞こえました。「エアさん?どうしましたか?」とキッカさんの声も聞こえます。

「エリーさん!王都に女性冒険者たちが大騒ぎしながら向かっています!その後ろからゴブリンたちが15体追いかけて行きました!」

「分かった!エアさん!此方コッチは大丈夫です!エリー。オレたちが向かう」

「分かった。エアちゃん。今は何処?エアちゃんのことだから、ボス戦は無事に終わったと思うけど」

「いまは水の迷宮を出て、採取しながら王都に向かい始めたところです。地図で魔物が集まりつつある場所があったので・・・。近付いたら、小さな子たちに大声で喚いている女性たちがいて、声をかけたら『なんなのよ!』って怒鳴られたんです。だから『騒いでるから魔物が集まってる』って教えたら、さらに大騒ぎしちゃって。ゴブリンたちを引き連れて王都へ走って行きました」

私の説明に、エリーさんは大きくため息を吐いていました。

「よかった・・・。エアちゃんが地図を確認しながら歩いてくれる子で。おかげでゴブリンから王都が守られたわ」

「あの女の人たちが騒がなかったら、ゴブリンと戦えたんだけど・・・」

「もう。エアちゃんったら」

エリーさんがクスクスと笑っています。

「エリーさん。聞いてもいいですか?」

「ん?どうしたの?」

「ボス戦したの。それがね・・・『大きな水鳥』だったの」

「・・・もしかして?」

「高さ5メートル。翼を広げた横幅が10メートル。頭にツノあり。ちなみにアミュレットの鑑定情報です」

「・・・・・・『上位種』がボスだったのね」

「やっぱりそうだったんですね。でもボス戦だったから倒しちゃいました」

「それでいいわ。他に何かあった?」

「王都へ向かった女性たちなんですけど・・・。子どもたちとは関係なかったみたいで、子どもたちを森の中に置いて行っちゃいました」

「その子たちは一緒?」

「はい。一緒に結界の中にいます。ですが、困ったことがありまして。・・・・・・・・・『人間じゃない』みたいなんです」

「ええ?『人間じゃない』って・・・どういうこと?」

「ステータスでは『水属性』ってあるんですが・・・名前が『空欄』なんです。種族も表示されていません」

「・・・エアちゃん。悪いけどその子たちの『名付け親』になってもらえる?」

「え?私で良いんですか?」

「ええ。『名前がない』と王都に入ることも、迷子としてフィシスたちに保護を頼むことも出来ないわ。・・・名前がない子どもってね、人攫いなどに捕まって『奴隷商人に売られた子』がほとんどなのよ。だから、最初に保護したエアちゃんが名前を付けてあげれば、たとえ奴隷商人に見つかったとしてもエアちゃんの保護下にあると認められるわ。それに魔物に『個人名』はないからね」

私のズボンを両側から掴んで不安げに見上げてくる二人の顔。そんな二人の頭を撫でると、笑顔になってくれました。

「エリーさん。とりあえず、この子たちを連れて王都へ戻ります」

「フィシスたちを待たせておくから、子どもたちを預けてね。その子たちは『迷子』で届けを出して身分証を作らなきゃね」

「はい。分かりました」

エリーさんとの通話を終了し、膝を折って子どもたちの目の高さに合わせました。真っ直ぐに向けてくる目は、親戚の子たちを思い出しました。

「お名前言える?」

そう尋ねると、二人はプルプルと顔を左右に振りました。

「お名前がいるんだけど・・・。私がつけてもいいかな?」

今度は二人ともブンブンと縦に首を振りました。
うーん。『水属性』だからでしょうか?二人の瞳の色も鮮やかな青色です。

「じゃあ、『アクア』と『マリン』」

男の子を向いて『アクア』。女の子の方を向いて『マリン』というと、お互いの顔を見ながら「マリン」「アクア」と名前を確認しあってニッコリと笑っています。

「気に入った?」

そう聞くと、二人はコクコクと頷いて「「お姉ちゃん。ありがとう」」と抱きついてきました。

「じゃあ、王都へ行こうか」

地面に置いてある結界石を収納で回収して、元の道へと戻り、そこから王都へ向かいました。もちろん、色々と採取をしながら。子どもたちの体力を気にしていたけど・・・体力が有り余っているのか、周りが珍しいのか。色々と興味があるようで、彼方アッチ此方コッチを見て回っていました。ただ、私からあまり離れないのと、二人は手を繋いでいるので、バラバラに動き回ることがないため、手はかかりませんでした。


「アクア。マリン。戻っておいで」

私の緊張した声に、二人は慌てて駆け寄ってきました。地図には魔物が一体近付いて来ていると表示されています。

「二人は此処にいなさい」

二人の周りに結界石を置いてから、剣を取り出しました。二人は泣きながら結界を叩いています。たとえ『人間じゃない』とはいえ、戦闘出来るのか不明ですし、たとえ戦えるとしても、幼い子どもたちですからね。やっぱり『守ってあげたい』じゃないですか。今はとりあえず『安全な場所』にいてもらいましょう。

ガサゴソと音を立てて、木の影から現れたのはクマでした。『ツキノワグマ』みたいに茶色の体毛に、胸に薄黄色の体毛がネックレスのような模様になっています。模様がお腹に『的あて』みたいな○の形だったら、迷わず投擲を選んだんですけどねぇ。
剣に炎を纏わせて駆け寄り、後ろ足で立ち上がり両腕を振り上げて威嚇してきたツキノワグマを袈裟懸けで一刀両断にしました。そしてそのまま『収納』で回収し、状態回復をかけてから子どもたちの周りに置いた結界石を収納で回収しました。

「「お姉ちゃん!」」

結界が解けると、二人は飛びついて来ました。

「怖かった?」

そう聞くと、二人は左右に首を振ります。怖くないなら、何故しがみついて震えているのでしょう?

「さあ。また怖い魔物が来るといけないから、安全な場所へ行こうか」

そう言うと、二人は私の右手にアクア。左手にマリンが手を繋いできました。本当は利き手の右側を空けてほしかったんだけど・・・。
収納は思い浮かべるだけで使えるので、両手が塞がっていても大丈夫でしょう。それに怖い思いをした後です。地図は開いたままだから魔物が現れたら、その時はまた二人で結界の中に入ってもらいましょう。


『はじまりの森』を抜けて、右へ続く街道を進むと、城壁の前で戦闘が続いているのが見えました。

「ちょっと手を離すね」

そう言って、二人から手を離して結界を張りました。それから、フィシスさんに通話を開きました。フィシスさんは子どもたちの迎えのために門にいるはずです。

「フィシスさん。キッカさんたちは、まだバトル中ですか?」

「ゴブリンは倒したんだけど、その後にクマが現れたらしいの。エリーも飛び出していったわ」

「さっき、森の中でも一体現れたので倒しましたよ。エリーさんが出てるなら、わたしも手伝ったほうがいいですか?」

「そうね。・・・他に魔物は近付いていない?」

「門を出た左側から何か来ます。数は50。オーク、ですね」

以前、私が倒した『イノシシ』以外に、二本足で立ってヤリを扱う『オーク』がいます。イノシシの進化形だそうです。

「ちょっとヤバいわね。エアちゃん。戦闘に加わってくれる?子どもたちは門の中に入れてくれれば、私たちが責任持って預かるから」

「分かりました」

フィシスさんとの通話を切ると、結界石を回収して二人を抱き抱えました。そして、そのまま飛翔フライを掛けて城壁まで飛んでいきます。子どもたちは「キャーッ」と楽しそうに歓声をあげています。私の姿に気付いた人たちが門の前をあけてくれたので、そのまま門の中まで入りました。

「フィシスさん。この子たちをお願い」

「分かったわ」

「「お姉ちゃん!」」

「二人はフィシスさんたちと安全な場所にいて」

「いや!」

「一緒にいる!」

二人はそう言って離れてくれません。ですが、この子たちを連れていては戦えません。

「お姉ちゃん!」

別の声が聞こえて、其方ソチラに目をやると、マーレンくんとユーシスくんが近寄ってきました。約束通り、迎えに来てくれたのでしょう。

「お姉ちゃん・・・この子たちは僕らが一緒にいるから心配しないで」

「うん。お姉ちゃんが帰ってくるまで、僕たちと一緒にいよ?」

マーレンくんとユーシスくんがアクアとマリンに声をかけて預かってくれました。

「エアちゃん。この子たちは大丈夫よ。・・・お願いね」

「はい。行ってきます」

「・・・気をつけて」

「ありがとう。行ってくるね」

ユーシスくんに笑顔で手を振ると、そのまま外へ出て行きました。


「エアちゃん」

「左手からオークが来ます。先に此処にいるクマたちを片付けましょう」

「オークって・・・マジかよ」

「エアさん。オークは何体来ますか」

およそ50!泣き言を言う人は、『お疲れさん』の『善哉』抜き!」

「ヨッシャー!野郎ども!善哉のために魔物たちを倒すぞー!」

「「「オー!」」」

・・・・・・善哉甘いものに釣られてヤル気になる冒険者さんたちって。

「チョロいな」

エリーさんの言葉に、キッカさんは苦笑していますが否定はしませんでした。


そんな雑談をしながらクマたちを倒すと、街道をオークの集団が向かってくるのが見えました。

「どんだけ続くんだよ!」

「ねえ、エリーさん」

「ん?どうしたの?」

「魔物たちが団体様で押し掛けて来るのって、『状態回復』しないから血の匂いが広がって魔物をおびき寄せているせいだよね?」

「そうよ」

「えっ?!・・・・・・あー!お前ら!戦闘後に『状態回復』掛けてないだろ!」

「魔物と戦いたいから、わざと掛けてなかったんだろ?」

「そんな訳あるかー!」

「・・・エリーさん。あの人たち、お善哉いらないって」

「「「言ってない!言ってない!」」」

「だって・・・。エリーさんが教えてくれたのに、まだ状態回復掛けないんだもん」

「掛けます!掛けさせて頂きます!」

冒険者さんたちは慌てて周囲に状態回復を掛け回っていきました。そのおかげで、漂っていた血生臭い空気が一掃されて地面に染み込んだ臭気も消滅しました。



オークを倒す度に、忘れず状態回復を掛けていたら、魔物は来なくなりました。

「あー。・・・マジで疲れた・・・」

「自業自得」

「自分たちで魔物を『呼んでた』んだもんね~」

「そこを突かれると痛いです・・・」

「そう言えば、ゴブリンを連れてきた女性たちは?」

「ミリィ隊長たちが捕まえましたよ。王都へ魔物を連れてきた罪で」

「・・・クマとオークを招いた冒険者さんたちに罰はないの?」

私がそう聞いたら、オークの回収をしていた冒険者さんたちの動きが止まりました。

「エアちゃん。『善哉おあずけ』の罰でいい」

「うわー!それだけはカンベン!」

「じゃあ、処刑」

「・・・・・・」

「エアさん。善哉はおあずけでお願いします。それと、結果的に魔物を呼び寄せることになったのは『ここだけの話』にしていただけますか?」

「はい。分かりました。善哉はアイテムボックスに入っていますから、何時でも食べられますよ。・・・皆さんも、今度から忘れずに気を付けてくださいね」

「「「ああ・・・。我らが女神さま」」」

地面に座っていた冒険者さんたちに、手を合わせて拝まれてしまいました。

「・・・お前ら。根性を叩き直してやるから覚えとけよ」

「「「ああ・・・。我らに魔王降臨・・・」」」

冒険者さんたちは、今度は涙を流して落ち込んでしまいました。そんなことを言えば、さらに厳しくなるんじゃないかな?
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