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第二章
第34話
しおりを挟む自分のテントを出して中に入りました。
「ただいま~」
やっぱり『自分の家』はいいですね。気が休まります。
昨日と同じように、入浴を最優先します。まずは『仕事の汚れ』を洗い流すためです。
昨日収納したお湯を浴槽に戻すと、浴室の鏡が一瞬で曇りました。テントの外でも高い湿度なのに、浴室の湿度だと何故癒やされるのでしょう。
頭のてっぺんからつま先まで洗うと、浴槽に張ったお湯の中に身体を浸しました。
「ふぁぁぁぁ~~~。このまま何時間でも入ってた~い」
そう願っても、今からフィシスさんたちの夕ごはんを作って、21階で回収した諸々の『呪われた品』を解呪しなくてはいけません。
私を守ろうとしてくれているエリーさんやキッカさん、フィシスさんたち。そんな皆さんに私が出来ることは『料理の差し入れ』だけでしょう。
「昨日はお肉だったって言ってたっけ。お肉でもいいのかな~?メインは唐揚げと竜田揚げでいいかな~?ご飯もたくさん炊いた方がいいよね。でもそのまま送るのは無理か。じゃあ海鮮チャーハンにしたら良いかな?皮付きのフライドポテトも大量に作ろうかな~。小豆を大量に購入した時に、何時でも使えるように半分はふやかしてあるし。角餅も丸餅も大量に購入してあるから『お善哉』を作ろうかな?疲れた時は甘いものがいいって言うよね~。おはぎ・・・いまならぼた餅か。それを作ってもいいよね~。余れば各々の収納ボックスに入れられるし」
色々とメニューを考えて、ある程度は決まった所で浴槽から出ました。
揚げ物を作るため、あとからもう一度お風呂に入ろうと思うけど、お湯を張ったままにしていたら冷めてしまうため、お湯は浄化してから収納しました。
「しまった・・・作りすぎた」
キッチンの作業台には、とりのから揚げと竜田揚げ。鱈を使った『白身魚のフライ』に『タルタルソース』。皮付きフライドポテト。そして『善哉』に『ぼた餅』。タルタルソースと善哉以外は、大皿にてんこ盛り。タルタルソースはボウルにたっぷり。善哉は寸胴鍋にタップリ。
ちなみに、3倍以上の量が一食分ずつ小分けされて、私の収納ボックスの中に入っています。
・・・これに『海鮮チャーハン』は必要だったのでしょうか?
って、作ってから思い至った私も困ったもんですね。
白身魚のフライとタルタルソース、善哉にぼた餅に海鮮チャーハンが、レシピ登録されました。三度目なので、自動で手続きもされるようになったのが便利です。
『フライドポテト以外は新作メニューです。作りすぎたので、キッカさんたちと一緒にどうぞ』というメールと共に、フィシスさんに送りました。
キッチンを片付けて、テントから出ました。
この広い広場に大きく張った結界の中にもう一つのテントを取り出すと、テントの周りにもう一つの結界を張ってから中へと入りました。
入ってすぐの部屋に、21階にあった宝箱と白金の『呪われたもの』を取り出しました。此方では『冒険に関係すること』を作業するために使うことにしたのです。日本で言うなら、此方は『仕事場』という所でしょうか。
「アレ?どういうこと?」
呪われていたハズの武器や防具、装備品がすべて解呪されていたのです。
『浄化』魔法の説明に『すべてのケガレを取り除く』とありました。『ヨゴレ』ではなく『ケガレ』とあったのです。
何方も、同じ『汚れ』と書きますが、この世界に漢字はありません。それなのに『汚れ』を落として綺麗にするために使われています。・・・だったら『汚れを取り除く』ことは可能なのでしょうか?
さらに、『状態回復』でも『状態を正しくする』とありました。呪われた状態は、間違いなく『異常』です。だったら、『呪われていない状態に戻す』ことも可能ではないでしょうか?
この事は、ステータスの魔法欄で魔法をタッチして出た説明文のものです。その一文は、本に載っていませんでした。
そのため、試してみようと思ったのですが・・・
宝箱を開けてみると、中には白金の塊が50個入っていました。・・・無限に出続けるのでしょうか?そうなると白金の価値が暴落してしまいますね。
宝箱を鑑定してみると『エア専用宝箱』と出ました。『エア専用宝箱』の部分をタッチすると『エア専用。他の人には開けられない。壊せないし壊れない。呪いの装備を出し続けるように作られた意思を持つ『思考型宝箱』だったが、エアの魔法で呪いから解放された。その感謝から、エアの望む物なら何でも取り出すことが出来る』と詳細が表示されました。
・・・・・・『望む物なら何でも』ですか。
宝箱の蓋に手を重ねて目を瞑る。願いを込めて目を開いて蓋を持ち上げる。
「・・・・・・ありがとう」
無意識に、お礼の言葉が口から出ていた。
宝箱の中にあったのは、仏壇に飾っていた『亡き家族の写真』だった・・・
二度目の入浴をしてから、夕食にしました。写真は、ベッドに置いたサイドテーブルに飾っています。一輪挿しに花を生けて、写真の横に飾りました。この一輪挿しも私が日本で使っていたもので、写真と一緒に宝箱の中に入っていました。
テントの中に『お客さん』を招くことがあるでしょう。それでも、寝室だったら見せる必要はありません。
寝室の横に『私室』も作りました。此処には寝室からしか入れません。その部屋には、私のリュックとその中に入っていた『この世界以外のもの』を置いています。・・・隠したと言った方が良いかも知れません。
今は、用心に用心を重ねて、私のことがバレないように気を付けていなくては・・・
もう間もなく、王都を『幻視』が襲います。パソコンで作った『光り輝く人間』が、王都の空に現れて訴えるのです。「私は国王に殺された『聖女』だ」と。そのため、シルエットは『肩までのフワ髪』です。知っている人が見れば、誰か分かるでしょう。
姿を借りる彼女が一番気にしていた『メイド頭のマリーさん』は、辞めてすぐに王都を離れて故郷に戻ったそうなので、『聖女の姿』を見せて苦しませることはないでしょう。『王都にいない』。それを聞いていたから、この計画を立てました。
これは最終手段にして、実行に移す気はなかったのです。その気持ちを『審神者』の存在が壊しました。興味本位で私を追い回したのです。この先も、王都で付き纏われるのはお断りです。
・・・だったら、私に付き纏っているヒマがないように、王都で騒ぎを起こせばいいでしょう。
陽が落ちた王都は、通りを歩く人の姿は疎らにしかいない。露店や屋台は通りから姿を消し、仕入れがストップした店舗は休業を余儀なくされた。
キッカケは『はじまりの迷宮が魔物の巣になっていた』ことが分かり、その後『はじまりの森』で魔物の上位種が現れていたことも分かった。何方もすでに討伐されていたが、王都では厳重警戒態勢に入ったのだ。
そして昨日。コカトリスのたまごを盗んだことで親鳥の怒りに触れた冒険者が五日間も迷宮に閉じ込められていた所を、一般人と共に救い出された。守備隊の取り調べで、そのたまごを王都に持ち込もうとしていたことも発覚した。
コカトリスとコッコは、冒険者たちの手で討伐されている。
しかし、その冒険者の自白から、ラスボスのドロップアイテムになる可能性が高かったため、守備隊が迷宮に向かい、無事に回収と焼却をすることが出来た。
立て続けに起きた『上位種の出現』は、人々の心に恐怖の種を植え付けていた。
そして今朝になり、『迷宮で事件を起こしている冒険者パーティ』の存在が判明した。
発覚のキッカケは、『通路が土で塞がっており、その奥で救助を求める人がいる』という冒険者からの通報だった。駆けつけた救助隊に、無事に助け出された冒険者の話から、パーティから置き去り・生き埋めにされたことが発覚した。
翌朝、隠れていたパーティのリーダーを見つけて捕まえたところ、偶然広場にいた女性パーティに性的暴行をしていることが分かり、現場に踏み込んで逮捕と保護。
先述の冒険者から、さらに下階でも同様のことが行われていると通報があり、女性たちが性的暴行を受けていることで、王都治療院が後発の救援隊に加わった。そして、事件の調査のために、王都治療院に所属する『審神者』も加わった。加害者たちが『男女混合のパーティで合意だった』と嘘を吐いて罪から逃れようとする場合が多い。そのため、このような件では審神者が同行することがある。
そして、審神者に正しく分けられた加害者は王都中央区に運ばれた。彼らは、審神者立ち会いの中、取り調べを受けることになる。
しかし、日が暮れて来たため安全を重視したのと被害者が多いため、治療院の関係者と被害者は、翌朝まで一階の広場に留まることになった。
ちなみに人数が多いため、守備隊や冒険者たちは二階の広場で夜を明かすこととなった。
そのため、この迷宮に残っていた人たちが王都で起きた騒動を知ったのは、王都に戻ってからだった。
「私は第二王子レイモンドによって召喚された聖女です」
夜空に『光り輝く女性』が現れた。その女性の姿に王都の人たちは言葉を失っていた。
「召喚されてすぐ、私はレイモンドに無理矢理押し倒されました。・・・そして、それを知った国王に・・・私は・・・。死ぬ前に私は願いました。『この世界に二度と聖女が召喚されることがないように』と。・・・その願いは叶えられました。この世界に、二度と聖女は現れません。それが私たちの生命を軽く見て、私の生命を奪ったこの世界への罰です。そして、私と一緒にこの世界に来た『もう一人の聖女』は、レイモンドの命令で聖女の称号を取り上げられ、すぐさま、城から追放されました。何の力もない彼女は、『見知らぬ地』に着の身着のまま追い出されたのです。私を殺した人たちがいま、彼女を探しています。彼らは、黒髪の彼女を見つけ出して・・・私のように・・・する、つもり・・・。絶対、に・・・許さ・・・ない・・・」
『光の聖女様』の姿が薄れて消えた。
『聖女様の告白』に、王都の誰もが驚いていた。聖女様の召喚を知らされていなかったからだ。聖女様が召喚されると、国内外に告知されて『お披露目』もされる。そして、聖女様は回復魔法が使えるため、城にある『王都治療院』で重傷者の回復をすることもある。
聖女様のことが公表されないはずだ。
二人いた聖女様のうちひとりは亡くなった。そのことに国王が関わっていると聖女様は仰った。そしてもうひとりの聖女様は、『聖女様』の称号を第二王子に奪われて城から追い出された。
その聖女様は『黒髪』だという。
いま執拗に行われている『黒髪の女性への執着』に、王都の誰もが納得した。彼らは第二王子が追い出した聖女様を探していたのだ。
・・・探し出して、どうするつもりだったのか。
聖女様のお言葉通りなら『同じようにする』ということになる。では『同じようにする』とは?
・・・聖女様の辿った『女性としての尊厳を奪われた最後に死が待っている』ということではないのか?
先ほど聖女様が仰ったことが正しいのなら、この世界に二度と聖女様は召喚されない。そして、聖女様はこの世界へ来て、勉強をすることで魔法を覚えられる。それをされず、何の力も持たないもうひとりの聖女様は、すでに魔物の餌食になった可能性もある。
上位種の魔物が現れだしたのは、最近ではなかったか?聖女様は最後に何と仰った?「絶対に許さない」。そのお言葉通りに、立て続けに報告されている上位種たちは、王都に・・・王宮に向かっているのではないか?
それはお城の中・・・離宮に引きこもっている国王や、地下牢に入れられている第二王子の前にも『聖女様』が現れて告白したのだ。
国王は悲鳴を上げて寝室に駆け込み、頭からシーツを被り「悪かった!」「申し訳なかった!」「許してくれ!」と叫び続けた。しかし、目を閉じても聖女様の姿が『目の前』から消えることはなかった。
第二王子は半狂乱で「俺は悪くない!」「俺のせいじゃない!」「俺は殺してない!」と喚き散らして両腕を振り回した。まるで聖女様の姿を消そうとするように。
宰相たちは、自分たちの考えが甘かったことを痛感した。何故『第二王子が追放した『聖女様』を再び城に呼び戻せば許してもらえる』なんて、甘い考えを持っていたのだろう。突然この世界に召喚されて、城から追い出されたのだ。金と身分証を与えられたとしても、あまりにも失礼なことをしたのだ。・・・第二王子の言動に激怒して、自ら出て行ったと報告を受けていたじゃないか。部屋を用意すると伝えても、それを断って出て行ったではないか。
そんな女性が、王都に何時までもいるはずがない。乗合馬車で王都を出た可能性は十分ある。
何故我々は、怒って出て行った聖女様に「城に戻れる」と言えば快く城に戻ってくると、謝れば許してもらえると思っていたのか。
聖女様は最後に仰った。「絶対に許さない」と。
それが『すべて』だ。それが『当たり前』だ。
そんな我々に下された罰。『二度と聖女様は召喚されない』。当たり前だ。此方の都合で召喚されて、おひとりは第二王子の命令で城から追い出された。もうひとりの聖女様も第二王子に襲われて、陛下が繰り返した失礼の数々によって生命を落とされた。
聖女様方に対して非人道的な事をして、おひとりの生命まで奪った。これで罰が下されないハズがない。
何故、我々は聖女様を『道具のひとつ』のように捨てたのに、いまさら探し出して城に戻そうとしているのか。
当時のことを陛下は何も仰らない。だが、聖女様の胸に刺さっていたのは、間違いなく陛下が佩刀していた短剣だ。・・・謝罪しても許さない聖女様に腹をたてた陛下が、突き立てた可能性もあるのだ。陛下は聖女様が亡くなってから、外で控えていた侍女たちを呼んだのだ。そして、騒ぎの中で逃げるように離宮へ閉じこもってしまわれた。
・・・我々は、何てバカなことをしていたのだろう。
そんな陛下を離宮から連れ出すために、残された聖女様を探し出して、『何も問題はない』としようとした。
追い出した聖女様を、亡くなられた聖女様の身代わりにしようとしたのだ。
そして、もしも許されなかったら、我々は聖女様を監禁して脅し、最終的にお生命を奪ったのかも知れない。
陛下や第二王子がしたことを、もうひとりの聖女様にしようとしていた事に気付き、国王の側近たちは床に伏せて謝罪の言葉を繰り返した。
その様子を、王太子と彼の側近たちは白い目で見ていた。
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