不貞の末路《完結》

アーエル

文字の大きさ
上 下
8 / 8
後編

だったのに!

しおりを挟む

そんな悲しい犠牲者子供たちを生み出さないように。
生まれた子の未来を救うために、彼は『人間牧場』を作り出した。
その話を聞いて堕胎薬を開発した私の一番の取引先となっている。
そして裏取引でをさせられた女性を預けてきた。

救うのは、元クレイソン伯爵令嬢のような『家族の犠牲者』たち。
残りの十四人を助ける気はない。
彼女たちは快楽のために足を開いてきたのだから。
そして三人の男たち。
彼らは反省の色がなかったことで、男娼館行きだ。

「お嬢さんを孕ましたら慰謝料ではなく報酬をくれ」

はい、慰謝料は増額な上、当主は褫爵ちしゃくで慰労金は出ず。
一家離散で家族の足取りは掴めていません。
彼らの暴言で同性たちに性的暴行を受けた兄弟姉妹の心の傷は深く……
裏ルートから兄弟姉妹を豪農が保護しています。
DVを受けていた母親もいたため、彼女も保護されました。
精神的回復すれば、彼の表の顔(豪農というだけあって巨大な農場を抱えています)の農場で、農民として入院費用を返していくでしょう。


さて、学園生活も今年で三年目、最終学年です。
今年は面白い生徒が現れました。
編入で入学した侯爵家の養女、留学してきた王子と王女(双子だそう)、留学から帰ってきた王子。

さて、続編の私はモブ。



だったのに!
ヒロインがフレンドエンド希望らしくて追い回されてます!!!

卒業パーティーまでフラグ折り続けます。
最終学年は卒業試験に合格するための補習授業のみの自由登校。
とりあえず、初日に行われた卒業試験は一発合格。
あとは卒業式と卒業パーティーに参加するだけ。
私は商会の会頭と薬師で忙しいため、卒業式当日まで学園には行かないし、権力を使って商会に会いに来られても、学生の間は法律で表舞台に立てないため代理人対応です!





(続……きません!)

しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

完結 「愛が重い」と言われたので尽くすのを全部止めたところ

音爽(ネソウ)
恋愛
アルミロ・ルファーノ伯爵令息は身体が弱くいつも臥せっていた。財があっても自由がないと嘆く。 だが、そんな彼を幼少期から知る婚約者ニーナ・ガーナインは献身的につくした。 相思相愛で結ばれたはずが健気に尽くす彼女を疎ましく感じる相手。 どんな無茶な要望にも応えていたはずが裏切られることになる。

全部、支払っていただきますわ

あくの
恋愛
第三王子エルネストに婚約破棄を宣言された伯爵令嬢リタ。王家から衆人環視の中での婚約破棄宣言や一方的な断罪に対して相応の慰謝料が払われた。  一息ついたリタは第三王子と共に自分を断罪した男爵令嬢ロミーにも慰謝料を請求する… ※設定ゆるふわです。雰囲気です。

【完結】私の婚約者を奪おうとした妹は、家が貰えると思っていたようです

しきど
恋愛
 妹が私の婚約者と一夜を共にしました。  もちろん純愛ではありません。  妹は私がお父様から継いだ財産を独り占めするため、婚約者はこの屋敷を乗っ取るために私より妹の方が組みやすしと考えたため。つまり、お互いの利害のための情事にすぎなかったのです。  問い詰めると妹は案外あっさり浮気の事実を認め、その代わりとんでもない事を言い出しました。  「アズライ様の事は諦めますが、その代わり慰謝料としてこの屋敷の所有権を頂きます!」  ……慰謝料の意味、分かってます?  戦術家として名を馳せた騎士の娘、男爵家の姉妹のお話。

【完結】種馬の分際で愛人を家に連れて来るなんて一体何様なのかしら?

夢見 歩
恋愛
頭を空っぽにしてお読み下さい。

妹を叩いた?事実ですがなにか?

基本二度寝
恋愛
王太子エリシオンにはクアンナという婚約者がいた。 冷たい瞳をした婚約者には愛らしい妹マゼンダがいる。 婚約者に向けるべき愛情をマゼンダに向けていた。 そんな愛らしいマゼンダが、物陰でひっそり泣いていた。 頬を押えて。 誰が!一体何が!? 口を閉ざしつづけたマゼンダが、打った相手をようやく口にして、エリシオンの怒りが頂点に達した。 あの女…! ※えろなし ※恋愛カテゴリーなのに恋愛させてないなと思って追加21/08/09

(完結)初恋なのでしょ? どうぞあちらに乗り換えあそばせ!

青空一夏
恋愛
私の夫はティエリー伯爵家の当主ロマン。結婚して17年になり、長男レオナールは16歳で長女エメリーヌは14歳。二人とも良い子に育っており子供達にはなんの不満もない。 不満があるとしたら夫にある。それは結婚当初から言われてきた言葉。 「本当に好きな相手とは一緒にはなれないのだな。人生とは悲しいものだ」  まるで被害者のようにそう言い続けた。私はバナール伯爵家の長女イザベラで、夫とは政略結婚だ。貴族の結婚なんて家同士のものだから、本当に好きな異性と結婚できるのは希だ。私にだって好きな人や憧れていた男性はいるけれど、文句ひとつ言わずロマンと結婚したのに。  何かというと初恋の女性モニカ様と比較されるのにはうんざりだった。モニカ様はマリヴォー子爵家の次女で隣国のレセップス伯爵家に嫁いだ女性だ。夫と同級生で当時はお互い恋心があったと聞いている。王立貴族学園ではマドンナ的存在だったらしい。  夫より3歳年下の私は、婚約当時は確かにモニカ様のような色香はなかった。だから、夫の言葉も我慢していたが、連れ添って17年にもなるのに未だにモニカ様の話がでるのには閉口した。  ある日、モニカ様の連れ合いが亡くなり、こちらの国に移住してくるという噂を聞いた。レセップス伯爵家はご子息が継ぎ、友人の多い祖国で余生を過ごすという計画のようだった。  同窓会を兼ねたパーティが開かれることになり、もちろんロマンも招待された。 「あぁ、麗しのモニカに会えるなんて夢のようだよ。もしかしたら今夜は戻らないかもしれない。わたしたちの子供ももう大きい。お互いが好きなように生きて余生を満喫しないか?」  そう言い放ち夫はいそいそとパーティに向かった。これって浮気宣言かしら? だったら私は・・・・・・ ※異世界ざまぁ。現代日本的表現や機器や調味料・料理などでてくる場合あり。 ※ゆるふわ設定ご都合主義です。

共有する気はこれっぽっちもございません

あくの
恋愛
婚約者アルバートが友人だという男爵令嬢ミレイユ。いつも私を見下し、婚約者にべったり。 「貴女より先に出会ってたら私がアルバートと結婚したわ」 彼女の言葉だった。

婚約破棄が成立したので遠慮はやめます

カレイ
恋愛
 婚約破棄を喰らった侯爵令嬢が、それを逆手に遠慮をやめ、思ったことをそのまま口に出していく話。

処理中です...