110 / 120
109.
しおりを挟む昼食は麻婆豆腐に春雨の中華サラダ。
中華のようです。
そして食事前にある看護師からの「早く退院しろ」口撃は続いています。
……だから手術して一週間たってない‼︎
何度言っても聞いていない。
いい加減にしてくれないかなあ。
隣室の一件で、無性にぶん殴りたい衝動に駆られるんだけど……
入浴などで病室を離れる際に、鍵のかかるロッカーにタブレットなどの貴重品をしまっていく。
それまでは『ナースステーション前だから安心だろう』と思っていたけど、今は『簡単に入れるから危険』としか思えない。
唯一、微熱続きで氷枕を交換してもらえるのは助かる。
ちなみにずっと37度台。
36度台にならなければ安心して退院できない。
看護師でも、そんな簡単なこともわからないらしい。
ということで、母と相談して『2日後』に退院することにしました。
よく歩けるということで弾圧ソックスも卒業できたし。
……家に帰ったら復活だけど。
今日でも明日でも、という態度ですがそれらは無視。
退院は10時30分まで、もちろん昼食はなし。
それを母に報告して迎えを頼みました。
母は明日、部屋の掃除をしてくれるそうです。
10
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クルマでソロキャンプ🏕
アーエル
エッセイ・ノンフィクション
日常の柵(しがらみ)から離れて過ごすキャンプ。
仲間で
家族で
恋人で
そして……ひとりで
誰にも気兼ねなく
それでいて「不便を感じない」キャンプを楽しむ
「普通ではない」私の
ゆるりとしたリアル(離れした)キャンプ記録です。
他社でも公開☆
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる