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89.
しおりを挟む昼食後、マスクをつけて財布などを入れた袋を点滴スタンドにかけて、さっそく小さな冒険へ。
「コンビニ行ってきます」
「いってらっしゃい」
「無理しないで途中で休んでね」
ナースステーションで声をかけると見送られてエレベーターへ。
エレベーターを待っているが、一向に上がってこない。
退院だろうか?
それにしては母親の荷物が少なすぎるから入院前の案内か?
小さな男の子が小さなマスクをして、リュックを背負って母親と一緒にいた。
面会は全面禁止だから、兄弟の面会ではないだろう。
そして一緒にいるのは看護師。
色々男の子に話しかけるが、母親にしがみついていて返事は返ってこない。
エレベーターは8階へいき、それから7階にとまった。
中にはマスクをしていない面会者がいた。
面会者のシールを服に貼っているのだ。
巨体の女性は看護師が乗り込んできたからか、慌ててマスクをつけていた。
( ちなみにその後も何度か遭遇するが、堂々とマスクをしていなかった )
ほかの階にもとまるエレベーター。
中はマジで密の状態。
患者とか連れてない手ぶらの看護師たちは遠慮してほしかった!
マジで!!
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