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11.
しおりを挟む受付を済ませて廊下のイスに腰掛けて待つことに。
そこにいたのは年配の男性1人と親子連れ。親子連れは両親と3歳くらいの男の子と乳児。患者は男の子だった。
どこの検査室か、ちゃんと覚えていたらしく、ご両親も「よく覚えているなあ」と感心していた。
年配の男性が呼ばれて更衣室に入ると、そのあと、子供用の検査室に呼ばれて家族連れが入っていった。
私が呼ばれたのは廊下を挟んだ反対側。
カバンを置いて検査台の上へ。バスタオルを掛けられた下でズボンを膝まで下ろしたら検査開始。
「息吸って~」
「はい、吐いて~」
…………呼吸がうまくできません。
ああ、ひとつ。
この検査では男性技師が多いため、『カワイイ系』の下着はやめましょう。
私の検査の時は、何もしていない7人の男たちがニヤニヤしながら検査室からのぞいて見ていましたよ。
ちなみに私はヘソの周辺から出血してたので、汚れてもいい下着でした。
でもさ、わざわざ金属のないズボンを履いていったんだからズボンを下ろす必要がないのでは? といっても「そんなことカンケーない」と言われたんだけど?
これってセクハラというか「下着まで脱がされたいか」というのはすでに強迫ですよね?
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