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緑の迷宮への挑戦
第50話 レイモンド・シルフ・ガーランド②(※レイモンドSIDE)
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「ウォルフォードじゃないか!」
私は思わず声をかけていた。一瞬、彼の顔が歪んだ気がしたが、表情の読めない顔で私のもとに近づいてきた。彼は皮の防具と魔法防御のマント、腰に刺した剣を装備していた。彼の連れか、黒髪の少年と、ときわ色の髪の少年、その後ろにピンク色のお下げ髪の少女がいた。
「お久しぶりです。ガーランド卿迷宮に来ているとは思いませんでした。新兵の訓練ですか?」
冷やりとした圧を案じた。顔が笑っていないのが少々恐ろしい。団長の三男は魔法学院でもトップクラスの実力だと聞いている。その男が迷宮に来ている。では相当優秀なメンバーだろう。
「いや、まあ、そういうところだな。ウォルフォードもこの迷宮に挑んでいるのか?もうC級だったはずだろう?いや、B級のパーティーともっと難易度の高い迷宮に参加していたとも聞いたが……」
こちらの事情をぼかしながら、彼の実力を見る機会があればありがたいと少しの探りを入れる。
「パーティメンバーのレベルに合わせただけです。それよりも彼らを放置していい……」
彼は苛立ちを隠さずに私に返す。視線が彼のメンバーの方に向いた途端彼は声を詰まらせた。私もそちらをつられて見る。何故か、坂上智樹が、黒髪の少年に詰め寄っていた。
ときわ色の髪の少年が庇うようにして前に出た。その途端、間近で恐ろしいほどの魔力を感じた。
止めなければいけない。思わず大声で制止の意思を伝える。
「何をしている!!」
顔が青くなっているだろうことは自覚した。
「あの中に俺の婚約者がいるんですよ。何かあったら俺は容赦しませんよ。」
喉元に見えない剣が突き付けられているようなそんな冷たさを感じた。ウォルフォードの婚約者?聞いたことがない。慌てて私は彼らの間に入った。
「そこにいる3人はレングラント卿のパーティメンバーで一人は婚約者だということだ。めったなことで言いがかりなど付けるのは名誉棄損で決闘ものになるぞ。さあ、疲れているんだろう。宿に戻るぞ。」
不満と怒りで表情を歪ませた坂上智樹はそれでも下がった。騎士達に目線で合図して“彷徨い人”を宿に誘導してもらう。
死を覚悟するほどの殺気を感じるとは。よほど、大切な婚約者と見える。あの少女だろうか?
ともかく坂上智樹の言動には気をつけなければならない。ウォルフォードが本気になったら、坂上智樹も無事ではいられない。他の騎士からの情報で彼らパーティは魔法学院の生徒で優秀な人材だということだった。トーナメントに王女の護衛で参加した者が知っていたのだった。
翌日、第6階層に直接潜る。昆虫系の魔物の階層で女性は逃げ惑っていた。これでは、森での活動など出来やしない。漏れそうになるため息をかみ殺してなんとか、安全地帯に辿り着く。
10層まで潜るつもりで荷物を用意してきたが、無駄になるかもしれないな。
あれから坂上智樹はずっと不機嫌な顔をしている。自棄を起こしてはいないが、危険な兆候だ。
この安全地帯は森の中にぽっかり空いた、芝生の広場のような場所だ。すでに何組もの冒険者が休憩を取っている。その中にウォルフォードのグループがいた。今の状態ではまた諍いになるかもしれないと思い、離れた場所で休憩をした。目があって目礼だけをする。
睨まれた。あれは相当怒っているな。ともかく休憩を取るように指示して、座り込む。
「副団長。」
渡された水を飲み、騎士団だけでルート確認を行う。安全策を取り、比較的見晴らしのいい場所を通ろうということになった。
それからは特に何も起きず、ただ、坂上智樹がうっ憤を晴らすかのように魔物を、必要以上に斬りつけているのを見て、私は眉を潜めた。
第7層に下りると、季節が初冬へ変化したようだった。立ち枯れた木々の林が、陰鬱な雰囲気の層だった。
この区域は植物の魔物が多かった。特にトレントが厄介だった。
しばらくすると前方に交戦中の冒険者がいた。見事な連携で、たちまちのうちに魔物を殲滅してしまった。魔法と剣術、体術を織り交ぜての攻撃は見事というしかなかった。C級と言っていたが、戦闘力だけでならA級くらいのレベルはあるのではないかと思う。
私はしばらく追いかけて解説をした。素晴らしい技術は見て覚えることも重要だと、そう思ったからだ。だが、“彷徨い人”の反応はあまり重要視していない。そうしている間に彼らに逃げられてしまった。
「しまったな。逃げられた。なんて見事な気配遮断に足なんだ。全員とは泣ける。」
「さすがですね。」
護衛の騎士達と感心していると坂上智樹が近付いてきた。
「おっさん! いい加減にしろよ。あいつらがなんだってんだよ! 俺達のレベル上げじゃないのかよ!!」
怒鳴って、私に掴みかかろうとするのを騎士達に止められる。私は内心ため息をつき、頷いた。
「そうだったな。行こう。」
睨みつける彼をいなす様にして進む。ルートを少し外してしまったが、修正するように移動する。そこは地図の空白地帯だった。
「ん? ここはそれほど、周りと変わっていないが、何故空白なんだ?」
手に入れた地図を眺めてルートを確認する。
「何故でしょうね?」
怪訝な顔で考えている騎士は、不穏な空気を感じ取っているようだ。
「何立ち止まってるんだよ?」
坂上智樹が割って入ってきた。
「早く先に進もうぜ。」
私は首を振った。
「罠があるかもしれない。慎重に進まな……」
坂上智樹が掴みかかる。
「いい加減にしろよ! あんたは俺達を馬鹿にしてんのか!?」
騎士達も視線を泳がせる。手がつけられない、子供だ。
「わかった、とりあえず、あちらで話そう。」
今いる場所より少し離れた開けた場所で、話し合うことにした。
「何の真似だよ。」
睨んでくる、この視線。力に溺れた者の特徴だ。なんとかしなければ、こいつは手のつけられない闇の住人になる。
「もう少し、落ち着いてゆっくりと攻略しよう。」
ケッと彼は吐き捨てる。
「あんたは最初から俺達を馬鹿にしていた。あんのくそガキを褒めていた。俺は“炎の賢者”なんだぞ? 俺が一番強いんだ!!」
ああ、これはだめだ。
「確かにその称号は君に力を与える。しかし、訓練をしないと、使えるだけで、使いこなすことはできんぞ?」
「うるせえ!!」
掴みかかられてあえて受ける。しかし思いのほか力が強く、私と彼はもみ合いながら、地面を転がった。バキリ、と何かが壊れる音がした。
瞬間、悪寒が走る。オオオオオーッと魔物の遠吠えが響く。どこから現れたのか、魔物に取り囲まれていた。動かなかった林に命が宿る。
飛び起きて、剣を抜くのは間に合わずに、トレントの攻撃を受けた。骨が折れたな。身体の中に傷も付いているかもしれん。しかし受けなければ、坂上智樹は死んでいた。
ゴフリと口から血が溢れた。
「うわあああああ」
坂上智樹が叫びながら逃げていくのを、ぼやけた視界に収めて、私の意識が途切れた。
「ありがとうございます。」
ハッと意識が戻った。彼の目の輝きが収まった。ラビという諜報部の青年。
声は落ち着いたテノールで、心を穏やかにしてくれた。
「わかりました。第7階層の罠ですね。他の団員にもお伺いするかもしれません。もちろん“彷徨い人”にも。団長の許可は取ってありますのでご心配なく。お大事に。」
銀髪で、金色の目をした青年は神々しく、その顔に見覚えがあったと気づく。
そういえば出発式の日、王女殿下の後ろに控えていたことを思い出した。
「いえ、私の責任です。」
そう言うと青年は手をひらひらと振ってこう言った。
「迷宮の責任でしょ。だ~いじょうぶ。戻ってくるよ。……彼が勇者ならばね。」
最後の方は扉が閉まる音に紛れて良く聞こえなかったが、彼の存在感はウォルフォード以上に感じた。
彼が出ていった扉をしばらく眺めてから、私はベッドに寝そべり、今後の事を思いながら目を閉じたのだった。
私は思わず声をかけていた。一瞬、彼の顔が歪んだ気がしたが、表情の読めない顔で私のもとに近づいてきた。彼は皮の防具と魔法防御のマント、腰に刺した剣を装備していた。彼の連れか、黒髪の少年と、ときわ色の髪の少年、その後ろにピンク色のお下げ髪の少女がいた。
「お久しぶりです。ガーランド卿迷宮に来ているとは思いませんでした。新兵の訓練ですか?」
冷やりとした圧を案じた。顔が笑っていないのが少々恐ろしい。団長の三男は魔法学院でもトップクラスの実力だと聞いている。その男が迷宮に来ている。では相当優秀なメンバーだろう。
「いや、まあ、そういうところだな。ウォルフォードもこの迷宮に挑んでいるのか?もうC級だったはずだろう?いや、B級のパーティーともっと難易度の高い迷宮に参加していたとも聞いたが……」
こちらの事情をぼかしながら、彼の実力を見る機会があればありがたいと少しの探りを入れる。
「パーティメンバーのレベルに合わせただけです。それよりも彼らを放置していい……」
彼は苛立ちを隠さずに私に返す。視線が彼のメンバーの方に向いた途端彼は声を詰まらせた。私もそちらをつられて見る。何故か、坂上智樹が、黒髪の少年に詰め寄っていた。
ときわ色の髪の少年が庇うようにして前に出た。その途端、間近で恐ろしいほどの魔力を感じた。
止めなければいけない。思わず大声で制止の意思を伝える。
「何をしている!!」
顔が青くなっているだろうことは自覚した。
「あの中に俺の婚約者がいるんですよ。何かあったら俺は容赦しませんよ。」
喉元に見えない剣が突き付けられているようなそんな冷たさを感じた。ウォルフォードの婚約者?聞いたことがない。慌てて私は彼らの間に入った。
「そこにいる3人はレングラント卿のパーティメンバーで一人は婚約者だということだ。めったなことで言いがかりなど付けるのは名誉棄損で決闘ものになるぞ。さあ、疲れているんだろう。宿に戻るぞ。」
不満と怒りで表情を歪ませた坂上智樹はそれでも下がった。騎士達に目線で合図して“彷徨い人”を宿に誘導してもらう。
死を覚悟するほどの殺気を感じるとは。よほど、大切な婚約者と見える。あの少女だろうか?
ともかく坂上智樹の言動には気をつけなければならない。ウォルフォードが本気になったら、坂上智樹も無事ではいられない。他の騎士からの情報で彼らパーティは魔法学院の生徒で優秀な人材だということだった。トーナメントに王女の護衛で参加した者が知っていたのだった。
翌日、第6階層に直接潜る。昆虫系の魔物の階層で女性は逃げ惑っていた。これでは、森での活動など出来やしない。漏れそうになるため息をかみ殺してなんとか、安全地帯に辿り着く。
10層まで潜るつもりで荷物を用意してきたが、無駄になるかもしれないな。
あれから坂上智樹はずっと不機嫌な顔をしている。自棄を起こしてはいないが、危険な兆候だ。
この安全地帯は森の中にぽっかり空いた、芝生の広場のような場所だ。すでに何組もの冒険者が休憩を取っている。その中にウォルフォードのグループがいた。今の状態ではまた諍いになるかもしれないと思い、離れた場所で休憩をした。目があって目礼だけをする。
睨まれた。あれは相当怒っているな。ともかく休憩を取るように指示して、座り込む。
「副団長。」
渡された水を飲み、騎士団だけでルート確認を行う。安全策を取り、比較的見晴らしのいい場所を通ろうということになった。
それからは特に何も起きず、ただ、坂上智樹がうっ憤を晴らすかのように魔物を、必要以上に斬りつけているのを見て、私は眉を潜めた。
第7層に下りると、季節が初冬へ変化したようだった。立ち枯れた木々の林が、陰鬱な雰囲気の層だった。
この区域は植物の魔物が多かった。特にトレントが厄介だった。
しばらくすると前方に交戦中の冒険者がいた。見事な連携で、たちまちのうちに魔物を殲滅してしまった。魔法と剣術、体術を織り交ぜての攻撃は見事というしかなかった。C級と言っていたが、戦闘力だけでならA級くらいのレベルはあるのではないかと思う。
私はしばらく追いかけて解説をした。素晴らしい技術は見て覚えることも重要だと、そう思ったからだ。だが、“彷徨い人”の反応はあまり重要視していない。そうしている間に彼らに逃げられてしまった。
「しまったな。逃げられた。なんて見事な気配遮断に足なんだ。全員とは泣ける。」
「さすがですね。」
護衛の騎士達と感心していると坂上智樹が近付いてきた。
「おっさん! いい加減にしろよ。あいつらがなんだってんだよ! 俺達のレベル上げじゃないのかよ!!」
怒鳴って、私に掴みかかろうとするのを騎士達に止められる。私は内心ため息をつき、頷いた。
「そうだったな。行こう。」
睨みつける彼をいなす様にして進む。ルートを少し外してしまったが、修正するように移動する。そこは地図の空白地帯だった。
「ん? ここはそれほど、周りと変わっていないが、何故空白なんだ?」
手に入れた地図を眺めてルートを確認する。
「何故でしょうね?」
怪訝な顔で考えている騎士は、不穏な空気を感じ取っているようだ。
「何立ち止まってるんだよ?」
坂上智樹が割って入ってきた。
「早く先に進もうぜ。」
私は首を振った。
「罠があるかもしれない。慎重に進まな……」
坂上智樹が掴みかかる。
「いい加減にしろよ! あんたは俺達を馬鹿にしてんのか!?」
騎士達も視線を泳がせる。手がつけられない、子供だ。
「わかった、とりあえず、あちらで話そう。」
今いる場所より少し離れた開けた場所で、話し合うことにした。
「何の真似だよ。」
睨んでくる、この視線。力に溺れた者の特徴だ。なんとかしなければ、こいつは手のつけられない闇の住人になる。
「もう少し、落ち着いてゆっくりと攻略しよう。」
ケッと彼は吐き捨てる。
「あんたは最初から俺達を馬鹿にしていた。あんのくそガキを褒めていた。俺は“炎の賢者”なんだぞ? 俺が一番強いんだ!!」
ああ、これはだめだ。
「確かにその称号は君に力を与える。しかし、訓練をしないと、使えるだけで、使いこなすことはできんぞ?」
「うるせえ!!」
掴みかかられてあえて受ける。しかし思いのほか力が強く、私と彼はもみ合いながら、地面を転がった。バキリ、と何かが壊れる音がした。
瞬間、悪寒が走る。オオオオオーッと魔物の遠吠えが響く。どこから現れたのか、魔物に取り囲まれていた。動かなかった林に命が宿る。
飛び起きて、剣を抜くのは間に合わずに、トレントの攻撃を受けた。骨が折れたな。身体の中に傷も付いているかもしれん。しかし受けなければ、坂上智樹は死んでいた。
ゴフリと口から血が溢れた。
「うわあああああ」
坂上智樹が叫びながら逃げていくのを、ぼやけた視界に収めて、私の意識が途切れた。
「ありがとうございます。」
ハッと意識が戻った。彼の目の輝きが収まった。ラビという諜報部の青年。
声は落ち着いたテノールで、心を穏やかにしてくれた。
「わかりました。第7階層の罠ですね。他の団員にもお伺いするかもしれません。もちろん“彷徨い人”にも。団長の許可は取ってありますのでご心配なく。お大事に。」
銀髪で、金色の目をした青年は神々しく、その顔に見覚えがあったと気づく。
そういえば出発式の日、王女殿下の後ろに控えていたことを思い出した。
「いえ、私の責任です。」
そう言うと青年は手をひらひらと振ってこう言った。
「迷宮の責任でしょ。だ~いじょうぶ。戻ってくるよ。……彼が勇者ならばね。」
最後の方は扉が閉まる音に紛れて良く聞こえなかったが、彼の存在感はウォルフォード以上に感じた。
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