46 / 67
王都新迷宮攻略
第45話 祈り
しおりを挟む
「ここは……先ほどの部屋?」
アーリアが室内を見回す。転移罠から出た場所とそっくりの室内。魔物の気配は皆無だが、索敵を掛けるとこの部屋の外には多くの魔物の反応があった。どうやらここは安全地帯らしい。
「一つ下の階層みたいだ。上にはいけないらしい。」
アーリアが、一瞬苦渋の表情を浮かべたがすぐにいつもの笑顔に戻る。多少、無理をしている様子ではあるが。
もともとアーリアは気丈な子だ。俺が見ている限りではどんな状況にも前向きだ。そして彼女の優先順位は自分が一番下だ。自己犠牲が身についている。王族としての矜持が高いのか、常に国民が優先事項だ。彼女は自分にしかできない重要な事案を抱えている。
【勇者選定】
王族にしか持ちえない能力は代々第一王女に受け継がれてきた。その王女が何らかの理由でなくなれば、その時点での第一王女に受け継がれる。
神が今代の勇者は誰かと告げる。
考えようによっては異世界から無理やり連れて来られた人物に、死んでこいと告げなければならない非情な立場だ。
それを告げたくなくても、王族としての責任感から彼女は嘘をつくことはできないだろう。
神に託されたまま、その言葉をただ伝える。
そうする彼女は容易に想像できた。そして裏で泣くのだろう。死地に送り出した事実に。
その彼女の唯一の我儘が、多分俺だ。
彼女の夜の俺との時間は彼女の息抜きであり、彼女の責務である勇者を見極める一環であり、王族として国をあげて“彷徨い人”を保護する立場としての責任であり……そこにもう一つ、俺と過ごしたい、という思いがあった。
俺だって、それほど鈍感ではない。いくら恋愛経験値0のオタクであっても、だ。
最初は初めて見る“彷徨い人”に、“勇者”かもしれない期待を、俺に彼女の理想を重ねてみていたんだろうと思う。
だが、毎日話す度、一緒に冒険者として過ごす度に、俺に向けられる視線の意味が変わってきていることに気がつかないわけはない。
しかし、彼女はそれを俺に告げることはないだろうと思っている。
彼女はこの国の第一王女。
俺のようにふらりとこの世界に現れて、すべきことを成したら帰っていく、“彷徨い人”とは同じ時を過ごせないのだから。
責任感の強い彼女に出来ることは、俺を勇者として鍛え上げること。
自分の思いも何もかも、そこに閉じ込めてしまうだろう。
きっとどこか、他国の王族か、有力貴族に嫁ぐのだろう。それは彼女の決められることではない。俺の書いたシナリオのように、王女は勇者と結ばれない。
でも俺は彼女に惚れている。一目惚れだと思う。王女シナリオから抜けだしたような、王女が目の前にいた。俺が書いたシナリオより百倍も綺麗で可憐な少女。
惚れないわけがない。俺は彼女の特別で、彼女の勇者だ。
俺だって彼女の願う勇者でありたい。彼女のそばで彼女を守ってこの先ずっと共に生きる。
そうできたらどんなにか幸せだろう。
それができないとわかっているから、この思いは伝えずにいようと思っている。
ただ一度の口付けに、思いを乗せたことだけが例外だった。
俺がそんな思いにとらわれているとは、知る由もない彼女が思案気に言った。
「……すべての階層主を倒さないと、上に出られない可能性が高いのですね?」
ああ、彼女は頭がいい。俺と同じ予測を立てている。
俺は息を長く吐き出し覚悟を決めて告げる。
「たぶん、だが、ほぼ9割はその線だろうと思う。そしてこの階にも階層主がいる。何層あるかわからないが、迷宮の主……最後の階層主を倒さなければ脱出はできないんじゃないかな?俺の索敵はこの下2層までしかわからないから……」
肩を竦めて見せて強気の顔をする。
「でも何層あろうと関係ない。俺が倒す。倒して地上に戻る。だから心配しないでくれ。」
俺は笑った。彼女を元気づけて、気を塞がないように仕向ける。そうでなければきっとこの先持たないから。
「はい、アキラ様。」
うーん、堅いな。
「あの、さ。どうせ二人きりなんだし、アキラでいいよ。もともと、敬語はやめてって言ったの、アーリアだし。」
きょとんとした顔をして俺を見る。こんな時に不謹慎だが可愛すぎる。そして真っ赤になりおろおろしだした。
「あ……あ……えと、えと! ……ア……アキラ?」
やばい、心臓打ち抜かれた。
失敗したかな。
「うん。とりあえず、少し休もう。武器の手入れもしたいし。この先休める場所があるかわからないし、休める時に休んでおこう。」
精神力をかき集めて平静を保った。
アーリアは頷いて壁に背を預けて座る。俺も隣に座った。
食事をしてマントにくるまって身体を寄せ合って寝た。
魔物は襲ってこなかった。
体感で6時間ほど休んだ後、食事をして部屋を出ると、すぐに魔物の襲撃があった。
爬虫類系の所謂リザードマンに近かった。表皮が堅く弓が通りにくかった。仕方なく、アーリアは魔法へと切り替えた。
アーリアは魔力は一般的な魔法使いよりも多いが、俺達“彷徨い人”と比べると圧倒的に少ない。なので、ポーションを使いながらの戦闘になった。
アーリアの消耗が激しい。
俺は魔法と併用の近接戦闘メインなので、思ったより消耗していない。アーリアを休ませながら、広いフロアをボス部屋目指して進む。魔物は上層の10倍くらいの出現率だ。
魔物の平均レベルが5~10は上がっている。同じように下の階層に行くほどレベル平均が上がるなら、アーリアには厳しい戦闘になる。
アーリアは優秀な魔法使いだが、この世界の人々のレベル上昇の恩恵は俺達の10分の1以下だ。最下層まで行くと、相当に厳しい状況になるだろう。俺がメインに戦って、討ち洩らしたり、奇襲をかけてきた魔物だけを狙ってもらおう。
彼女を守って迷宮を突破するくらい、俺にだってできるはずだ。
俺は“彷徨い人”で“勇者の卵”なんだから。
そうだろう? アクアミネスの女神様。創世神の加護がついているんだ。呼んだのは創世神、アクアミネス。
そうに決まっている。
だから女神様、アーリアを守ってくれ。俺は何でもする。“邪王”を滅ぼせというなら滅ぼす。“勇者”になれというならなってもいい。
頼む。
俺の一番大事な彼女を守れるなら。
お願いだ。
俺は魔物を屠りながら、空になっていく意識の中でいつの間にか、この世界の神に祈りを捧げていたのだった。
アーリアが室内を見回す。転移罠から出た場所とそっくりの室内。魔物の気配は皆無だが、索敵を掛けるとこの部屋の外には多くの魔物の反応があった。どうやらここは安全地帯らしい。
「一つ下の階層みたいだ。上にはいけないらしい。」
アーリアが、一瞬苦渋の表情を浮かべたがすぐにいつもの笑顔に戻る。多少、無理をしている様子ではあるが。
もともとアーリアは気丈な子だ。俺が見ている限りではどんな状況にも前向きだ。そして彼女の優先順位は自分が一番下だ。自己犠牲が身についている。王族としての矜持が高いのか、常に国民が優先事項だ。彼女は自分にしかできない重要な事案を抱えている。
【勇者選定】
王族にしか持ちえない能力は代々第一王女に受け継がれてきた。その王女が何らかの理由でなくなれば、その時点での第一王女に受け継がれる。
神が今代の勇者は誰かと告げる。
考えようによっては異世界から無理やり連れて来られた人物に、死んでこいと告げなければならない非情な立場だ。
それを告げたくなくても、王族としての責任感から彼女は嘘をつくことはできないだろう。
神に託されたまま、その言葉をただ伝える。
そうする彼女は容易に想像できた。そして裏で泣くのだろう。死地に送り出した事実に。
その彼女の唯一の我儘が、多分俺だ。
彼女の夜の俺との時間は彼女の息抜きであり、彼女の責務である勇者を見極める一環であり、王族として国をあげて“彷徨い人”を保護する立場としての責任であり……そこにもう一つ、俺と過ごしたい、という思いがあった。
俺だって、それほど鈍感ではない。いくら恋愛経験値0のオタクであっても、だ。
最初は初めて見る“彷徨い人”に、“勇者”かもしれない期待を、俺に彼女の理想を重ねてみていたんだろうと思う。
だが、毎日話す度、一緒に冒険者として過ごす度に、俺に向けられる視線の意味が変わってきていることに気がつかないわけはない。
しかし、彼女はそれを俺に告げることはないだろうと思っている。
彼女はこの国の第一王女。
俺のようにふらりとこの世界に現れて、すべきことを成したら帰っていく、“彷徨い人”とは同じ時を過ごせないのだから。
責任感の強い彼女に出来ることは、俺を勇者として鍛え上げること。
自分の思いも何もかも、そこに閉じ込めてしまうだろう。
きっとどこか、他国の王族か、有力貴族に嫁ぐのだろう。それは彼女の決められることではない。俺の書いたシナリオのように、王女は勇者と結ばれない。
でも俺は彼女に惚れている。一目惚れだと思う。王女シナリオから抜けだしたような、王女が目の前にいた。俺が書いたシナリオより百倍も綺麗で可憐な少女。
惚れないわけがない。俺は彼女の特別で、彼女の勇者だ。
俺だって彼女の願う勇者でありたい。彼女のそばで彼女を守ってこの先ずっと共に生きる。
そうできたらどんなにか幸せだろう。
それができないとわかっているから、この思いは伝えずにいようと思っている。
ただ一度の口付けに、思いを乗せたことだけが例外だった。
俺がそんな思いにとらわれているとは、知る由もない彼女が思案気に言った。
「……すべての階層主を倒さないと、上に出られない可能性が高いのですね?」
ああ、彼女は頭がいい。俺と同じ予測を立てている。
俺は息を長く吐き出し覚悟を決めて告げる。
「たぶん、だが、ほぼ9割はその線だろうと思う。そしてこの階にも階層主がいる。何層あるかわからないが、迷宮の主……最後の階層主を倒さなければ脱出はできないんじゃないかな?俺の索敵はこの下2層までしかわからないから……」
肩を竦めて見せて強気の顔をする。
「でも何層あろうと関係ない。俺が倒す。倒して地上に戻る。だから心配しないでくれ。」
俺は笑った。彼女を元気づけて、気を塞がないように仕向ける。そうでなければきっとこの先持たないから。
「はい、アキラ様。」
うーん、堅いな。
「あの、さ。どうせ二人きりなんだし、アキラでいいよ。もともと、敬語はやめてって言ったの、アーリアだし。」
きょとんとした顔をして俺を見る。こんな時に不謹慎だが可愛すぎる。そして真っ赤になりおろおろしだした。
「あ……あ……えと、えと! ……ア……アキラ?」
やばい、心臓打ち抜かれた。
失敗したかな。
「うん。とりあえず、少し休もう。武器の手入れもしたいし。この先休める場所があるかわからないし、休める時に休んでおこう。」
精神力をかき集めて平静を保った。
アーリアは頷いて壁に背を預けて座る。俺も隣に座った。
食事をしてマントにくるまって身体を寄せ合って寝た。
魔物は襲ってこなかった。
体感で6時間ほど休んだ後、食事をして部屋を出ると、すぐに魔物の襲撃があった。
爬虫類系の所謂リザードマンに近かった。表皮が堅く弓が通りにくかった。仕方なく、アーリアは魔法へと切り替えた。
アーリアは魔力は一般的な魔法使いよりも多いが、俺達“彷徨い人”と比べると圧倒的に少ない。なので、ポーションを使いながらの戦闘になった。
アーリアの消耗が激しい。
俺は魔法と併用の近接戦闘メインなので、思ったより消耗していない。アーリアを休ませながら、広いフロアをボス部屋目指して進む。魔物は上層の10倍くらいの出現率だ。
魔物の平均レベルが5~10は上がっている。同じように下の階層に行くほどレベル平均が上がるなら、アーリアには厳しい戦闘になる。
アーリアは優秀な魔法使いだが、この世界の人々のレベル上昇の恩恵は俺達の10分の1以下だ。最下層まで行くと、相当に厳しい状況になるだろう。俺がメインに戦って、討ち洩らしたり、奇襲をかけてきた魔物だけを狙ってもらおう。
彼女を守って迷宮を突破するくらい、俺にだってできるはずだ。
俺は“彷徨い人”で“勇者の卵”なんだから。
そうだろう? アクアミネスの女神様。創世神の加護がついているんだ。呼んだのは創世神、アクアミネス。
そうに決まっている。
だから女神様、アーリアを守ってくれ。俺は何でもする。“邪王”を滅ぼせというなら滅ぼす。“勇者”になれというならなってもいい。
頼む。
俺の一番大事な彼女を守れるなら。
お願いだ。
俺は魔物を屠りながら、空になっていく意識の中でいつの間にか、この世界の神に祈りを捧げていたのだった。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる