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後発組集結
第22話 不穏の芽
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3人組は仲がいい。持つスキルもバランスがとれてきた。新垣は杖術、今井は片手剣、上谷は弓術と投擲が新たに得たスキルだった。
このままパーティーを組ませて成長させる。少し先が見えてホッとする。毎日森に行き、戦闘を経験させた。5日に一度は訓練場で魔法と型稽古をする。
後から合流した4人は今は体づくりの最中だ。型稽古はフリネリアにお願いした。時々、グレイナーが現れて協力してくれた。
そして、たまたま全員が訓練場にいた時、先発組と遭遇したのだった。
「なんだ?あんた達は。」
いきなり現れた総勢10人の日本人(プラス指導役と思われる人物は最後尾にいた)。その先頭に立つ男の、最初の一言だ。カディスが対応するべく前に出た。
「みりゃわかるでしょ。訓練だよ。君たちこそ、何の用だ? そっちの訓練場はここじゃないだろう?」
指導役の男にカディスが視線を向ける。指導役が震えあがった。
「それがその、訓練場が使えない状況になりまして……」
ちらちらと、彼は先ほど発言した男に視線を向けている。わかった。こいつが原因だ。視たところ、“炎の賢者”という固有スキルが原因だろう。
「俺は勇者なんだよ。俺が強くならないと困るんだろ?さっさと場所を開けろよ?」
しんと場が沈黙した。
後発組はあっけに取られて彼を見ていた。彼が勇者ならば、彼らはここにいないからだ。それくらい、わかる。ああ、フリネリアを悩ませていた原因は彼か。その後ろのニヤニヤしている3人も。他の6人は困った顔で彼らを見ている。田村さんは今日は薬師ギルドだ。いなくてよかった。
『カディス、譲っていいんじゃないか?皆外に出そう。森に行くぞ。』
俺が後ろからそっと声をかける。カディスは嫌悪感を露わにしてそれでも殺気を出すような真似はしなかった。
「はいはい。ではこちらは、訓練場所を移動しますよ。行くぞ。ついてこい。」
どこに行くかは言わずに彼らに背を向けた。すると、後方から炎が飛んできた。一斉に皆は魔法障壁を張る。これくらいは鍛えたから、反射的に出せるな。よしよし。満足げに皆を見たら顔が引きつっていた。怖かったんだな。炎が。
「な!?」
それぞれの属性でバラバラの魔法障壁だったが、きっちりと防ぐことができている。
それが意外なようで、炎を防がれた彼は驚いた顔をしていた。
こいつ、無防備な人間に炎魔法ぶつけようとしたぞ。あり得ない行為だ。それでも勇者候補か。
このグループどうしてこうなっているんだ。それにざっとステータスを視たが皆まだ、レベル1だ。どういうことなんだ?
後発組は先の3人が10を超えている。後合流の4人は、最近やっと連れ出したが一回で3~4レベル上がっている。
ということは一度も戦闘経験をしていないということ。本当になんという体たらくだ。この中に勇者になるはずの人物がいたら、危ないぞ?
「なんだよ、今の!?」
目線で先に行かせた。カディスが促す。さて、どうしようこいつ。なんかコテンパンにしたいけど、多分まずいんだろうなあ。
そう考えてたら視線を感じた。振り向くと女子高生と目があった。あ、女子高生だよな。
うん。藤宮かのんちゃんね。“精霊眼”持ち。あ、今の目線が精霊眼か。俺も使えるスキルだった。
あー、なんかこれ眩しいな。なるほど、俺の周りに精霊が集まっているから、見ていたってわけか。魔力も隠さないと、気配は完全に消えないってわけか。かのんちゃんは驚いたように目を瞬かせた。
「魔法障壁。直撃したら危ないだろうが。ちょっとそこの先生、注意してやってくださいよ。」
もうここには俺以外いない。俺もそう言い捨てると面倒はごめんなのでさっさと抜けようとした。
「ま、待てよ!」
また背後から炎が襲ってくる。構わずに走って抜ける。俺が締めた扉の向こうに、炎の魔法がぶつかった衝撃を感じた。なんでそうむやみやたらと能力を無駄遣いするのか。理解できないな。
門の外で皆が待っていた。とりあえず、常時依頼の薬草採取。
皆ローブかマントだ。怪しい集団に見えるな。
とにもかくにもこっちの集団は真面目で勤勉だった。
坂上智樹。炎の賢者を持つ者。こいつは厄介な奴かもしれない。
ずっと後に、こいつは事件を起こすのだが、それが女神の采配だったのかどうかは、わからなかった。
「聞きました。何やら騒ぎがあったとか。」
アーリアがすまなそうに俺に言ってきた。
「まあ、大したことじゃない。それよりもずっと心配なことがある。先発組、訓練は足りてるのか?今さら俺が混じったところでダメだろうけど、まだ魔物と戦ってすらいないんだが、いいのか?」
アーリアは困った顔をして笑うことに失敗する。
「騎士団長からももう少し、訓練を厳しくしたいとのお話なのですが、宰相が現状のままでいいだろうとおっしゃっているのです。あとから来た方々は私から指導教官を提供しますということで、今があるわけなんですけれども…彼らにはどうにも手出しができない状態です。」
なんだよ。内部の権力争いかなんかか?これ以上言っても仕方ないことだし、ここまで話してくれたんだからよしとしよう。
「うん。仕方ないよな。なんか協力したいんだけどさ。」
そしてアーリアが赤い顔で視線をあちこちに彷徨わせてから口を開いた。
「あの、11月のバーダット学院の実力試験なのですが、視察の予定が入りましたので、ご、護衛をお願いしたいのですっ」
バーダット学院の実力試験?
マルティナが理事長を務めるところだ。なんでも内外に魔法教育の結果を見せるために行っている対抗戦らしい。それによって成績も決まるとか。
「もちろんだよ。マルティナも遊びに来いって言ってたし、魔法学院ってみてみたかったしね。」
嬉しそうな顔をするアーリアは、毎回言うが可愛い。
「ありがとうございます!」
行く時期は11月の最終週とのこと。それまで何とか、形にしないと。
もう一つアーリアが情報を持ってきた。王都の側に新しく出来た迷宮の調査が、まだ続いているらしい。
初心者向けになるかもしれないという予想だった。うまくすれば11月には中に入れるようになるらしいとのことだった。
迷宮か。オタクの俺にはかなり心躍るフレーズなんだけど。現実的に考えたら厄介だよなと思った。
迷宮に入るにはCランク以上の冒険者でなければならないらしい。パーティを組めば誰か一人がいれば入れるそうだ。
アーリアに提案をしてみるか。
迷宮の挑戦は許された。一般ではまだ非公開だった。“彷徨い人”のために締めだしたとは考えにくいけど、結果そうであるような気がした。
このままパーティーを組ませて成長させる。少し先が見えてホッとする。毎日森に行き、戦闘を経験させた。5日に一度は訓練場で魔法と型稽古をする。
後から合流した4人は今は体づくりの最中だ。型稽古はフリネリアにお願いした。時々、グレイナーが現れて協力してくれた。
そして、たまたま全員が訓練場にいた時、先発組と遭遇したのだった。
「なんだ?あんた達は。」
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「みりゃわかるでしょ。訓練だよ。君たちこそ、何の用だ? そっちの訓練場はここじゃないだろう?」
指導役の男にカディスが視線を向ける。指導役が震えあがった。
「それがその、訓練場が使えない状況になりまして……」
ちらちらと、彼は先ほど発言した男に視線を向けている。わかった。こいつが原因だ。視たところ、“炎の賢者”という固有スキルが原因だろう。
「俺は勇者なんだよ。俺が強くならないと困るんだろ?さっさと場所を開けろよ?」
しんと場が沈黙した。
後発組はあっけに取られて彼を見ていた。彼が勇者ならば、彼らはここにいないからだ。それくらい、わかる。ああ、フリネリアを悩ませていた原因は彼か。その後ろのニヤニヤしている3人も。他の6人は困った顔で彼らを見ている。田村さんは今日は薬師ギルドだ。いなくてよかった。
『カディス、譲っていいんじゃないか?皆外に出そう。森に行くぞ。』
俺が後ろからそっと声をかける。カディスは嫌悪感を露わにしてそれでも殺気を出すような真似はしなかった。
「はいはい。ではこちらは、訓練場所を移動しますよ。行くぞ。ついてこい。」
どこに行くかは言わずに彼らに背を向けた。すると、後方から炎が飛んできた。一斉に皆は魔法障壁を張る。これくらいは鍛えたから、反射的に出せるな。よしよし。満足げに皆を見たら顔が引きつっていた。怖かったんだな。炎が。
「な!?」
それぞれの属性でバラバラの魔法障壁だったが、きっちりと防ぐことができている。
それが意外なようで、炎を防がれた彼は驚いた顔をしていた。
こいつ、無防備な人間に炎魔法ぶつけようとしたぞ。あり得ない行為だ。それでも勇者候補か。
このグループどうしてこうなっているんだ。それにざっとステータスを視たが皆まだ、レベル1だ。どういうことなんだ?
後発組は先の3人が10を超えている。後合流の4人は、最近やっと連れ出したが一回で3~4レベル上がっている。
ということは一度も戦闘経験をしていないということ。本当になんという体たらくだ。この中に勇者になるはずの人物がいたら、危ないぞ?
「なんだよ、今の!?」
目線で先に行かせた。カディスが促す。さて、どうしようこいつ。なんかコテンパンにしたいけど、多分まずいんだろうなあ。
そう考えてたら視線を感じた。振り向くと女子高生と目があった。あ、女子高生だよな。
うん。藤宮かのんちゃんね。“精霊眼”持ち。あ、今の目線が精霊眼か。俺も使えるスキルだった。
あー、なんかこれ眩しいな。なるほど、俺の周りに精霊が集まっているから、見ていたってわけか。魔力も隠さないと、気配は完全に消えないってわけか。かのんちゃんは驚いたように目を瞬かせた。
「魔法障壁。直撃したら危ないだろうが。ちょっとそこの先生、注意してやってくださいよ。」
もうここには俺以外いない。俺もそう言い捨てると面倒はごめんなのでさっさと抜けようとした。
「ま、待てよ!」
また背後から炎が襲ってくる。構わずに走って抜ける。俺が締めた扉の向こうに、炎の魔法がぶつかった衝撃を感じた。なんでそうむやみやたらと能力を無駄遣いするのか。理解できないな。
門の外で皆が待っていた。とりあえず、常時依頼の薬草採取。
皆ローブかマントだ。怪しい集団に見えるな。
とにもかくにもこっちの集団は真面目で勤勉だった。
坂上智樹。炎の賢者を持つ者。こいつは厄介な奴かもしれない。
ずっと後に、こいつは事件を起こすのだが、それが女神の采配だったのかどうかは、わからなかった。
「聞きました。何やら騒ぎがあったとか。」
アーリアがすまなそうに俺に言ってきた。
「まあ、大したことじゃない。それよりもずっと心配なことがある。先発組、訓練は足りてるのか?今さら俺が混じったところでダメだろうけど、まだ魔物と戦ってすらいないんだが、いいのか?」
アーリアは困った顔をして笑うことに失敗する。
「騎士団長からももう少し、訓練を厳しくしたいとのお話なのですが、宰相が現状のままでいいだろうとおっしゃっているのです。あとから来た方々は私から指導教官を提供しますということで、今があるわけなんですけれども…彼らにはどうにも手出しができない状態です。」
なんだよ。内部の権力争いかなんかか?これ以上言っても仕方ないことだし、ここまで話してくれたんだからよしとしよう。
「うん。仕方ないよな。なんか協力したいんだけどさ。」
そしてアーリアが赤い顔で視線をあちこちに彷徨わせてから口を開いた。
「あの、11月のバーダット学院の実力試験なのですが、視察の予定が入りましたので、ご、護衛をお願いしたいのですっ」
バーダット学院の実力試験?
マルティナが理事長を務めるところだ。なんでも内外に魔法教育の結果を見せるために行っている対抗戦らしい。それによって成績も決まるとか。
「もちろんだよ。マルティナも遊びに来いって言ってたし、魔法学院ってみてみたかったしね。」
嬉しそうな顔をするアーリアは、毎回言うが可愛い。
「ありがとうございます!」
行く時期は11月の最終週とのこと。それまで何とか、形にしないと。
もう一つアーリアが情報を持ってきた。王都の側に新しく出来た迷宮の調査が、まだ続いているらしい。
初心者向けになるかもしれないという予想だった。うまくすれば11月には中に入れるようになるらしいとのことだった。
迷宮か。オタクの俺にはかなり心躍るフレーズなんだけど。現実的に考えたら厄介だよなと思った。
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