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廃魔法使い攻略法
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「あの時、廃魔法使いは滅茶苦茶な攻撃を続けていたんだよね。ゲルやポピッカは気が付かなかったかも知れないけど」
「おぉ、全く気が付いていなかったぜ」
”ゲルドーシュよ、そこは自慢する所じゃないだろう”とは思ったが、ボクはそのまま聞き流す。
「私は、気が付いていましたけどね」
あぁ、やっぱり。さすがはポピッカ。
「ほぉ、じゃぁどれだけ気づいていたのか、教えてもらおうじゃねぇか」
ゲルドーシュが僧侶を挑発する。
「あの時、寄生虫は廃魔法使いの体に異常な量のマジックエッセンスをつぎ込んでいるとザレドスが言っていましたわ。物理攻撃にせよ魔法攻撃にせよ、もし真正面からぶつかっていたら、下手をすると魔力暴走が起こってあの場で大爆発が起きていたかも知れませんわよね。
だから、正面からの攻撃ではなく、何か工夫をしなくてはならない状況だったという事ですわ。
そもそもあなたはザレドスが言っていた事を、何も聞いていなかったんですの?」
ポピッカがいつも通りの詰問調で、ゲルドーシュを問い詰める。困った事だが、それだけ元気が回復してきたのだと好意的に受け止めるとしよう。
「え、そうだっけ? いやぁ、俺は戦いに燃えてくると、周りがあんまり見えなくなっちまうタチでさぁ……」
「だけど、ボクが廃魔法使いの攻撃に倒れた時、助けに来てくれようとしたよね」
「あぁ、まぁ、なんだ。それは色々と恩義がある旦那の危機とあっちゃぁ、駆け付けないわけには行かねぇさ」
ゲルドーシュは、照れくさそうな顔をして頭をかいた。問題行動の多い男だが、こういう所が憎めない。
「じゃぁ、話を続けようか。
ポピッカの言うように、正面から攻撃をすれば大爆発が起きる可能性が否めなかったんだ。それを防ぐには例の寄生虫を宿主から引きずり出す必要があった。
奴が闇雲に強力な魔法を使って来るのは分かっていたから、そのタイミングを見計らって罠を仕掛けたんだよ。あの無茶苦茶なファイヤーボールが当たる瞬間に、防御魔法を発動させたわけだけど、攻撃が当たった時の轟音と煙に紛れて、電撃で作った檻を作る魔法を唱えてボクの頭の近くに設置したんだ。
もちろん、隠ぺい魔法を付与してね。時間的にはギリギリだったけど、奴に気取られずに上手く行った。
あとは勝利を確信した寄生虫が、新しい宿主と見定めたボクに憑りつこうとするのを待つだけさ。結果は見ての通り、大成功というわけだ」
「ですがある意味、運もありましたね。あの廃魔法使いは宿主の肉体が崩壊寸前でしたから、かなり焦っていました。だから相手の状態をロクに確かめもせず、新たに寄生しようとしたんです。
もしそうでなかったら、念のためにトドメの一撃を撃ち込んでいたでしょうからね」
ザレドスの余計な、いや的確な補足が入る。
「ま、運も実力の内って事だな」
珍しくゲルドーシュがフォローしてくれる。
「そう言えば、あれには驚きましたよね。ほら、ボヨムルがオーガの呼びかけに応えたあれですよ。
普通に考えれば、そんな事は有り得ない」
ザレドスが、思い出したように言葉を発する。
「うん。これはボクの推測なんだけど、あそこに現れたのが自然発生したモンスターではなくて、前にも言ったように召喚魔使具から呼び出されたモンスターだったとしたら、ある程度カスタマイズされていた可能性があると思うんだ」
「カスタマイズ?」
ボクの考えに、ザレドスとポピッカが同時に問い返す。
「召喚魔使具を使う際に、単純にモンスターと契約を結ぶのではなく、魔法化学とか魔法医学を使って何らかの改造をする技術が存在するって聞いた事があるんだよ。
もちろん違法な事ではあるんだけど、下等なモンスターには権利だ何だって話は通じないから、物理的には可能らしいんだよね。
だからそういった技術を使って、本来なら連携を取るはずがない連中を組み合わせる事も出来るんじゃないかと思うんだ」
「へぇー、そんな事があるんですの。初耳ですわ」
ポピッカが驚くのも無理はない。召喚する対象を改造するなんて、非人道的にも程があるってもんだ。勿論それは知性の低いモンスター対象という事になる。知的な生き物であれば、そもそもかくの如き暴挙を受け入れるはずもない。
ただ、この魔改造は誰にでも出来るという代物ではない。それは技術的にもコスト的にもである。だが妨害者の放った刺客には、改造が施されていた公算が強い。つまり奴はそれだけの技術と資金がある、もしくはそういった組織がバックについているという事だろう。
「あぁ、あれには俺も焦ったぜ。ボヨムルがこっちへ飛んで来た時には、これで俺も終わりかってチョット覚悟をしたからなぁ。
まぁ、大変不本意ではあるが、ポピッカが来てくれなかったら本当にどうなっていたかわからねぇ」
「不本意で、悪うございましたわね」
先ほどに続き、本当にいつもの戦士と僧侶に戻ってしまったようだ。だが奇しくもこの掛け合いは、残された第三の謎が明らかになる呼び水となった。
「それで、ポピッカ。あの土壇場で、君から生えた”あれ”について教えてくれるかい?」
ボクの問いかけに対し、皆が一斉にポピッカへと注目する。
彼女は少し目を伏せた後、覚悟を決めたように顔を上げた。
「おぉ、全く気が付いていなかったぜ」
”ゲルドーシュよ、そこは自慢する所じゃないだろう”とは思ったが、ボクはそのまま聞き流す。
「私は、気が付いていましたけどね」
あぁ、やっぱり。さすがはポピッカ。
「ほぉ、じゃぁどれだけ気づいていたのか、教えてもらおうじゃねぇか」
ゲルドーシュが僧侶を挑発する。
「あの時、寄生虫は廃魔法使いの体に異常な量のマジックエッセンスをつぎ込んでいるとザレドスが言っていましたわ。物理攻撃にせよ魔法攻撃にせよ、もし真正面からぶつかっていたら、下手をすると魔力暴走が起こってあの場で大爆発が起きていたかも知れませんわよね。
だから、正面からの攻撃ではなく、何か工夫をしなくてはならない状況だったという事ですわ。
そもそもあなたはザレドスが言っていた事を、何も聞いていなかったんですの?」
ポピッカがいつも通りの詰問調で、ゲルドーシュを問い詰める。困った事だが、それだけ元気が回復してきたのだと好意的に受け止めるとしよう。
「え、そうだっけ? いやぁ、俺は戦いに燃えてくると、周りがあんまり見えなくなっちまうタチでさぁ……」
「だけど、ボクが廃魔法使いの攻撃に倒れた時、助けに来てくれようとしたよね」
「あぁ、まぁ、なんだ。それは色々と恩義がある旦那の危機とあっちゃぁ、駆け付けないわけには行かねぇさ」
ゲルドーシュは、照れくさそうな顔をして頭をかいた。問題行動の多い男だが、こういう所が憎めない。
「じゃぁ、話を続けようか。
ポピッカの言うように、正面から攻撃をすれば大爆発が起きる可能性が否めなかったんだ。それを防ぐには例の寄生虫を宿主から引きずり出す必要があった。
奴が闇雲に強力な魔法を使って来るのは分かっていたから、そのタイミングを見計らって罠を仕掛けたんだよ。あの無茶苦茶なファイヤーボールが当たる瞬間に、防御魔法を発動させたわけだけど、攻撃が当たった時の轟音と煙に紛れて、電撃で作った檻を作る魔法を唱えてボクの頭の近くに設置したんだ。
もちろん、隠ぺい魔法を付与してね。時間的にはギリギリだったけど、奴に気取られずに上手く行った。
あとは勝利を確信した寄生虫が、新しい宿主と見定めたボクに憑りつこうとするのを待つだけさ。結果は見ての通り、大成功というわけだ」
「ですがある意味、運もありましたね。あの廃魔法使いは宿主の肉体が崩壊寸前でしたから、かなり焦っていました。だから相手の状態をロクに確かめもせず、新たに寄生しようとしたんです。
もしそうでなかったら、念のためにトドメの一撃を撃ち込んでいたでしょうからね」
ザレドスの余計な、いや的確な補足が入る。
「ま、運も実力の内って事だな」
珍しくゲルドーシュがフォローしてくれる。
「そう言えば、あれには驚きましたよね。ほら、ボヨムルがオーガの呼びかけに応えたあれですよ。
普通に考えれば、そんな事は有り得ない」
ザレドスが、思い出したように言葉を発する。
「うん。これはボクの推測なんだけど、あそこに現れたのが自然発生したモンスターではなくて、前にも言ったように召喚魔使具から呼び出されたモンスターだったとしたら、ある程度カスタマイズされていた可能性があると思うんだ」
「カスタマイズ?」
ボクの考えに、ザレドスとポピッカが同時に問い返す。
「召喚魔使具を使う際に、単純にモンスターと契約を結ぶのではなく、魔法化学とか魔法医学を使って何らかの改造をする技術が存在するって聞いた事があるんだよ。
もちろん違法な事ではあるんだけど、下等なモンスターには権利だ何だって話は通じないから、物理的には可能らしいんだよね。
だからそういった技術を使って、本来なら連携を取るはずがない連中を組み合わせる事も出来るんじゃないかと思うんだ」
「へぇー、そんな事があるんですの。初耳ですわ」
ポピッカが驚くのも無理はない。召喚する対象を改造するなんて、非人道的にも程があるってもんだ。勿論それは知性の低いモンスター対象という事になる。知的な生き物であれば、そもそもかくの如き暴挙を受け入れるはずもない。
ただ、この魔改造は誰にでも出来るという代物ではない。それは技術的にもコスト的にもである。だが妨害者の放った刺客には、改造が施されていた公算が強い。つまり奴はそれだけの技術と資金がある、もしくはそういった組織がバックについているという事だろう。
「あぁ、あれには俺も焦ったぜ。ボヨムルがこっちへ飛んで来た時には、これで俺も終わりかってチョット覚悟をしたからなぁ。
まぁ、大変不本意ではあるが、ポピッカが来てくれなかったら本当にどうなっていたかわからねぇ」
「不本意で、悪うございましたわね」
先ほどに続き、本当にいつもの戦士と僧侶に戻ってしまったようだ。だが奇しくもこの掛け合いは、残された第三の謎が明らかになる呼び水となった。
「それで、ポピッカ。あの土壇場で、君から生えた”あれ”について教えてくれるかい?」
ボクの問いかけに対し、皆が一斉にポピッカへと注目する。
彼女は少し目を伏せた後、覚悟を決めたように顔を上げた。
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