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憎悪の魔人
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ネッドとリュランは、マリオンの手に意識を集中する。
「魂石だ!」
ネッドの言葉に、リュランは不覚をとったと思い知った。マリオンは、この機会を狙っていたのだ。勝利を確信した二人が、油断するのを待っていた。昔語りも、心の隙を作るための手練手管であったのだ。
「切り札は、一枚だけとは限らないんだよ。今の話は、冥土の土産として進呈しよう」
マリオンは右手の魂石を胸に当て、瞬時に体へと練り込んで行く。その後に現れる悪魔の変化を、ネッドとリュランは嫌というほど知っている。
「私の勝利だ!」
歪んだガラスの膜に覆われ始めるマリオン。その歓喜に満ちた顔も、膜を通しているためか、醜く歪んで見える。
「今のあなたは、さっき聞いたドラゼル少年とそっくりだ」
ネッドが、変わりゆくマリオンに告げた。
「なんだと、呆れたもの言いだ。私があんな奴と、似ているわけがない」
「いいや、そっくりだね。大義名分はご立派だけど、アスティを始め、多くの人を犠牲にしている、いやこれからも犠牲にしようとしてるじゃないか。自分のやりたい事の為には、他人の命など知ったこっちゃない。
あんたは、ドラゼルそのものだよ!」
リュランが、加勢に入る。
「違う。私は、理不尽に泣く人のために……!」
「マリオンさん、ミミックの面が何故、製作を禁じられたと思いますか? もちろん、犯罪に使われるのを防ぐためって事もあります。
だけどこれは父から聞いた話なんですが、生きている人間の顔に被せて情報を抜き取ったミミックの面は、その人の顔だけではなく”心”も、写し取ってしまう可能性があった。だから長く被っていると、人格まで複製元の人と同じになっていく……。
今の面は違うだろうけど、最初にドラゼル少年から顔を写し取った仮面を、あなたは一体何年被っていたんです」
ネッドの言葉に、マリオンが青ざめて行く。
私が……、私が、あのドラゼルと一緒……?
マリオンは、当時の記憶を反芻した。
「……バカな、バカな、そんなバカな事はない! 絶対にありえない!! あってたまるものか。やはり君は有害な存在だ。アルベルトには申し訳ないが、今ここで君を葬り去る!」
マリオンの雄叫びと共にガラスの膜が砕け散り、その中からは一つ目魔人よりも更に忌まわしい怪物が現れた。
「最悪だ」
リュランが呟く。
その魔人の顔には大きな目が二つ縦に並んでおり、角は額に加え両脇にも一本ずつ増えている。体躯は更に大きくなって五メートル以上はありそうだ。そして、手は四本、脚はタコやイカのように、多くの太い触手がうねっている。
もはやサイクロプスとすら呼べない、強いて言うならば、憎悪の魔人とでもいうべき存在であった。
「おい、ネッド。ありゃ何だ。どうして、こうなる。炎の魔人の時と全然違うぞ!」
「マリオンさんが言ってたろ。魔人の強さは、魂石を埋め込まれた者の心に大きく関わるって。これが、マリオンさんの心の表れなんだ。積年の怒り、憎悪、怨み、悔しさ……。そんなものが、一緒くたになっているんだよ」
ネッドが、冷静に分析をする。いや、ある意味、諦めの境地と言っても良いのかも知れない。何せネッドとリュランは、先の戦いで全てを出し切ってしまった。ソードクーガーの剣は、もはや使い物にならないし、竜巻の剣が通じるとも思えない。リュランにしても、分身の技を使いこなせるまでに力を回復してはいない。
「どうすんだ……」
流石のリュランも、打つ手なしと自らの死を覚悟する。
「さぁ、諸君。わかっているだろうが、君たちに勝ち目はない。抵抗すら出来ないだろう。せめてもの情け。苦しまずに、一瞬で消し去ってやるから感謝したまえ。
ネッド君、君と新しい世界を分かち合えないのが残念だよ」
憎悪の魔人の、縦に並んだ二つの目が光り出す。
「逃げろ!」
リュランが叫ぶ。そして彼は回復しきっていない体で、ドッペルゲンガー・オブ・デスを発動させた。だが分身は、二体しか現れない。三人のリュランは、それぞれがてんでバラバラの方角へと散って行った。彼らはほんの短時間だけでも、魔人を翻弄しようと試みる。
「無駄、無駄、無駄だよリュラン君」
魔人の二つの目から、前とは比べ物にならない輝きの光が撃ち出された。離れて飛び回っていた三体のリュランの内、二体までが瞬時に消え去り、辺り一帯は焼け野原と化す。
憎悪の魔人の目から発射される光線は、以前の数倍の威力がありそうだ。また四本の手と十数本の足の物理攻撃も凄まじいものだろう。今までの戦法が、微塵も効くはずはない。
それは、ネッドにも良く分かっている。新しい作戦を考える為、頭をフル回転させてはいるものの、起死回生の策など生れ出はしなかった。
「ネッド、何やってんだ。早く逃げろ!」
生き残った、本物のリュランが再び叫ぶ。
「あぁ、美しい友情だねぇ。君が僅かな時間を稼ぐ間に、ネッド君を逃がすつもりだろう? だがそんな事を、私が許すと思うのかい?」
魔人が、せせら笑った。
心臓が鉛で覆われているような、そんな絶望にさいなまれるネッドの心に声が響く。
《力を使え。今こそ使え。そうでなければ、お前もリュランもお終いだぞ》
《そもそもアスティの時だって、力を使えば奴は助かったかも知れない。奴を殺したのはお前じゃないのか?》
ネッドは心に響く声を振り払おうと、激しく頭を振った。
《ほら、もうすぐリュランが死ぬぞ。そして、すぐにお前も死ぬ。シャミーの泣き叫ぶ声が聞こえるようだ》
「ぐわっ!」
リュランの悲鳴で、ネッドは我に返る。目の前の友人は、魔人の逞しい腕に殴られ、太い木の幹に叩きつけられた。地面に落ちたリュランは、それでも追撃をかわす為に、必死に立ち上がろうとしている。
その機会を与えずとばかりに、リュランにとどめを刺そうと迫りくる一本の触手。
「これまでか」
リュランがその命を諦めかけた時、触手に竜巻がぶつかった。ビクッとしたように触手は元居た群れの中へそそくさと戻る。ネッドの虚しい抵抗に、魔人は失望の表情を見せた。
「往生際が悪いぞ、ネッド君。そんなもの、数十秒、死を遅らせるだけじゃないか。……そうか、君は友人の死を見るのが嫌なのだね。やはり君は優しい人だ。では、それを見ないで済むように、まずは君から黄泉の国へと送ってやろう」
「おい、やめろ。ネッド、早く逃げろ!」
再び、分身を出そうとするが、彼にその力は既にない。憎悪の魔人は両の目を輝かせたかと思うと、確実に死をもたらすであろう高出力の二筋の光線をネッドめがけて撃ち放った。
「魂石だ!」
ネッドの言葉に、リュランは不覚をとったと思い知った。マリオンは、この機会を狙っていたのだ。勝利を確信した二人が、油断するのを待っていた。昔語りも、心の隙を作るための手練手管であったのだ。
「切り札は、一枚だけとは限らないんだよ。今の話は、冥土の土産として進呈しよう」
マリオンは右手の魂石を胸に当て、瞬時に体へと練り込んで行く。その後に現れる悪魔の変化を、ネッドとリュランは嫌というほど知っている。
「私の勝利だ!」
歪んだガラスの膜に覆われ始めるマリオン。その歓喜に満ちた顔も、膜を通しているためか、醜く歪んで見える。
「今のあなたは、さっき聞いたドラゼル少年とそっくりだ」
ネッドが、変わりゆくマリオンに告げた。
「なんだと、呆れたもの言いだ。私があんな奴と、似ているわけがない」
「いいや、そっくりだね。大義名分はご立派だけど、アスティを始め、多くの人を犠牲にしている、いやこれからも犠牲にしようとしてるじゃないか。自分のやりたい事の為には、他人の命など知ったこっちゃない。
あんたは、ドラゼルそのものだよ!」
リュランが、加勢に入る。
「違う。私は、理不尽に泣く人のために……!」
「マリオンさん、ミミックの面が何故、製作を禁じられたと思いますか? もちろん、犯罪に使われるのを防ぐためって事もあります。
だけどこれは父から聞いた話なんですが、生きている人間の顔に被せて情報を抜き取ったミミックの面は、その人の顔だけではなく”心”も、写し取ってしまう可能性があった。だから長く被っていると、人格まで複製元の人と同じになっていく……。
今の面は違うだろうけど、最初にドラゼル少年から顔を写し取った仮面を、あなたは一体何年被っていたんです」
ネッドの言葉に、マリオンが青ざめて行く。
私が……、私が、あのドラゼルと一緒……?
マリオンは、当時の記憶を反芻した。
「……バカな、バカな、そんなバカな事はない! 絶対にありえない!! あってたまるものか。やはり君は有害な存在だ。アルベルトには申し訳ないが、今ここで君を葬り去る!」
マリオンの雄叫びと共にガラスの膜が砕け散り、その中からは一つ目魔人よりも更に忌まわしい怪物が現れた。
「最悪だ」
リュランが呟く。
その魔人の顔には大きな目が二つ縦に並んでおり、角は額に加え両脇にも一本ずつ増えている。体躯は更に大きくなって五メートル以上はありそうだ。そして、手は四本、脚はタコやイカのように、多くの太い触手がうねっている。
もはやサイクロプスとすら呼べない、強いて言うならば、憎悪の魔人とでもいうべき存在であった。
「おい、ネッド。ありゃ何だ。どうして、こうなる。炎の魔人の時と全然違うぞ!」
「マリオンさんが言ってたろ。魔人の強さは、魂石を埋め込まれた者の心に大きく関わるって。これが、マリオンさんの心の表れなんだ。積年の怒り、憎悪、怨み、悔しさ……。そんなものが、一緒くたになっているんだよ」
ネッドが、冷静に分析をする。いや、ある意味、諦めの境地と言っても良いのかも知れない。何せネッドとリュランは、先の戦いで全てを出し切ってしまった。ソードクーガーの剣は、もはや使い物にならないし、竜巻の剣が通じるとも思えない。リュランにしても、分身の技を使いこなせるまでに力を回復してはいない。
「どうすんだ……」
流石のリュランも、打つ手なしと自らの死を覚悟する。
「さぁ、諸君。わかっているだろうが、君たちに勝ち目はない。抵抗すら出来ないだろう。せめてもの情け。苦しまずに、一瞬で消し去ってやるから感謝したまえ。
ネッド君、君と新しい世界を分かち合えないのが残念だよ」
憎悪の魔人の、縦に並んだ二つの目が光り出す。
「逃げろ!」
リュランが叫ぶ。そして彼は回復しきっていない体で、ドッペルゲンガー・オブ・デスを発動させた。だが分身は、二体しか現れない。三人のリュランは、それぞれがてんでバラバラの方角へと散って行った。彼らはほんの短時間だけでも、魔人を翻弄しようと試みる。
「無駄、無駄、無駄だよリュラン君」
魔人の二つの目から、前とは比べ物にならない輝きの光が撃ち出された。離れて飛び回っていた三体のリュランの内、二体までが瞬時に消え去り、辺り一帯は焼け野原と化す。
憎悪の魔人の目から発射される光線は、以前の数倍の威力がありそうだ。また四本の手と十数本の足の物理攻撃も凄まじいものだろう。今までの戦法が、微塵も効くはずはない。
それは、ネッドにも良く分かっている。新しい作戦を考える為、頭をフル回転させてはいるものの、起死回生の策など生れ出はしなかった。
「ネッド、何やってんだ。早く逃げろ!」
生き残った、本物のリュランが再び叫ぶ。
「あぁ、美しい友情だねぇ。君が僅かな時間を稼ぐ間に、ネッド君を逃がすつもりだろう? だがそんな事を、私が許すと思うのかい?」
魔人が、せせら笑った。
心臓が鉛で覆われているような、そんな絶望にさいなまれるネッドの心に声が響く。
《力を使え。今こそ使え。そうでなければ、お前もリュランもお終いだぞ》
《そもそもアスティの時だって、力を使えば奴は助かったかも知れない。奴を殺したのはお前じゃないのか?》
ネッドは心に響く声を振り払おうと、激しく頭を振った。
《ほら、もうすぐリュランが死ぬぞ。そして、すぐにお前も死ぬ。シャミーの泣き叫ぶ声が聞こえるようだ》
「ぐわっ!」
リュランの悲鳴で、ネッドは我に返る。目の前の友人は、魔人の逞しい腕に殴られ、太い木の幹に叩きつけられた。地面に落ちたリュランは、それでも追撃をかわす為に、必死に立ち上がろうとしている。
その機会を与えずとばかりに、リュランにとどめを刺そうと迫りくる一本の触手。
「これまでか」
リュランがその命を諦めかけた時、触手に竜巻がぶつかった。ビクッとしたように触手は元居た群れの中へそそくさと戻る。ネッドの虚しい抵抗に、魔人は失望の表情を見せた。
「往生際が悪いぞ、ネッド君。そんなもの、数十秒、死を遅らせるだけじゃないか。……そうか、君は友人の死を見るのが嫌なのだね。やはり君は優しい人だ。では、それを見ないで済むように、まずは君から黄泉の国へと送ってやろう」
「おい、やめろ。ネッド、早く逃げろ!」
再び、分身を出そうとするが、彼にその力は既にない。憎悪の魔人は両の目を輝かせたかと思うと、確実に死をもたらすであろう高出力の二筋の光線をネッドめがけて撃ち放った。
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