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魔王の娘
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「お兄ちゃん、ギルドに呼ばれてるって何? 聞いてないよ」
ライルたちが帰り、商売顔から素に戻ったシャミーは、途端に詰問調になった。さっきの方が本当の顔だったらどんなに良いだろうとネッドは思うが、彼女のおかげで取りあえず店が回っている事を考えると複雑な気持である。
「よくわかんないけどさ。ほら、多分あれじゃないかな。お前がさっき言ってた、この街の近くで起きてる殺戮事件。どうやら評判が王都の方まで行ってるらしくってさ。こっちの領主がいたく気にしてるみたいなんだ。
それでギルドの方に、何とかしてくれって言っ来たんだと思う」
「じゃぁ、事件を解決した冒険者には賞金とか出るの!?」
妹の顔が途端にほころぶ。
「まぁ、依頼料に上乗せして出るかもね」
ネッドは気のない返事をする。
だけどもしそんな事になったら、せっかく郊外へ引っ越して職人を始めた意味がない。あんまり目立っちゃ、いけないんだよなぁ。ネッドはそう言おうと思ったが、目がお金の形に変わっている妹を見てやめた。
「じゃぁ、遅れたらダメじゃない。サッサと支度して行く!」
シャミーの視線を背中にヒシヒシと感じながら、ネッドは出かける準備を始めた。
「じゃぁ、アリシアを呼ぶかな」
ネッドが呪文を唱えると床に召喚魔方陣が現れ、そこから角と可愛いシッポが生えた長髪グラマーな美女が飛び出してくる。
「あ~ん、ハニー。呼ぶの遅くない? 待ちくたびれて、ベッドでモゾモゾするところでしたわよ」
召喚作業が終るや否や、悪魔の美女”アリシア”はネッドに抱きついてきた。
「わっ、ちょっとやめろって。離れなさい! それにハニーじゃなくて、マスターでしょ」
「え~、だって最初”ご主人様~っ”って呼んだら、駄目だって言ったじゃない?」
「だから、ご主人様じゃなくて、マスター!」
ネッドは彼女の絡みつく腕をほどきながらドアの方へと向かう。アリシアはほっぺたを膨らませ、あからさまに不満を著した。
「じゃ、ちょっと出かけて来るんで、店番の方よろしくね!」
玄関へ消えるネッド。その背中に向けて
「ちょっと、それが婚約者に対して言う言葉なの? 」
と、長身美女が言い放つ。
「だから、婚約者じゃないって!」
いつもの事ながらアリシアの好撃に閉口しながら我が家を後にするネッド。
さて、家の中に二人残されたシャミーとアリシア。
「ねぇ、あんた本当に魔王の娘なの? 一応、角とか尻尾はあるみたいだけど……」
ソファーでくつろぐシャミーが、嫌味たっぷりな言葉を口にする。
「ちょっとシャミー、何回説明したらわかるんですの? 前に《魔界紳士録》見せましたわよね。ちゃんと”北の魔王”の欄に、長女として私の名前とポートレートが出てたでしょ?」
腰に手を当て、小さい悪魔と臨戦態勢に入る本物の悪魔アリシア。
「あんなもん、いくらでも偽造できるし、そもそも本物だって確認する術がないじゃない。まぁ、くれぐれもお兄ちゃんをたぶらかして、商売の邪魔をするのだけはやめてよね」
シャミーが鼻で笑う。
か~っ! なんて生意気な小娘なんでしょ。いっそカエルにでも変えてやろうかしら。そうすれば私とハニーは晴れて……。いや駄目だわ。あの人は自分じゃ気づいていないようだけど、妹に頭の上がらないシスコンですものね。そんな事したら何もかもぶち壊しですわ。
アリシアがする歯ぎしりの音が聞こえてきそうである。
「そんな事するわけないじゃない。私だってあの人の幸せを願ってるんですのよ」
それは本当である。アリシアはネッドと契約したあの日。彼が老衰と不治の病以外で自分より先に死ぬ事はない、死なせないと固く心に誓ったのだから。
「ところでさぁ、あんた店番する時に、もう少し着るもの工夫してみない?」
「工夫って何ですの?」
嫌な予感全開のアリシア。
「例えばヒモみたいなブラとかパンティー風のコスチュームとか……」
「はい? 何々!? え!?あなた正気!?」
アリシアは顔を真っ赤にしながら、しどろもどろの返事をする。
「あんた見てくれだけはいいからさ、そういう格好をすればスケベなお客がドンドン来るかなぁと思って」
シャミーがシレッという。
「そんな事をしてお客を増やしても、ネッドは喜びませんわ。それくらいの事がわからないんですの?」
アリシアが反論する。
「甘い、甘い、甘ーい! そういうセリフは押しも押されもしない、有名職人になってから言うセリフよ。お客が来なかったら元も子もないじゃない」
真顔のシャミーが異議を唱えた。
そうよ私がこの家を出ていくまでに、お兄ちゃんには繁盛店の主になってもらわなくちゃ困るんだから……。それがあの時、お兄ちゃんが私を助けるために過酷な運命を背負わなくちゃいけなくなった事に対する、せめてもの恩返しなんだから……。
カランコロン
店の玄関ドアに付けたチャイムが鳴る。
「ほらほら、お客さんよ。せっせと働く! 角と尻尾はちゃんと隠してね!」
シャミーの厳しい言葉に、いつか必ずカエルにしてやろうと心に誓うアリシアだったが、店に出た瞬間、満面の笑みを浮かべるセクシー店員となり客の対応にあたるのであった。
一方こちらは、付加職人兼冒険者のネッド・ライザー。
あいつら上手くやってるだろうなぁ。しかし何でシャミーは、ああもアリシアに厳しいんだろう。焼きモチでも焼いてるのかな……。いや、それはないか。
そんな事を考えながら、ネッドは急ぎ足でギルドへと向かう。
今回の件、妹の期待には応えられないだろうが、冒険者として登録している以上、ギルドマスターの呼びかけ無視するわけにはいかない。またネッドには、それ以外にも招集を受け入れる深い訳があった。
この街「ポーナイザル」にあるギルドの責任者は、ネッドの亡くなった父の兄、すなわち伯父さんである。ネッドが王の親衛隊の騎士をやめるかどうか悩んでいた時、こっちへ来ないかと誘ってくれ、また店が開けるように色々と便宜を図ってもらった恩がある。
そんな伯父に、義理がたいネッドが逆らえるわけもない。
ギルド館が近づくにつれ、一目で冒険者と分かる者達がドンドン増えているのが分かった。皆、ギルドマスターの招集に応じているのだろう。彼の人望の高さがうかがい知れる。
ライルたちが帰り、商売顔から素に戻ったシャミーは、途端に詰問調になった。さっきの方が本当の顔だったらどんなに良いだろうとネッドは思うが、彼女のおかげで取りあえず店が回っている事を考えると複雑な気持である。
「よくわかんないけどさ。ほら、多分あれじゃないかな。お前がさっき言ってた、この街の近くで起きてる殺戮事件。どうやら評判が王都の方まで行ってるらしくってさ。こっちの領主がいたく気にしてるみたいなんだ。
それでギルドの方に、何とかしてくれって言っ来たんだと思う」
「じゃぁ、事件を解決した冒険者には賞金とか出るの!?」
妹の顔が途端にほころぶ。
「まぁ、依頼料に上乗せして出るかもね」
ネッドは気のない返事をする。
だけどもしそんな事になったら、せっかく郊外へ引っ越して職人を始めた意味がない。あんまり目立っちゃ、いけないんだよなぁ。ネッドはそう言おうと思ったが、目がお金の形に変わっている妹を見てやめた。
「じゃぁ、遅れたらダメじゃない。サッサと支度して行く!」
シャミーの視線を背中にヒシヒシと感じながら、ネッドは出かける準備を始めた。
「じゃぁ、アリシアを呼ぶかな」
ネッドが呪文を唱えると床に召喚魔方陣が現れ、そこから角と可愛いシッポが生えた長髪グラマーな美女が飛び出してくる。
「あ~ん、ハニー。呼ぶの遅くない? 待ちくたびれて、ベッドでモゾモゾするところでしたわよ」
召喚作業が終るや否や、悪魔の美女”アリシア”はネッドに抱きついてきた。
「わっ、ちょっとやめろって。離れなさい! それにハニーじゃなくて、マスターでしょ」
「え~、だって最初”ご主人様~っ”って呼んだら、駄目だって言ったじゃない?」
「だから、ご主人様じゃなくて、マスター!」
ネッドは彼女の絡みつく腕をほどきながらドアの方へと向かう。アリシアはほっぺたを膨らませ、あからさまに不満を著した。
「じゃ、ちょっと出かけて来るんで、店番の方よろしくね!」
玄関へ消えるネッド。その背中に向けて
「ちょっと、それが婚約者に対して言う言葉なの? 」
と、長身美女が言い放つ。
「だから、婚約者じゃないって!」
いつもの事ながらアリシアの好撃に閉口しながら我が家を後にするネッド。
さて、家の中に二人残されたシャミーとアリシア。
「ねぇ、あんた本当に魔王の娘なの? 一応、角とか尻尾はあるみたいだけど……」
ソファーでくつろぐシャミーが、嫌味たっぷりな言葉を口にする。
「ちょっとシャミー、何回説明したらわかるんですの? 前に《魔界紳士録》見せましたわよね。ちゃんと”北の魔王”の欄に、長女として私の名前とポートレートが出てたでしょ?」
腰に手を当て、小さい悪魔と臨戦態勢に入る本物の悪魔アリシア。
「あんなもん、いくらでも偽造できるし、そもそも本物だって確認する術がないじゃない。まぁ、くれぐれもお兄ちゃんをたぶらかして、商売の邪魔をするのだけはやめてよね」
シャミーが鼻で笑う。
か~っ! なんて生意気な小娘なんでしょ。いっそカエルにでも変えてやろうかしら。そうすれば私とハニーは晴れて……。いや駄目だわ。あの人は自分じゃ気づいていないようだけど、妹に頭の上がらないシスコンですものね。そんな事したら何もかもぶち壊しですわ。
アリシアがする歯ぎしりの音が聞こえてきそうである。
「そんな事するわけないじゃない。私だってあの人の幸せを願ってるんですのよ」
それは本当である。アリシアはネッドと契約したあの日。彼が老衰と不治の病以外で自分より先に死ぬ事はない、死なせないと固く心に誓ったのだから。
「ところでさぁ、あんた店番する時に、もう少し着るもの工夫してみない?」
「工夫って何ですの?」
嫌な予感全開のアリシア。
「例えばヒモみたいなブラとかパンティー風のコスチュームとか……」
「はい? 何々!? え!?あなた正気!?」
アリシアは顔を真っ赤にしながら、しどろもどろの返事をする。
「あんた見てくれだけはいいからさ、そういう格好をすればスケベなお客がドンドン来るかなぁと思って」
シャミーがシレッという。
「そんな事をしてお客を増やしても、ネッドは喜びませんわ。それくらいの事がわからないんですの?」
アリシアが反論する。
「甘い、甘い、甘ーい! そういうセリフは押しも押されもしない、有名職人になってから言うセリフよ。お客が来なかったら元も子もないじゃない」
真顔のシャミーが異議を唱えた。
そうよ私がこの家を出ていくまでに、お兄ちゃんには繁盛店の主になってもらわなくちゃ困るんだから……。それがあの時、お兄ちゃんが私を助けるために過酷な運命を背負わなくちゃいけなくなった事に対する、せめてもの恩返しなんだから……。
カランコロン
店の玄関ドアに付けたチャイムが鳴る。
「ほらほら、お客さんよ。せっせと働く! 角と尻尾はちゃんと隠してね!」
シャミーの厳しい言葉に、いつか必ずカエルにしてやろうと心に誓うアリシアだったが、店に出た瞬間、満面の笑みを浮かべるセクシー店員となり客の対応にあたるのであった。
一方こちらは、付加職人兼冒険者のネッド・ライザー。
あいつら上手くやってるだろうなぁ。しかし何でシャミーは、ああもアリシアに厳しいんだろう。焼きモチでも焼いてるのかな……。いや、それはないか。
そんな事を考えながら、ネッドは急ぎ足でギルドへと向かう。
今回の件、妹の期待には応えられないだろうが、冒険者として登録している以上、ギルドマスターの呼びかけ無視するわけにはいかない。またネッドには、それ以外にも招集を受け入れる深い訳があった。
この街「ポーナイザル」にあるギルドの責任者は、ネッドの亡くなった父の兄、すなわち伯父さんである。ネッドが王の親衛隊の騎士をやめるかどうか悩んでいた時、こっちへ来ないかと誘ってくれ、また店が開けるように色々と便宜を図ってもらった恩がある。
そんな伯父に、義理がたいネッドが逆らえるわけもない。
ギルド館が近づくにつれ、一目で冒険者と分かる者達がドンドン増えているのが分かった。皆、ギルドマスターの招集に応じているのだろう。彼の人望の高さがうかがい知れる。
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