魔導姫戦記

森乃守人

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外典 ドラゴンハンター 第三部

ep.13 代償

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オルファス家の異母兄弟をヴァナヘイムに降ろしてのち、シグルズ達は南方大陸に訪れた。

広大な熱帯雨林を眼下に見下ろしながら飛び続けると、やがて植物はまばらになり、いつしか砂漠の様な景色に変わる。

シグルズ「…聞いた話の通りなら、ここら辺の地下にある建造物に、アリハマ達が逃げ込んだらしいが…」
メリュジーヌ「…間違いあるまい。
地下から、例の人工魔石アトモスとやらの気配を感じる…それも複数…
だが、魔法石フォシルは無い様じゃ。」
シグルズ「けど、どっからどうやって入るんだ?
適当に暴れて、おびき出してみるか?」
メリュジーヌ「…汝はそういう事を楽しそうに言うな…」

その時、上空から声がした。
「やめなさい!
敵の規模も何もわからないのに、相変わらず無謀ね。」
「……
なんだ、お前1人で来たのか?」
シグルズが見上げた視線の先に居たのは、翼ある豹シトリーの背に乗ったシェイミーだった。

メリュジーヌ「帝国軍はどうした?」
シェイミー「…私の出自は聞いたようね。
けど、帝国に戻るなんて一言も言ってないわ。
そんな事より、入口もわからず魔法石フォシルも無いんじゃ、ここに居ても仕方ないでしょう?」
メリュジーヌ「では、どうする?」
シェイミー「この下にある建造物を造った人についての情報は?」
シグルズ「あぁ、それも聞いてる。」



帝国から借りたという翼ある豹シトリーを帰らせ、翼竜の姿となったメリュジーヌの背に乗るシグルズとシェイミー。
南方大陸北部に存在する、大陸唯一の新興国・ドゥエルグヘイムの辺境にある商人の家を訪ねた。

シグルズ「砂漠の地下にある建造物について知りてぇんだが…」
商人「…もうバラされたんですかい…?
やれやれ…娘の命の恩人とは言え、守秘義務って言ったのになぁ…」
シェイミー「その恩人の方に守秘義務を漏らしたのは何故です?」
商人「依頼人クライアントから紹介された使用人が、異形化奇病メタモルフを発症して、その方を襲ったからですよ…
腕の立つ青年で事無きを得ましたが…」
シェイミー「その後、身の周りで変わった事や、危険に晒された事はありませんか?」
商人「…偶然かもしれませんが、今までドゥエルグヘイムじゃ殆ど聞かなかった異形化奇病メタモルフが、ウチの周りでやたらと見つかりまして…
まぁ、不幸中の幸いと言いますか…どういう訳か発見時には、みな死体となってたんですがね…」
メリュジーヌ(なるほど…
その依頼人くらいあんととやら…恐らくはアリハマが送り込んだ刺客から、アッシュが密かに守っておるようじゃな…)
シェイミー「そうですか…
…それで、本題ですが、砂漠の地下の建物には、どのようにして入るのですか?」
商人「それが…
我々は依頼人クライアントの設計通りに造っただけで、どういう原理なのかまでは、まるで理解しておらんのです…」
シグルズ「…そうかい…
まぁ、あのアリハマが考えたものだとすれば、それもしょうがねぇかもな…
…邪魔したな、おっさん。」
商人「お待ち下さい…!
貴方も腕が立つとお見受けしますが、情報提供した見返りとして、ひとつ頼まれては頂けませんか?」
シグルズ「…抜け目ねぇな。
結局、知りてぇ事は何もわからなかったんだが…
何だ?頼みって。」
商人「恐れ入ります。
実はその依頼人クライアントから、もう一つ依頼を受けておりまして…
現地民の協力のもと、塔を建造していたのですが…
こういう事もありましたので、現地に連絡を取ろうとしたところ、一向に繋がらなくて…」
シェイミー「それで、私達に様子を見に行って欲しい…と?」
シグルズ「いいぜ、その依頼、請け負った。」
「ありがとうございます。
現地民との橋渡し役を案内人として同行させますので…

お~い、エンキドゥ君‼︎
こちらの方々をウルク村の現場まで、よろしく頼むよ。」



かくしてシグルズ達は、大陸の大半を占める未開のエリア・アルーヴヘイムにある、先住民の村のひとつ・ウルクを目指す。
その道中…

メリュジーヌ「(魔法石フォシルの気配がする…
徐々に近づいておるぞ…)」
シグルズ「(お、マジか⁉︎)」
エンキドゥ「…何か?」
シェイミー「な…何でもないわ。
ところで、目的地ってもしかして…魔導師の塔?」
エンキドゥ「その通りです、南方大陸では初となる魔法供給施設・エンリル…
これまで魔法は、北方大陸のヴァナヘイムから細々と供給されているだけでしたが、やっと自給自足できると思った矢先に、こんな…」



やがて辿り着いたウルク村…

エンキドゥ「…族長?
ギルガメシュ族長、どうしたんです⁉︎
社長に連絡もせずに、こんな所で…!
他の作業員や魔導師は…⁉︎」
ギルガメシュ「み…みんな塔の中だ…
何人かの魔導師が、とつぜん狂った様に暴れ出したんだ…
みんな魔法で石にされて…私だけおめおめと…」
メリュジーヌ「やはり異形化奇病メタモルフに起因する異変か…
そして、魔法石フォシルもあの塔にある。」
シグルズ「よし、行くぜ!」
ギルガメシュ「行くって…私の話を聞いてなかったのか⁉︎
みんな石にされたんだぞ⁉︎」
メリュジーヌ「その者達も救い出さねばなるまい。
我らには、その手段がある。」
シグルズ「それよりアンタらは社長に連絡しな。
魔導師が異形化奇病メタモルフ化して、計画は御破算だってな。」
エンキドゥ「異形化奇病メタモルフですって…⁉︎」
シェイミー「魔導師の成れの果てが異形化奇病メタモルフなの。
今まで南方大陸で症例が無かったのも、魔導師の塔が無かったから…魔導師が居なかったからなのよ。」
エンキドゥ「そんな…馬鹿な…!」
ギルガメシュ「い…いや、確かに…辻褄は合う…」
シグルズ「そういう訳だからよ、頼んだぜ。」



シグルズ達は塔へと潜入し、残された2人は…

ギルガメシュ「よ…よし、我々は社長さんに連絡を…」
エンキドゥ「待ってください!
あんな何処の馬の骨とも知れん連中の言いなりになるんですか?
北方大陸では、新興各国と帝国、それにテロリストが魔法石フォシルを奪い合っていたそうじゃないですか。
奴らも、ていのいい事を言って、魔法石フォシルを奪うのが目的かもしれません。」
ギルガメシュ「まさか…しかし、では、どうする?」
エンキドゥ「貴方はウルクを大都市に発展させ、南方大陸の未来を背負って立つ…その為に我々の商談に乗ったんでしょう?
それを、あんな連中に遅れを取るなんて…!」
ギルガメシュ「…わ、わかった…!」

2人はシグルズ達を追う。










一方、塔内を探索しつつ、石化された人々を治療する一行。

「…はっ!…俺は一体…
そうだ、仲間達の何人かが突然おかしくなって、俺は魔法で石にされて…
あんた達が助けてくれたのか?
それも魔法の力か?」
メリュジーヌ「左様…じゃが、人間が魔法を使い過ぎれば、汝らの仲間の様に異形化奇病メタモルフとなる。」
男「異形化奇病メタモルフ⁉︎
北方大陸に蔓延してるっていう、アレか⁉︎
…けど、人間がって…じゃあ嬢ちゃんは…?」
シェイミー「と…とにかく、ここは危険よ。
早く脱出なさい。」
「あ…あぁ、助かったぜ。
恩に着るよ。」
男はそう言って立ち去った。



引き続き塔内を探索し、魔法石フォシルの祀られた祭壇に辿り着いたシグルズ達。
メリュジーヌが祭壇の前に立ち、唱える。
「…忌まわしきアグエル文明により封印されし我が眷族よ…
その戒めを今、解き放たん…」

すると魔法石フォシルは砕け散って光の粒子となり、鶏冠トサカある石竜子トカゲの姿を象った。
「我はバシリスク…
我が戒めを解き放てし眷族よ…
汝が力を我に示せば、盟約に従い我が力を授けん。」

シグルズ「…意外と小せぇな…」
「油断はせぬ事だ。
あれの能力は石化…そして、小柄ゆえに動きを捉えるは易くない。」
そう言ったメリュジーヌの言葉に違わず、バシリスクは2脚で素早く走る。

「盟約に従い受け継ぎし白蛇アスクレピオンの力と、其を振るうに相応しき姿を解き放たん…」
光を放ちながら、白き蛇へと姿を変えたメリュジーヌ。
「石となっても我が治す故、忌憚は無用ぞ。」
シグルズ「あぁ、それじゃあ囮に専念するとしますか…!
その間にシェイミー、頼むぜ。」
シェイミー「わかったわ。」



奮闘の末、やがてシェイミーの矢がバシリスクを捉えた。

「見事なり…盟約に従い我が力を汝に授けん。」
バシリスクはそう言うと、砕け散って無数の光の粒子となり、メリュジーヌに吸収される。
かくしてメリュジーヌは石化魔法の力を得た。










その頃、エンキドゥとギルガメシュは、メリュジーヌから石化の治療を受けた者達の内の1人と会う。
「…族長?
ギルガメシュ族長!」
ギルガメシュ「…ハンババ、無事だったか⁉︎」
ハンババ「無事だったか、じゃねぇ!
エンキドゥさんよ、アンタの口車に族長が乗ったせいで、村のみんなァ滅茶苦茶だ!」
「…あの3人組の話を聞いたのですか…?
しかし、魔法を使う事が異形化奇病メタモルフ化の原因だという、確たる証拠は…」
エンキドゥが言いかけた時、何者かが近付く気配がして一同は振り返る。
それは、子供を抱いた女だった。

ハンババ「…シータ?レバンニ…!
お前達も無事だったか、良かった…!」
エンキドゥ「……‼︎」
ギルガメシュ「ま…待て、様子がおかしいぞ。」

女に抱かれた子の大福のような頬…だが、その真下の首筋は大きく喰いちぎられていた。
女は視点が定まらず、血の混じった唾液を、呻き声とともに垂れ流している。

ハンババ「…シータ、お前…何ふざけて…」
ギルガメシュ「ま…待て、近付くな!
その人はもう…!」

次の瞬間、エンキドゥは無言で女の首をはねた。

ハンババ「…シータ…う、嘘だろ…?
…おいエンキドゥ、お前…
俺のカミさんに何て事しやがる…?」
エンキドゥ「……
もう、わかっているでしょう?
この人はもはや、貴方の奥さんではありません。」
「……
元はと言えばお前らのせいだろうが…
シータはなぁ…自分の飯を減らしてでも、レバンニを腹一杯にしてやれれば笑顔だった…
レバンニは…俺が仕事から帰れば、肩車…肩車って、小さい手で俺の脚にしがみついて来て…
そんな俺の日常を…お前ら…
許さねぇ…許さねぇぞオマエらぁァァァ‼︎」
ハンババは怒り狂い、魔法を乱発しだす。

ギルガメシュ「やめろハンババ!
お前までバケモノに…!」
「知るかよそんなモン!
アイツらの居なくなったこの世界も、俺自身も、もうどうなろうが知ったこっちゃねぇ!」
ハンババは暴れながら自我を失っていき、やがて牛の様な角と蛇の尾が生えた異形となる。

そこへ、シグルズ達が駆けつけた。

メリュジーヌ「…異形化奇病メタモルフじゃ。」
シグルズ「襲われてる連中は…
アイツら、社長に報告しろっつったのに、なんでまだこんな所に…?」
シェイミー「とにかく助けないと…!
それとメリュジーヌ、貴女の正体はいちおう隠しておいた方がいいわ。」



かくして一同は、異形化奇病メタモルフ化したハンババを葬り去る。

シグルズ「お前ら、社長への報告はどうした?」
シェイミー「私達は異形化奇病メタモルフの掃討と、生存者の救助をするから、貴方達は早く行きなさい。」
ギルガメシュ「わ、わかった…!」



シグルズ達が立ち去った後…

ギルガメシュ「…さぁ、今度こそ社長さんに報告しよう。」
「…その件は貴方にお願いします。
私にはまだ、やるべき事がありますので…」
エンキドゥはそう言うと、再びシグルズ達の後を追った。





続く…
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