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小ネタ&会話集
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―ムーンでやってたちょっとした設定公開―
■大和はたぶん、ネタバレは気にしないけど、アイテムコンプとかトロフィーコンプとかは気になるタイプのゲーマー。テトリスは延々とやってられる。
司は、ツ○ツ○とかもあんまり上手でなく、テトリスは真ん中あけて端っこでゲームオーバーするタイプ(細かすぎて伝わらない)
でも、二人でプ○プヨとかしたら、大和が良い感じの所で負けてあげて、司は気付かないと思うw
結婚して、ゲーム会社に就職したが、大和は変わらずゲームが好きで、構ってって司に泣きつかれる事もある。子供のゲームは注意しにくい。
■ベータには、オメガの発情期のサイクル知らない人も多いので、高木先輩は季節の変わり目に風邪引く病弱な人と思われてたりなんだり。大和もそうなる。
一応、発情期3ヶ月に一回設定ですが、もちろん例外もありまぁす。好きなアルファに誘われたら応じちゃうオメガ。
■いつ司が、大和しゅき……ハート って言いだすかってヒヤヒヤしましたw攻めが言っても可愛くないんだよなぁ(攻めに厳しい)最終的に、大和♡に落ち着きましたねw
■そうそう。二人のフェロモンの匂い、最初は水仙の予定だったんですけど、花言葉がそぐわなさ過ぎて、藤になりましたw 好きな花言葉を当てはめてみてね!!
高木と中村はここでは初公開ですが、なかなか合った花言葉になったんじゃないかと自画自賛。
例)藤:「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」
百合(高木):「純粋」「無垢」「威厳」「荘厳」
向日葵(会長):「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」
■このオメガバース世界の適当な説明補足。
少子化の現代社会に生きる大和や司は、本能がよわよわです。二人はさらに、オメガの匂いやアルファの匂い、を学習する機会も無く育ちました。経験した事無いのでわからない、みたいな?? 直感が働いたのは結局、匂いがマックスでフェロモンに最大限触れた時でしたねw
みんなシャネルの5番って言われて、どの匂いかわかります?? 私は、教えてもらわないと絶対わからないですw 有名な香水だしどんな匂いか言葉では聞けるけど、匂わないと絶対わからない、そんな感じで書いてましたw
ま、結論を言うと、二人とも現代っ子だった、って事ですかね。結論になってるのかなw
ちなみに、ベータでも親がアルファとオメガなら遺伝子を持ってます。一般的に、アルファは男性性、オメガは女性性が引き継ぎやすいとかなんとか。なので、司は父方にアルファがいて、大和は実は母方の方にオメガがいました(亡くなってるので知らなかった)
こういった背景があったので、独自解釈オメガバースとタグをつけました。
―思いついた会話集―
■中三の検査結果後。司の家にて
司「大和聞いてくれ!オレ、アルファだった!」
大和「えっ……え?!」
司「すごいだろ~。へへっ、父さんがめちゃくちゃビックリしててさー、母さんは祝いにケーキ買ってくれたんだ」
大和「(オレ、オメガだったのに……どうしよう)そ、そうなんだ!お前んちのおじさんもベータなんだろ、凄いな!」
司「へへ。ありがと。なんか、かくせい遺伝?なんだってさ」
大和「ふぅん。……司がアルファなら、これからはいつも通り遊べなくなっちゃうな…」
司「なんで??」
大和「だってアルファは……ベータとは違うから」
司「違わない!オレと大和は、いつまでも親友だろ!違うの…?」
大和「ち、違わない!司とは、ずっと親友だ!」
司「おう!親友だ!それに、オメガじゃなかったんだろ?なら、関係は今まで通り、何も問題無いじゃん」
大和「(そうか。親友でいたいなら、この性別は隠さないといけないんだ……)」
みたいなね?
大和が最初にあやふやにしたのが始まりな気もするけど、それは仕方ないという事で…w
■遊園地編
大和「司、どうする、何から乗る?!」
司「大和が乗りたいやつからでいいよ」
大和「じゃあ……、ってあれ、先輩だ。せんぱーい」
先輩「おう、早乙女じゃん。来てくれたんだな。そっちのでっかいのは、友達?」
司「どうもこんにちは、大和の婚約者です」
先輩「へっ?え、あ、ああ、お前、番持ちだったんだな」
大和「番持ち?」
先輩「ああ、その名の通りだよ。じゃ、オレあっちでまだ仕事あるから。楽しんでいってな」
大和「はい。ありがとうございます。……司、何睨んでるの」
司「えっ?オレ、睨んでた?」
大和「全く、何も無いって言ってるだろ。ほら、これ乗ろうぜ、ジェットコースター」
司「うん。(あの男、大和の事狙ってたなさては)大和、先輩忙しそうだし、あんまり邪魔しないようにしような」
大和「あ、そうだな。お仕事中だもんな。……それに、せっかくのデートだもんなっ」
司「大和~♡」
仲良し。
(司はジェットコースターで女子のような悲鳴を上げた)
■プール編
司「大和、いい、ラッシュガードは脱ぐ必要ないんだからね、暑くなっても、プールに入れば涼しいから」
大和「はいはい」
司「じゃ、軽く準備運動して~」
女性「ねーねー、お兄さんたち、かっこいいですね。一緒に遊びませんかー」
女性「っていうか、お兄さんめっちゃタイプ。お名前教えてもらってもいいですかぁ?」
大和「……」
司「ごめんね。今日は、恋人と来てるから」
女性「えっ?……あー、そうなんですねー」
女性「それじゃあ」
大和「……」
司「え、大和、どうしたの?断ったよ?」
大和「今日は、って、お前、オレと来てなかったら遊ぶのかよ」
司「ええっ、違うよ!誤解だよ大和」
大和「……なーんてなっ。オレは、お前がモテるのなんて慣れてるからな、広い心で許してやるよ。お前も、付き合いとかあるだろうし」
司「……」
大和「なんだよ。早くプール入ろう、ぜ」
司「大和。オレ、大和しか見えてないよ。他の人はどうでも良いけど、それじゃダメだってわかってるから、相手してるだけなんだ。信じて」
大和「(それはそれでヤバいのでは?)そ、そうなんだ」
司「うん♡」
大和「じゃあさ。お前、逆にオレがもし浮気とかしたら、どうすんの」
司「えっ………えっ」
大和「マジ動揺してんじゃねーよw オレも、お前しか見えてないよ。信じて」
司「大和~♡(……あっぶねー。相手〇して大和はおしおきって言いそうになった。危ない危ない)」
大和「(こいつ案外ヤバい方に振り切れそうだな。オレがしっかりしないとなっ)」
仲良し♡
(大和は実は泳ぐの苦手。浮いていたい。司が浮き輪を引っ張ってあげてた)
■結婚式前の会話編
優菜(姉)「大和ー、準備できた?」
大和「あ、姉ちゃん、と母ちゃん。どう、かな?」
母「やっぱり、タキシードなのねえ。ドレスが見れるのは、いつになるのかしら」
優菜「母さん。大和ので満足してよ。いいわねー、馬子にも衣裳ってやつ?」
大和「へへへ~、羨ましいだろー」
優菜「はいはい。幸せいっぱいには、皮肉もきかないわね。って、母さん何泣いてんの?」
母「あの、大和が、結婚なんて。しかもつっくんとなんて、まだ信じられないわ」
大和「母ちゃん……それ、オレが一番思ってるから」
優菜「そうなの?あんた達昔っからめっちゃ仲良かったから、もしかしたらこうなるかもって思ってたわ。結婚までしなくても、一緒に住んだりしそうって」
大和「そ、そんなに?」
母「そうね~。小さい頃から、あんた達べったりだったもんねえ。こうなって、良かったのかもねえ」
父(武蔵)「おお~い、準備できたかぁ。おお、馬子にも衣裳だな、大和」
大和「父ちゃんまで~も~」
母「ンま~、司。あんたって男前だったのねえ~」
司「なにそれ」
母「お父さんの若い頃にそっくりよ~」
父「そうか?」
母「そうよ~。若い頃のお父さんも、男前だったわぁ。いいわね~、私達は結婚式できなかったから~」
父「花枝さん…」
司「じゃあ、今度一緒に写真でも撮りにいく?大和と、違う衣装撮りにいくから、ついでに」
母「まあ~、司。昔っから思ってたけど、あんた本当にやっくん第一ねえ~。ついででもなんでもいいけど~」
父「お前、自分がアルファじゃなかったらどうするつもりだったんだ?」
司「え?そんなの友達としてずっと一緒に居たに決まってんじゃん」
父&母「……」
母「まあ~、おさまる所におさまって良かったわ~。さ、お父さん、いつ写真撮りに行く?」
父「えっ、写真撮りに行くのは確定なのか」
母「もちろんよ~。楽しみね~」
父「まあ、花枝さんが楽しいなら」
司「(なんだかんだ言って母さんに甘いんだから……)」
happy marriage
(司のおじいちゃん襲来前)
■文化祭の余興で女装コンテストが行われて当然のように参加した高木先輩たち編
春久「どうだ妹よ、メイドコスしたボクは美しいだろ」
陽夏(妹)「いや……うん、いっそ恐ろしいぐらいだよ、お兄ちゃん」
渚「はるが女装すると、妹さんとそっくりだな。綺麗だ」
兄&妹「?!」
陽夏「えっと、ありがとうございます?」
春久「いや、ボクの方がより美しいだろ」
陽夏「お兄ちゃんのその自信、どこから来るの…?ひな怖い」
春久「事実だから。なあ、渚」
渚「そうだな」
陽夏「ひな、お兄ちゃん達と同じテンションになれない……友達の所に帰るね」
ドン引きする妹と、構わずいちゃいちゃする兄達でした。もちろん、高木先輩は女装コンテストで満点をとり、伝説となりました……w
■???編
昔から、気づけば一緒に居た。
同じ年に生まれた、お隣さんの男の子。仲良くならないわけなくて。
冬に生まれたから身体が小さくて、オレはいっつもそのお隣の子の後ろに隠れてた。春に生まれたその子は、いつもオレを庇ってくれて、頼れるオレのヒーローだった。
怖くて泣いてたら、絶対に助けにきてくれる、オレのヒーロー。オレだけのヒーロー
憧れだった。あの子の横なら、安心して泣き止む事ができた。
女の子がオレがカッコいいとか言ってくるけど、あの子の方がよっぽどカッコいいんだ。なんで誰も知らないんだろう。いや……オレだけが、知ってていいんだ。
なんとも言えない優越感と、独占欲。
小さかった頃はそれがなんという名前の感情だったのかわからなかったけど、今ならハッキリわかる。恋だ。小さなオレは、ヒーローの彼に恋をしたのだ。
そんな時。ずっと好きでTVで見ていた戦隊ヒーローが、負けた。
ヒーローも負ける事があるんだって知って、ショックだった。ヒーローが負けたら、どうなっちゃうの? 大変だ。
助けなきゃ。オレが、ヒーローを助けなきゃいけないんだ!
そう、子供心に思った。
次の週のTVで、ヒーローは仲間に助けられて、見事悪の組織を倒していた。
強い仲間にならなくちゃ、助けられない。それは、オレの中で確信になっていった。
父に、強くなるにはどうしたら良いか聞くと、まずその泣き虫をなおさなきゃな、って言われた。
だからオレは、泣き虫を卒業する事に決めたんだ。
あの子の為に。ヒーローの横に仲間として立つために。ずっと側に居るために。
正直、他の人は怖かった。
一言も話した事無いのに告白してくる女の子、何もしてないのに因縁つけていじめようとしてくる男の子。彼だけが、ずっと一緒で仲良くしてくれる。
そのヒーローの彼は、みんなと普通に仲良くていた。
強くなるって決めたんだから。怖がらずに、オレもヒーローみたいに、みんなと仲良くしなきゃいけないんだ。
それでもやっぱり怖いから、必要以上に喋らないけど、向こうから勝手に喋っているのをうんうん聞いているだけでも良いんだ、と気づいたのは小学校の頃。
勝手に寄ってきて、勝手に喋るのだから、適当に相槌打って合わせるだけで、相手は満足するのだ。
どうやら自分は、世間でいうイケメンの部類に入るらしい。
オレより、よっぽど彼の方がカッコいいのに。……だけどみんな、そのまま知らなければいい。そうしたら、ヒーローはずっとオレだけのヒーロー。
この頃には、自分の中の薄暗い感情に気づいていた。だけど、知られないように、誰にも、彼自身にも悟られれないようにしないといけないと感じていた。これは、オレだけの想い。
小学校を卒業し、中学校に入る頃には、オレの身体はぐんぐん伸び始めて。
あっという間に彼の身長を追い抜いていた。
抜かれっちゃったな、って寂しそうに笑う彼に覚えたのは、おそらく、昔から変わらない恋心の、延長戦。
可愛い。
今度は、オレが彼を守る番なんだ。
ようやく、ヒーローを助ける事ができるんだ。
その喜びを、今でも覚えている。
そして、運命の性別検査の日。
オレは、アルファだった。普通のベータじゃなかった。
その時の嬉しさは、何と表現していいのかわからない。これからオレは、もっと彼を守っていけるようになるんだって。色々できることが増えるんだって。
でも、オレがベータの彼を大切にしてる事を、周りのアルファは理解できなかったらしい。知らないアルファ達だからどうでも良いんだけど、うるさいのは嫌だ。カモフラージュがいるが、オメガもやっぱり普通の男性に見えて、彼以外なら近くにいるのは女の子が良いかなって思った。
正直、女の子に興味がないわけじゃなかったから、良い寄ってくる女の子と付き合ってみるが、いざ本番になると、どうしても彼の顔が浮かんできて、ダメだった。
付き合ってもないのに、浮気している感じがして。気持ちを告白した事も無いのに。女々しいったらない。
結局、彼女、という役割をそれ無しで続けたいという子はおらず、ある人には、誰かの身代わりなんてまっぴらごめんだ、と正面切って言われてしまった。
そんなにわかりやすかっただろうか。
付き合ってくれた彼女たちには申し訳ないが、フラれた話を彼にすると何故かめちゃくちゃ優しくしてくれるので、少しだけ利用させてもらった部分もなくはない。
彼はオレに優しいが、生粋のベータって感じだから、好意を伝えるのは憚られた。
嫌われたら、オレ、生きていけない。
拒絶されたら、みっともなく縋ってもダメだったら、オレは、心が死んでしまう。
怖かった。
だけど。
月日が経つと、だんだん彼も親しい人ができてきて、なんだか様子が変になってきて。
関係が変わる事は無かったが、一番仲が良いのは自分か定期的に確かめてしまうようになっていた。
自分が一番恐ろしかった。
いつ、この想いを爆発させてしまって、彼に嫌われてしまうのか。
一番ヤバいと思ったのは、良い匂いをさせていた日に、つい勃起して処理してしまった事だろう。まさかあんな所であんな時に反応してしまうなんて。
この気持ちが、本当にそういった好き、だと突きつけられたようで。
いっその事、一線超えたいって言ったら、どういう反応するかなって思った罰だったのか何なのか、避けられるようになってしまった。必死に、やんわり探ってみても、何か隠してるっていう事ぐらいしかわからなくて。
あの時本当に、暴走しなくて良かったと思う。
オレを叱ってくれたオメガの先輩には、感謝しかない。
切っ掛けを与えてくれて。
言い訳を、くれて。
そのおかげで、まさかまさかの両想いからの、運命の番になれるなんて、思ってもみなかった。でもそのまま教室でしてしまったのは、ムードも何も無くてちょっと反省。若かったから仕方ない。でも、可愛かったなぁ。
間違いなく、当時の人生で一番の日だったと思う。
ちなみに、人生で最高の日は現在も更新し続けている。
毎日幸せ。
彼の可愛い顔も、怒った顔も、幸せそうな顔も、全部オレだけが見ていい顔。
オレは、キミが居ないと、もはやオレではいられないんだ。
ねえ、知ってる?
オレがずっとずっと、キミだけを愛している事。
そしてこれからもキミを、ううんキミたちだけを、愛していくこと。
ね、大和。
お終い。
ifの司と本編の司は本当に地続きなんだなあ、って思っていただければ幸いw
■大和はたぶん、ネタバレは気にしないけど、アイテムコンプとかトロフィーコンプとかは気になるタイプのゲーマー。テトリスは延々とやってられる。
司は、ツ○ツ○とかもあんまり上手でなく、テトリスは真ん中あけて端っこでゲームオーバーするタイプ(細かすぎて伝わらない)
でも、二人でプ○プヨとかしたら、大和が良い感じの所で負けてあげて、司は気付かないと思うw
結婚して、ゲーム会社に就職したが、大和は変わらずゲームが好きで、構ってって司に泣きつかれる事もある。子供のゲームは注意しにくい。
■ベータには、オメガの発情期のサイクル知らない人も多いので、高木先輩は季節の変わり目に風邪引く病弱な人と思われてたりなんだり。大和もそうなる。
一応、発情期3ヶ月に一回設定ですが、もちろん例外もありまぁす。好きなアルファに誘われたら応じちゃうオメガ。
■いつ司が、大和しゅき……ハート って言いだすかってヒヤヒヤしましたw攻めが言っても可愛くないんだよなぁ(攻めに厳しい)最終的に、大和♡に落ち着きましたねw
■そうそう。二人のフェロモンの匂い、最初は水仙の予定だったんですけど、花言葉がそぐわなさ過ぎて、藤になりましたw 好きな花言葉を当てはめてみてね!!
高木と中村はここでは初公開ですが、なかなか合った花言葉になったんじゃないかと自画自賛。
例)藤:「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」
百合(高木):「純粋」「無垢」「威厳」「荘厳」
向日葵(会長):「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」
■このオメガバース世界の適当な説明補足。
少子化の現代社会に生きる大和や司は、本能がよわよわです。二人はさらに、オメガの匂いやアルファの匂い、を学習する機会も無く育ちました。経験した事無いのでわからない、みたいな?? 直感が働いたのは結局、匂いがマックスでフェロモンに最大限触れた時でしたねw
みんなシャネルの5番って言われて、どの匂いかわかります?? 私は、教えてもらわないと絶対わからないですw 有名な香水だしどんな匂いか言葉では聞けるけど、匂わないと絶対わからない、そんな感じで書いてましたw
ま、結論を言うと、二人とも現代っ子だった、って事ですかね。結論になってるのかなw
ちなみに、ベータでも親がアルファとオメガなら遺伝子を持ってます。一般的に、アルファは男性性、オメガは女性性が引き継ぎやすいとかなんとか。なので、司は父方にアルファがいて、大和は実は母方の方にオメガがいました(亡くなってるので知らなかった)
こういった背景があったので、独自解釈オメガバースとタグをつけました。
―思いついた会話集―
■中三の検査結果後。司の家にて
司「大和聞いてくれ!オレ、アルファだった!」
大和「えっ……え?!」
司「すごいだろ~。へへっ、父さんがめちゃくちゃビックリしててさー、母さんは祝いにケーキ買ってくれたんだ」
大和「(オレ、オメガだったのに……どうしよう)そ、そうなんだ!お前んちのおじさんもベータなんだろ、凄いな!」
司「へへ。ありがと。なんか、かくせい遺伝?なんだってさ」
大和「ふぅん。……司がアルファなら、これからはいつも通り遊べなくなっちゃうな…」
司「なんで??」
大和「だってアルファは……ベータとは違うから」
司「違わない!オレと大和は、いつまでも親友だろ!違うの…?」
大和「ち、違わない!司とは、ずっと親友だ!」
司「おう!親友だ!それに、オメガじゃなかったんだろ?なら、関係は今まで通り、何も問題無いじゃん」
大和「(そうか。親友でいたいなら、この性別は隠さないといけないんだ……)」
みたいなね?
大和が最初にあやふやにしたのが始まりな気もするけど、それは仕方ないという事で…w
■遊園地編
大和「司、どうする、何から乗る?!」
司「大和が乗りたいやつからでいいよ」
大和「じゃあ……、ってあれ、先輩だ。せんぱーい」
先輩「おう、早乙女じゃん。来てくれたんだな。そっちのでっかいのは、友達?」
司「どうもこんにちは、大和の婚約者です」
先輩「へっ?え、あ、ああ、お前、番持ちだったんだな」
大和「番持ち?」
先輩「ああ、その名の通りだよ。じゃ、オレあっちでまだ仕事あるから。楽しんでいってな」
大和「はい。ありがとうございます。……司、何睨んでるの」
司「えっ?オレ、睨んでた?」
大和「全く、何も無いって言ってるだろ。ほら、これ乗ろうぜ、ジェットコースター」
司「うん。(あの男、大和の事狙ってたなさては)大和、先輩忙しそうだし、あんまり邪魔しないようにしような」
大和「あ、そうだな。お仕事中だもんな。……それに、せっかくのデートだもんなっ」
司「大和~♡」
仲良し。
(司はジェットコースターで女子のような悲鳴を上げた)
■プール編
司「大和、いい、ラッシュガードは脱ぐ必要ないんだからね、暑くなっても、プールに入れば涼しいから」
大和「はいはい」
司「じゃ、軽く準備運動して~」
女性「ねーねー、お兄さんたち、かっこいいですね。一緒に遊びませんかー」
女性「っていうか、お兄さんめっちゃタイプ。お名前教えてもらってもいいですかぁ?」
大和「……」
司「ごめんね。今日は、恋人と来てるから」
女性「えっ?……あー、そうなんですねー」
女性「それじゃあ」
大和「……」
司「え、大和、どうしたの?断ったよ?」
大和「今日は、って、お前、オレと来てなかったら遊ぶのかよ」
司「ええっ、違うよ!誤解だよ大和」
大和「……なーんてなっ。オレは、お前がモテるのなんて慣れてるからな、広い心で許してやるよ。お前も、付き合いとかあるだろうし」
司「……」
大和「なんだよ。早くプール入ろう、ぜ」
司「大和。オレ、大和しか見えてないよ。他の人はどうでも良いけど、それじゃダメだってわかってるから、相手してるだけなんだ。信じて」
大和「(それはそれでヤバいのでは?)そ、そうなんだ」
司「うん♡」
大和「じゃあさ。お前、逆にオレがもし浮気とかしたら、どうすんの」
司「えっ………えっ」
大和「マジ動揺してんじゃねーよw オレも、お前しか見えてないよ。信じて」
司「大和~♡(……あっぶねー。相手〇して大和はおしおきって言いそうになった。危ない危ない)」
大和「(こいつ案外ヤバい方に振り切れそうだな。オレがしっかりしないとなっ)」
仲良し♡
(大和は実は泳ぐの苦手。浮いていたい。司が浮き輪を引っ張ってあげてた)
■結婚式前の会話編
優菜(姉)「大和ー、準備できた?」
大和「あ、姉ちゃん、と母ちゃん。どう、かな?」
母「やっぱり、タキシードなのねえ。ドレスが見れるのは、いつになるのかしら」
優菜「母さん。大和ので満足してよ。いいわねー、馬子にも衣裳ってやつ?」
大和「へへへ~、羨ましいだろー」
優菜「はいはい。幸せいっぱいには、皮肉もきかないわね。って、母さん何泣いてんの?」
母「あの、大和が、結婚なんて。しかもつっくんとなんて、まだ信じられないわ」
大和「母ちゃん……それ、オレが一番思ってるから」
優菜「そうなの?あんた達昔っからめっちゃ仲良かったから、もしかしたらこうなるかもって思ってたわ。結婚までしなくても、一緒に住んだりしそうって」
大和「そ、そんなに?」
母「そうね~。小さい頃から、あんた達べったりだったもんねえ。こうなって、良かったのかもねえ」
父(武蔵)「おお~い、準備できたかぁ。おお、馬子にも衣裳だな、大和」
大和「父ちゃんまで~も~」
母「ンま~、司。あんたって男前だったのねえ~」
司「なにそれ」
母「お父さんの若い頃にそっくりよ~」
父「そうか?」
母「そうよ~。若い頃のお父さんも、男前だったわぁ。いいわね~、私達は結婚式できなかったから~」
父「花枝さん…」
司「じゃあ、今度一緒に写真でも撮りにいく?大和と、違う衣装撮りにいくから、ついでに」
母「まあ~、司。昔っから思ってたけど、あんた本当にやっくん第一ねえ~。ついででもなんでもいいけど~」
父「お前、自分がアルファじゃなかったらどうするつもりだったんだ?」
司「え?そんなの友達としてずっと一緒に居たに決まってんじゃん」
父&母「……」
母「まあ~、おさまる所におさまって良かったわ~。さ、お父さん、いつ写真撮りに行く?」
父「えっ、写真撮りに行くのは確定なのか」
母「もちろんよ~。楽しみね~」
父「まあ、花枝さんが楽しいなら」
司「(なんだかんだ言って母さんに甘いんだから……)」
happy marriage
(司のおじいちゃん襲来前)
■文化祭の余興で女装コンテストが行われて当然のように参加した高木先輩たち編
春久「どうだ妹よ、メイドコスしたボクは美しいだろ」
陽夏(妹)「いや……うん、いっそ恐ろしいぐらいだよ、お兄ちゃん」
渚「はるが女装すると、妹さんとそっくりだな。綺麗だ」
兄&妹「?!」
陽夏「えっと、ありがとうございます?」
春久「いや、ボクの方がより美しいだろ」
陽夏「お兄ちゃんのその自信、どこから来るの…?ひな怖い」
春久「事実だから。なあ、渚」
渚「そうだな」
陽夏「ひな、お兄ちゃん達と同じテンションになれない……友達の所に帰るね」
ドン引きする妹と、構わずいちゃいちゃする兄達でした。もちろん、高木先輩は女装コンテストで満点をとり、伝説となりました……w
■???編
昔から、気づけば一緒に居た。
同じ年に生まれた、お隣さんの男の子。仲良くならないわけなくて。
冬に生まれたから身体が小さくて、オレはいっつもそのお隣の子の後ろに隠れてた。春に生まれたその子は、いつもオレを庇ってくれて、頼れるオレのヒーローだった。
怖くて泣いてたら、絶対に助けにきてくれる、オレのヒーロー。オレだけのヒーロー
憧れだった。あの子の横なら、安心して泣き止む事ができた。
女の子がオレがカッコいいとか言ってくるけど、あの子の方がよっぽどカッコいいんだ。なんで誰も知らないんだろう。いや……オレだけが、知ってていいんだ。
なんとも言えない優越感と、独占欲。
小さかった頃はそれがなんという名前の感情だったのかわからなかったけど、今ならハッキリわかる。恋だ。小さなオレは、ヒーローの彼に恋をしたのだ。
そんな時。ずっと好きでTVで見ていた戦隊ヒーローが、負けた。
ヒーローも負ける事があるんだって知って、ショックだった。ヒーローが負けたら、どうなっちゃうの? 大変だ。
助けなきゃ。オレが、ヒーローを助けなきゃいけないんだ!
そう、子供心に思った。
次の週のTVで、ヒーローは仲間に助けられて、見事悪の組織を倒していた。
強い仲間にならなくちゃ、助けられない。それは、オレの中で確信になっていった。
父に、強くなるにはどうしたら良いか聞くと、まずその泣き虫をなおさなきゃな、って言われた。
だからオレは、泣き虫を卒業する事に決めたんだ。
あの子の為に。ヒーローの横に仲間として立つために。ずっと側に居るために。
正直、他の人は怖かった。
一言も話した事無いのに告白してくる女の子、何もしてないのに因縁つけていじめようとしてくる男の子。彼だけが、ずっと一緒で仲良くしてくれる。
そのヒーローの彼は、みんなと普通に仲良くていた。
強くなるって決めたんだから。怖がらずに、オレもヒーローみたいに、みんなと仲良くしなきゃいけないんだ。
それでもやっぱり怖いから、必要以上に喋らないけど、向こうから勝手に喋っているのをうんうん聞いているだけでも良いんだ、と気づいたのは小学校の頃。
勝手に寄ってきて、勝手に喋るのだから、適当に相槌打って合わせるだけで、相手は満足するのだ。
どうやら自分は、世間でいうイケメンの部類に入るらしい。
オレより、よっぽど彼の方がカッコいいのに。……だけどみんな、そのまま知らなければいい。そうしたら、ヒーローはずっとオレだけのヒーロー。
この頃には、自分の中の薄暗い感情に気づいていた。だけど、知られないように、誰にも、彼自身にも悟られれないようにしないといけないと感じていた。これは、オレだけの想い。
小学校を卒業し、中学校に入る頃には、オレの身体はぐんぐん伸び始めて。
あっという間に彼の身長を追い抜いていた。
抜かれっちゃったな、って寂しそうに笑う彼に覚えたのは、おそらく、昔から変わらない恋心の、延長戦。
可愛い。
今度は、オレが彼を守る番なんだ。
ようやく、ヒーローを助ける事ができるんだ。
その喜びを、今でも覚えている。
そして、運命の性別検査の日。
オレは、アルファだった。普通のベータじゃなかった。
その時の嬉しさは、何と表現していいのかわからない。これからオレは、もっと彼を守っていけるようになるんだって。色々できることが増えるんだって。
でも、オレがベータの彼を大切にしてる事を、周りのアルファは理解できなかったらしい。知らないアルファ達だからどうでも良いんだけど、うるさいのは嫌だ。カモフラージュがいるが、オメガもやっぱり普通の男性に見えて、彼以外なら近くにいるのは女の子が良いかなって思った。
正直、女の子に興味がないわけじゃなかったから、良い寄ってくる女の子と付き合ってみるが、いざ本番になると、どうしても彼の顔が浮かんできて、ダメだった。
付き合ってもないのに、浮気している感じがして。気持ちを告白した事も無いのに。女々しいったらない。
結局、彼女、という役割をそれ無しで続けたいという子はおらず、ある人には、誰かの身代わりなんてまっぴらごめんだ、と正面切って言われてしまった。
そんなにわかりやすかっただろうか。
付き合ってくれた彼女たちには申し訳ないが、フラれた話を彼にすると何故かめちゃくちゃ優しくしてくれるので、少しだけ利用させてもらった部分もなくはない。
彼はオレに優しいが、生粋のベータって感じだから、好意を伝えるのは憚られた。
嫌われたら、オレ、生きていけない。
拒絶されたら、みっともなく縋ってもダメだったら、オレは、心が死んでしまう。
怖かった。
だけど。
月日が経つと、だんだん彼も親しい人ができてきて、なんだか様子が変になってきて。
関係が変わる事は無かったが、一番仲が良いのは自分か定期的に確かめてしまうようになっていた。
自分が一番恐ろしかった。
いつ、この想いを爆発させてしまって、彼に嫌われてしまうのか。
一番ヤバいと思ったのは、良い匂いをさせていた日に、つい勃起して処理してしまった事だろう。まさかあんな所であんな時に反応してしまうなんて。
この気持ちが、本当にそういった好き、だと突きつけられたようで。
いっその事、一線超えたいって言ったら、どういう反応するかなって思った罰だったのか何なのか、避けられるようになってしまった。必死に、やんわり探ってみても、何か隠してるっていう事ぐらいしかわからなくて。
あの時本当に、暴走しなくて良かったと思う。
オレを叱ってくれたオメガの先輩には、感謝しかない。
切っ掛けを与えてくれて。
言い訳を、くれて。
そのおかげで、まさかまさかの両想いからの、運命の番になれるなんて、思ってもみなかった。でもそのまま教室でしてしまったのは、ムードも何も無くてちょっと反省。若かったから仕方ない。でも、可愛かったなぁ。
間違いなく、当時の人生で一番の日だったと思う。
ちなみに、人生で最高の日は現在も更新し続けている。
毎日幸せ。
彼の可愛い顔も、怒った顔も、幸せそうな顔も、全部オレだけが見ていい顔。
オレは、キミが居ないと、もはやオレではいられないんだ。
ねえ、知ってる?
オレがずっとずっと、キミだけを愛している事。
そしてこれからもキミを、ううんキミたちだけを、愛していくこと。
ね、大和。
お終い。
ifの司と本編の司は本当に地続きなんだなあ、って思っていただければ幸いw
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大学生の八次直生(やつぎすなお)と伊場凛乃介(いばりんのすけ)は幼馴染で腐れ縁。
アパートも隣同士で同じ大学に通っている。
直生にはある秘密があり、嫌々ながらも凛乃介を頼る日々を送っていた。
そんなある日、直生は凛乃介のある現場に遭遇する。

ガラス玉のように
イケのタコ
BL
クール美形×平凡
成績共に運動神経も平凡と、そつなくのびのびと暮らしていたスズ。そんな中突然、親の転勤が決まる。
親と一緒に外国に行くのか、それとも知人宅にで生活するのかを、どっちかを選択する事になったスズ。
とりあえず、お試しで一週間だけ知人宅にお邪魔する事になった。
圧倒されるような日本家屋に驚きつつ、なぜか知人宅には学校一番イケメンとらいわれる有名な三船がいた。
スズは三船とは会話をしたことがなく、気まずいながらも挨拶をする。しかし三船の方は傲慢な態度を取り印象は最悪。
ここで暮らして行けるのか。悩んでいると母の友人であり知人の、義宗に「三船は不器用だから長めに見てやって」と気長に判断してほしいと言われる。
三船に嫌われていては判断するもないと思うがとスズは思う。それでも優しい義宗が言った通りに気長がに気楽にしようと心がける。
しかし、スズが待ち受けているのは日常ではなく波乱。
三船との衝突。そして、この家の秘密と真実に立ち向かうことになるスズだった。

美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
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お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。


【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。

僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載
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