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第四章:恋人義姉と大切な夜を過ごす
ある日の義姉の過ごし方 その③
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午後十時ごろ、家に帰ってきて。
「おかえり、百花さん。少し遅かったね……実家で母さんに何か言われた?」
仕事着から着替えてリビングに行くと、博嗣が声を掛けてきた。僅かに気遣うような声色だ。本当に心優しい青年に育ったと思う。
「いえ、そういうわけでは……」
「そうなの?……うん、わかった。それじゃあご飯にしようよ。僕もお腹空いたし」
「えっ?私、今日の夕飯は作り置きしていたと思うんですけど……?」
「知ってるよ。でも、どうせなら百花さんと一緒に食べたいし、美味しいって直接伝えたいからね……あれっ?もしかして向こうで何か食べてきちゃった?」
無言で驚く百花を勘違いしたのか、彼は気恥ずかしそうに笑う。そんな姿すら愛おしい。
(博嗣くんったら……もうこれ以上、好きにさせないでください……)
「……私もまだですよ。だから、一緒に食べましょう……今から、博嗣くんが大好きな卵焼きも焼いてあげますね」
「えっ?いやいや、大丈夫だよ。百花さんだって疲れてるでしょ。悪いって」
「いいえ、作らせてください。私が、博嗣くんのために、作ってあげたいんですから」
そう言って、百花は手早くエプロンを羽織り、フライパンの前に立った。
冷蔵庫から取り出したのは卵と麺つゆ。
かき混ぜたそれらに塩を振ることにもすっかり手慣れた。その事実が、今は嬉しい。
歓びに浸りながら手を動かすことしばし。
ダイニングには、料理を盛ったお皿や小鉢がいくつも並べられていた。
「うわぁ……美味しそうだね」
「頑張りましたから。今日もたくさん食べてください……いえ、食べさせてあげますね」
博嗣の隣に腰掛けた百花は、箸で卵焼きを割ってひと口大に整えた。ふぅふぅと息を吹きかけて彼の口へと運ぶ。
「はい、博嗣くん……あーん」
甘えた声で差し出せば、愛しの義弟もすぐにパクッと食べてくれる。
食事とはお腹だけでなく、心をも満たしてくれるのだと、百花は実感するのだった。
たっぷり時間をかけて食事を終えると、まったりとした時間が流れた。穏やかで、和やかで、そのまま眠ってしまいたくなるほどに。
しかし、百花はまだ今夜を終わらせるわけにはいかなかった。
「……博嗣、くん……その、お風呂は?」
「うーん、僕はまだ大丈夫かな。百花さんが入りたいなら先に入っていいよ」
ソファに座ってスマホを弄っていた博嗣が顔を上げて答えるが、そうではないのだ。
百花は義弟の隣に移動し、こてんと頭をもたれさせた。上目遣いでじっと見つめる。
──男を色っぽく誘う手段など知らない。
(でも、博嗣くんは、優しいですから……)
「よかったら……今夜は私と一緒に入りませんか?お背中、お流ししますよ?」
しなだれたように豊満な女体を押し付ければ、ドクドクと身体が熱い。二人分の熱が共有されて、茹ってしまいそうだ。
「百花さん……それって……⁉」
「はい。もちろん背中だけでなく、お身体の隅々まで私が洗って差し上げますよ……博嗣くんが望むがままに、百花は従いますから」
泣きそうな女の瞳が博嗣の本能を煽る。
気づけば彼の両手は百花の美巨乳をむにむにと揉みしだいていた。剥き出しのうなじにもべろべろと舌が這い、汗粒を舐めとる。
「ぺちゃ、ぴちゅ……僕、百花さんのこと汚しちゃってるね……だから、僕も洗ってあげたいんだけど……それでもいいかな?」
義姉の敏感な性感帯を嬲りながら博嗣が尋ねる。股間もまた既に隆々とテントを張り、窮屈そうにピクピク震えていた。
(オチ×ポ、ガチガチです。嬉しい……博嗣くんがこんなに興奮してくれています……)
愛する男に求めてもらえる喜悦が百花をさらに昂らせた。大胆にさせた。
「はい、博嗣くんがしたいなら、構いませんよ……でも、それなら……」
そこで区切って、博嗣に顔を近づけた。ちゅっと軽く口付けたあと舌を突きだす。紅い三角舌で唇の輪郭を確かめるようになぞる。
「ん、れる、んふ……私も博嗣くんのこと、もう少し汚したいです……ダメ、ですか?」
普段はお淑やかな未亡人の浅ましいおねだりを博嗣が拒むはずもない。
今宵の淫らな夜遊びは、熱烈なディープキスと洗体プレイから幕を開けるのだった。
「おかえり、百花さん。少し遅かったね……実家で母さんに何か言われた?」
仕事着から着替えてリビングに行くと、博嗣が声を掛けてきた。僅かに気遣うような声色だ。本当に心優しい青年に育ったと思う。
「いえ、そういうわけでは……」
「そうなの?……うん、わかった。それじゃあご飯にしようよ。僕もお腹空いたし」
「えっ?私、今日の夕飯は作り置きしていたと思うんですけど……?」
「知ってるよ。でも、どうせなら百花さんと一緒に食べたいし、美味しいって直接伝えたいからね……あれっ?もしかして向こうで何か食べてきちゃった?」
無言で驚く百花を勘違いしたのか、彼は気恥ずかしそうに笑う。そんな姿すら愛おしい。
(博嗣くんったら……もうこれ以上、好きにさせないでください……)
「……私もまだですよ。だから、一緒に食べましょう……今から、博嗣くんが大好きな卵焼きも焼いてあげますね」
「えっ?いやいや、大丈夫だよ。百花さんだって疲れてるでしょ。悪いって」
「いいえ、作らせてください。私が、博嗣くんのために、作ってあげたいんですから」
そう言って、百花は手早くエプロンを羽織り、フライパンの前に立った。
冷蔵庫から取り出したのは卵と麺つゆ。
かき混ぜたそれらに塩を振ることにもすっかり手慣れた。その事実が、今は嬉しい。
歓びに浸りながら手を動かすことしばし。
ダイニングには、料理を盛ったお皿や小鉢がいくつも並べられていた。
「うわぁ……美味しそうだね」
「頑張りましたから。今日もたくさん食べてください……いえ、食べさせてあげますね」
博嗣の隣に腰掛けた百花は、箸で卵焼きを割ってひと口大に整えた。ふぅふぅと息を吹きかけて彼の口へと運ぶ。
「はい、博嗣くん……あーん」
甘えた声で差し出せば、愛しの義弟もすぐにパクッと食べてくれる。
食事とはお腹だけでなく、心をも満たしてくれるのだと、百花は実感するのだった。
たっぷり時間をかけて食事を終えると、まったりとした時間が流れた。穏やかで、和やかで、そのまま眠ってしまいたくなるほどに。
しかし、百花はまだ今夜を終わらせるわけにはいかなかった。
「……博嗣、くん……その、お風呂は?」
「うーん、僕はまだ大丈夫かな。百花さんが入りたいなら先に入っていいよ」
ソファに座ってスマホを弄っていた博嗣が顔を上げて答えるが、そうではないのだ。
百花は義弟の隣に移動し、こてんと頭をもたれさせた。上目遣いでじっと見つめる。
──男を色っぽく誘う手段など知らない。
(でも、博嗣くんは、優しいですから……)
「よかったら……今夜は私と一緒に入りませんか?お背中、お流ししますよ?」
しなだれたように豊満な女体を押し付ければ、ドクドクと身体が熱い。二人分の熱が共有されて、茹ってしまいそうだ。
「百花さん……それって……⁉」
「はい。もちろん背中だけでなく、お身体の隅々まで私が洗って差し上げますよ……博嗣くんが望むがままに、百花は従いますから」
泣きそうな女の瞳が博嗣の本能を煽る。
気づけば彼の両手は百花の美巨乳をむにむにと揉みしだいていた。剥き出しのうなじにもべろべろと舌が這い、汗粒を舐めとる。
「ぺちゃ、ぴちゅ……僕、百花さんのこと汚しちゃってるね……だから、僕も洗ってあげたいんだけど……それでもいいかな?」
義姉の敏感な性感帯を嬲りながら博嗣が尋ねる。股間もまた既に隆々とテントを張り、窮屈そうにピクピク震えていた。
(オチ×ポ、ガチガチです。嬉しい……博嗣くんがこんなに興奮してくれています……)
愛する男に求めてもらえる喜悦が百花をさらに昂らせた。大胆にさせた。
「はい、博嗣くんがしたいなら、構いませんよ……でも、それなら……」
そこで区切って、博嗣に顔を近づけた。ちゅっと軽く口付けたあと舌を突きだす。紅い三角舌で唇の輪郭を確かめるようになぞる。
「ん、れる、んふ……私も博嗣くんのこと、もう少し汚したいです……ダメ、ですか?」
普段はお淑やかな未亡人の浅ましいおねだりを博嗣が拒むはずもない。
今宵の淫らな夜遊びは、熱烈なディープキスと洗体プレイから幕を開けるのだった。
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