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パイズリ奉仕とお掃除フェラ
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藤原美也子は十二月のある日、実に落ち着きのない様子で部屋をウロチョロしていた。
大学のレポートに手も付けず、嵌めた腕時計を数秒おきに確認しては焦れたようにため息を吐く。わさわさと揺れる一本結びのおさげは、整然と片付けられた一人暮らしのワンルームに似つかわしくない挙動だ。
(遅い……遅いわ……四時頃にはこっちに着くって連絡来てたのに……おかしいわね)
四時三分を示す時計を苛立たしげに見つめ、ベッドにぽすんと腰かける。弾んだヌイグルミを抱きかかえてすんすんと匂いを嗅ぐことで気を静めようとしたが、逆効果だった。
(あぁ、恭ちゃんの匂いがする……恭ちゃん、早く来て。早く来てちょうだい)
愛する彼からの贈り物に顔を寄せ、頬ずりし、切なさと憂いに瞳を潤ませる。二十歳を迎えた女体は熱く疼いていた。我慢できずに上着を捲り、乳房に触れた手でブラジャー越しに柔らかな乳肉をまさぐり始めてしまう。
Fカップを優に上回る自慢の美巨乳は軽いタッチでも甘い快感を迸らせ、次々汗を滲ませる。乾いた冬の空気を自身の喘ぎが泳ぐたび、美也子はどうしようもなく昂ぶった。
(はぁ……おっぱい、もうこんなに敏感になってるのね……でも仕方ないわ。こんな焦らしプレイされたら誰だってこうなるもの)
キャンパスですれ違う多くの男子に下卑た視線を向けられる豊かすぎる胸の膨らみ。
それを今、ただ一人の恋人を想いながら丹念に愛撫する。これからの行為に淫らな期待をし、入念に揉みほぐしていく。
「はっ、あっ、あぅ、んんっ、ヒィッ!」
しこり始めた先端がブラジャーと擦れると、息がつまるほどの快楽が全身に広がる。その波に下腹部はじゅんと重みを強め、不思議な淫欲で細くしなやかな指を牝溝へと誘導した。
(少しだけ……少しだけなら……)
ショーツ越しになぞるだけなら、或いは先っぽだけならと考えていたそのとき、
ピーンポーン。
間の抜けた呼び鈴の音が聞こえた。
「っ⁉」
美也子はバネ仕掛けの人形のように飛び起き、急いで服を直し、汗を拭く。自慰に耽りすぎて、頭のなかが真っ白になっていたのだ。
「みや姉……みや姉いるー?」
もう一度インターホンが鳴り、続けて家主の不在を訝るような少年の声がする。
その声に冷静さを取り戻した美也子は、自分のなかでスイッチが切り替わってしまう感覚を覚えながら玄関へ歩み、ドアを開けた。
「あっ、みや姉。こんにちは」
「聞こえているわ恭一郎。近所迷惑だから、何度も鳴らすのはやめてくれるかしら?」
低く落ち着いた、ともすれば冷徹とも取れるような声音で目の前の少年を厳しく注意する。美也子より頭一つ分背の低い学ランを纏った少年は、しかし全く臆することなく見上げる格好で弁明してきた。
「いや、みや姉珍しくすぐに出なかったからさ。何かあったのかもと心配になって」
「別に。何もないわ。ただ眠っていただけよ。どこぞの幼なじみが約束も守れず遅刻するみたいだから、ただ眠っていただけ」
「いや遅刻って。四時頃到着って言ったでしょ。十分くらいなら誤差の範囲じゃない」
「いいえ遅刻よ。友達同士の待ち合わせならいざ知らず、歳上の、それも勉強を教えてもらってる人との約束の場合は、余裕でアウトだわ。自分から言い出したことさえ守れないなんて、将来ロクな大人にならないわよ」
今年十七歳になった幼なじみ兼教え子の少年、宮田恭一郎に冷たくそう告げると、彼は困ったように笑って頬を掻いた。その手には近くのケーキ屋の箱が握られている。
「あー、ごめん。みや姉には今回もお世話になったから、何かお返ししたくて色々迷ってる内に遅くなっちゃったんだけど……でもそうだね。前提として、遅刻はよくないよね」
本当に申し訳なさそうに反省する恭一郎の姿に、美也子のなかで急速に罪悪感が膨らむ。
(もうっ、なんでそこで真剣に謝るのよ。ただちょっと待たされて、モヤモヤムラムラしてたから意地悪言いたくなっただけじゃない!言いがかりつけてみただけじゃない!私のためにケーキ買ってくれてたんなら、まずそれを先に言いなさいよ、バカッ!)
八つ当たり百パーセントで腹のなか悶え、地団太を踏み、なんとか導き出した返答は、
「そ、そう。悪いことする前に謝罪の品を用意しておくなんて、やっぱりロクな大人にならないわ。でも今日のところは許してあげる、見逃してあげる、寛大になってあげる」
という実に可愛げのないものだった。
「さ、入って。玄関で長話も迷惑だから」
羞恥と自己嫌悪に彼の顔が見れず、ぷいっと背けて部屋へ戻る。失礼しますと続く声に申し訳なさを感じつつ、ベッドに腰かけた。
「それで?今日は期末テストの席次が発表される日だったのよね。私が直々にマンツーマンで勉強を教えてあげてる恭一郎は、一体何番だったのかしら?まさかとは思うけどその、あ、あんまりよくない結果だったの?」
最後の質問はやや不安に揺れた声音だった。彼の到着が遅れているとき、真っ先に想定したのはこの事態だったからだ。
(私としては別に何番だろうと構わないし、泥を被ろうが何だろうがどうでもいいけど。恭ちゃんは落ち込んじゃうだろうから……)
歳下の教え子が律義で真面目で努力家だと美也子は長年の付き合いでよく知っている。成果が出ずに彼が自分を情けない男だと卑下してしまうことが唯一の懸念だったのである。
だが、それらは全て杞憂に終わった。
「だ、大丈夫です。歳上の幼なじみの、こ、こ、恋人のお姉さんに恥ずかしい思いをさせないような成績、ちゃんと出せましたから」
「なっ、なにを言ってるのよ急にっ」
向かいの座布団に座り、照れ恥じらいながらも恭一郎が細いシートを差し出す。美也子も唐突な「恋人」発言にかなり動揺し、奪い取るように受け取ってさっと目を通した。
「えっ、学年……九番?」
合計点数の下に書かれていた数字は九。今まで十番台をコンスタントにキープし続けていた恭一郎初の、一桁台の快挙だった。
(すごいじゃない恭ちゃん。今回はいつもよりずっと頑張ってたものね。本当に立派な教え子だわ。私の自慢の弟分だわ。世界で一番素敵な彼氏様だわ。本当に偉い子ね。いい子いい子してあげるから、こっちにおいで)
心の中ではそう思っていた。それくらい恭一郎のことをたくさん褒めてあげたかった。
「そう……まあ、及第点と言ったところね。恭一郎にしてはよく頑張ったと思うけど」
しかし、歳上としての自意識が邪魔をする。小さい頃からの接し方を今さら変えるのも憚られる。幼なじみとは面倒なものだと、こういうときは少しだけイヤになるのだ。
「ふうん……へぇ……そうなんだ……」
褒めるも貶すも躊躇われ、無難な相槌を呟くことしか出来ない。本当は早いところ次の話題に移行したいのに、自分からはなかなか口火を切れずにいる美也子は間違いなく面倒な女だった。残念すぎる美女だった。
「あのっ!みや姉……今回も、席次きちんと上げたよ。僕頑張ったよ。だから……」
沈黙を打破すべく、恭一郎が声を出す。徐々に萎んでいくその声量に、美也子は逆に救われた。最初の一歩さえ歩み寄ってもらえれば、体面も体裁も守れるからだ。
「ふふ……そうよね。恭一郎がこんなに勉強頑張ったのは、私からいっぱいご褒美もらいたいからだものね……いいわよ」
そう言って、美也子はベッドから下りて四つん這いで彼に近づく。重たげにたぷたぷと豊乳を揺らし、尻を淫らにくねらせ、まるで一匹の牝獣のようにその距離を縮めていく。
そして恭一郎の膝の上に手を乗せると、見下ろす格好でキスをした。
「ん、ちゅ、ちゅぷ、んんん……ふふっ」
最初は軽く口を押しつけ、温かな肉厚の感触を楽しむ。舌をわずかに蠢かし、乾燥にひび割れた唇を慈しむようにチロチロ舐めると、恭一郎が口腔への侵入を許してくれた。
「れるっ、ちゅる、じゅっ、じゅるるっ」
舌を深く潜らせ、粘膜をねぶり、唾液を啜り取る。彼もすぐに応じ、積極的にトロトロ唾液の交換を行う。口の端からはどちらのものかもわからない涎が絶えず溢れていた。
「はむっ、ちゅるるっ、れる、くちゅ、ちゅぱっ……アアンッ!ダ、ダメよ、恭一郎」
鋭い嬌声を上げたのは、恭一郎の小さくも逞しい両手が胸乳を揉んだからだった。先の自慰と甘いディープキスで蕩け始めた女体は妖しく昂ぶり、敏感に反応してしまう。
「い、いつも言ってるでしょ?これは恭一郎へのご褒美なんだから、全部私に任せて。アナタはされるがまま気持ちよくなって、しゃ、射精することだけ考えればいいのっ」
(恭ちゃんにおっぱい好きなようにいじられたら、私イキっぱなしになっちゃう……恭ちゃんのこと、気持ちよく出来なくなっちゃうもの……なんとかリードし続けないと)
「そんな寂しそうな顔しなくてもいいでしょ。これからちゃんと恭一郎の大好きなこのおっぱいで、気持ちよくしてあげるから」
(あぁ……物欲しそうで切なそうな恭ちゃん可愛い、たまんない……ホントはもっと焦らしたいけど、お互いもう無理よね……)
女体は熱く疼き、そこここに汗の珠が浮かび上がる。見下ろす恭一郎の股間も歪なテントを形成し、苦しそうにビクビク震えていた。
「ほら恭一郎、ベッドに腰かけなさい。今日はご褒美に、たくさんご奉仕してあげるわ」
○
(あぅ……す、すごいわ、恭ちゃんのオチン×ン。もうガチガチのパンパンじゃない)
ベッドに座らせた恭一郎の下肢の間に立て膝をつき、下着ごとズボンを引き下ろすと、隆々と勃起したペニスが飛び出す。ビックリ箱のようなその勢いに驚きつつも、美也子は意地悪い笑みを自然と浮かべていた。
「ふふっ、ずいぶんと興奮しているのね、恭一郎。私はまだ触れてもないのに」
顔を寄せ、鼻を鳴らし、息をふぅっと吹きかける。それだけで赤黒い先端の縦割れからは先走りが滲み、ヌメりと光沢を帯び始める。
ほっそりとした指を太い肉茎に絡めると、冬の冷気をモノともしない熱量が伝わった。上下にゆっくりしごけばぐちゅぐちゅと卑猥な水音が立ち、男根はビクビク痙攣する。
「あっ、ああっ……だ、だって、今日のみや姉、いつもよりずっと色っぽかったからぁ……顔もちょっと赤くて、キレイで……」
「っ!へ、変なこと言わないでちょうだい。おっぱい、使ってあげないわよ」
「えっ、ああぁ、ごめん、ごめん……」
オ×ニーで昂ぶっていたことを看破された恥じらいにそんなことを言うと、恭一郎は素直に謝った。それはつまり、それだけ美也子の乳房を堪能したいということだろう。
(えぇ、えぇ、いいわよ。私のおっぱい、恭ちゃんにだけ存分に使ってあげるから)
ペニスから指を離し、ベトベト粘つく手で上着を脱ぎ捨てる。拍子にたぷんと波打った美巨乳に恭一郎が生唾を飲んだのは言うまでもない。白い乳肌とは対照的な黒のケミカルレースのブラジャーも淫猥極まりなかった。
さらに見せつけるようフロントホックを外せば、押し込められていた乳毬が奔放さを主張するため内側からカップを膨らませる。
「あぁ……凄いよ……凄すぎるよ。みや姉のおっぱい、いつ見てもキレイで最高だよ」
歓喜と期待に瞳を潤ませた少年が見下ろしながら語る。オーバーFカップの双丘が生み出す深々とした谷間に見惚れているようだ。
「さて、それじゃあまずはこのおっぱいでご奉仕してあげるわ……せいぜい精を放ちなさい、恭一郎……たっぷりとね」
自慢の豊乳が褒められた歓びを必死に隠し、美也子は乳房を左右からぐっと押し寄せた。太く雄々しいペニスをすっぽり挟み込み、極上の乳奉仕、パイズリ奉仕を開始する。
軽く揺する程度の刺激から始め、少しずつ圧迫を強くする。乳圧と比例するよう、肉棒もぐんぐん硬度を増していくのが嬉しい。
「うっ、ああっ、こ、これ凄いよ……」
うっとりと、蕩けた声音を漏らす恭一郎。その顔にもっともっとと奉仕の欲が強まる。
「ど、どう、恭一郎?勉強を頑張ったご褒美に、大好きな歳上彼女にパイズリしてもらって、気持ちイイの?嬉しいの?」
「う、うん……気持ちイイ……気持ちよすぎるよ。今日のみや姉のおっぱい、汗でしっとりしててヌルヌルで、気持ちイイよ……」
「だっ、だから何でいちいちそう余計なこと言っちゃうのよアナタはっ!」
思わず両手に力がグッと入るが、恭一郎はその刺激にむしろ目を閉じて至福の息を吐く。
際限なく溢れるカウパー氏腺液で透明に犯された乳房は実際ぬらぬらと卑猥にテカり、美也子の汗と混じってしっとり濡れていた。
だがこの歳下の可愛い恋人を徹底的に悦ばせるためには、さらなる潤滑剤が欲しい。
(そ、そう……ヌルヌル……恭ちゃんは、やっぱりヌルヌルが欲しいのね)
美巨乳を上下に動かしながら、美也子は決意を固めた。先んじて恭一郎に声をかけ、視線を引き付けるのを忘れない。
「きょ、恭一郎は、ヌルヌルするのが気持ちイイ、へ、変態なんでしょ?だから、その……今日だけは、サービスしてあげる……」
そう言って、唇を薄く開き、つつ……と涎を垂らす。上目遣いでしっかりと恭一郎を捉えたまま、乳コキの速度も上げていった。
汗、ガマン汁、そして唾液。
透明な三種の粘液が天然ローションの機能を果たし、擦過の快感を何倍にも高めていく。
「あっ、ああっ、ダ、ダメだよこれ、ホントにダメなやつ……みや姉エロすぎ」
「エッチなのは恭一郎の方でしょ?歳上の恋人のはしたない姿に興奮してるの、私には丸わかりよ。この変態、淫獣、性欲魔人」
(ま、私も確かに少しエロいけど、恭ちゃんの側にいるときだけだから。きっと恭ちゃんがエッチすぎて、私にまで伝染してるのね)
自らの性欲の強さを棚上げしつつ、美也子は剛直への奉仕に熱を入れる。胸の内側で歓喜に震え、悶え、暴れる男根に愛しさが募る。
ただ上下に揺するだけでなく、左右からの力にも強弱をつけていく。時に焦らし、時に責め立てるパイズリ奉仕に恭一郎が追い込まれているのは疑いようもなかった。
(感じてる……私のおっぱいで恭ちゃんが悦んでくれてる……あぁ、ダメ、嬉しすぎて私まで気持ちよくなっちゃうぅ……)
だが、釣られるように美也子の身体も徐々に疼きを増していく。恭一郎の切羽詰まった泣きそうな喘ぎ声が、どうしようもなく美也子の身体を発情させてしまうのだ。
「はぁっ、あっ、くぅ……んんっ」
急ぎ射精へと追い立てるため、怒張をこねるように乳房で刺激する。天然ローションでスムーズになった擦過を存分に活かし、血管を太く怒らせた牡竿に満遍なく胸乳を吸いつかせて幾度も幾度もしごき上げる。
Fカップ越えの美巨乳が生み出す深い渓谷。
そのうねりとヌメりは、まるで膣内に挿入しているかのような感覚を再現していた。
「み、みや姉……みや姉ぇ……もうダメ、何も考えられなくなる……!」
美也子もまた、硬熱のペニスが女の象徴と擦れ、ビクビクと痙攣するたび、へその裏側がじゅんと潤んでしまうのを感じていた。今日一日期待に踊っていた胸は瑞々しく張り、完全な性感帯と化している。
その証拠に、双丘の先端では淡い桜色の突起がぷっくりと勃起していた。乳輪から膨れ上がる乳首──いわゆるパフィーニップル──が浅ましくもその存在を主張する。
「はぁん、ああっ、はぁ……恭一郎、が、我慢なんてしないで、とっととイキなさい……アナタは、ただバカみたいに悦んで、情けなく射精してればそれでいいんだからっ」
己の限界を察知した美也子は、恭一郎に意地でも先に射精させるため、いよいよラストスパートに差し掛かった。
剥き出しの背中を大胆に反らせ、腰から勢いよくグラインドするパイズリ。
往復するたび汗が飛沫し、発情した牝の香りがワンルームを満たしていく。全身を使った奉仕に息は熱く弾み、ぴょこぴょこと跳ねるおさげからは艶めかしいうなじが覗く。
「ふぅ、はぁ……ヒイィンッ!あぁ……」
素直になれない気持ちの全てを込め、慈愛と激しさに満ちた乳奉仕を繰り返す。
「みや姉ぇ……あぁ僕、僕もう……」
「ほらっ、恭一郎。早く、早く射しなさい」
(恭ちゃん……恭ちゃん可愛い……好きよ。あぁ、射して……もう、全部全部射してぇ)
表情も、声音も、体温も、発汗も、痙攣も。
全てが恭一郎の絶頂を予兆させていた。しかし彼はまだ抗う。シーツをぎりぎりと握り、どうにかこうにか快楽から逃れようとする。
美也子はそれを許さずに乳コキをさらに加速させ、二十歳の肢体を淫らにくねらせた。密着率も上げ、全方位からむにむにと隙間なく蹂躙し、若竿に高濃度の射精を強要する。
しかしそれでも、ある意味で先に限界に達したのは美也子の方だった。
「だ、射してぇ……早く射してちょうだい!私のだらしないおっぱい、恭ちゃんのオチン×ンザーメンで真っ白に犯してぇ……!」
普段は冷たい恋人が放った赤裸々な卑語おねだりに、とうとう恭一郎は音を上げた。
「あっ、ああぁ、みや姉ぇ……アアァ!」
ドプッ‼
芯が通ったように牡棒が硬直した刹那、噴きあがった白濁が豊潤な女の象徴を凌辱する。
生臭い精液を艶やかな女体に次々ぶちまけられ、染めあげられていく体験に、美也子は被虐の悦を感じずにはいられなかった。
(はぁ……たまらない。恭ちゃんのザーメン熱すぎるわ。おっぱい火傷しちゃう……)
「ふふっ、ずいぶんたくさん射してくれたわね、恭一郎……いいわ、このまま全部搾り取ってあげるから、もっともっと……ね」
依然として脈動するペニスを乳房で柔らかく拘束し、ゆっくり上下にしごいていく。ビクンビクンと呻く男根は導かれるように射精を続け、濁った情欲を吐き続けていた。
「はぁ……まったく、本当に恭一郎は仕方ない子ね。射していいとは言ったけど、少しは遠慮なさい。人のベッド汚すつもり?私が今晩そこで眠るってわかってるのかしら?」
美也子は呆れたフリでそう言うと、あらかた放出を終えた肉茎に小さな舌を這わせ、ペロッと舐め上げた。裏筋からじっとりねっとりと舌を蠢かせ、そのままベトベトに汚れた亀頭に唇を吸いつかせる。
「あぁっ、み、みや姉それやめてぇ……」
「んちゅ、れろっ、ちゅぱっ……イヤよ。ああぁ……ずいぶんと濃厚ね、凄い……」
舌先のツブツブで縦割れをほじり、溜まった半固形のスペルマを容赦なく舐め啜る。
「はむっ……れろっ、んっ……ぢゅっ、ぢゅるる、ずじゅるるるるッ‼」
肉の棒をより深く頬張り、尿道口に残ったザーメンさえ吸引するほどのバキュームで掃除を行う。背中を反らせ、愉悦に悶える彼の反応が美也子をいたく満足させてくれた。
「はぁ、はぁ……ほはっ、ほっひほひははい……ほういひほう」
たっぷり精液を舌に乗せたまま、上を向いていた恭一郎の注意を引く。彼が自分の白く汚れた口腔を視姦しているのを確認した上で、ごくりと喉を鳴らして嚥下した。
「……なんともまあ、マズいわね」
妖しい色香を纏わせながら舌なめずりをして、美也子はそれだけ告げるのだった。
大学のレポートに手も付けず、嵌めた腕時計を数秒おきに確認しては焦れたようにため息を吐く。わさわさと揺れる一本結びのおさげは、整然と片付けられた一人暮らしのワンルームに似つかわしくない挙動だ。
(遅い……遅いわ……四時頃にはこっちに着くって連絡来てたのに……おかしいわね)
四時三分を示す時計を苛立たしげに見つめ、ベッドにぽすんと腰かける。弾んだヌイグルミを抱きかかえてすんすんと匂いを嗅ぐことで気を静めようとしたが、逆効果だった。
(あぁ、恭ちゃんの匂いがする……恭ちゃん、早く来て。早く来てちょうだい)
愛する彼からの贈り物に顔を寄せ、頬ずりし、切なさと憂いに瞳を潤ませる。二十歳を迎えた女体は熱く疼いていた。我慢できずに上着を捲り、乳房に触れた手でブラジャー越しに柔らかな乳肉をまさぐり始めてしまう。
Fカップを優に上回る自慢の美巨乳は軽いタッチでも甘い快感を迸らせ、次々汗を滲ませる。乾いた冬の空気を自身の喘ぎが泳ぐたび、美也子はどうしようもなく昂ぶった。
(はぁ……おっぱい、もうこんなに敏感になってるのね……でも仕方ないわ。こんな焦らしプレイされたら誰だってこうなるもの)
キャンパスですれ違う多くの男子に下卑た視線を向けられる豊かすぎる胸の膨らみ。
それを今、ただ一人の恋人を想いながら丹念に愛撫する。これからの行為に淫らな期待をし、入念に揉みほぐしていく。
「はっ、あっ、あぅ、んんっ、ヒィッ!」
しこり始めた先端がブラジャーと擦れると、息がつまるほどの快楽が全身に広がる。その波に下腹部はじゅんと重みを強め、不思議な淫欲で細くしなやかな指を牝溝へと誘導した。
(少しだけ……少しだけなら……)
ショーツ越しになぞるだけなら、或いは先っぽだけならと考えていたそのとき、
ピーンポーン。
間の抜けた呼び鈴の音が聞こえた。
「っ⁉」
美也子はバネ仕掛けの人形のように飛び起き、急いで服を直し、汗を拭く。自慰に耽りすぎて、頭のなかが真っ白になっていたのだ。
「みや姉……みや姉いるー?」
もう一度インターホンが鳴り、続けて家主の不在を訝るような少年の声がする。
その声に冷静さを取り戻した美也子は、自分のなかでスイッチが切り替わってしまう感覚を覚えながら玄関へ歩み、ドアを開けた。
「あっ、みや姉。こんにちは」
「聞こえているわ恭一郎。近所迷惑だから、何度も鳴らすのはやめてくれるかしら?」
低く落ち着いた、ともすれば冷徹とも取れるような声音で目の前の少年を厳しく注意する。美也子より頭一つ分背の低い学ランを纏った少年は、しかし全く臆することなく見上げる格好で弁明してきた。
「いや、みや姉珍しくすぐに出なかったからさ。何かあったのかもと心配になって」
「別に。何もないわ。ただ眠っていただけよ。どこぞの幼なじみが約束も守れず遅刻するみたいだから、ただ眠っていただけ」
「いや遅刻って。四時頃到着って言ったでしょ。十分くらいなら誤差の範囲じゃない」
「いいえ遅刻よ。友達同士の待ち合わせならいざ知らず、歳上の、それも勉強を教えてもらってる人との約束の場合は、余裕でアウトだわ。自分から言い出したことさえ守れないなんて、将来ロクな大人にならないわよ」
今年十七歳になった幼なじみ兼教え子の少年、宮田恭一郎に冷たくそう告げると、彼は困ったように笑って頬を掻いた。その手には近くのケーキ屋の箱が握られている。
「あー、ごめん。みや姉には今回もお世話になったから、何かお返ししたくて色々迷ってる内に遅くなっちゃったんだけど……でもそうだね。前提として、遅刻はよくないよね」
本当に申し訳なさそうに反省する恭一郎の姿に、美也子のなかで急速に罪悪感が膨らむ。
(もうっ、なんでそこで真剣に謝るのよ。ただちょっと待たされて、モヤモヤムラムラしてたから意地悪言いたくなっただけじゃない!言いがかりつけてみただけじゃない!私のためにケーキ買ってくれてたんなら、まずそれを先に言いなさいよ、バカッ!)
八つ当たり百パーセントで腹のなか悶え、地団太を踏み、なんとか導き出した返答は、
「そ、そう。悪いことする前に謝罪の品を用意しておくなんて、やっぱりロクな大人にならないわ。でも今日のところは許してあげる、見逃してあげる、寛大になってあげる」
という実に可愛げのないものだった。
「さ、入って。玄関で長話も迷惑だから」
羞恥と自己嫌悪に彼の顔が見れず、ぷいっと背けて部屋へ戻る。失礼しますと続く声に申し訳なさを感じつつ、ベッドに腰かけた。
「それで?今日は期末テストの席次が発表される日だったのよね。私が直々にマンツーマンで勉強を教えてあげてる恭一郎は、一体何番だったのかしら?まさかとは思うけどその、あ、あんまりよくない結果だったの?」
最後の質問はやや不安に揺れた声音だった。彼の到着が遅れているとき、真っ先に想定したのはこの事態だったからだ。
(私としては別に何番だろうと構わないし、泥を被ろうが何だろうがどうでもいいけど。恭ちゃんは落ち込んじゃうだろうから……)
歳下の教え子が律義で真面目で努力家だと美也子は長年の付き合いでよく知っている。成果が出ずに彼が自分を情けない男だと卑下してしまうことが唯一の懸念だったのである。
だが、それらは全て杞憂に終わった。
「だ、大丈夫です。歳上の幼なじみの、こ、こ、恋人のお姉さんに恥ずかしい思いをさせないような成績、ちゃんと出せましたから」
「なっ、なにを言ってるのよ急にっ」
向かいの座布団に座り、照れ恥じらいながらも恭一郎が細いシートを差し出す。美也子も唐突な「恋人」発言にかなり動揺し、奪い取るように受け取ってさっと目を通した。
「えっ、学年……九番?」
合計点数の下に書かれていた数字は九。今まで十番台をコンスタントにキープし続けていた恭一郎初の、一桁台の快挙だった。
(すごいじゃない恭ちゃん。今回はいつもよりずっと頑張ってたものね。本当に立派な教え子だわ。私の自慢の弟分だわ。世界で一番素敵な彼氏様だわ。本当に偉い子ね。いい子いい子してあげるから、こっちにおいで)
心の中ではそう思っていた。それくらい恭一郎のことをたくさん褒めてあげたかった。
「そう……まあ、及第点と言ったところね。恭一郎にしてはよく頑張ったと思うけど」
しかし、歳上としての自意識が邪魔をする。小さい頃からの接し方を今さら変えるのも憚られる。幼なじみとは面倒なものだと、こういうときは少しだけイヤになるのだ。
「ふうん……へぇ……そうなんだ……」
褒めるも貶すも躊躇われ、無難な相槌を呟くことしか出来ない。本当は早いところ次の話題に移行したいのに、自分からはなかなか口火を切れずにいる美也子は間違いなく面倒な女だった。残念すぎる美女だった。
「あのっ!みや姉……今回も、席次きちんと上げたよ。僕頑張ったよ。だから……」
沈黙を打破すべく、恭一郎が声を出す。徐々に萎んでいくその声量に、美也子は逆に救われた。最初の一歩さえ歩み寄ってもらえれば、体面も体裁も守れるからだ。
「ふふ……そうよね。恭一郎がこんなに勉強頑張ったのは、私からいっぱいご褒美もらいたいからだものね……いいわよ」
そう言って、美也子はベッドから下りて四つん這いで彼に近づく。重たげにたぷたぷと豊乳を揺らし、尻を淫らにくねらせ、まるで一匹の牝獣のようにその距離を縮めていく。
そして恭一郎の膝の上に手を乗せると、見下ろす格好でキスをした。
「ん、ちゅ、ちゅぷ、んんん……ふふっ」
最初は軽く口を押しつけ、温かな肉厚の感触を楽しむ。舌をわずかに蠢かし、乾燥にひび割れた唇を慈しむようにチロチロ舐めると、恭一郎が口腔への侵入を許してくれた。
「れるっ、ちゅる、じゅっ、じゅるるっ」
舌を深く潜らせ、粘膜をねぶり、唾液を啜り取る。彼もすぐに応じ、積極的にトロトロ唾液の交換を行う。口の端からはどちらのものかもわからない涎が絶えず溢れていた。
「はむっ、ちゅるるっ、れる、くちゅ、ちゅぱっ……アアンッ!ダ、ダメよ、恭一郎」
鋭い嬌声を上げたのは、恭一郎の小さくも逞しい両手が胸乳を揉んだからだった。先の自慰と甘いディープキスで蕩け始めた女体は妖しく昂ぶり、敏感に反応してしまう。
「い、いつも言ってるでしょ?これは恭一郎へのご褒美なんだから、全部私に任せて。アナタはされるがまま気持ちよくなって、しゃ、射精することだけ考えればいいのっ」
(恭ちゃんにおっぱい好きなようにいじられたら、私イキっぱなしになっちゃう……恭ちゃんのこと、気持ちよく出来なくなっちゃうもの……なんとかリードし続けないと)
「そんな寂しそうな顔しなくてもいいでしょ。これからちゃんと恭一郎の大好きなこのおっぱいで、気持ちよくしてあげるから」
(あぁ……物欲しそうで切なそうな恭ちゃん可愛い、たまんない……ホントはもっと焦らしたいけど、お互いもう無理よね……)
女体は熱く疼き、そこここに汗の珠が浮かび上がる。見下ろす恭一郎の股間も歪なテントを形成し、苦しそうにビクビク震えていた。
「ほら恭一郎、ベッドに腰かけなさい。今日はご褒美に、たくさんご奉仕してあげるわ」
○
(あぅ……す、すごいわ、恭ちゃんのオチン×ン。もうガチガチのパンパンじゃない)
ベッドに座らせた恭一郎の下肢の間に立て膝をつき、下着ごとズボンを引き下ろすと、隆々と勃起したペニスが飛び出す。ビックリ箱のようなその勢いに驚きつつも、美也子は意地悪い笑みを自然と浮かべていた。
「ふふっ、ずいぶんと興奮しているのね、恭一郎。私はまだ触れてもないのに」
顔を寄せ、鼻を鳴らし、息をふぅっと吹きかける。それだけで赤黒い先端の縦割れからは先走りが滲み、ヌメりと光沢を帯び始める。
ほっそりとした指を太い肉茎に絡めると、冬の冷気をモノともしない熱量が伝わった。上下にゆっくりしごけばぐちゅぐちゅと卑猥な水音が立ち、男根はビクビク痙攣する。
「あっ、ああっ……だ、だって、今日のみや姉、いつもよりずっと色っぽかったからぁ……顔もちょっと赤くて、キレイで……」
「っ!へ、変なこと言わないでちょうだい。おっぱい、使ってあげないわよ」
「えっ、ああぁ、ごめん、ごめん……」
オ×ニーで昂ぶっていたことを看破された恥じらいにそんなことを言うと、恭一郎は素直に謝った。それはつまり、それだけ美也子の乳房を堪能したいということだろう。
(えぇ、えぇ、いいわよ。私のおっぱい、恭ちゃんにだけ存分に使ってあげるから)
ペニスから指を離し、ベトベト粘つく手で上着を脱ぎ捨てる。拍子にたぷんと波打った美巨乳に恭一郎が生唾を飲んだのは言うまでもない。白い乳肌とは対照的な黒のケミカルレースのブラジャーも淫猥極まりなかった。
さらに見せつけるようフロントホックを外せば、押し込められていた乳毬が奔放さを主張するため内側からカップを膨らませる。
「あぁ……凄いよ……凄すぎるよ。みや姉のおっぱい、いつ見てもキレイで最高だよ」
歓喜と期待に瞳を潤ませた少年が見下ろしながら語る。オーバーFカップの双丘が生み出す深々とした谷間に見惚れているようだ。
「さて、それじゃあまずはこのおっぱいでご奉仕してあげるわ……せいぜい精を放ちなさい、恭一郎……たっぷりとね」
自慢の豊乳が褒められた歓びを必死に隠し、美也子は乳房を左右からぐっと押し寄せた。太く雄々しいペニスをすっぽり挟み込み、極上の乳奉仕、パイズリ奉仕を開始する。
軽く揺する程度の刺激から始め、少しずつ圧迫を強くする。乳圧と比例するよう、肉棒もぐんぐん硬度を増していくのが嬉しい。
「うっ、ああっ、こ、これ凄いよ……」
うっとりと、蕩けた声音を漏らす恭一郎。その顔にもっともっとと奉仕の欲が強まる。
「ど、どう、恭一郎?勉強を頑張ったご褒美に、大好きな歳上彼女にパイズリしてもらって、気持ちイイの?嬉しいの?」
「う、うん……気持ちイイ……気持ちよすぎるよ。今日のみや姉のおっぱい、汗でしっとりしててヌルヌルで、気持ちイイよ……」
「だっ、だから何でいちいちそう余計なこと言っちゃうのよアナタはっ!」
思わず両手に力がグッと入るが、恭一郎はその刺激にむしろ目を閉じて至福の息を吐く。
際限なく溢れるカウパー氏腺液で透明に犯された乳房は実際ぬらぬらと卑猥にテカり、美也子の汗と混じってしっとり濡れていた。
だがこの歳下の可愛い恋人を徹底的に悦ばせるためには、さらなる潤滑剤が欲しい。
(そ、そう……ヌルヌル……恭ちゃんは、やっぱりヌルヌルが欲しいのね)
美巨乳を上下に動かしながら、美也子は決意を固めた。先んじて恭一郎に声をかけ、視線を引き付けるのを忘れない。
「きょ、恭一郎は、ヌルヌルするのが気持ちイイ、へ、変態なんでしょ?だから、その……今日だけは、サービスしてあげる……」
そう言って、唇を薄く開き、つつ……と涎を垂らす。上目遣いでしっかりと恭一郎を捉えたまま、乳コキの速度も上げていった。
汗、ガマン汁、そして唾液。
透明な三種の粘液が天然ローションの機能を果たし、擦過の快感を何倍にも高めていく。
「あっ、ああっ、ダ、ダメだよこれ、ホントにダメなやつ……みや姉エロすぎ」
「エッチなのは恭一郎の方でしょ?歳上の恋人のはしたない姿に興奮してるの、私には丸わかりよ。この変態、淫獣、性欲魔人」
(ま、私も確かに少しエロいけど、恭ちゃんの側にいるときだけだから。きっと恭ちゃんがエッチすぎて、私にまで伝染してるのね)
自らの性欲の強さを棚上げしつつ、美也子は剛直への奉仕に熱を入れる。胸の内側で歓喜に震え、悶え、暴れる男根に愛しさが募る。
ただ上下に揺するだけでなく、左右からの力にも強弱をつけていく。時に焦らし、時に責め立てるパイズリ奉仕に恭一郎が追い込まれているのは疑いようもなかった。
(感じてる……私のおっぱいで恭ちゃんが悦んでくれてる……あぁ、ダメ、嬉しすぎて私まで気持ちよくなっちゃうぅ……)
だが、釣られるように美也子の身体も徐々に疼きを増していく。恭一郎の切羽詰まった泣きそうな喘ぎ声が、どうしようもなく美也子の身体を発情させてしまうのだ。
「はぁっ、あっ、くぅ……んんっ」
急ぎ射精へと追い立てるため、怒張をこねるように乳房で刺激する。天然ローションでスムーズになった擦過を存分に活かし、血管を太く怒らせた牡竿に満遍なく胸乳を吸いつかせて幾度も幾度もしごき上げる。
Fカップ越えの美巨乳が生み出す深い渓谷。
そのうねりとヌメりは、まるで膣内に挿入しているかのような感覚を再現していた。
「み、みや姉……みや姉ぇ……もうダメ、何も考えられなくなる……!」
美也子もまた、硬熱のペニスが女の象徴と擦れ、ビクビクと痙攣するたび、へその裏側がじゅんと潤んでしまうのを感じていた。今日一日期待に踊っていた胸は瑞々しく張り、完全な性感帯と化している。
その証拠に、双丘の先端では淡い桜色の突起がぷっくりと勃起していた。乳輪から膨れ上がる乳首──いわゆるパフィーニップル──が浅ましくもその存在を主張する。
「はぁん、ああっ、はぁ……恭一郎、が、我慢なんてしないで、とっととイキなさい……アナタは、ただバカみたいに悦んで、情けなく射精してればそれでいいんだからっ」
己の限界を察知した美也子は、恭一郎に意地でも先に射精させるため、いよいよラストスパートに差し掛かった。
剥き出しの背中を大胆に反らせ、腰から勢いよくグラインドするパイズリ。
往復するたび汗が飛沫し、発情した牝の香りがワンルームを満たしていく。全身を使った奉仕に息は熱く弾み、ぴょこぴょこと跳ねるおさげからは艶めかしいうなじが覗く。
「ふぅ、はぁ……ヒイィンッ!あぁ……」
素直になれない気持ちの全てを込め、慈愛と激しさに満ちた乳奉仕を繰り返す。
「みや姉ぇ……あぁ僕、僕もう……」
「ほらっ、恭一郎。早く、早く射しなさい」
(恭ちゃん……恭ちゃん可愛い……好きよ。あぁ、射して……もう、全部全部射してぇ)
表情も、声音も、体温も、発汗も、痙攣も。
全てが恭一郎の絶頂を予兆させていた。しかし彼はまだ抗う。シーツをぎりぎりと握り、どうにかこうにか快楽から逃れようとする。
美也子はそれを許さずに乳コキをさらに加速させ、二十歳の肢体を淫らにくねらせた。密着率も上げ、全方位からむにむにと隙間なく蹂躙し、若竿に高濃度の射精を強要する。
しかしそれでも、ある意味で先に限界に達したのは美也子の方だった。
「だ、射してぇ……早く射してちょうだい!私のだらしないおっぱい、恭ちゃんのオチン×ンザーメンで真っ白に犯してぇ……!」
普段は冷たい恋人が放った赤裸々な卑語おねだりに、とうとう恭一郎は音を上げた。
「あっ、ああぁ、みや姉ぇ……アアァ!」
ドプッ‼
芯が通ったように牡棒が硬直した刹那、噴きあがった白濁が豊潤な女の象徴を凌辱する。
生臭い精液を艶やかな女体に次々ぶちまけられ、染めあげられていく体験に、美也子は被虐の悦を感じずにはいられなかった。
(はぁ……たまらない。恭ちゃんのザーメン熱すぎるわ。おっぱい火傷しちゃう……)
「ふふっ、ずいぶんたくさん射してくれたわね、恭一郎……いいわ、このまま全部搾り取ってあげるから、もっともっと……ね」
依然として脈動するペニスを乳房で柔らかく拘束し、ゆっくり上下にしごいていく。ビクンビクンと呻く男根は導かれるように射精を続け、濁った情欲を吐き続けていた。
「はぁ……まったく、本当に恭一郎は仕方ない子ね。射していいとは言ったけど、少しは遠慮なさい。人のベッド汚すつもり?私が今晩そこで眠るってわかってるのかしら?」
美也子は呆れたフリでそう言うと、あらかた放出を終えた肉茎に小さな舌を這わせ、ペロッと舐め上げた。裏筋からじっとりねっとりと舌を蠢かせ、そのままベトベトに汚れた亀頭に唇を吸いつかせる。
「あぁっ、み、みや姉それやめてぇ……」
「んちゅ、れろっ、ちゅぱっ……イヤよ。ああぁ……ずいぶんと濃厚ね、凄い……」
舌先のツブツブで縦割れをほじり、溜まった半固形のスペルマを容赦なく舐め啜る。
「はむっ……れろっ、んっ……ぢゅっ、ぢゅるる、ずじゅるるるるッ‼」
肉の棒をより深く頬張り、尿道口に残ったザーメンさえ吸引するほどのバキュームで掃除を行う。背中を反らせ、愉悦に悶える彼の反応が美也子をいたく満足させてくれた。
「はぁ、はぁ……ほはっ、ほっひほひははい……ほういひほう」
たっぷり精液を舌に乗せたまま、上を向いていた恭一郎の注意を引く。彼が自分の白く汚れた口腔を視姦しているのを確認した上で、ごくりと喉を鳴らして嚥下した。
「……なんともまあ、マズいわね」
妖しい色香を纏わせながら舌なめずりをして、美也子はそれだけ告げるのだった。
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