それは幸か不幸か

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十数年

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子供ながらに文章を書き、
ひっそりと公開していたがSNSの復旧により、簡易的で、無責任に発言が出来る世界を目の当たりにし自然と足が遠のいていた。
ふと、思い出し年齢も年齢なので気持ちの整理を含め久方ぶりに文字を連ねてみる。
あれから、変わらず音楽も洋服も好きで変わったのは機器に詳しくなったのと本や漫画を読む時間がなくなったことぐらい。いかに睡眠時間を確保出来るかが最近の悩みごとである。そうすると活動時間が減るので生きてるフリをしているかの様。働いて、お金を稼ぎ、好きな洋服を買うが一体どこへ着ていくのだろうか。
何より前と変わったのは、収集する代わりに物を売る、捨てると言った行為を知った。出来る限り身軽にし、必要最低限のモノで生きていける人間になりたい。そう思えるようになったのは、進歩だろう。浪費家は流行らない。豊かなようで心が荒むのを知った。決して浪費家を非難しているのではなく、私の方法に誤りがあったというのが正しい。
仕事のためにお金を使いなさい、これが正しいのか?正論のようでこれが負担だったようにも感じる。
そんなのもう辞めた。
そして、人の感情に振り回されて、身動きが取れないのは今も同じ。これは難しい。万人に思いやる気持ちというものは誤解されやすく、仇となって返ってくる。これほど悲しいことはない。私の好きは恋情でも愛情でもなく、親情である。なかなか伝わらないのが今も心の重りになり人を傷付ける刃になるのだろう。人から貰う恋情や愛情はありがたく居心地の良さも分かるが、破綻している上に優しさに胡座をかくのは向いてない。見て見ぬ振りは苦痛である。この感情に名前を付けて貰えれば楽になる気がしている。




悲しいことも嬉しいことも吐き出して、愛情も憎悪も全て曝け出してしまえば真っ白になれるのだろうかと、子供染みた思考に失笑してしまう。
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