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その後の日々
離れていてはすれ違うだけ
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もー、うだうだと悩んで先延ばしにしてもしょうがない。
「リュート、私はリュートを愛してる。
そして子供が欲しいと思ってる。」
突然の告白にリュートの動きが完全に止まった。聞いているかわからないけど、今言ってしまわなないと、言葉にしないと、またうだうだ悩んでなにも出来なくなっちゃう。
「まだ産まれてない子供の代わりにぐずぐず悩みのはやめて、創造主様と子供に悩んで乗り越えてもらおうと思います。」
まだ動かないリュートは聞いていると信じてそのまま話す。今は行動に移す為にも言葉にしてしまう事を優先する。
「創造主様もう私の考えてる事はわかっていると思います。でもリュートは…えっと…ちっちちおやなのかなぁ?」
恥ずかしくて疑問系になっちゃったけど、
すると、創造主様が珍しい表情して、チラチラとリュートを見ている?
『…あー、つがい君が…』
リュート⁈
姿見の中のリュートがうずくまって…
…いや、土下座している⁈
えっ!なんで?
『今回ばかりは私はつがい君に同情するな~』
創造主様が姿見に触れると、
「ゆいー!すまなかったー許してくれー
これからは結に何でも話す。もう寝室に閉じ込めたりもしない。何でもするし、悪いところは言ってくれ、直すからー。なんでもするからー捨てないでくれー」
はぁー⁈
今私告白したよね。それがまた何で私がリュート捨てる事になるのぉ?
『いや~、父親になるのかな?って…
私には伝わってるけど…
つがい君には君の照れ隠し別の意味につたわってるみたいだよ~』
「⁈リュート、捨てないから!。最初に言ったよね。思い出して。」
顔を上げたリュートはこの一瞬で驚くほど憔悴しきっていた。
これは絶対私が悪いよね。
目の端で創造主様が頷いているのがみえた。
「リュートごめんね。違うの、ちゃんともう一度言うから聞いててね。
私はリュートの事愛してるし、リュートとの子供が欲しいと思ってるの。」
愛情表現がストレートなリュートに私の照れ隠しは伝わらないし、致命傷になる事を学習しました。
そして、出っ会ってからの時間も、共通点もあまり無い私達は距離を置いては、すれ違う事はあっても分かり合える事は無いと気付きました。
『あははは、やっぱりいいね君。
はいはいそれじゃあ…』
「創造主様その前に。
創造主様はこの、えっと…白い世界から出る事は出来るのですか?」
『問題無いよ~だって、私は自分の創った世界と共に生きるだけだから~創った世界にほとんど干渉しないで、観賞してるだけ~』
あはははと笑う創造主様にイラッとする。
『今の分かった。関わらない干渉と見て』
「リュート、今から戻るからね。まずは、私の話をちゃんと最後まで聞いてね。」
リュートが高速で首を縦に振るのを確認してから創造主様に向き合う。
『…私今初めて涙が出そうになったよ~』
「それではお願いします。」
私の顔は今、無だろう。
『…段々私の扱い雑になってない?
それじゃあ、後はよろしくね。お義母さん』
はいはい。
「リュート、私はリュートを愛してる。
そして子供が欲しいと思ってる。」
突然の告白にリュートの動きが完全に止まった。聞いているかわからないけど、今言ってしまわなないと、言葉にしないと、またうだうだ悩んでなにも出来なくなっちゃう。
「まだ産まれてない子供の代わりにぐずぐず悩みのはやめて、創造主様と子供に悩んで乗り越えてもらおうと思います。」
まだ動かないリュートは聞いていると信じてそのまま話す。今は行動に移す為にも言葉にしてしまう事を優先する。
「創造主様もう私の考えてる事はわかっていると思います。でもリュートは…えっと…ちっちちおやなのかなぁ?」
恥ずかしくて疑問系になっちゃったけど、
すると、創造主様が珍しい表情して、チラチラとリュートを見ている?
『…あー、つがい君が…』
リュート⁈
姿見の中のリュートがうずくまって…
…いや、土下座している⁈
えっ!なんで?
『今回ばかりは私はつがい君に同情するな~』
創造主様が姿見に触れると、
「ゆいー!すまなかったー許してくれー
これからは結に何でも話す。もう寝室に閉じ込めたりもしない。何でもするし、悪いところは言ってくれ、直すからー。なんでもするからー捨てないでくれー」
はぁー⁈
今私告白したよね。それがまた何で私がリュート捨てる事になるのぉ?
『いや~、父親になるのかな?って…
私には伝わってるけど…
つがい君には君の照れ隠し別の意味につたわってるみたいだよ~』
「⁈リュート、捨てないから!。最初に言ったよね。思い出して。」
顔を上げたリュートはこの一瞬で驚くほど憔悴しきっていた。
これは絶対私が悪いよね。
目の端で創造主様が頷いているのがみえた。
「リュートごめんね。違うの、ちゃんともう一度言うから聞いててね。
私はリュートの事愛してるし、リュートとの子供が欲しいと思ってるの。」
愛情表現がストレートなリュートに私の照れ隠しは伝わらないし、致命傷になる事を学習しました。
そして、出っ会ってからの時間も、共通点もあまり無い私達は距離を置いては、すれ違う事はあっても分かり合える事は無いと気付きました。
『あははは、やっぱりいいね君。
はいはいそれじゃあ…』
「創造主様その前に。
創造主様はこの、えっと…白い世界から出る事は出来るのですか?」
『問題無いよ~だって、私は自分の創った世界と共に生きるだけだから~創った世界にほとんど干渉しないで、観賞してるだけ~』
あはははと笑う創造主様にイラッとする。
『今の分かった。関わらない干渉と見て』
「リュート、今から戻るからね。まずは、私の話をちゃんと最後まで聞いてね。」
リュートが高速で首を縦に振るのを確認してから創造主様に向き合う。
『…私今初めて涙が出そうになったよ~』
「それではお願いします。」
私の顔は今、無だろう。
『…段々私の扱い雑になってない?
それじゃあ、後はよろしくね。お義母さん』
はいはい。
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