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その後の日々

壮大過ぎる問題

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『君達の子は私のつがいとして生を受ける事になるかな~』

生まれる前から嫁ぎ先が決まってるって…

せっかく生まれてくるなら、愛する人と幸せになってほしい。

これから生まれてくるだろう子が、こんな寂しい世界で、他の者達の営みを見続けるなんて…
この世界は…いっその事

『生まれてこない方がいいか』

あっ!
「もっ申し訳ありません。」

『…』

何も答えない創造主様に、覚悟を決め恐る恐る顔を上げると…
今までの雰囲気と違い、諦めを含み静かに微笑む姿が畏れ多くもとても悲しくうつる。

でも…何故?

何も言わず攫ってしまう事だって出来たのに…

『確かに黙って攫う事も出来る。実際そうした者達もいる。でもね~、攫われてきた大半の者達は、受け入れてはくれず壊れていくんだよ。そして、つがいに拒絶された創造主達もまた壊れる。』

創造主様が壊れる?そうしたら、その世界は…

『創造主の壊れた世界は共に壊れて行く事になる。』

ええーー⁈
創造主様につがいって駄目じゃん⁈


リュートもつがい…私だけど…世界が終わるって言ってた様な…
リュートって創造主様と同じなの?何?つがいシステムマジ怖いんだけど!

創造主様をチラッと見て、思ってしまった。
創造主様もう壊れてない?

あぁ~そうか。

この白いだけの世界に気が遠くなる程の時間1人…



『…⁈』

よしっ!
あっ!
「あの~」

『ありがとう。』

⁈…そうだった…思っている事筒抜けだった…
恥ずかしい。

『私のつがいの母はとても優しい人だ。』

神々しい程の優しい微笑みを浮かべる創造主様、私からすればあなたの方が余程優しい方です。
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