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その後の日々

悲しみから一転

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番を探す魔鏡のある番部屋。

結を見つけ、手の届かない世界にいる結を見つめ続けた場所にまた来る事になるとは…

どうせ世界の破壊に使われる魔力、全てを使っても結を見つける。見つけてみせる。

大きな姿見に魔力を通して願う。己のつがいを乞い願う。

結、俺の宝、俺の唯一、俺の命、俺の

最初に見つけたあの時を思い出す。
一瞬、一瞬だけだが結が俺に気づき振り返ってその瞳を見た時、俺は完全に結に落ちた。
囚われた。

結、最期に1度だけでもいいから会いたい。

魔力をいくら通しても鏡は白いまま…何も映らない…
まだ、まだ、全てを使ってでも…

ピシッ
鏡から嫌な音がした。
ピシッ

鏡に大きな亀裂がはしっり慌てて手を離したが、鏡が砕け散った⁈

魔力をほとんど使い切った体は重く上手く動けず、膝から崩れ落ちる。
乱れた呼吸に、ただ砕け散った鏡を見つめる事しか出来ない。

「ゆいぃぃーー‼︎あぁぁぁぁ」

重い体を使って鏡をかき集める。

結との絆が…砕け散った鏡が手に腕に突き刺さり赤く染まる。鏡の破片を抱えて蹲る。

結、お前がいないと俺は…
生きていけない…







俺のいなくなった世界で他のだれかが結に寄り添う⁈

「クソッ!」
床に拳を叩きつける。

結のいない世界で生きていけない!
でも…結を置いて死ぬなんて出来るか‼︎
俺のいなくなった世界で…
許せるか!

俺から結を奪う奴は誰であろうが容赦しない。
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