竜人のつがいへの執着は次元の壁を越える

たま

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気づいて!俺を!俺を見て!俺を
俺の唯一、俺の宝、俺の…
どうすれば…どうすれば…



「ねえ、結はどんな人がいいの?」

「はぁ?…どんな人って?何突然に」
「こっちが はぁ? だよ。
私たち16よ、そんな私たちの会話でどんな人ってきたら恋愛話っしょ。それ以外何があるのか逆に聞きたいわ」
確かに、
どんな人…どんな人がいいのかな?
首を捻っていると、

「いないの?えー」
「じゃあ美穂はどんな人がいいのよ」
どんな人か思いつかないし、部活が忙しくて恋愛あんまり考えた事ないな。

美穂の話を聞きながら、
16で恋愛あんまり考えた事ないって、
私枯れてない?
苦い笑いが込み上げる

「ちょっと結、聞いてる?」
「ごめ~ん、聞いてなかった。」
素直に謝ると美穂はため息を吐きながら
「だから、やっぱり異世界のイケメンが1番って事よ」
「…何?新しい映画の話し?」
いつ話が変わったんだ?そんなに長い事考え事してたの?

「違うよ。映画の話しなんてしてないし、恋愛でしょ恋愛。」

恋愛でいせかい?伊勢 かい?人名か?
isekai的な?グループ?

「ごめんなさい、美穂さん教えて下さい。いせかいって誰?」
「…結さん、いせかいは誰でもありません。異なる世界と書いて、異世界と読むアレです。」
しばし無言で美穂と見つめ合い。
「美穂さん、たびたびごめんなさい。恋愛と異世界の繋がりがさっぱり理解できません。」
「結さん、遅れてますね。今や恋愛は異世界が王道です。」

………
うそ~⁈いつの間に、私が枯れてる間に世間はそんな事に⁈
「美穂さん大変申し訳ないのですが、枯れていた私にその恋愛の常識を教えて下さい。」
「枯れてた?…よく分からんけど、任せなさい!この異世界恋愛マスターのこの私が教えてやろうではないか」
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