3 / 18
3.運命は過酷だった
しおりを挟む
「こちらはオートロックス侯爵家か?」
家のここまで入り込んで言う事か?違ったらどうするんだ?
「貴方はスイッチ王太子殿下!このようなところに何の用で?」
クレッシェ……。我が家をこのようなところとか言わないでよ~。でもまぁ、王太子がいきなり来るようなところじゃないわね、うん。
「貴女はクレッシェ嬢。貴女も至急登城してください!それから、この侯爵家のお嬢さんとそのお子さんも」
なんで私まで?クレッシェはわかるけど?私はなんで?
王城で肖像画を見た。
私好みのオジサマは国王陛下だった。どこかで見たような気がする。ってそりゃあ、デビュタントの時に会ってるし、貨幣にバッチリ顔が写ってる。なんだか敗北感…。
「その親父が亡くなった。これからは俺がこの国の国王になるわけだが……」
「まさか?ミシェルが皇后??私の義母?」
「さすがクレッシェ嬢、話が早いな。ついでにその三つ子の子は父上の子だから、俺の弟妹だな。身分としては王弟・王妹というやつだ」
こんな時、健康体の自分が恨めしい。気絶の一つもかましたい。クレッシェの方が気絶しそうだ。
「クレッシェ、大丈夫?」
「大丈夫だと思いたいけど…」
私が第2王子に睨まれる~。怖いよ~。
「というのが、事実というわけだが……。ミシェル嬢には王妃として公務にあたってもらいたい。さらに、ミシェルの子供の三つ子だが俺とミシェル嬢の間に生まれたというように箝口令を引こうと思う」
ちょっと待ってよ!私はクレッシェと違って、王子妃教育とか何にも受けてない、ただの侯爵令嬢よ?
「ただの侯爵令嬢と思っているかもしれないが、行動力は人一倍あるな」
「あ、それは保証しますわ」
クレッシェ~~!!
「親父が亡くなった今、妃なき国王として、俺が国を統治するというのは、国民を不安にさせかねないし、他国には弱みを見せているように映るだろう。そこでだ!俺を助けると思ってミッシェル嬢に王妃になってほしい」
「それは夜伽も含むんですか?」
その場の王家の人間が赤面してしまった。王家はなんて打たれ弱いの?クレッシェは平気だったのに。
「あ~…、ミシェル嬢が俺のことを好きになってくれればな」
クレッシェが王家に私のオジサマ好きを話しているの?遠くでクレッシェが首を横に振りまくってるけど。あんまり振ると、気持ち悪くなるわよ(体験談)?
正直に言うと、この王太子なぁ、あと20年後くらいがいい感じになってると思うんだよなぁ。今は世間で『世紀の貴公子』とか言われてるみたいだけど、まだまだ青いわね。
「親父の葬儀、明日には俺の妻として出席してほしい」
あのオジサマが亡くなっちゃたのかぁ。残念だなぁ。
「わかったわよ。こっちからの条件は、うちの子達を三人とも立派な紳士・淑女に育て上げる事。当然私も努力するけど、私は外交だの社交だので忙しいんでしょ?」
「契約成立だな。書面でもきちんと書いておこう。そういうわけで、そのように皆の者、周知するように!」
「「「「はっ!」」」」
「はぁ、女子会してたはずなのになぁ。ミシェルがお義姉様になるの?」
「クレッシェの義姉になれるように頑張ります!」
「違うでしょ?この国の恥にならないように外交とか社交とか頑張るのよ~。気が重いわ」
「そぉ?私はクレッシェと一緒だと思うとなんか楽しいわ♪」
「ミシェルはなんか楽しそうでいいわね?この後が地獄よ?頑張ってね」
「あー、クレッシェに捨てられたぁ」
「はははっ、女の子は女の子同士で楽しそうだなぁ?」
「楽しくないわよ!もうっ、婚約の状態でもう甥が2人、姪が1人もいるのよ?」
「そう言えばそうだな。俺にも甥と姪かぁ……。どんな子?」
「可愛い子達よ。お義父様に似てるとミシェルが喜ぶわね」
ミシェルが義母になるわけじゃなくてよかった。でも義姉……。大丈夫かなぁ?
家のここまで入り込んで言う事か?違ったらどうするんだ?
「貴方はスイッチ王太子殿下!このようなところに何の用で?」
クレッシェ……。我が家をこのようなところとか言わないでよ~。でもまぁ、王太子がいきなり来るようなところじゃないわね、うん。
「貴女はクレッシェ嬢。貴女も至急登城してください!それから、この侯爵家のお嬢さんとそのお子さんも」
なんで私まで?クレッシェはわかるけど?私はなんで?
王城で肖像画を見た。
私好みのオジサマは国王陛下だった。どこかで見たような気がする。ってそりゃあ、デビュタントの時に会ってるし、貨幣にバッチリ顔が写ってる。なんだか敗北感…。
「その親父が亡くなった。これからは俺がこの国の国王になるわけだが……」
「まさか?ミシェルが皇后??私の義母?」
「さすがクレッシェ嬢、話が早いな。ついでにその三つ子の子は父上の子だから、俺の弟妹だな。身分としては王弟・王妹というやつだ」
こんな時、健康体の自分が恨めしい。気絶の一つもかましたい。クレッシェの方が気絶しそうだ。
「クレッシェ、大丈夫?」
「大丈夫だと思いたいけど…」
私が第2王子に睨まれる~。怖いよ~。
「というのが、事実というわけだが……。ミシェル嬢には王妃として公務にあたってもらいたい。さらに、ミシェルの子供の三つ子だが俺とミシェル嬢の間に生まれたというように箝口令を引こうと思う」
ちょっと待ってよ!私はクレッシェと違って、王子妃教育とか何にも受けてない、ただの侯爵令嬢よ?
「ただの侯爵令嬢と思っているかもしれないが、行動力は人一倍あるな」
「あ、それは保証しますわ」
クレッシェ~~!!
「親父が亡くなった今、妃なき国王として、俺が国を統治するというのは、国民を不安にさせかねないし、他国には弱みを見せているように映るだろう。そこでだ!俺を助けると思ってミッシェル嬢に王妃になってほしい」
「それは夜伽も含むんですか?」
その場の王家の人間が赤面してしまった。王家はなんて打たれ弱いの?クレッシェは平気だったのに。
「あ~…、ミシェル嬢が俺のことを好きになってくれればな」
クレッシェが王家に私のオジサマ好きを話しているの?遠くでクレッシェが首を横に振りまくってるけど。あんまり振ると、気持ち悪くなるわよ(体験談)?
正直に言うと、この王太子なぁ、あと20年後くらいがいい感じになってると思うんだよなぁ。今は世間で『世紀の貴公子』とか言われてるみたいだけど、まだまだ青いわね。
「親父の葬儀、明日には俺の妻として出席してほしい」
あのオジサマが亡くなっちゃたのかぁ。残念だなぁ。
「わかったわよ。こっちからの条件は、うちの子達を三人とも立派な紳士・淑女に育て上げる事。当然私も努力するけど、私は外交だの社交だので忙しいんでしょ?」
「契約成立だな。書面でもきちんと書いておこう。そういうわけで、そのように皆の者、周知するように!」
「「「「はっ!」」」」
「はぁ、女子会してたはずなのになぁ。ミシェルがお義姉様になるの?」
「クレッシェの義姉になれるように頑張ります!」
「違うでしょ?この国の恥にならないように外交とか社交とか頑張るのよ~。気が重いわ」
「そぉ?私はクレッシェと一緒だと思うとなんか楽しいわ♪」
「ミシェルはなんか楽しそうでいいわね?この後が地獄よ?頑張ってね」
「あー、クレッシェに捨てられたぁ」
「はははっ、女の子は女の子同士で楽しそうだなぁ?」
「楽しくないわよ!もうっ、婚約の状態でもう甥が2人、姪が1人もいるのよ?」
「そう言えばそうだな。俺にも甥と姪かぁ……。どんな子?」
「可愛い子達よ。お義父様に似てるとミシェルが喜ぶわね」
ミシェルが義母になるわけじゃなくてよかった。でも義姉……。大丈夫かなぁ?
752
あなたにおすすめの小説
最愛の亡き母に父そっくりな子息と婚約させられ、実は嫌われていたのかも知れないと思うだけで気が変になりそうです
珠宮さくら
恋愛
留学生に選ばれることを目標にして頑張っていたヨランダ・アポリネール。それを知っているはずで、応援してくれていたはずなのにヨランダのために父にそっくりな子息と婚約させた母。
そんな母が亡くなり、義母と義姉のよって、使用人の仕事まですることになり、婚約者まで奪われることになって、母が何をしたいのかをヨランダが突き詰めたら、嫌われていた気がし始めてしまうのだが……。
見た目の良すぎる双子の兄を持った妹は、引きこもっている理由を不細工だからと勘違いされていましたが、身内にも誤解されていたようです
珠宮さくら
恋愛
ルベロン国の第1王女として生まれたシャルレーヌは、引きこもっていた。
その理由は、見目の良い両親と双子の兄に劣るどころか。他の腹違いの弟妹たちより、不細工な顔をしているからだと噂されていたが、実際のところは全然違っていたのだが、そんな片割れを心配して、外に出そうとした兄は自分を頼ると思っていた。
それが、全く頼らないことになるどころか。自分の方が残念になってしまう結末になるとは思っていなかった。
手作りお菓子をゴミ箱に捨てられた私は、自棄を起こしてとんでもない相手と婚約したのですが、私も含めたみんな変になっていたようです
珠宮さくら
恋愛
アンゼリカ・クリットの生まれた国には、不思議な習慣があった。だから、アンゼリカは必死になって頑張って馴染もうとした。
でも、アンゼリカではそれが難しすぎた。それでも、頑張り続けた結果、みんなに喜ばれる才能を開花させたはずなのにどうにもおかしな方向に突き進むことになった。
加えて好きになった人が最低野郎だとわかり、自棄を起こして婚約した子息も最低だったりとアンゼリカの周りは、最悪が溢れていたようだ。
姉と妹の常識のなさは父親譲りのようですが、似てない私は養子先で運命の人と再会できました
珠宮さくら
恋愛
スヴェーア国の子爵家の次女として生まれたシーラ・ヘイデンスタムは、母親の姉と同じ髪色をしていたことで、母親に何かと昔のことや隣国のことを話して聞かせてくれていた。
そんな最愛の母親の死後、シーラは父親に疎まれ、姉と妹から散々な目に合わされることになり、婚約者にすら誤解されて婚約を破棄することになって、居場所がなくなったシーラを助けてくれたのは、伯母のエルヴィーラだった。
同じ髪色をしている伯母夫妻の養子となってからのシーラは、姉と妹以上に実の父親がどんなに非常識だったかを知ることになるとは思いもしなかった。
他人の婚約者を誘惑せずにはいられない令嬢に目をつけられましたが、私の婚約者を馬鹿にし過ぎだと思います
珠宮さくら
恋愛
ニヴェス・カスティリオーネは婚約者ができたのだが、あまり嬉しくない状況で婚約することになった。
最初は、ニヴェスの妹との婚約者にどうかと言う話だったのだ。その子息が、ニヴェスより年下で妹との方が歳が近いからだった。
それなのに妹はある理由で婚約したくないと言っていて、それをフォローしたニヴェスが、その子息に気に入られて婚約することになったのだが……。
可愛い妹を母は溺愛して、私のことを嫌っていたはずなのに王太子と婚約が決まった途端、その溺愛が私に向くとは思いませんでした
珠宮さくら
恋愛
ステファニア・サンマルティーニは、伯爵家に生まれたが、実母が妹の方だけをひたすら可愛いと溺愛していた。
それが当たり前となった伯爵家で、ステファニアは必死になって妹と遊ぼうとしたが、母はそのたび、おかしなことを言うばかりだった。
そんなことがいつまで続くのかと思っていたのだが、王太子と婚約した途端、一変するとは思いもしなかった。
存在感と取り柄のない私のことを必要ないと思っている人は、母だけではないはずです。でも、兄たちに大事にされているのに気づきませんでした
珠宮さくら
恋愛
伯爵家に生まれた5人兄弟の真ん中に生まれたルクレツィア・オルランディ。彼女は、存在感と取り柄がないことが悩みの女の子だった。
そんなルクレツィアを必要ないと思っているのは母だけで、父と他の兄弟姉妹は全くそんなことを思っていないのを勘違いして、すれ違い続けることになるとは、誰も思いもしなかった。
完結 女性に興味が無い侯爵様、私は自由に生きます
ヴァンドール
恋愛
私は絵を描いて暮らせるならそれだけで幸せ!
そんな私に好都合な相手が。
女性に興味が無く仕事一筋で冷徹と噂の侯爵様との縁談が。 ただ面倒くさい従妹という令嬢がもれなく付いてきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる