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18話 結局同居……
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「翔ー‼リョウ君がいきなりひどいのよー‼」
と、ハルカが玄関先で騒いでる。
「で、どうした?」
「リョウ君、あの世話係の子を側室にしようかなぁ?とか言うの。私の前で」
――堂々たる浮気宣言
「会ってみるか」
「リョウー、久しぶりだな。でどうした?ハルカが俺に泣きついてきたぞ」
「久しぶりだな、翔。冗談だったんだけど…?」
「冗談はTPOと相手を考えろよ」
「それに側室ってお前、お父さんは職業として王なだけで、お父さんが亡くなったらリョウは無職だぜ?王室じゃないんだから」
「そうなの?リョウ君、翔」
――俺はそうだと思ってる
「それについては、この俺、銀が話そう」
――いつのまにやら何故か親父がチキョウに来ているっっ‼
あれは俺も若かりし頃、国際弁護士の資格を取りに留学をしてたんだ。飛び級しまくったやつな?その途中、玄関を開けると別世界にいったわけよ。で、その時にキョウに会った。
――前に初めましてとか言ったのは嘘か…
俺が元に戻る条件は街中の大工仕事を手伝うことだったかな?とはいえ、あんまり壊れてないから、2・3件で終わった気がする。で、キョウがうちに来てたんだ。アヤメのところに。俺は一刻も早く元の世界と思ったよ。
――母さんも初めましてじゃなかったんだな。
その時のキョウの条件はリョウと同じかな?リョウの母さんは地球産だ。ハーフってことになるのかな?それで、リョウの母さんと会って初めてキョウの職業が‘王’になったんだ。リョウはおとなしく法学部の勉強した方がいいんじゃねーの?先のこと考えるとさ。いつまでも夫婦2人じゃないだろ?
――親父がチキョウに来れた理由も何もかもわかった
「リョウ、どうするんだ?」
親父も俺も問う
「チキョウは法体制が不十分だし、もっと法律関係勉強するよ」
――ん?ということは、我が家が親父・母さん・俺・双子・リョウ・ハルカの大所帯になるのか?
「リョウ、うちに住む気か?」
「できれば」
「新婚さんは楽しく2人暮らししろよ。パーティーには招待するからよ」
「それでいいか?」
「はい。不動産見つけるまで」
「それは全力で俺がサポートしよう。顧客に地主とかいるしな」
――なんだか悪徳弁護士って様相だよ…
俺は大学に通いながら親父の事務所で雑務をしていた。これもわりと為になる。俺は結局この事務所を継ぐことになるんだろうか?双子もいるしなぁ。それはまだわかんないけど。
「リョウ、そういえば不在だったんだけど。お前が大学入学式で新入生代表の挨拶だったぞ。まぁ、大学の入学式なんて思い出作りであとはサボるやついっぱいいるから問題ないけどな。突如新入生代表挨拶をすることになったやつに比べれば」
「俺がチキョウにいる間にそんなことがあったのか」
「大学の時間割、シラバス見て速攻決めろよ。閉め切り今日の放課後までだからな」
「時間割自分で決めるんだ」
「必修とかは文字通り。あとは進級に必要な単位数とか、卒業に必要な単位数とか。とにかく、シラバス読めよ」
――面倒になってシラバスさんに丸投げした
「親父、リョウとハルカの新居は見つかったのか?」
「大学に通い易くて、うちにも来易く、かつ家賃は抑えた1LDKって難しいな」
「見つかるまではうちに?」
「そうだな。リョウの大学通いもあるし、ハルカはもっと料理うまくなった方がいいだろ?うちで花嫁修業だ」
――明らかにリョウの方が料理上手いもんな…
「新婚さんなら1LDKで十分だろ。広すぎると掃除が大変だ」
――はっ、ハルカが花嫁修業でうちの風呂やトイレを掃除→中途半端
「母さんにはみっちりハルカに指導してもらおう」
そういや双子もうすぐ1歳の誕生日だな。パーティーやるんだろうな
「コウキとコウタ、最近どうなの?一緒に住んでるのに見ないなぁ」
「最近、やっとこさ言葉話すようになった。ママと…」
――ライバル出現ってオーラを出すなよ、親父…
リョウとハルカの新居も決まり、家族5人での生活が始まった。ハルカは俺とリョウが大学に行っている間うちで花嫁修業。母さん曰く、
「保育園の待機児童が問題になっているでしょ?ハルカちゃんがいてくれて大助かりよ!ハルカちゃん、ミルクあげたりおむつ交換すごく上手よ」
――だそうだ。リョウに子供の世話なら任せてって言えば?と言うと、
「恥ずかしくて言えないわよー」と返事が来た。俺はバカップルで免疫つき過ぎなのか?
かわりに俺がリョウに「ハルカ、育児が上手って母さんが言ってた」と伝えた。あいつらの間に子供?弟達と年あんまり離れてないぞ…。新婚さんだしいいだろう。
リョウは金髪碧眼で大学に行っている。茶髪とかザラだしな。女子に彼女の有無を聞かれても、「既婚です」で済むかららしい。なんか怖い。
と、ハルカが玄関先で騒いでる。
「で、どうした?」
「リョウ君、あの世話係の子を側室にしようかなぁ?とか言うの。私の前で」
――堂々たる浮気宣言
「会ってみるか」
「リョウー、久しぶりだな。でどうした?ハルカが俺に泣きついてきたぞ」
「久しぶりだな、翔。冗談だったんだけど…?」
「冗談はTPOと相手を考えろよ」
「それに側室ってお前、お父さんは職業として王なだけで、お父さんが亡くなったらリョウは無職だぜ?王室じゃないんだから」
「そうなの?リョウ君、翔」
――俺はそうだと思ってる
「それについては、この俺、銀が話そう」
――いつのまにやら何故か親父がチキョウに来ているっっ‼
あれは俺も若かりし頃、国際弁護士の資格を取りに留学をしてたんだ。飛び級しまくったやつな?その途中、玄関を開けると別世界にいったわけよ。で、その時にキョウに会った。
――前に初めましてとか言ったのは嘘か…
俺が元に戻る条件は街中の大工仕事を手伝うことだったかな?とはいえ、あんまり壊れてないから、2・3件で終わった気がする。で、キョウがうちに来てたんだ。アヤメのところに。俺は一刻も早く元の世界と思ったよ。
――母さんも初めましてじゃなかったんだな。
その時のキョウの条件はリョウと同じかな?リョウの母さんは地球産だ。ハーフってことになるのかな?それで、リョウの母さんと会って初めてキョウの職業が‘王’になったんだ。リョウはおとなしく法学部の勉強した方がいいんじゃねーの?先のこと考えるとさ。いつまでも夫婦2人じゃないだろ?
――親父がチキョウに来れた理由も何もかもわかった
「リョウ、どうするんだ?」
親父も俺も問う
「チキョウは法体制が不十分だし、もっと法律関係勉強するよ」
――ん?ということは、我が家が親父・母さん・俺・双子・リョウ・ハルカの大所帯になるのか?
「リョウ、うちに住む気か?」
「できれば」
「新婚さんは楽しく2人暮らししろよ。パーティーには招待するからよ」
「それでいいか?」
「はい。不動産見つけるまで」
「それは全力で俺がサポートしよう。顧客に地主とかいるしな」
――なんだか悪徳弁護士って様相だよ…
俺は大学に通いながら親父の事務所で雑務をしていた。これもわりと為になる。俺は結局この事務所を継ぐことになるんだろうか?双子もいるしなぁ。それはまだわかんないけど。
「リョウ、そういえば不在だったんだけど。お前が大学入学式で新入生代表の挨拶だったぞ。まぁ、大学の入学式なんて思い出作りであとはサボるやついっぱいいるから問題ないけどな。突如新入生代表挨拶をすることになったやつに比べれば」
「俺がチキョウにいる間にそんなことがあったのか」
「大学の時間割、シラバス見て速攻決めろよ。閉め切り今日の放課後までだからな」
「時間割自分で決めるんだ」
「必修とかは文字通り。あとは進級に必要な単位数とか、卒業に必要な単位数とか。とにかく、シラバス読めよ」
――面倒になってシラバスさんに丸投げした
「親父、リョウとハルカの新居は見つかったのか?」
「大学に通い易くて、うちにも来易く、かつ家賃は抑えた1LDKって難しいな」
「見つかるまではうちに?」
「そうだな。リョウの大学通いもあるし、ハルカはもっと料理うまくなった方がいいだろ?うちで花嫁修業だ」
――明らかにリョウの方が料理上手いもんな…
「新婚さんなら1LDKで十分だろ。広すぎると掃除が大変だ」
――はっ、ハルカが花嫁修業でうちの風呂やトイレを掃除→中途半端
「母さんにはみっちりハルカに指導してもらおう」
そういや双子もうすぐ1歳の誕生日だな。パーティーやるんだろうな
「コウキとコウタ、最近どうなの?一緒に住んでるのに見ないなぁ」
「最近、やっとこさ言葉話すようになった。ママと…」
――ライバル出現ってオーラを出すなよ、親父…
リョウとハルカの新居も決まり、家族5人での生活が始まった。ハルカは俺とリョウが大学に行っている間うちで花嫁修業。母さん曰く、
「保育園の待機児童が問題になっているでしょ?ハルカちゃんがいてくれて大助かりよ!ハルカちゃん、ミルクあげたりおむつ交換すごく上手よ」
――だそうだ。リョウに子供の世話なら任せてって言えば?と言うと、
「恥ずかしくて言えないわよー」と返事が来た。俺はバカップルで免疫つき過ぎなのか?
かわりに俺がリョウに「ハルカ、育児が上手って母さんが言ってた」と伝えた。あいつらの間に子供?弟達と年あんまり離れてないぞ…。新婚さんだしいいだろう。
リョウは金髪碧眼で大学に行っている。茶髪とかザラだしな。女子に彼女の有無を聞かれても、「既婚です」で済むかららしい。なんか怖い。
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