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4.加速度的に没落していくダイズ侯爵家
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あれだけマーガレットが説明したというのに、例のドレスでお茶会に参加した新・侯爵夫人。
「初めましてラリア=ダイズと申します。よろしくお願いしますわ」
その挨拶に応えるご婦人はいなかった。逆に、
「そのドレスは誰が選んだのですか?」
「まぁ、お目が高い。最近作って頂いたの。義娘には不評だったけれど、気のせいよね。ホホホ」
「お茶会だというのに、そのような派手な色で恥ずかしい」
「奥様が亡くなって、期間が短く後妻になったんでしょう?慎みがないわ」
「夜会とお茶会を間違ってるのかしら?」
「このような夫人を迎え入れた侯爵様も侯爵様だわ。うちとの取引も考えないといけないわ」
「あっ…あの」
「貴女のような方をお茶会に呼ぶなんて恥ずかしいわ。もう来ないで下さる?」
「え?」
「うちもお断りだわ」
「そんなのうちもよ」
と、マーガレットが言った通りになった。
この話をダイズ侯爵にすると、顔を真っ赤にして怒られた。まさか自分が怒られると思わなかった。
「今まで、俺がどれだけ頭を下げて取引を成功させてきたと思ってるんだ?しばらく部屋で謹慎していろ」
お母様がお父様に叱責された。どうしてなの?
そうこうしていると、マーガレットが冒険者ギルドに所属をしていて、冒険者として成功しているという話を耳にするようになった。お母様も「マーガレットのせいよ」とよく口にするようになった。
あの女のせいでこの家がダメになるんだ。
そう思ったキロルは冒険者ギルドに行くことにした。
「いやぁ、マーガレットには助けられたよ。死にそうなところを治癒魔法で助けてくれたんだからな。もうマーガレットに足を向けて寝れねーよ」
「あんたは寝ながら360度回転するだろ?自分じゃ寝てるから気付いてないだろうけど。絶対マーガレットに脚向けてるよ」
「違いねー」
「ハハハ」
なんなの?平和に和んでない?治癒魔法?魔法なんて使えたの?家にいる時は何にも使っていなかったじゃない。確かに、家を出ていく時にマーガレットの部屋からはどうやって持って行くの?ってくらい貴重品の類がなくなってたけど。
私はカウンターに行った。
「マーガレットはいますか?」
「失礼ですがどちら様ですか?」
「キロル=ダイズよ。マーガレットの義妹」
「……マーガレットはダイズ侯爵家と縁を切る事を望んでいますので、お答えすることはできません」
「なんなの?私は侯爵令嬢よ?言う事聞きなさいよ!」
「見苦しいわね、キロル。私に何か用?」
「何よ、さっきからいたの?」
「私の質問に答えるべきよ。何か用?」
「あんたのせいで家が滅茶苦茶なのよ」
「自業自得でしょ(他人のせいにするのが趣味なの?)」
「お母様はマーガレットのせいだって」
「あらやだ、マザコンなの?いい年して恥ずかしい」
「……」
「私は何もしてないわよ?ここで冒険者をしてただけよ。
それから、勘違いをしてるみたいだけど、いーい私は爵位を受け取れる年齢になったらダイズ侯爵家の爵位を受け取るわ。お母様が遺してくれたものだもの。『私が受け取れるような年齢になるまでしっかりと侯爵代理を務めて下さい』とお父様に伝えてくれる?
爵位を受け取った後は、侯爵家の大掃除ね。要らない人間を片っ端から侯爵家から排除していくわ。その対象に自分たちも入っていると心してくださいね」
私はその後何も言えなかった。侯爵令嬢として生きていくものだと思っていたのに、この女が爵位を受け取った後は平民落ち?そんなのは嫌よ。平民になるなら以前の貧乏男爵家の方がマシよ。
「初めましてラリア=ダイズと申します。よろしくお願いしますわ」
その挨拶に応えるご婦人はいなかった。逆に、
「そのドレスは誰が選んだのですか?」
「まぁ、お目が高い。最近作って頂いたの。義娘には不評だったけれど、気のせいよね。ホホホ」
「お茶会だというのに、そのような派手な色で恥ずかしい」
「奥様が亡くなって、期間が短く後妻になったんでしょう?慎みがないわ」
「夜会とお茶会を間違ってるのかしら?」
「このような夫人を迎え入れた侯爵様も侯爵様だわ。うちとの取引も考えないといけないわ」
「あっ…あの」
「貴女のような方をお茶会に呼ぶなんて恥ずかしいわ。もう来ないで下さる?」
「え?」
「うちもお断りだわ」
「そんなのうちもよ」
と、マーガレットが言った通りになった。
この話をダイズ侯爵にすると、顔を真っ赤にして怒られた。まさか自分が怒られると思わなかった。
「今まで、俺がどれだけ頭を下げて取引を成功させてきたと思ってるんだ?しばらく部屋で謹慎していろ」
お母様がお父様に叱責された。どうしてなの?
そうこうしていると、マーガレットが冒険者ギルドに所属をしていて、冒険者として成功しているという話を耳にするようになった。お母様も「マーガレットのせいよ」とよく口にするようになった。
あの女のせいでこの家がダメになるんだ。
そう思ったキロルは冒険者ギルドに行くことにした。
「いやぁ、マーガレットには助けられたよ。死にそうなところを治癒魔法で助けてくれたんだからな。もうマーガレットに足を向けて寝れねーよ」
「あんたは寝ながら360度回転するだろ?自分じゃ寝てるから気付いてないだろうけど。絶対マーガレットに脚向けてるよ」
「違いねー」
「ハハハ」
なんなの?平和に和んでない?治癒魔法?魔法なんて使えたの?家にいる時は何にも使っていなかったじゃない。確かに、家を出ていく時にマーガレットの部屋からはどうやって持って行くの?ってくらい貴重品の類がなくなってたけど。
私はカウンターに行った。
「マーガレットはいますか?」
「失礼ですがどちら様ですか?」
「キロル=ダイズよ。マーガレットの義妹」
「……マーガレットはダイズ侯爵家と縁を切る事を望んでいますので、お答えすることはできません」
「なんなの?私は侯爵令嬢よ?言う事聞きなさいよ!」
「見苦しいわね、キロル。私に何か用?」
「何よ、さっきからいたの?」
「私の質問に答えるべきよ。何か用?」
「あんたのせいで家が滅茶苦茶なのよ」
「自業自得でしょ(他人のせいにするのが趣味なの?)」
「お母様はマーガレットのせいだって」
「あらやだ、マザコンなの?いい年して恥ずかしい」
「……」
「私は何もしてないわよ?ここで冒険者をしてただけよ。
それから、勘違いをしてるみたいだけど、いーい私は爵位を受け取れる年齢になったらダイズ侯爵家の爵位を受け取るわ。お母様が遺してくれたものだもの。『私が受け取れるような年齢になるまでしっかりと侯爵代理を務めて下さい』とお父様に伝えてくれる?
爵位を受け取った後は、侯爵家の大掃除ね。要らない人間を片っ端から侯爵家から排除していくわ。その対象に自分たちも入っていると心してくださいね」
私はその後何も言えなかった。侯爵令嬢として生きていくものだと思っていたのに、この女が爵位を受け取った後は平民落ち?そんなのは嫌よ。平民になるなら以前の貧乏男爵家の方がマシよ。
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