40 / 84
side玲奈 あの日
しおりを挟む
「ねー、れーこ。
明日、さくの誕生日プレゼント買いに行こうよ!」
「え、あぁ。そういえばもう再来週だったわね。」
「···まさか、れーこはさくのお誕生日忘れてたの?」
「ち、ちー?そんなことないわ。
ただ、早いなーと思っただけ。」
ちーは、垂れ気味の目でジトッと私を見た。
─そんな目しないでよっ!
それにしても、相変わらずかわいい顔してるわ。
彼女の知らないところでは『お姫様』って呼ばれているけど、本当にそのままね。
私は『氷の女王』らしいわ。···どうしてよっ!
たまは『王子様』、まあちーとくっついてること多いし、そこらの男子よりはカッコいいしね。
そういえば、女子に告白されてたわね···。
さくは、『ロリ姫』だったかな。
聞いてうなずいたの覚えているわ。
「れーこ、聞いてる?」
「っ!」
急に近づいてきたたまに私は驚いてしまった。
「やっぱり、聞いてない。」
「あ、えーと、ごめん。」
「さくの誕生日プレゼントはREONモールで買おうって話してたの。」
ちーが説明をしてくれた。
「まったく、れーこはしっかりしてるようで抜けてるんだから。」
「たま、それは聞き捨てならないわね。
たまよりはましよ。」
「なにおう。」
「ふ、二人ともやめて~」
私たちの間にちーが真剣な顔で割ってはいる。
「「···ぶっ、あははっ。」」
「なっ、二人ともからかったな~!!」
何でもないこのときが楽しかった。
ここにさくがいたらな、と思うくらい。
「ッ、お前らここにいたか。」
「どうしたんですか先生。」
廊下から顔を出した先生はとても急いでいるようだった。
なんだか嫌な予感がした。
「実は···──
明日、さくの誕生日プレゼント買いに行こうよ!」
「え、あぁ。そういえばもう再来週だったわね。」
「···まさか、れーこはさくのお誕生日忘れてたの?」
「ち、ちー?そんなことないわ。
ただ、早いなーと思っただけ。」
ちーは、垂れ気味の目でジトッと私を見た。
─そんな目しないでよっ!
それにしても、相変わらずかわいい顔してるわ。
彼女の知らないところでは『お姫様』って呼ばれているけど、本当にそのままね。
私は『氷の女王』らしいわ。···どうしてよっ!
たまは『王子様』、まあちーとくっついてること多いし、そこらの男子よりはカッコいいしね。
そういえば、女子に告白されてたわね···。
さくは、『ロリ姫』だったかな。
聞いてうなずいたの覚えているわ。
「れーこ、聞いてる?」
「っ!」
急に近づいてきたたまに私は驚いてしまった。
「やっぱり、聞いてない。」
「あ、えーと、ごめん。」
「さくの誕生日プレゼントはREONモールで買おうって話してたの。」
ちーが説明をしてくれた。
「まったく、れーこはしっかりしてるようで抜けてるんだから。」
「たま、それは聞き捨てならないわね。
たまよりはましよ。」
「なにおう。」
「ふ、二人ともやめて~」
私たちの間にちーが真剣な顔で割ってはいる。
「「···ぶっ、あははっ。」」
「なっ、二人ともからかったな~!!」
何でもないこのときが楽しかった。
ここにさくがいたらな、と思うくらい。
「ッ、お前らここにいたか。」
「どうしたんですか先生。」
廊下から顔を出した先生はとても急いでいるようだった。
なんだか嫌な予感がした。
「実は···──
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。


特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる