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sideステラ2
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姫君が魔法を習うらしい──
ステラがその噂を耳にした。
「どういうことなの!?
メドゥーサ族は魔法を使えないはずじゃ!」
ステラは酒場に男を見つけると詰め寄った。
「あぁ、ただどうやら大魔王の血が濃く流れたようでメドゥーサの能力は使えないらしい。」
本をめくりながら男は思案するように言った。
─あぁっ!!もう、私は早く旦那様を手に入れたいのに!!!
「だったら、もうさっさとあいつら消してしまえば良いのよ!」
「まだだ、姫君の実力を見てからでないと行動に移すことは危険だ。
···いや、むしろ魔法を覚える前に消した方が好都合か?」
隣でステラが喚くなか、男は考えを張り巡らせた。
考えながら本を眺めているとなにかを見つけたようにニヤッと笑った。
「ステラ、城の中にお前の言うことを聞くやつはどれくらいいる?」
「そうね···、十人位かしら。」
「···十人。
···次の新月に城に行く。
ステラ、明日またここに来たときに作戦を伝える。」
男はそういうと颯爽と立ち去った。
─なんなのよいきなり、まあいいわ。
次の新月にはあいつらは消えるのね。
ステラは冷たく微笑んだ。
ステラがその噂を耳にした。
「どういうことなの!?
メドゥーサ族は魔法を使えないはずじゃ!」
ステラは酒場に男を見つけると詰め寄った。
「あぁ、ただどうやら大魔王の血が濃く流れたようでメドゥーサの能力は使えないらしい。」
本をめくりながら男は思案するように言った。
─あぁっ!!もう、私は早く旦那様を手に入れたいのに!!!
「だったら、もうさっさとあいつら消してしまえば良いのよ!」
「まだだ、姫君の実力を見てからでないと行動に移すことは危険だ。
···いや、むしろ魔法を覚える前に消した方が好都合か?」
隣でステラが喚くなか、男は考えを張り巡らせた。
考えながら本を眺めているとなにかを見つけたようにニヤッと笑った。
「ステラ、城の中にお前の言うことを聞くやつはどれくらいいる?」
「そうね···、十人位かしら。」
「···十人。
···次の新月に城に行く。
ステラ、明日またここに来たときに作戦を伝える。」
男はそういうと颯爽と立ち去った。
─なんなのよいきなり、まあいいわ。
次の新月にはあいつらは消えるのね。
ステラは冷たく微笑んだ。
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