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第3章 終局に向かって
第二十三話 北の地へ
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「あら、おかえりなさい」
ドアを開けると、フィナが出迎えてくれた。
それにしても今日は疲れた......
今何時だろう?
俺は懐中時計をふと見た。
すると、針は夜の八時を指していた。
「そうえば、エレアは?」
俺が聞く前に、リアンがフィナにそう聞いた。
「エレアなら今入浴中よ、ちなみにシン達は夕飯は食べたの?」
「いや、まだ食べてないよ」
「なら私が作るわ!」
そういうとフィナは目を輝かせて着ているローブの袖をまくった。
「本当にいいのか?」
「別に気にしなくていいよ、食料は十分余裕があるし」
そういうと、子供の様に浮かれながらフィナはキッチンに向かった。
後でお礼を言わないとな。
俺はそう思いながらリアンと一緒に椅子に座ってフィナの手料理を待った。
すると、エレアが部屋に入ってきた。
「あ、おかえり、さっきフィナが嬉しそうにキッチンに向かっていたけど、何かあったの?」
「ああ、フィナが俺達に夕食を作ってくれるみたいで......」
俺はそう言うと、エレアは手に持っていた櫛を落とした。
「......他に何か言ってた?」
「特に何も、リアンは何か聞いたか?」
「夕食作ってくれること以外は何も聞かされてないわ」
そう言うと、エレアが小さい声で呟いた。
「実はフィナは、複数料理を作ると必ず一つ失敗するのよ」
「「は?」」
俺とリアンは思わず声を上げた。
「前に何回かフィナに料理を複数作ってもらったんだけど、その内の一つに必ず失敗作があるのよ」
「失敗作って、別に食べれないわけじゃないだろ......」
そう聞くと、エレアは首を横に振った。
「確かに最初は私も思い込みだと思って何回か試したわ、だけど毎回それを口にした途端に意識を持ってかれたわ」
「え、でもそれ本人はそのことは自覚しているのか?」
「ええ、だからそれを克服するために時々私の所に料理を習いに来ていたわ」
何か急に食欲がなくなってきた。
「でも外れ以外は凄くおいしいよ、フィナの手料理は」
そう言っている内に、フィナが夕食も運んできた。
「お待たせ、取りあえずサンドイッチとビーフシチューを作ってみたわ」
見ると、さっきの話が嘘のように思えるぐらいおいしそうな料理が運ばれてきた。
「それじゃあ、いただきます」
俺と最初にサンドイッチを口にした、ハムに野菜をパンで挟んだ普通のサンドイッチだった。
「うまい!」
「本当!?」
フィナはそう聞いてきた。
「ええ、本当においしいわ」
リアンがフィナにそう答えた。
あれ、リアンはサンドイッチではなくビーフシチューに口を付けていた。
もしかして今回外れ無し?
俺はそう思うと、心が軽くなってついビーフシチューに口を付けてしまった。
すると、口にした瞬間に俺はその場に倒れ意識を失った。
あれ?
俺は一体......
俺は目が覚めると、ベットに横たわっていた。
確か昨日は、夕食を食べたところまでは覚えているんだが......
駄目だ、それ以降は思い出せない。
最後に何かを口にしたのは覚えているのに、何かいろいろあったような気がするんだけどな。
すると部屋のドアが開いて、中にエレアとフィナが入ってきた。
「おはよう、シン、体調はどう?」
「特になんともないけど、しいて言えば何か忘れているような気がする、一体昨日夕食の後に何が起きたんだ?」
俺がそう聞くと二人は、何も無かったよ、と答えた。
目を逸らしながら。
「そうか、何も無かったのならいいや、ところでリアンは?」
「リアンさんなら朝食を作ってもらっているわ」
え、もしかしてリアンの手作り料理が食べれるってこと?
でも急にどうしたんだろう?
まあ、変に考えないで素直に喜ぶかな。
そう考えている内に、エレア達は部屋を離れた。
彼女たちもやるべきことがあるのだろう。
そうえば今日だったな、シベロゼアに向かうのは。
俺は、一瞬あの施設の事を思い出した。
恐らくあの施設はレイアム大陸のどこかにあるのだろう。
一刻も早くあの施設を見つけ出して、ユーリに決着を付けないとな。
とにかく、今は着替えて食堂に行くかな。
俺は、着替えて食堂に向かった。
「あら、シン、おはよう」
食堂に入ると、リアン達は席に着いてすでに朝食を摂っていた。
「おはよう、少し聞きたいことがあるんだけど......」
「なに?」
「昨日の事に着いてなんだけど」
そう言うと、リアンは何か言おうとしたが、エレアやフィナからの目線で何かを察したのか、二人と同じく、何もなかったと答えた。
これはなんかあったけど知らない方がいいってやつだな、特に魔物絡みでもなさそうだし。
これ以上は深く追及しないでおくか。
そう思うと急に腹が減ってきた。
ついさっきまで、なんともなかったのに。
「さて、朝食を食べたらすぐに向かうかな」
「どこに?」
フィナがそう聞いてきた。
「レイアム大陸にちょっとね,因縁の相手に決着を付けに行くんだ」
そう言うと、フィナはポケットから何かを取り出した。
「これをあげる」
俺は、フィナから緑色の結晶がいくつか入った袋をもらった。
「これを回復薬に混ぜて使うと効果が高まるよ、クリスタルと比べたら少し劣るけどね」
「ありがとう、フィナ」
俺は袋を受け取り、色々話しながら朝食を済ませた。
後は向かうだけか、なんかあっという間だな。
俺はそう思いながらレイアムに行く準備をしていた。
耐寒薬も前に作ったやつだけどいくつかあるし、途中で作ればいいか。
用意を済ませ、エレアやフィナに見送られながら俺達はレイズニアを離れた。
「取りあえず、船にも乗れたし少し休むかな」
あの後十二時ぐらいに港に着いて、今俺達は船の個室にいる。
ただ、レイアム行きの船に乗るまでの荷物チェックが長くて、気が付けば三十分経過していた。
まさかあそこまで、持ち物を調べられるとは思っていなかった。
何でも、今のレイアムは原因不明の病が流行っているらしく、レイアムに行くためには厳重なチェックを受けなければ入れないようだ。
もしもそれを受けずにレイアムに行くものなら、問答無用で白の騎士に捕まって地下牢に連れていかれるらしい。
まあ、要するに不法侵入するなって事だろう。
ちなみに、ちゃんとチェックを受けると、それを証明する切符サイズの通行証を渡された。
これを失くすと、また三十分近くかそれ以上のチェックをされるようだ。
「はぁ、よく考えたら今休むとまたユーリに会ってしまうかもしれないな......」
アイツはよく勝手に夢の中に入ってくるからな。
不用意に寝てしまうと逆にまずいかもしれないな。
とはいえ、一睡もしないのも問題だけどな。
俺がそう思っていると、リアンが話しかけてきた。
「ねえ、シンは何がきっかけでユーリと知り合ったの?」
そうえば、まだ話していなかったっけ。
俺は、リアンに過去の事を話した。
どうやってこの世界に来たのかを。
「......という訳なんだ。 最初はこんなことになるなんて思ってもみなかったよ」
話し終えると、ちょうど船が港に着いたようだ。
すると、リアンはあることを聞いてきた。
「ねえ、シンはユーリと決着を付けたらどうするの?」
「え?」
俺は、リアンの質問につい声を上げてしまった。
確かにユーリに決着をつけた後の事は考えていなかった。
とはいえ、ユーリを倒した後、俺はこの世界に居られるのだろうか?
そう考えていると、リアンがじっと見てきた。
「まだ細かくは考えていないけど、できるなら俺はこの世界のどこかでひっそりと暮らしたいね」
そう答えるとリアンは、そう、と答えた。
さて、そろそろ船を下りるかな。
俺達は、その後港の宿で一泊することにし、俺は市場で素材集めることにした。
ドアを開けると、フィナが出迎えてくれた。
それにしても今日は疲れた......
今何時だろう?
俺は懐中時計をふと見た。
すると、針は夜の八時を指していた。
「そうえば、エレアは?」
俺が聞く前に、リアンがフィナにそう聞いた。
「エレアなら今入浴中よ、ちなみにシン達は夕飯は食べたの?」
「いや、まだ食べてないよ」
「なら私が作るわ!」
そういうとフィナは目を輝かせて着ているローブの袖をまくった。
「本当にいいのか?」
「別に気にしなくていいよ、食料は十分余裕があるし」
そういうと、子供の様に浮かれながらフィナはキッチンに向かった。
後でお礼を言わないとな。
俺はそう思いながらリアンと一緒に椅子に座ってフィナの手料理を待った。
すると、エレアが部屋に入ってきた。
「あ、おかえり、さっきフィナが嬉しそうにキッチンに向かっていたけど、何かあったの?」
「ああ、フィナが俺達に夕食を作ってくれるみたいで......」
俺はそう言うと、エレアは手に持っていた櫛を落とした。
「......他に何か言ってた?」
「特に何も、リアンは何か聞いたか?」
「夕食作ってくれること以外は何も聞かされてないわ」
そう言うと、エレアが小さい声で呟いた。
「実はフィナは、複数料理を作ると必ず一つ失敗するのよ」
「「は?」」
俺とリアンは思わず声を上げた。
「前に何回かフィナに料理を複数作ってもらったんだけど、その内の一つに必ず失敗作があるのよ」
「失敗作って、別に食べれないわけじゃないだろ......」
そう聞くと、エレアは首を横に振った。
「確かに最初は私も思い込みだと思って何回か試したわ、だけど毎回それを口にした途端に意識を持ってかれたわ」
「え、でもそれ本人はそのことは自覚しているのか?」
「ええ、だからそれを克服するために時々私の所に料理を習いに来ていたわ」
何か急に食欲がなくなってきた。
「でも外れ以外は凄くおいしいよ、フィナの手料理は」
そう言っている内に、フィナが夕食も運んできた。
「お待たせ、取りあえずサンドイッチとビーフシチューを作ってみたわ」
見ると、さっきの話が嘘のように思えるぐらいおいしそうな料理が運ばれてきた。
「それじゃあ、いただきます」
俺と最初にサンドイッチを口にした、ハムに野菜をパンで挟んだ普通のサンドイッチだった。
「うまい!」
「本当!?」
フィナはそう聞いてきた。
「ええ、本当においしいわ」
リアンがフィナにそう答えた。
あれ、リアンはサンドイッチではなくビーフシチューに口を付けていた。
もしかして今回外れ無し?
俺はそう思うと、心が軽くなってついビーフシチューに口を付けてしまった。
すると、口にした瞬間に俺はその場に倒れ意識を失った。
あれ?
俺は一体......
俺は目が覚めると、ベットに横たわっていた。
確か昨日は、夕食を食べたところまでは覚えているんだが......
駄目だ、それ以降は思い出せない。
最後に何かを口にしたのは覚えているのに、何かいろいろあったような気がするんだけどな。
すると部屋のドアが開いて、中にエレアとフィナが入ってきた。
「おはよう、シン、体調はどう?」
「特になんともないけど、しいて言えば何か忘れているような気がする、一体昨日夕食の後に何が起きたんだ?」
俺がそう聞くと二人は、何も無かったよ、と答えた。
目を逸らしながら。
「そうか、何も無かったのならいいや、ところでリアンは?」
「リアンさんなら朝食を作ってもらっているわ」
え、もしかしてリアンの手作り料理が食べれるってこと?
でも急にどうしたんだろう?
まあ、変に考えないで素直に喜ぶかな。
そう考えている内に、エレア達は部屋を離れた。
彼女たちもやるべきことがあるのだろう。
そうえば今日だったな、シベロゼアに向かうのは。
俺は、一瞬あの施設の事を思い出した。
恐らくあの施設はレイアム大陸のどこかにあるのだろう。
一刻も早くあの施設を見つけ出して、ユーリに決着を付けないとな。
とにかく、今は着替えて食堂に行くかな。
俺は、着替えて食堂に向かった。
「あら、シン、おはよう」
食堂に入ると、リアン達は席に着いてすでに朝食を摂っていた。
「おはよう、少し聞きたいことがあるんだけど......」
「なに?」
「昨日の事に着いてなんだけど」
そう言うと、リアンは何か言おうとしたが、エレアやフィナからの目線で何かを察したのか、二人と同じく、何もなかったと答えた。
これはなんかあったけど知らない方がいいってやつだな、特に魔物絡みでもなさそうだし。
これ以上は深く追及しないでおくか。
そう思うと急に腹が減ってきた。
ついさっきまで、なんともなかったのに。
「さて、朝食を食べたらすぐに向かうかな」
「どこに?」
フィナがそう聞いてきた。
「レイアム大陸にちょっとね,因縁の相手に決着を付けに行くんだ」
そう言うと、フィナはポケットから何かを取り出した。
「これをあげる」
俺は、フィナから緑色の結晶がいくつか入った袋をもらった。
「これを回復薬に混ぜて使うと効果が高まるよ、クリスタルと比べたら少し劣るけどね」
「ありがとう、フィナ」
俺は袋を受け取り、色々話しながら朝食を済ませた。
後は向かうだけか、なんかあっという間だな。
俺はそう思いながらレイアムに行く準備をしていた。
耐寒薬も前に作ったやつだけどいくつかあるし、途中で作ればいいか。
用意を済ませ、エレアやフィナに見送られながら俺達はレイズニアを離れた。
「取りあえず、船にも乗れたし少し休むかな」
あの後十二時ぐらいに港に着いて、今俺達は船の個室にいる。
ただ、レイアム行きの船に乗るまでの荷物チェックが長くて、気が付けば三十分経過していた。
まさかあそこまで、持ち物を調べられるとは思っていなかった。
何でも、今のレイアムは原因不明の病が流行っているらしく、レイアムに行くためには厳重なチェックを受けなければ入れないようだ。
もしもそれを受けずにレイアムに行くものなら、問答無用で白の騎士に捕まって地下牢に連れていかれるらしい。
まあ、要するに不法侵入するなって事だろう。
ちなみに、ちゃんとチェックを受けると、それを証明する切符サイズの通行証を渡された。
これを失くすと、また三十分近くかそれ以上のチェックをされるようだ。
「はぁ、よく考えたら今休むとまたユーリに会ってしまうかもしれないな......」
アイツはよく勝手に夢の中に入ってくるからな。
不用意に寝てしまうと逆にまずいかもしれないな。
とはいえ、一睡もしないのも問題だけどな。
俺がそう思っていると、リアンが話しかけてきた。
「ねえ、シンは何がきっかけでユーリと知り合ったの?」
そうえば、まだ話していなかったっけ。
俺は、リアンに過去の事を話した。
どうやってこの世界に来たのかを。
「......という訳なんだ。 最初はこんなことになるなんて思ってもみなかったよ」
話し終えると、ちょうど船が港に着いたようだ。
すると、リアンはあることを聞いてきた。
「ねえ、シンはユーリと決着を付けたらどうするの?」
「え?」
俺は、リアンの質問につい声を上げてしまった。
確かにユーリに決着をつけた後の事は考えていなかった。
とはいえ、ユーリを倒した後、俺はこの世界に居られるのだろうか?
そう考えていると、リアンがじっと見てきた。
「まだ細かくは考えていないけど、できるなら俺はこの世界のどこかでひっそりと暮らしたいね」
そう答えるとリアンは、そう、と答えた。
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