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第2章 変わりゆく者達
第二十話 迫る陰
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「あれ......」
俺は目が覚めると、宿のベッドに入っていた。
ついさっきまでユーリの施設にいたはず......
何だか体がきついな。
夢の中だったとはいえ、結構無理したからかな?
いや、でもあれは夢とは少し違うような気がしたが。
とにかく今は、この事を鏡牙話すべきだな。
しばらくすると、鏡牙が起きた。
「おはよう、鏡牙」
「ん? ああ、おは......]
鏡牙は、俺を見て顔色が一瞬で変わった。
「シン、ポケットの中に入っている紙は何だ?」
紙?
そんなもの入れた覚えは......
俺はポケットの中を覗くと、確かに紙切れが一枚入っていた。
「何だこれ?」
俺は、紙をポケットから出して鏡牙に渡そうとした。
すると突然、紙が透けていき、目の前にあの黒い影が現れた。
「うわぁ!?」
こいつ、夢の中だけならず現実世界でも襲ってくるのか。
ほんとにこんな奴の付きまとわれるなんて勘弁してほしいわ。
「こいつはユーリの差し金だな...... シン! 今はとにかくこいつを追い払うぞ」
「追い払うって...... 一体どうやって」
鏡牙は、腰に着けている小さい袋から透明の液体が入った小瓶を取り出した。
すると、鏡牙は奴に向かってその小瓶の中の液体をぶっかけた。
液体をかけられた黒い影は、動かなくなり、しばらくすると黒い影は消えてしまった。
「ふぅ、念のために持っておいてよかったぜ」
鏡牙は、そういうと俺に話しかけてきた。
「さて、一体何があったんだ?」
俺は、夢の中の出来事をすべて鏡牙に話した。
「なるほど、それは災難だったな」
本当にあれは災難だった。
できれば、あんな事には巻き込まれたくないのにな。
「だが、まさか進化の秘薬の研究があそこまで進んでいたとはな......」
「鏡牙は進化の秘薬の事をどこまで知っているんだ?」
「元々アイツと秘薬を研究し始めたのが七年前、俺が二十五の時だ」
ということは、今の鏡牙は三十二歳ってことか......
あ、そうえば。
「今更だが、ずっと呼び捨てで読んでいたが、さん付けしたほうがいいですか?」
「何を今更...... このまま呼び捨てで構わんよ」
するとドアから、コンコンっとノックが聞こえた。
「はーい、今出ます」
俺は部屋のドアを開けた。
すると、リアンが目を赤くして立っていた。
「リアン!? どうしたんだいその目は!?」
「少し嫌な夢を見ただけよ......」
「嫌な夢って、まさか......」
すると奥から鏡牙が取りあえず中に入れ、と聞こえた。
「リアン、改めて聞くけどもしかしてユーリの夢を見たのかい?」
すると、リアンは頷き口を開いた。
「ええ、確かにあの人の夢を見たわ...... だけど彼は私を殺しにきたわ」
あの野郎、本気で次会った時は一発は殴らないとな。
昔助けた女の子を殺しにかかるって、もう狂っているとしか言えないわ。
もしかして、好きだったユーリに殺されかけたことに対して泣いていたのか?
だとしたらそれも無理はないだろうな......
でも何故だろう、そう思うと心がチクリと痛んだ気がした。
何か力になりたいが、どうすればいいんだ......
すると、鏡牙がリアンにあの質問をした。
「これでユーリがどんな奴かわかっただろう、俺達はこの後レイズニアに向かいユーリとの決戦に向けての準備をしなければならない、そこでもう一度聞く、俺達と一緒に奴を倒すために力を貸してほしい」
「私は......」
ん? レイズニア? シベロニアへ向かうのかと思っていたが、もう一度レイズニアに向かうとはな......
また、ノエルさんの宿に泊まりに行くかな?
そう思っていると、リアンが口を開いた。
「私も彼を倒すためにあなたたちに着いて行くわ」
「なら、決まりだな」
「取り合えず話しも決まったし、朝食を食べに行かない?」
「ん? ああっそうだな、だがもう時間的に宿の食堂は無理じゃないか?」
あ、時計の針を見ると針は十時を指していた。
これだと朝食というより昼食を待った方がいいか?
その後、俺達は今後の事を話しながら昼食を待った。
「部屋が空いてて助かった~」
鏡牙に、もし部屋が空いていなかったらと聞いたら、どうやら外で野宿するつもりだったようだ。
といっても、交代で見張りをするとはいえ彼自身も取りたくない最後の選択肢だったらしい。
ともあれ、泊まる宿が見つかってひとまず俺達は安心した。
ちなみにレイズニアには、明日の九時に船が出るみたいなので、俺達はそれに乗ることになっている。
ここ、ネフドナからナテールまでの便は一日に一便しか無いようだ。
なので、俺達はこの港にある宿に泊まることにしたのだ。
俺は、ふと時計を見ると針は十七時を指していた。
「にしても、まだ夕食までに時間があるな」
なんか前にも似たような事があった気がする。
ここ最近面倒な事ばかりで、薬は作ってもあまり薬草師らしい事はしてなかった気がするな......
主に爆薬や麻痺薬に睡眠薬、どれも普通はあまり作る必要はないはずだ。
現に色々な薬屋を見てきたが、爆薬や麻酔薬は置いてはいなかった。
だが、寝つきが悪い人向けに弱い、睡眠薬は少し置いてはあった。
もしかしたら、城の中には武器として爆薬はあるかもしれないが、こちらも多くはないだろう。
おっと、考えている内にやろうとしている事を忘れるところだった。
一応、鏡牙に外に出ることは言っておくか。
「鏡牙、素材集めに行ってきてもいいか?」
「行くならリアンと一緒なら構わない、一人だと奴に狙われるかもしれないからな」
「分かった、ちなみに鏡牙はこれから何をするんだ?」
「ああ、奴への対抗策でも考えておくつもりだ」
「そうか」
その後、俺はリアンを呼んで港から少し離れた草むらで素材を集めていた。
「あっ!?」
「!?」
しまった、あの注文した筒を受け取るのをすっかり忘れていた......
流石にもう戻れないし、仕方ないからあきらめるか。
金貨二、三枚近くしたのに......
そう思っていると、リアンが話しかけてきた。
「急に大きな声出してどうしたの?」
「いや、注文していた筒を受け取るのを忘れていた事を思い出して」
やっぱり取りに戻りたい......
でも、そんなことしている暇なんて無いしな。
はぁ......
そう思い、ため息をつくとリアンが、ポケットから筒を取り出した。
「これの事?」
え!?
いつの間に取りに行ってたんだ.....
「リアン、君はいつ取りに行ってたんだい?」
「ナテールを離れる少し前に、あなた薬を作っていたでしょ? その時に思い出してね、もしかしたらシンは筒の事を忘れているかもしれないと思ってね」
本当にその通りで、俺は何も言い返せなかった。
リアンの言う通り、俺は薬の製作ですっかり筒の事を忘れていた。
「有難う、リアンが引き取りに行ってくれていなかったら、完全に筒の事はあきらめていたよ」
「ふふ、どういたしまして」
リアンは、微笑みながらそう答えた。
つい、俺はリアンにずっと気になっていた事を聞いた。
「変なことを聞くかもしれないけど、リアンってユーリの事好きだったの?」
そう聞くと、リアンは表情を変えて黙り込んだ。
やっぱりこの事を聞くのはマズかったか......
俺がそう思っていると、リアンが口を開いた。
「憧れだったの......」
「え?」
「私にとって彼は憧れだったのよ、彼みたいになりたいってね」
そうだったのか......
何だかずっと気になっていたから、それを聞いて安心した気がした。
「ところで、急にどうしてそんな質問したの?」
「いや、その......」
俺は完全に思考回路がフリーズした。
俺は目が覚めると、宿のベッドに入っていた。
ついさっきまでユーリの施設にいたはず......
何だか体がきついな。
夢の中だったとはいえ、結構無理したからかな?
いや、でもあれは夢とは少し違うような気がしたが。
とにかく今は、この事を鏡牙話すべきだな。
しばらくすると、鏡牙が起きた。
「おはよう、鏡牙」
「ん? ああ、おは......]
鏡牙は、俺を見て顔色が一瞬で変わった。
「シン、ポケットの中に入っている紙は何だ?」
紙?
そんなもの入れた覚えは......
俺はポケットの中を覗くと、確かに紙切れが一枚入っていた。
「何だこれ?」
俺は、紙をポケットから出して鏡牙に渡そうとした。
すると突然、紙が透けていき、目の前にあの黒い影が現れた。
「うわぁ!?」
こいつ、夢の中だけならず現実世界でも襲ってくるのか。
ほんとにこんな奴の付きまとわれるなんて勘弁してほしいわ。
「こいつはユーリの差し金だな...... シン! 今はとにかくこいつを追い払うぞ」
「追い払うって...... 一体どうやって」
鏡牙は、腰に着けている小さい袋から透明の液体が入った小瓶を取り出した。
すると、鏡牙は奴に向かってその小瓶の中の液体をぶっかけた。
液体をかけられた黒い影は、動かなくなり、しばらくすると黒い影は消えてしまった。
「ふぅ、念のために持っておいてよかったぜ」
鏡牙は、そういうと俺に話しかけてきた。
「さて、一体何があったんだ?」
俺は、夢の中の出来事をすべて鏡牙に話した。
「なるほど、それは災難だったな」
本当にあれは災難だった。
できれば、あんな事には巻き込まれたくないのにな。
「だが、まさか進化の秘薬の研究があそこまで進んでいたとはな......」
「鏡牙は進化の秘薬の事をどこまで知っているんだ?」
「元々アイツと秘薬を研究し始めたのが七年前、俺が二十五の時だ」
ということは、今の鏡牙は三十二歳ってことか......
あ、そうえば。
「今更だが、ずっと呼び捨てで読んでいたが、さん付けしたほうがいいですか?」
「何を今更...... このまま呼び捨てで構わんよ」
するとドアから、コンコンっとノックが聞こえた。
「はーい、今出ます」
俺は部屋のドアを開けた。
すると、リアンが目を赤くして立っていた。
「リアン!? どうしたんだいその目は!?」
「少し嫌な夢を見ただけよ......」
「嫌な夢って、まさか......」
すると奥から鏡牙が取りあえず中に入れ、と聞こえた。
「リアン、改めて聞くけどもしかしてユーリの夢を見たのかい?」
すると、リアンは頷き口を開いた。
「ええ、確かにあの人の夢を見たわ...... だけど彼は私を殺しにきたわ」
あの野郎、本気で次会った時は一発は殴らないとな。
昔助けた女の子を殺しにかかるって、もう狂っているとしか言えないわ。
もしかして、好きだったユーリに殺されかけたことに対して泣いていたのか?
だとしたらそれも無理はないだろうな......
でも何故だろう、そう思うと心がチクリと痛んだ気がした。
何か力になりたいが、どうすればいいんだ......
すると、鏡牙がリアンにあの質問をした。
「これでユーリがどんな奴かわかっただろう、俺達はこの後レイズニアに向かいユーリとの決戦に向けての準備をしなければならない、そこでもう一度聞く、俺達と一緒に奴を倒すために力を貸してほしい」
「私は......」
ん? レイズニア? シベロニアへ向かうのかと思っていたが、もう一度レイズニアに向かうとはな......
また、ノエルさんの宿に泊まりに行くかな?
そう思っていると、リアンが口を開いた。
「私も彼を倒すためにあなたたちに着いて行くわ」
「なら、決まりだな」
「取り合えず話しも決まったし、朝食を食べに行かない?」
「ん? ああっそうだな、だがもう時間的に宿の食堂は無理じゃないか?」
あ、時計の針を見ると針は十時を指していた。
これだと朝食というより昼食を待った方がいいか?
その後、俺達は今後の事を話しながら昼食を待った。
「部屋が空いてて助かった~」
鏡牙に、もし部屋が空いていなかったらと聞いたら、どうやら外で野宿するつもりだったようだ。
といっても、交代で見張りをするとはいえ彼自身も取りたくない最後の選択肢だったらしい。
ともあれ、泊まる宿が見つかってひとまず俺達は安心した。
ちなみにレイズニアには、明日の九時に船が出るみたいなので、俺達はそれに乗ることになっている。
ここ、ネフドナからナテールまでの便は一日に一便しか無いようだ。
なので、俺達はこの港にある宿に泊まることにしたのだ。
俺は、ふと時計を見ると針は十七時を指していた。
「にしても、まだ夕食までに時間があるな」
なんか前にも似たような事があった気がする。
ここ最近面倒な事ばかりで、薬は作ってもあまり薬草師らしい事はしてなかった気がするな......
主に爆薬や麻痺薬に睡眠薬、どれも普通はあまり作る必要はないはずだ。
現に色々な薬屋を見てきたが、爆薬や麻酔薬は置いてはいなかった。
だが、寝つきが悪い人向けに弱い、睡眠薬は少し置いてはあった。
もしかしたら、城の中には武器として爆薬はあるかもしれないが、こちらも多くはないだろう。
おっと、考えている内にやろうとしている事を忘れるところだった。
一応、鏡牙に外に出ることは言っておくか。
「鏡牙、素材集めに行ってきてもいいか?」
「行くならリアンと一緒なら構わない、一人だと奴に狙われるかもしれないからな」
「分かった、ちなみに鏡牙はこれから何をするんだ?」
「ああ、奴への対抗策でも考えておくつもりだ」
「そうか」
その後、俺はリアンを呼んで港から少し離れた草むらで素材を集めていた。
「あっ!?」
「!?」
しまった、あの注文した筒を受け取るのをすっかり忘れていた......
流石にもう戻れないし、仕方ないからあきらめるか。
金貨二、三枚近くしたのに......
そう思っていると、リアンが話しかけてきた。
「急に大きな声出してどうしたの?」
「いや、注文していた筒を受け取るのを忘れていた事を思い出して」
やっぱり取りに戻りたい......
でも、そんなことしている暇なんて無いしな。
はぁ......
そう思い、ため息をつくとリアンが、ポケットから筒を取り出した。
「これの事?」
え!?
いつの間に取りに行ってたんだ.....
「リアン、君はいつ取りに行ってたんだい?」
「ナテールを離れる少し前に、あなた薬を作っていたでしょ? その時に思い出してね、もしかしたらシンは筒の事を忘れているかもしれないと思ってね」
本当にその通りで、俺は何も言い返せなかった。
リアンの言う通り、俺は薬の製作ですっかり筒の事を忘れていた。
「有難う、リアンが引き取りに行ってくれていなかったら、完全に筒の事はあきらめていたよ」
「ふふ、どういたしまして」
リアンは、微笑みながらそう答えた。
つい、俺はリアンにずっと気になっていた事を聞いた。
「変なことを聞くかもしれないけど、リアンってユーリの事好きだったの?」
そう聞くと、リアンは表情を変えて黙り込んだ。
やっぱりこの事を聞くのはマズかったか......
俺がそう思っていると、リアンが口を開いた。
「憧れだったの......」
「え?」
「私にとって彼は憧れだったのよ、彼みたいになりたいってね」
そうだったのか......
何だかずっと気になっていたから、それを聞いて安心した気がした。
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