最強魔導師の息子

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7章 神聖の国ルチア

47魔導師 血ではなく己

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ルチア「ここは?」

目を開けると、私は知らない部屋に居た。部屋の真ん中には禍々しい魔方陣がある

ビトレイド「起きられましたか」

ルチア「ビトレイド!」

ビトレイド「どうされました?」

ルチア「あんたが国を変えたんでしょうが!」

ビトレイド「国?なんの事やら?」

ルチア「とぼけるな、国が、変わっていたのはあんたのせいよ」

ビトレイド「……」

ビトレイド「やれやれ、隠すつもりでしたが、無理でしたか」

ビトレイド「貴女が言った通り、国は私が変えました」

ルチア「どうして!」

ビトレイド「私はもっと良い生活がしたいだけです。だから私が管理していた場所は私好みに変えました」

ビトレイド「まあ、あんまり受け入れてはもらってませんが」

ルチア「そうでしょうね」

私がビトレイドと話していると、足音が聞こえてきた

デスタ「ルチアッ無事かッ!!」

俺は強脚で邪魔なドアを蹴って、壊した

ルチア「うんっ」

私はデスタ達が来てくれたのが嬉しくて、涙が出た

ビトレイド「ちっ」

デスタ「誰だお前?」

ルチア「ビトレイド。クイーンガーディアンの団長だよ」

デスタ「ああ!クイーンさんが言ってたな」

ビトレイド「邪魔が入ったが、まあ良い、計画に支障はない」

私は懐(ふところ)から禍々しい球体を出した

ルチア「まさか」

ビトレイド「不要な物は処分するだけだ」

ビトレイド「目覚めよッエリゴスッ!!」

私が禍々しい球体を魔方陣の中心に落とすと、魔方陣は禍々しく光、光がまわりを包んだ











スカル「あれは?」

俺達はクイーンさんを交代して護衛しているが、遠くから何か向かって来ている

イヴ(紫電)「高密度の魔力だ!!」

俺は城を崩しちまうが、紫電斬を放った










エリゴス「対象の魔力は健在」

デュアル「……」

僕達の目の前に現れた女性は鎧を着ていて人の姿だが、さっき放った魔力で強さが分かった

ビトレイド「さすがソロモン七十二柱」

エリゴス「誰だ貴様は?」

ビトレイド「ビトレイド。貴様の主だ」

エリゴス「貴様が今の主か……命令はなんだ?」

ビトレイド「邪魔な奴らは殺せ」

エリゴス「了解した」

私は今の主の思考を魔力で確認し、近くの国。ルチアまで移動した

デュアル「なッ!?」

僕はエリゴスという名の悪魔が移動を見たが、その移動方法は一度空近くまで飛び、そこから、足から魔力を出しながら向かって行った

ディパーチャー「早く行かないと」

デュアル「それはそうですが…」

デスタ「先ずはアイツだな」

デュアル「そうですね」

デスタ「まあコイツは俺に任せろ」

ルチア「私も戦う、これは私の責任でもあるから」

ディパーチャー「デュアル、行こ」

私は悪魔の翼を生やし、言った。さっきまで出口は戻らないと出れなかったけど、さっき、女騎士が場所をこじ開けてくれたから、新しい出口ができた

デュアル「はい」

僕はディパーチャーの腕を掴むと、ディパーチャーの羽ばたき、かなりの速度で移動した










イヴ(紫電)「はあはあ」

俺達に向かって、高密度の魔力が向かって来ていたが、俺の紫電斬と、クイーンの護衛が、魔法障壁を展開してくれたから、被害は最小限に済んだ

ブラック「これで大丈夫だよな?」

イヴ(紫電)「いや、何か向かって来る」

俺は城から降り、構えた

イヴ(紫電)「なっ!?」

俺が構えた瞬間に、剣に重みを感じ、倒れかけた

エリゴス「ほう、今のを耐えるか?」

イヴ(紫電)「(わぁ~俺のタイプ)」

現れた女騎士が俺のタイプだった

ブラック「イヴ、どうした?」

イヴ(紫電)「な、なんでもねぇ!」

イヴ(紫電)「それで、お前は誰だッ!!」

俺は気持ちを切り替え、言った

エリゴス「私はソロモン七十二柱の一人、エリゴス。今は主ビトレイドの命により、貴様らを消す」

イヴ(紫電)「消す…か」

イヴ(紫電)「上等だ、てめぇを消してやるよ」

エリゴス「(なんだ?あの殺気は)」

私はさっきまで、目の前に居る獣人の殺気が濃くなった

イヴ(紫電)「行くぜ!」

俺は踏み込んだ瞬間…

エリゴス「何か言ったか?」

イヴ(紫電)「かはっ」

俺はいつの間にか倒れていた

ブラック「(なんだよあの速さ)」

まばたきすら出来ない一瞬の内に、エリゴスはスピードを止めず、移動し、俺に向かって来ている

エリゴス「次は貴様だ」

ブラック「くっ!?」

俺が魔法を放とうとした瞬間、エリゴスは目の前に居た

エリゴス「ん?」

私は剣で突こうとしたが、危険を感じ、離れた

ディパーチャー「離れたよ」

デュアル「では行きます!」

僕は手を離し、そのまま落下するように落ちた

デュアル「皆さん、お待たせしました」

僕は着地し、短剣を構えた

エリゴス「お前は強いのか?」

デュアル「確かめますか?」

エリゴス「ほう」

私に向かってくる別の獣人は一瞬の内に距離を詰め、私に攻撃を与えた

デュアル「僕は女性にも容赦はしません」










デスタ「オラッ!!」

俺は戦斧を振り下ろした

ビトレイド「野蛮だな」

私は戦斧を回避した

デスタ「ちっ」

いつもなら俺は魔法を使いながら、戦うが、場所が狭く、厄介だ

ルチア「デスタッ!!遠慮はいらないからッ!!」

デスタ「ならよ」

デスタ「…オーラバースト!」

俺はルチアの言葉を聞き、魔力を解放した

デスタ「さて、場所は開けたな」

ビトレイド「開けたからなんなんだ?」

デスタ「こういう事だよ!」

俺は破滅砲を放った

ビトレイド「!」

私は魔法障壁で防いだつもりだったが、魔法障壁は粉々に砕けた

デスタ「どんなもんだ!」

ビトレイド「私だけを相手していていいのか?」

デスタ「どういう事だ?」

俺は周りを見たが、数体のモンスターがルチアを襲おうとしていた

デスタ「ルチア!」

俺はサンダーステップでルチアの元に向かい、戦斧を振ってモンスターを倒した

ルチア「デスタ、後ろッ!!」

デスタ「……あ?」

俺は後ろを向こうとしたが…俺は吐血し、倒れた

ビトレイド「これで奴は死んだ」

私が放った魔法で奴の身体に穴が空いた

ルチア「デスタッ!!、デスタッ!!」

私はデスタの身体に空いた穴を塞ごうとしているが、完全には治らず、血が止まらない

ビトレイド「彼は不幸だな。お前の中にある血が原因で死んだのだから」

ルチア「…私の……せい」

ルチア「私が!私が居なかったら!」

デスタ「……よ」

ルチア「え?」

デスタ「そんな事言うなよ」

俺は身体中が痛いが、なんとか膝立ちぐらいはできた

デスタ「血なんて知るかよ」

デスタ「やりたい事は自分自身で見つけるんだ」

ルチア「でも私は」

デスタ「大丈夫だ。お前が強い、だから、おもいっきりやってみろ」

ルチア「…うん!」

ビトレイド「話は終わったかな?」

ルチア「ええ」

私は剣を召還し、構えた

ビトレイド「お前なんかに出来るのか?」

ルチア「出来る。前の私は怖くて、逃げてばっかりだったけど、今の私違う!」

ルチア「今の私は旅する魔導師のルチア!!」

ルチア「ウインドスラッシャー!!」

私は剣に風を纏わせ、剣を振ると、風を纏った斬撃が放たれた

ビトレイド「なッ」

私は魔法障壁を展開して、防いだ

ルチア「言ったでしょ、出来るって」

ルチア「……本当なら貴方を殺したくない」

ルチア「でもそれは過去。今の貴方は私の敵ッ!!」

ルチア「神風(しんふう)斬!!」

私は剣に風と魔力を纏わせ、巨大な剣を生み出し、剣を振り下ろした瞬間、巨大な斬撃が放たれた

ビトレイド「なぜ…私が…」

私は風を纏った斬撃に身体を斬られた

ルチア「デスタ、大丈夫?」

私は残りの魔力を使い、デスタの傷を回復させた

デスタ「ああ。大丈夫だ」

ルチアのおかげで俺の身体は完全に治った

デスタ「んじゃ、アイツらの元に…?」

俺が立った瞬間、今立っている場所が揺れた










デュアル「(僕と同じかそれ以上のスピード)」

エリゴスのスピードに僕はギリギリ対応できているが、回避しか出来ず、攻撃出来ない

エリゴス「うッ」

デュアル「え…」

エリゴスのスピードは急に落ち、僕達を前にして止まった

エリゴス「奴が死んだか」

私はビトレイドと感覚を共有しており、そのおかげでさっきのようなスピードを出せていたが、ビトレイドが死んだ今、さっきのようなスピードが出せないが…

エリゴス「まだ負ける訳には!!」

私はスピードが出せない事は分かっていたが、それでも騎士として逃げたくなかったが…

エリゴス「限界…か」

私は倒れた

デュアル「貴女はすごい人です。また逢えたらまた勝負しましょう」

エリゴス「ああ」

デュアル「……」

エリゴスは僕を見て、笑い、消えた

デスタ「お前らッ!!」

デュアル「ど、どうしたんですか?」

デスタとルチアが焦った顔で僕達に向かってきた

デスタ「炎狼(えんろう)が生きてやがったッ!!」

数分前

ガーベッジ「ノンブル、どこ行きやがった」

俺はまだ意識があり、ノンブルを探していた

炎狼「あいつなら居ないぞ」

ガーベッジ「炎狼!探していたぞ」

炎狼「そうか」

我は炎でガーベッジを包んだ

ガーベッジ「なにしやがる!」

炎狼「我は貴様を吸収するだけだ」

ガーベッジ「俺達は相棒だろ?」

炎狼「そう思っていたお前だけだ」

我はガーベッジを食らうと、我の中の魔力が増大した










デュアル「あれが炎狼ですか…」

僕達が見た炎狼と変わっており、国よりを遥かに大きい

ノンブル「人間を食ったんだろうな」

デスタ「ノンブル!」

ノンブル「なんとか生きてるぞ」

デュアル「人間を食ったとは?」

ノンブル「おとぎ話だが、モンスターは魔力を持った人間を食らう時、姿を変えるって言われている」

デスタ「先ずはあいつをなんとかしねぇと」

デュアル・ノンブル「勝算は?」

デスタ「さあな?」

俺達が話している内に炎狼は口を開いており、かなり巨大な火球を放った

デュアル「神魔法障壁ドーム」

僕が神魔法障壁ドームを展開すると、皆が魔法障壁ドームを展開した

デュアル「はあ…はあ」

僕達が展開した魔法障壁ドームによって、一度は防ぐことができた

デスタ「まだ…撃つ気だぞ…」

俺達が展開される前にさっきの火球が放たれた

デュアル「……」

僕は目を瞑った










デュアル「……え?」

僕が目を開けると、僕達全員、魔法障壁守られており、僕の目の前に母上が居た

フィル「良かった。皆無事だね」

デュアル「母上?」

フィル「ホントは介入しちゃいけないけど、今回はいいよね」

僕は天候の杖を構えた

フィル「雷よ」

僕は巨大な狼に向かって雷を落とした

神炎狼「ぐっ」

フィル「僕が愛している息子、息子の友達を傷つけた……この罪は君の命で償ってもらうよ」

僕は巨大な狼を覆うように、魔方陣を展開した

フィル「ストリームアタック」

僕が展開した魔方陣から巨大な激流のレーザーを放った

神炎狼「調子に乗るな!」

フィル「乗ってるかもね」

フィル「激流の一撃(ストリームフィニッシュ)」

僕は巨大な魔方陣からさっきの倍ぐらいのレーザーを放った

神炎狼「滅豪火球」

我は抵抗し、滅豪火球を放った

フィル「無駄だよ。君は僕より弱いからね」

巨大な狼が放った弱い火球は激流が消し去り、激流のレーザーは巨大な狼を消し去った

フィル「こんなもんかな」

僕が振り返ると、皆目が点になっていた

デュアル「母上、すごいです!!」

フィル「ふふん、これが母上だよ♪」

僕は胸を張って言った











クイーン「旅する魔導師の皆さん、ルチアを守ってくれてありがとう」

デュアル「いえ。ルチア様にけががなくて良かったです」

1ヶ月後、国の復旧を終えて、母上を連れて、僕達が戻ると、部屋に居たクイーンさんがお礼を言ってくれた

クイーン「それで、報酬の事だけど、決まった?」

デュアル「決まりませんでした」

ルチア「お母様、私からのわがままを聞いてくれませんか?」

クイーン「珍しいわね。聞くわ」

ルチア「私は皆と旅がしたいです。前はお母様に言われて旅を始めましたが、今は仲間達と旅をしたいです」

クイーン「……」

クイーン「…そう。じゃあ楽しんできなさい」

ルチア「はい♪」










クイーン「……」

グラシズ「クイーン様?」

クイーン「あら、どうしたの?」

グラシズ「悲しそうな感じがしていたので」

クイーン「…あの子が成長してくれて嬉しかったけど、同時に寂しさがあるの」

クイーン「でも私は幸せよ♪」
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