最強魔導師の息子

ブレイブ

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7章 神聖の国ルチア

45魔導師 ルチアの迷い

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デュアル「この神様、母上に似てるような」

僕はルチアと一緒に大通りに居るが、その理由は午前中は僕が一緒に居て、午後までは一緒に居る

デュアル「……」

僕は神像(しんぞう)を改めて見ると、母上に似てるような気がしてきた

ルチア「そうなの?」

デュアル「はい。母上の名前はフィル=インパクト。と言う名前です」

ルチア「…ほんと?」

デュアル「はい」

ルチア「神様と同じ名前だよ」

デュアル「…確か母上は学生を卒業した時には、神レベルの力と魔力を得ていたと言っていました」

デュアル「一度戦ったことはありましたが、勝てなかったですね」

ルチア「何があったの?」

私はデュアルに聞いたけど、デュアルは苦笑いをした

デュアル「食後のデザートの取り合いです」










デュアル(幼少期)「母上、デザートはぼくのです!」

フィル「違う、これは僕の!!」

ブレイブ「フィル、大人げないぞ」

フィル「むぅ」

デュアル(幼少期)「そんなにいやだったら勝負しましょう」

フィル「良いよ」

デュアル(幼少期)「ぼくがかったらデザートはぼく、母上がかったら、母上です」












フィル「準備はできた?」

デュアル(幼少期)「はい」

デュアル(幼少期)「(母上はまほうを使うけど、なにを使うんだろ?)」

フィル「それじゃあ行くよ」

僕は天候の杖を構えた

ブレイブ「…マジでやる気だな」

フィル「雷よ!」

僕が杖を振ると、デュアルに向かって、雷が落ちた

デュアル(幼少期)「ッ!?」

ぼくはギリギリだったけど、かみなりをかいひした

デュアル(幼少期)「おかえし!」

ぼくはナイフをなげた

フィル「ちょッ!?」

僕は突然飛んできたナイフを回避した

フィル「そういうことか」

いつの間にかデュアルは接近しており、僕に向かって、破滅砲を放とうとしていた

デュアル(幼少期)「これで!!」

僕は手からはめつほうを放った

フィル「……作戦は良かったよ」

僕は魔法障壁で破滅砲を防いだ

フィル「降参?」

デュアル(幼少期)「……はい」

ぼくはくやしいけど、母上にはかてないって分かったから、こうさんした










デュアル「という事があったんですよ」

僕が愚痴るように、ルチアに言ったら、ルチアは笑っていた

デュアル「こっちは本気だったんですよ!」

ルチア「ごめんごめん、平和だなって思って」

ルチア「それでその後どうなったの?」

私が聞いたら、デュアルはむっとした顔だが、続きを話してくれた

デュアル「その後は僕が泣いて、僕が食べました」

ルチア「泣いたんだ」

デュアル「何でニヤニヤしてるんですか?」

ルチア「なんでも~」

デスタ「そろそろ交代だぞ」

デュアル「分かりました」

デュアル「三人で頑張ってくださいね」

僕はデスタと、デスタと一緒に来た騎士団の人に言った

デスタ「三人?」

俺は周りを見たが、いつの間にか、隣にグラシズとウィークが居た

デスタ「いつの間にッ!?」

グラシズ「ついさっきです。午後は私とウィークが護衛します」

グラシズ「ではルチア様、お家に戻りましょう」

ルチア「え…」

グラシズは私の腕を掴んで言った

ルチア「でも私はまだ外に居たい」

グラシズ「危険です、行きますよ」

私は少し強引に引っ張った

デスタ「やめろよ」

グラシズ「なぜですか?」

私が振り向くと、デスタ様を睨んでいた

デスタ「お前がしてんのは護衛じゃなくて、束縛なんだよ」

グラシズ「いえ、私はルチア様の安全を第一に考えています」

デスタ「安全?お前はルチアの安全だけかよ」

グラシズ「それ以外になにが?」

ルチア「もういいから!」

私はその場に居るのが嫌になり、逃げるようにその場から離れた

デスタ「ルチア!」

グラシズ「…どうして」

デスタ「なにボーッとしてんだ!」










ルチア「私、どうしたらいいんだろ?」

ガーベッジ「どうしたんだい?お嬢ちゃん?」

ルチア「…貴方は?」

ガーベッジ「俺の名前はガーベッジ」

ルチア「!」

私は名前を聞いた瞬間、ガーベッジと名乗る人に向かって、風の魔力を放った

ガーベッジ「初対面のくせに乱暴だな」

俺は回避し、言った

ルチア「貴方の事はノンブルから聞いた」

ガーベッジ「そうか」

俺は巨大な火球を見せた

ルチア「やるってなら容赦しない」

ガーベッジ「やれるのか?温室育ちの姫様に?」

ルチア「出来るよ」

ガーベッジ「なら、やってみろよ」

俺は巨大な火球を消し、近づいた

ルチア「……」

私はさっきみたいに、放とうとしたけど、撃てなかった

ガーベッジ「お前に選択肢をやるよ」

ルチア「選択肢?」

ガーベッジ「ああ」

ガーベッジ「おとなしく俺についてくるか、今死ぬかだ」

ガーベッジ「おとなしくついてきてくれたら、対応しだいだが、お前の仲間達に危害は加(くわ)えない」

ガーベッジ「さあ、どうする?」

ルチア「…本当に危害は加えない?」

ガーベッジ「言っただろ、対応しだいってな」

ルチア「……分かった。貴方について行く」

ガーベッジ「良い選択だ」

俺はワープで、ルチアを連れて、本拠地に戻った
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