最強魔導師の息子

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6章 武力の国バトル

39魔導師 目覚め

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レギルス「ッ!?」

突如、爆発音が俺達の耳に聞こえた

兵士「報告ッ!」

兵士「バトル国内に黒のローブを着た謎の魔導師がバトルを襲ってもようッ!!」

レクス「なッ!?」

レギルス「兵士達には国民の避難誘導を、戦闘は極力控えるように」

兵士「はッ」

レギルス「さて、行くか」

俺は報告に来た兵士に指示を送った

レクス「待てレギルス」

レギルス「なんだよ?」

俺は向かおうとしたのに、親父に止められた

レクス「レーギスがいない今、誰が指示をするんだ?」

レギルス「俺も指示ぐらいは出せる」

レギルス「皆が危ねぇのに俺達上の人間が動かねぇでどうすんだッ」

レギルス「……俺は戦いが好きなだけで、レーギスみたいに頭は良くないけど、皆をほっとけねぇんだッ!!」

レクス「……」

レクス「良く言った」

レギルス「…え?」

親父はさっきまで厳しい顔をしていたのに、今は優しい顔になったから、俺は首をかしげた

レクス「お前を試したくてな」

レクス「今の言葉を聞いて分かった、今のお前なら大丈夫だ」

レギルス「ありがとう。親父」

デスタ「なあ、俺達のこと忘れてないよな?」

レギルス「お前ら」

俺はデスタ達が逃げていると思ったが、デスタ達は逃げてなかった

レギルス「……今回のことは俺達の国の問題だ。客人まで迷惑はかけたくない」

デスタ「迷惑?んなこと知らねぇよ」

デスタ「俺達はお前らを助けたい、それだけだ」

レギルス「お前らってすげぇな」










???「シャドウ、今日の任務はなんだ?」

シャドウ「オーガ、もう忘れたのか?」

僕達は闇狼様に言われたことをしているが、オーガはもう忘れていた

オーガ「……確か、国の破壊だったか?」

シャドウ「それはまだだ」

シャドウ「目的は二つ、達成してから」

シャドウ「目的の一つは邪魔者の排除、もう一つはデュアル=インパクトの確保だ」

僕は目的を言ってから、魔方陣を展開して、魔方陣からモンスターを出現させた









デスタ「敵が多くなってきたな」

俺達は黒のローブを着た魔導師を探しているが、モンスターがいるせいでなかなか見つからない

ノンブル「なあ、デュアルはどこに行った?」

さっきまで俺達の中にデュアルが居たが、いつの間にか居なくなってた

デスタ「単独行動だろうな」

デスタ「あいつ、俺達より気配を察知するのが得意だからな」











デュアル「(近いな)」

僕は一人、単独行動をして、黒のローブを着た魔導師を探しているが、近くで強い魔力を感じた

デュアル「(一応)」

僕はインビジブルで姿を消した

オーガ「シャドウ、そんなにモンスターを出してどうするんだ?」

シャドウ「目的を達成するためにな」

僕は空中に向かって剣を投げたが、何もない場所からガキン、と弾いた音が聞こえた

デュアル「(ばれた…)」

僕はインビジブルを解除し、全力で踏み込み、接近したが…

シャドウ「そこだな」

僕は向かってきている奴に向かって、ウルフシャドウを放った

デュアル「ぐっ」

僕は不意を突いたつもりだったのに、僕は魔法をくらっていた

オーガ「シャドウ、こいつがデュアルって名前の魔導師か?」

俺はシャドウに聞いたが、シャドウは首を縦に振った

シャドウ「ああ」

デュアル「(僕に用があるのか?)」

僕は逃げずに、短剣を構えた

シャドウ「オーガ、彼は生け捕りだからな」

オーガ「殺すなってことか?」

シャドウ「ああ」

オーガ「加減が難しいな!」

俺は軽く拳を振ると、衝撃波が出現した

デュアル「魔法障壁!」

僕は危険を感じ、魔法障壁を展開したが…

シャドウ「後ろが留守だぞ!」

僕は後ろに回り込み、爪で切り裂いた

デュアル「ぐっ」

僕は前に集中していたから、不意打ちをくらった

デュアル「……」

僕は反撃せず、一旦引いた

オーガ「報告より弱くないか?」

シャドウ「…確かに、これなら速(すみ)やかに目的を達成出来そうだ」

僕は禍々しい玉を魔方陣を使い、手元に呼び出した

デュアル「(さっきのでダメなら!)」

僕は踏み込み、接近したが…

オーガ「俺と同じタイプだな!」

俺は拳を振り下ろした

デュアル「あなたとは違うタイプですよ」

僕は振り下ろされた拳を回避した

シャドウ「後方注意だ」

デュアル「しま…ッ!?」

僕は振り向き、反撃しようとしたが、既にもう一人が後ろにいた

シャドウ「これで完了」

僕は彼の身体に禍々しい玉を埋め込んだ

デュアル「何をしようと!」

僕は短剣を振ろうとしたが…

デュアル「ぐっ」

突如(とつじょ)僕の身体に知らない魔力が現れて…

デュアル「あああああッ!!」

デュアル「(消えていく)」

ボクの身体が誰かの意識に乗っとるように僕本来の意識は闇に堕ちた










デスタ「片付いたな」

あれから俺達は時間がかかったが、モンスターを倒し終えた

ノンブル「だが、肝心(かんじん)の魔導師が見つかってないぞ」

???「それは大丈夫だ」

デスタ「やっと出やがったな」

俺達が魔導師を探そうとした瞬間、魔導師が向こうから現れてくれた

レギルス「……」

レギルス「レーギス。何やってんだ?」

レーギス「……さすがは兄上」

僕は着ていた黒のローブを脱いだ

レギルス「なんでお前はこんな事をしたんだ?」

レーギス「国を変えるためですよ」

僕は珍しく怒っている兄上に向かって言った

レギルス「変えるため?」

レーギス「はい。兄上や父上のような考えより、僕の頭の方が重要です」

レーギス「だから、一度国を消すことにしました。僕達の手によって」

レギルス「達?」

レーギス「はい。他の仲間は別の計画を僕は破壊の計画を」

僕は懐から禍々しい球体を取り出した

フィーリア「あれは!」

俺の目に写った禍々しい球体はあの悪党貴族が持ってたのと、同じ奴だった

レーギス「さあ目覚めろッ!!」

レーギス「ブネッ!!」

僕が禍々しい球体を地面に向かってぶつけると、地面が割れ、黒いドラゴンが現れた

レギリス「なんだよ…あのモンスターは」

レーギスが目覚めさせた黒いドラゴンは巨大で俺の国の半分を埋める程の大きさだ

ブネ「我を目覚めさせたのは誰だ?」

レーギス「それは僕だ」

ブネ「目覚めさせてくれたことには感謝する……命令はなんだ?」

レーギス「…邪魔な奴を消せ」

ブネ「…ああ」

我は命令通り、翼を動かし、周囲のものを消した










オーガ「シャドウ、さっきの玉はなんなんだ?」

俺は暴風が向かってくるなか、暇だから、シャドウに聞いた

シャドウ「あれは闇狼(やみろう)様の魔力が入った玉だ。あれは僕達獣人を支配する」

シャドウ「支配された獣人は理性を捨て、本能のままに動く」

シャドウ「(そろそろだろう)」

僕はデュアルを見たが、彼から感じる魔力がなくなってきた

デュアル「…あ…あ」

デュアル「アアアアアアアアアアッ!!」

デュアルは獣のような叫び声をあげた瞬間、髪は伸び、髪が黒くなり、目が赤くなった
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