最強魔導師の息子

ブレイブ

文字の大きさ
上 下
41 / 62
5章 鍛冶の国フォージ

30魔導師 悪党貴族

しおりを挟む
デュアル「どうしたんですか?」

フィーリア「此処を牛耳(ぎゅうじ)っている貴族だよ…」

フィーリア「あいつの名前はビラン。貴族の中ではある程度上の身分と財力を持っているが、俺達に金を渡してくれるんだが、その代わり、俺達の中から一人選ぶんだ」

デュアル「一人?」

フィーリア「ああ。此処人があまりにいないのはビランに連れて行かれたからだ」

ビラン「まだ現れないのか?」

僕は魔力を石にした魔力石(まりょくせき)を拡声器のように使い、馬車から、住民が住んでいる加治屋に向かって言った

ビラン「現れないのなら、此処を更地(さらち)にするぞ」

パテル「……此処は、親方の僕が行くよ」

パテル「此処では王みたいなものだからね」

フィーリア「…俺が行くよ」

俺は親父より先に家を出ようとすると…

イヴ「僕が代わりに行くよ」

フィーリア「…は?」

イヴが俺の代わりに行くと言った

イヴ「僕ならどんなことがあっても逃げれるから大丈夫だよ」

フィーリア「それはすげぇが、何でお前が行くんだよ?」

イヴ「友達と別れたくないだけだよ」

僕はそう言って、外に出た










ビラン「君は誰かな?」

僕は住民の加治屋から出てきた女の子に聞いた

イヴ「イヴ」

僕は家名を言わず、名前だけ言った

ビラン「イヴか、よろしく」

僕は住民の加治屋に金貨が10枚入った袋を置き、イヴを馬車に乗せた

フィーリア「……」

俺は悪党貴族が乗った馬車が見えなくなってからに袋を取って、家に戻ってきた

デュアル「…これが毎回あるんですか?」

フィーリア「ああ。月に一回あるんだ」

俺はテーブルに袋を置いた

フィーリア「……俺だって貴族に立ち向かいたいが、弱い俺達はこうやって過ごすしかないんだ…」

デュアル「……そうですか」

僕は返す言葉がなかった










ビラン「君には此処で働いてもらう」

僕は働く場所でイヴにピッケルを渡した

ビラン「鉱石を掘るだけだから簡単だから」

僕はそう言って、その場を離れた

イヴ「(皆大変なんだな)」

僕は周りを見たけど、皆ボロボロになっている

イヴ「(僕も頑張ろう)」

僕は鉱石に向かったピッケルを振り下ろしたけど…

イヴ「え?」

鉱石は僕の振り下ろしで粉々(こなごな)に砕けて、小さい爆発が発生した

イヴ「(これなら全員逃げることが出来そう)」

僕は鉱石の特徴を今知り、此処から脱出する方法を考えた

イヴ「あの、此処に貴族が来る事はあるんですか?」

僕は休憩している人に聞いた

フォージの住民A「夜ぐらいには来るが、詳しくは分からないな」

イヴ「ありがとうございます」

イヴ「シースルー」

僕は自分の透けさせた










イヴ「(此処かな?)」

僕は透けた状態で豪華な扉の先に入った

ビラン「皆大変なんだろうな」

僕はソファーで横になりながら、呟いた

イヴ「(良かった。合ってた)」

ビラン「さて、夕方ぐらいにまた行くか」

僕はソファーで目をつぶった

イヴ「(良かった。まだ大丈夫)」

僕は時計を見たけど、幸(さいわ)い、まだ朝の9時だった

イヴ「(他の場所も見ておこう)」

僕はその場を離れ、別の場所に向かった










イヴ「皆さん、此処から脱出しましょう」

僕はさっきの場所に戻って言うと、皆、僕を見た

フォージの住民B「そんなことができるのかい?」

フォージの住民C「嬢ちゃんも此処にきたから分かると思うが、出口には分厚い鉄の扉があっただろ?」

イヴ「はい。分厚い鉄の扉はありましたが、この鉱石を使えば、脱出は可能です」

僕は粉々になった鉱石を見せた

イヴ「この鉱石の名前は分かりませんが、衝撃を与えれば小さい爆発発生します」

フォージの住民A「それなら俺達も試したが、失敗したぞ」

イヴ「やり方の問題です」

僕は爆発する鉱石を分厚い鉄の扉に衝撃を与えないように、ゆっくり、置いた

イヴ「そっちの道にも鉱石を置いてください」

僕が指示を言うと、疑問に思いながらも置いてください










イヴ「よいしょ」

僕は道の方に時間差で爆発する魔力地雷とビランの仲間に反応して爆発する魔力地雷の二つを置いた

イヴ「では、行きます!」

次に僕は剣で分厚い鉄の扉の前に置いた。爆発する鉱石を剣で斬った瞬間に、バックステップで離れた

イヴ「良し」

分厚い鉄の扉は壊れ、僕達が進み道ができた

イヴ「行きましょう」

僕が走ると、皆ついてきた

フォージの住民A「貴族が向かってくる事はあるのか?」

イヴ「ありますが、魔力でできた地雷を設置したので、ある程度は足止めができます」










イヴ「やっと戻ってこれた」

あれから僕達は走り、フォージまで戻ってきたけど、かなりの距離を走ったから、いつもより疲れた

フィーリア「大丈夫か?」

イヴ「疲れた」

フィーリア「歩けそうか?」

イヴ「うん。歩けるよ」

イヴ「フィーリアさん。パテル加治屋に皆を集める事はできる?」

フィーリア「ああ。寝室に全員を集めることはできるが、どうするんだ?」

イヴ「作戦会議だよ」










フィーリア「それで、作戦会議ってなにするんだ?」

イヴが言った通り、皆を寝室に集めたが、俺はいまいち理解していない

イヴ「これからどうするかってこと」

イヴ「僕は脱出する前にビランがなにを持っているか見たけど、ビランは大量の武器と兵器、それに、人が着る鎧がたくさんあった」

フィーリア「大量にあるからなんなんだ?」

イヴ「こっちの数より敵が多いってこと」

パテル「僕達は負けるのか…」

僕とフィーリア、フォージの住民達はイヴ君が言った情報を聞き、僕達は負けると思ったが…

イヴ「いえ、僕達は勝ちます」


ブラック「そうだな。俺達が勝つな」

パテル「どうしてだ?」

僕は二人の勝つ自信しかない言葉を聞き、首をかしげた

イヴ「僕達が強いからです」

イヴ「ただそれだけです」

デュアル「…イヴ、そろそろ来ます」

僕の耳に此処にいない人間の音が聞こえた

イヴ「分かった。皆さんは外に出ないでください」

僕はそう言って、外に出た










デュアル「そろそろ構えた方が良いですよ」

僕が言葉を言った瞬間、イヴ以外が見たことない人達が見えてきた

ビラン「まさか逃げていたとはね」

僕は馬車ではなく、四足歩行(よんそくほこう)の兵器に乗って、フォージまできた

イヴ「早い到着ですね。僕の予想より早いですが、あまり居ませんね」

僕達の前にいるビランの周りには鎧を着た人達がいるが、見た感じ、五十人ぐらいしかいない

ビラン「誰が仕込んだか分からないけど、入り口で急に爆弾が爆発して、負傷者が多いから人数が少なくなったよ」

ビラン「まあ、人数は少ないけど、、邪魔な君達を捕まえて、働かせるだけだよ」

イヴ「その余裕、僕達がなくすよ」

僕が剣を構えると、皆武器を構えた
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

異世界でネットショッピングをして商いをしました。

ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。 それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。 これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ) よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m hotランキング23位(18日11時時点) 本当にありがとうございます 誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

処理中です...