最強魔導師の息子

ブレイブ

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4章 卒業試験と旅立ち

26魔導師 親子のガチ勝負(バトル)

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ブレイブ「その魔法、気になるな」

デュアル・ディパーチャー「行きます!」

デュアル「我が魔力」

ディパーチャー「我が人(にんげん)と異なる魔力」

デュアル・ディパーチャー「異なる魔力同士合わさり、新たな魔法とならん」

デュアル・ディパーチャー「エンペラー・デビルバーストッ!!」

僕達が詠唱(えいしょう)を終(お)え放った魔法は僕の魔法、エンペラーキャノンとディパーチャーの魔法、デビルバーストが合わさった

ブレイブ「…これはヤバいな」

僕はブラックホールでのみ込もうとしたが…

ブレイブ「くッ」

ブラックホールでのみ込めないと分かり、僕は究極魔法障壁を展開したが……










ブレイブ「本当に…惜しかったな」

二人の合体魔法(フュージョンマジック)は僕のブラックホールと究極魔法障壁を破ったが、惜しくも僕には届かなかった

ディパーチャー「そんな…」

私は膝から崩れ落ちた

ブレイブ「良い勝負だったぞ」

僕は二人に向かってエンペラーキャノンを放った










デュアル「……」

僕は少しでも痛みをなくそうと、目を瞑(つぶ)った

デュアル「バハムート?」

僕は痛みを感じるのが遅いから、目を開けると、SD形態のバハムートが父上のエンペラーキャノンを防いでいた

バハムート「お前の帰りが遅くて心配して来ただけだ」

我は結界でデュアルに向かってきていたレーザーを防いだ

ブレイブ「(防がれるとはな…)」

今の僕は弱っているが、完全に防がれるとは思っていなかったから、僕は驚いた

ブレイブ「デュアル、そのモンスターはお前の従魔(じゅうま)か?」

デュアル「いえ、バハムートは従魔ではなく、友達です」

バハムート「デュアル、従魔ってなんだ?」

デュアル「従魔というのは、主に使えるモンスターの事です」

バハムート「だったら我はなりたいぞ、従魔とやらに」

デュアル「よろしいのですか?従魔になれば貴方は僕の部下になるのですよ」

デュアル「貴方程のモンスターはプライドもあるはず、それでもよろしいのですか?」

バハムート「それでも良いぞ」

デュアル「ありがとうございます」

デュアル「名前は変えますか?」

バハムート「候補はあるのか?」

デュアル「……ムートって名前はどうですか?」

僕がバハムートに聞くと、バハムートは頷(うなず)いた

バハムート「良いぞ」

デュアル「ではムート。一緒に戦いましょう!」

ムート「ああ!」

ディパーチャー「…私も……戦う…」

私は頑張って立ったけど、倒れてしまった…

デュアル「ディパーチャーは休んでいてください」

ムート「お前は無理をするな。あいつは我々が倒す」

イグニス「ブレイブ。ディパーチャーはどうする?」

ブレイブ「彼女も頑張ったからね。デュアルとムートが勝ったら彼女も勝った事にするよ」

イグニス「了解」

僕はディパーチャーをおんぶし、観客席に戻った

ブレイブ「…さて、遠慮なく来なさい」

デュアル「ムート、油断大敵ですよ」

僕はムートに言ってから、踏みこみ、父上に向かって行った

ムート「分かったぞ」

ブレイブ「今日は楽しめる日だな」

ムート「ドラゴンブレス!」

私は口からレーザーを大人の獣人に放った

ブレイブ「ちッ」

僕はサイドステップで避けたが、クロドラやリバイアサンとは遥(はる)かに違う威力だった

ブレイブ「(まさか、こいつ…)」

僕はデュアルの従魔になったモンスター。バハムートを見て、考えた

デュアル「今だ!」

僕はナイフを投げた

ブレイブ「……」

僕はナイフを避けたが…

デュアル「ゼロ距離・エンペラーキャノンッ!!」

僕は父上がナイフを避ける場所を先読みし、接近し、ゼロ距離でエンペラーキャノンを放ったが…










デュアル「無傷ですか…」

父上は盾で僕のエンペラーキャノンを防いでいた

ブレイブ「僕に不意打ちは効かない」

僕はレゾナンスを盾の形に変え、ゼロ距離のエンペラーキャノンを防いだ

デュアル「やっぱり父上に不意打ちは意味がないですね…」

ムート「どうやって勝つんだ?」

デュアル「従魔が主に憑依する憑依合体です」

デュアル「憑依合体をすれば主が従魔の姿になり、魔法が使えたり、主が強くなります」

ムート「なるほど」

ムート「ではやってみるか、憑依合体」

デュアル「はい!」

デュアル「憑依合体ッ!!」

僕がムートと憑依合体すると、僕の背中にドラゴンの翼が生え、僕の身体にドラゴンの鱗(うろこ)が現れた

ムート「…デュアル。成功したか?」

我は憑依合体が成功したか、デュアルに聞いた

デュアル「はい。成功しました」

ムート「では行くぞ!」

デュアル「はい!」

僕は飛び、父上に接近した

ブレイブ「エンペラーキャノン」

僕は向かってきたデュアルにエンペラーキャノンを放った

デュアル「…すごい」

僕は向かってきたエンペラーキャノンを翼を動かし、避けたけど、今まで空中では避けずらかったけど、簡単に避けることができた

ムート「我の魔法も使ってみたらどうだ?」

デュアル「ムートの魔法。お借りします」

デュアル「ドラゴンブレス」

僕は口を開いて、レーザーを放った

ブレイブ「ゴッドスラッシュ」

僕はレゾナンスを破壊と希望の剣に変え、新しく神剣(しんけん)・ゴッドを装備し、破壊と希望の剣と神剣・ゴッドを振って現れた斬撃でドラゴンブレスを消した

デュアル「突破はできないですね…」

僕は父上から距離を取った

ムート「我があいつに勝つ条件はなんなんだ?」

デュアル「言い忘れてましたね」

デュアル「僕達が父上に一撃を与えれば僕達の勝ちです」

ムート「なるほど」

ムート「だったら、さらに強力な魔法なら一撃を与えれるな」

デュアル「…確かに、それなら行けますね」

僕は魔法陣を展開した

デュアル「父上、これで終わらせますッ!!」

ブレイブ「終わらせねぇよ!」

デュアル「ドラゴニア!」

僕はムートの本来の姿のオーラを纏い、父上に向かって突進した

ブレイブ「ファイナルエンペラースラッシュッ!!」

僕はファイナルエンペラースラッシュでドラゴニアを相殺(そうさい)したが…

ブレイブ「しまった…」

相殺した衝撃で、剣を手放してしまった

デュアル「ドラゴンブロー!」

僕はムートの力を拳(こぶし)に宿し、父上に向かって振りかぶった

ブレイブ「…僕の負けだ」

僕は魔法を放とうとしたが、遅く、僕は一撃をくらった

レン「そこまでッ!!」

レン「勝者、デュアル&ディパーチャーッ!!」

デュアル「良かっ……た」

僕は魔力はまだたくさんあるのに、僕の意識は闇に落ちた










デュアル「んん」

僕が目を覚ました場所じゃなくて、闘技場ではなく、目を開けると、僕の視界には母上が居た

フィル「あっ起きた?」

デュアル「はい」

デュアル「母上。僕の頭が柔らかいところに当たっている感じがするのですが、どこに当たっているのですか?」

フィル「それはね」

フィル「……僕の膝だよ♪」

デュアル「…え///」

僕の頭がどこに当たっているか母上に聞いたら、僕の頭は母上の膝に当たっているのが分かった瞬間、僕の顔は赤くなった

フィル「ふふ、気持ちよさそうに寝ていたよ」

僕は優しくデュアルの頭を撫でた

デュアル「やめてください///!」

僕は恥ずかしくて、母上から離れたけど…

デュアル「…あれ?」

僕はふらふらして、倒れそうになった

フィル「まだ安静にしてね」

私は倒れそうになったデュアルを支えた

デュアル「母上。皆はどこにいるんですか?」

フィル「皆は教室に居るよ。教室で卒業式するからね」

私はそう言って、デュアルをおんぶした

デュアル「ありがとうございます///」

僕は母上に抱っこされて恥ずかしいけど、今は一人で動けないから、受け入れた
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