最強魔導師の息子

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2章 魔法学園

第12魔導師 転入生

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イグニス「皆。今日新しいクラスメイトが増えるぞ」

デュアル「クラスメイト?」

ダンジョンの一件があってから数ヶ月経った現在、先生がクラスメイトが増えると僕達に言った

イグニス「うん」

イグニス「入ってきて」

ディパーチャー「……」

私は先生が言った通り、教室のドアを開けて、教室に入った

イグニス「自己紹介をしてね」

ディパーチャー「ディパーチャー=セイバー」

イグニス「……そ、それだけ?」

僕がディパーチャーちゃんに聞くと、ディパーチャーちゃんは首を傾げた

ディパーチャー「他に何を言ったらいいの?」

イグニス「好きな食べ物、使える魔法や武器とか」

ディパーチャー「好きな食べ物はパパが作ってくれるご飯。使える魔法は氷。武器は太刀」

イグニス「ありがとう」

イグニス「ディパーチャーちゃんはあそこの席に座って」

僕がディパーチャーちゃんに座る席を言うと

ディパーチャー「…私は此処に座りたい」

私は窓際の席に座った

イグニス「き、君がいいなら、良いよ」

イグニス「さて、今日は教科書を使うから教科書を開いて」

僕はディパーチャーちゃんが座るのを確認してから、派手な装飾をした教科書を見せた

ディパーチャー「……」

私は小さめの魔方陣を展開してから魔法学園の教科書、貴族版を出した

イグニス「20ページを開いて」

僕が開いてほしいページを言うと、生徒達は20ページを開いた










イグニス「さて、君達に聞くが、魔方陣を展開するとどうなる?」

僕が黒板にある程度。授業内容を書いてから生徒達に聞いた

ディパーチャー・デュアル「はい!」

私とデュアルは同時に手を挙げた

デュアル「あっどうぞ」

僕はディパーチャーに譲って、手を下げた

ディパーチャー「ありがと」

イグニス「それじゃあディパーチャーちゃん、答えて」

ディパーチャー「魔方陣を展開したら、人を移動させたり、武器を出したり、契約したモンスターを呼び出せる」

イグニス「正解。よく勉強してるね」

ディパーチャー「先生、今武器を出していい?」

イグニス「良いけど、武器を人に当てないでね」

ディパーチャー「分かった」

私は魔方陣を展開して、何時使ってる武器の太刀を出したけど……

ディパーチャー「あっ」

太刀の刀身(とうしん)が教室の天井に刺さって、私は目が点になった

イグニス「武器をしまって」

僕は驚かず、優しく言った

ディパーチャー「…分かった」

私は武器をしまってから、席に座った

イグニス「次の質問だけど、今の世界にある魔法の種類は?」

デュアル「はい!」

僕はさっきより早く手を挙げた

イグニス「それじゃあデュアル君。答えて」

デュアル「ダメージを与える攻撃魔法。攻撃を防御する防御魔法。敵を拘束する拘束魔法。自分や味方を回復する。回復魔法」

デュアル「これが、今の世界にある魔法です」

イグニス「正解」

ディパーチャー「先生。質問、いい?」

私は小さく手を挙げた

イグニス「うん。良いよ」

ディパーチャー「私達の魔力ってなくなったらどうなるの?」

イグニス「魔力はなくなると、魔法が使えなくなって、身体が弱るんだ」

ディパーチャー「それだけ?」

イグニス「詳しくは分からないけど、現在分かっているのはそれだけだね」

ディパーチャー「そうなんだ」

イグニス「(……そろそろ授業が終わるな)」

僕が時計を見ると、そろそろ9時40分になりかけていた

イグニス「そろそろ終わろうか」

僕はそう言って、開いた教科書を閉じると、生徒達は首を傾げた

デュアル「イグニス先生。まだ授業終わりまで20分ありますよ?」

イグニス「今日は40分授業だよ?」

僕が言った40分授業という言葉に対して皆首を傾げた

デュアル「イグニス先生40分授業ってなんですか?」

イグニス「文字通り40分で授業が終わる事」

僕が40分授業について言うと、ディパーチャーちゃん以外の目が輝いた

イグニス「(そろそろ鳴るな)」

僕が心の中で言うと、授業の終わりを伝えるチャイムがなった

イグニス「さて、これで今日の授業は終わりだよ」

僕が生徒達に言うと、生徒達はすぐに教室を出たけど…

ディパーチャー「先生」

イグニス「ん?」

僕も教室を出ようとした時、僕はディパーチャーちゃんに止められた

ディパーチャー「授業ってまだあるの?」

イグニス「今日の授業は終わったよ」

僕は屈み、ディパーチャーの目線に合わせた

ディパーチャー「授業は朝だけなの?」

イグニス「そうだね。長くて授業が昼まであるけど、その時は実技だね」

ディパーチャー「そうなんだ」

私はそう言って、教室を出た










デュアル「バハムート。今日の授業が終わりましたよ」

僕は部屋のベッドで横になっている小さいバハムートに言った。何故小さいかというと、人と交流があるモンスターは人型や、SD形態になれるからだ

バハムート「今日は早くないか?」

我はデュアルの肩に乗り、言った

デュアル「今日は40分の授業だったので」

ディパーチャー「デュアル。居る?」

私はデュアルが居る部屋のドアを開けた

デュアル「居ますよ」

ディパーチャー「良かった」

バハムート「知り合いか?」

デュアル「はい。新しくクラスに入ってきて、僕は三歳位の時から知っています」

ディパーチャー「会ってたっけ?」

デュアル「いえ、会ってませんが、城の部屋から偶然見ました」

ディパーチャー「そうなんだ」

デュアル「それで、なんの用ですか?」

ディパーチャー「学園を案内してほしい」

デュアル「先生に案内してもらった方がいいですよ?」

ディパーチャー「そうしたかったけど、先生達忙しいかったから」

デュアル「なるほど」

デュアル「それでしたら僕が案内します」

バハムート「それだったら、我はまた寝る事にする」

我はデュアルの肩から降りて、ベッドで横になった

デュアル「え?一緒に行きましょうよ?」

僕はバハムートを肩に乗せようとしたけど…

ディパーチャー「早く行こ」

私はデュアルの腕を掴んで、言った

デュアル「あっはい」

デュアル「行きますよ」

僕はバハムートを寝かせる事にし、ディパーチャーに学園の案内をする事に決めた

バハムート「鈍感だな」

我はデュアルとディパーチャーが部屋から居なくなってから言った










デュアル「此処が学園寮です」

僕は部屋を出てから学園寮を教えた

ディパーチャー「男女で別れてるの?」

デュアル「いえ、別れていません」

ディパーチャー「そうなんだ」










デュアル「此処が研究室です」

ディパーチャー「研究室?」

私は首を傾げた

デュアル「はい。魔法、モンスター、等々(などなど)、いろいろ調べる場所です」

ディパーチャー「そうなんだ」

イヴ「あっデュアル、ディパーチャーちゃん。さっきぶり」

僕は白のフードをかぶって姿で言ったけど…

デュアル・ディパーチャー「誰(ですか)?」

イヴ「僕だよッ!!」

僕は白のフードを脱いだ

デュアル「ああ。イヴでしたか」

ディパーチャー「なにしてるの?」

イヴ「モンスターの研究」

デュアル「どんな研究ですか?」

イヴ「モンスターに属性を与える研究」

僕は魔方陣を展開して、研究で使っているスライムを呼んだ

イヴ「よいしょ」

僕は棚にある試験管を一つ取り、試験管の中にある液体をスライムに浴びせた

デュアル「何か変化するんですか?」

ディパーチャー「……見て」

私が見た時にはスライムは氷を纏っていた

イヴ「成功♪」

デュアル「属性をモンスターに付与させる研究ですか?」

イヴ「うん♪その研究が成功した♪」

僕は氷を纏ったスライムを抱っこした

ディパーチャー「良かったね」

ディパーチャー「デュアル。次行こ」

私はデュアルの腕を引っ張った

デュアル「あっはい」










デュアル「此処が食堂です」

僕とディパーチャーは食堂に来た

ディパーチャー「お金いるの?」

デュアル「いえ、僕達学生はタダです」

レン「お前らも腹減ったのか?」

デュアル「あっレン先生」

僕とディパーチャーに対して食事をしているレン先生が話してきた

ディパーチャー「誰?」

レン「…平民クラスの担任をしているレンだ。よろしく」

俺は箸(はし)を置いて、軽めの自己紹介を転入生にした

ディパーチャー「よろしく」

デュアル「…僕達が食堂に来たのはディパーチャーに学園を案内してるからです」

ディパーチャー「先生。さっき忙しそうだったけど、何があったの?」

レン「ああ。1ヶ月後の10月に学園魔導師大会があるから、いろいろ準備をしてるんだ」

デュアル・ディパーチャー「学園魔導師大会?」

僕とディパーチャーは同時に首を傾げた

レン「新しく学園に入学、転入してきた生徒達が戦う大会だ」

レン「自分の力を遠慮なく出せるから、楽しみにしておけよ」

デュアル「はい」

ディパーチャー「うん」










デュアル「いろいろ周りましたね」

僕とディパーチャーは学園寮に戻ってきた

デュアル「ディパーチャーの部屋は何処ですか?」

ディパーチャー「あそこ」

私は寮の部屋を指さした

デュアル「あそこは僕、デスタ、ロザリーの部屋ですよ?」

ディパーチャー「でも、今日、イグニス先生に言われた部屋はあそこだよ」

デュアル「そうですか」

僕は寮の部屋のドアを開けると…

イグニス「これで良し」

僕は部屋の空いてる場所にベッドを置いた

デュアル「イグニス先生?」

イグニス先生が僕達の部屋に新しいベッドを置いていた

イグニス「ああ。言い忘れてたけど、ディパーチャーちゃんはデュアル君達と一緒の部屋になったよ」

デュアル「それはディパーチャーから聞きました」

イグニス「そ、そっか」

僕はベッドを整えてから、部屋を出た










デュアル「ふわぁ」

僕は夜10時になってから、眠くなったのか、あくびが出た

デュアル「二人は早いですね」

僕は先に寝たデスタ、ロザリーを見て、小さい声で言った

ディパーチャー「デュアル。まだ起きてる?」

デュアル「起きてますよ、今から寝るところですから」

ディパーチャー「良かった」

私はデュアルのベッドに入った

デュアル「で、ディパーチャー?貴女のベッドは此処ではないですよ?」

僕は寝ぼけているかもしれないディパーチャーに言った

ディパーチャー「知ってる」

ディパーチャー「私、一人で寝れないから…」

デュアル「…一緒に寝ましょう」

ディパーチャー「ありがと」

私はデュアルに抱きついた

デュアル「ね、寝ますよ///」

ディパーチャー「顔赤いけど大丈夫?」

デュアル「大丈夫です///」

デュアル「早く寝ますよ///」

ディパーチャー「うん」

その日の夜、私は夜が怖くなかった
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