最強魔導師の息子

２章 魔法学園

第８魔導師 王子の初陣

デュアル「先生。戦うのは学校内ではダメ何ですか？」

イグニス「学校内に戦う場所がないからね」

イグニス「その代わり、魔法学園の隣に戦う場所があるから、そこで戦えるよ」

デュアル「そこにはどうやって行くんですか？」

イグニス「入口に移動用の魔方陣があるから、そこから向かうんだよ」

スカル「誰が移動用の魔方陣を造ったんだ？」

イグニス「古代にあった製法を見て、ディノさんが造ったよ」

デュアル「おじ上が……すごいですね」

イグニス「そうだね」

話している内に僕達は入口にある転送用魔方陣の前に来た

スカル「どうやって移動するんだ？」

イグニス「こうやって移動するんだよ」

僕は魔方陣に入ると、僕は一瞬で転送された

デュアル「い、行ってみましょうか」

スカル「お、おう」

俺とデュアルは少し怖がりながら、魔方陣に入った










デュアル「此処は？」

僕が転送された場所は広い空間で、広い入り口にいる

スカル「あれ？デュアル？」

俺もデュアルと同じ、広い空間に出たが、俺はデュアルと別の入り口にいる

イグニス「此処は闘技場。君達が別の入り口に居るのは、今から戦うからだ」

スカル「先生、本気で戦っていいのか？」

イグニス「遠慮なくやっていいよ」

僕はキラキラとした目をしながら言ったスカル君に言った

イグニス「ただし、試合に関しては僕の指示に従(したが)ってもらう」

イグニス「それじゃあ、始め！」

僕は腕を振り下ろし、開始の合図をした

デュアル「行きます！」

僕は開始の合図と共に、魔力刀(まりょくとう)を造って、走った

スカル「来いよ」

俺は骨で作ったボーンソードを作り、構えた

デュアル「はあッ」

僕は魔力刀を振り下ろした

スカル「重い攻撃だな」

俺はボーンソードで防いだ










アルファ「彼奴(あいつ)ら良い勝負してるのかな？」

俺は休憩のため、図書室にいる

レン「兄さん。イグニスはどこ行った？」

俺も兄さんと同じく、図書室で休憩している

アルファ「デュアルとスカルと一緒に闘技場に居るぞ」

ハヤト「デュアルは強くなったのか？」

レン「ああ。ちょっと本気を出した俺になら勝てるかもな」

俺は指から炎を出した

アルファ「図書室で炎を出すな！」

俺はレンの頭に軽く殴った

レン「イテテ」

レン「まあ。デュアルが魔法学園を卒業すれば、ブレイブに近くなるか、ブレイブを超えるかもな」

ネオ「そうなったら僕達じゃあ敵(かな)わないね」

アルファ「あのさ、ハヤト、ネオ」

ハヤト・ネオ「ん？」

アルファ「そんなに本を読んで、疲れないか？」

ハヤト・ネオ「別に」

俺とネオは山が出来る程、図書室の本を読んでいるがあんまり疲れていない










スカル「ボーンビット」

俺はデュアルから離れてからボーンソードを分解し、分解した骨を飛ばした

デュアル「……」

僕は魔力刀を捨て、飛んできた骨を短剣で斬っているけど……

スカル「ニードルボーン」

俺は斬られている骨を鋭くし、飛ばした

デュアル「よいしょ」

僕は後ろに飛んでニードルボーンを回避したけど……

デュアル「くッ」

一部の鋭い骨が僕の腕に刺さった

スカル「まだまだ行くぜ！」

俺はさらにニードルボーンを飛ばした

デュアル「もうくらいません！」

僕はフレイムブラストでさらに飛んできたニードルボーンを消した

デュアル「……ヒール」

僕は腕に刺さった鋭い骨を抜いてから、ヒールをして、痛みを消した

イグニス「(止めるべきか？)」

僕は今、二人の戦いを止めるべきか悩んでいる

スカル「まだ行けるよなぁ！」

俺は骨の量を増やし、飛ばした

デュアル「まだまだ行けます！」

僕は骨を避けて、スカルの懐(ふところ)に入った

スカル「やるな！」

俺はボーンソードを作り、横に振った

デュアル「それはどうも」

僕は回避してから、短剣を投げた

スカル「危な」

俺はデュアルが投げた短剣を避けた

デュアル「インパクトパンチ」

僕はスカルが避けた瞬間、拳にインパクトを付与して、スカルを殴ったけど……

スカル「危ねぇな」

俺はデュアルに殴られる前に骨で防いだ

デュアル「なら！」

僕は殴らず、距離を取った

デュアル「インパクトレッグ」

僕は距離を取ってから、骨に向かって蹴りを入れた

スカル「カハ」

俺は蹴りをくらい、闘技場の端っこまで吹っ飛んだ

デュアル「勝負あり、ですね」

イグニス「そうだね」

イグニス「この勝負、デュアルの」

僕が勝者を言う瞬間……

スカル「まだだ！」

イグニス「スカル君…」

スカル君が立ち上がり、僕を見た

スカル「先生、俺はまだ戦える」

イグニス「いや、君の身体はボロボロだから治療をしないとダメだ」

スカル「けどよ…」

先生が言った通り、俺はボロボロだ……

スカル「負けたくないんだッ！！」

スカル「せめて一撃位は当てたいからな」

イグニス「……分かった。遠慮なくやりたまえ」

僕はスカル君の諦めない目を見て、言った

スカル「ありがとな。先生」

俺はボーンソードを構えた

スカル「行くぜ！デュアルッ！！」

俺はデュアルに向かって走った

デュアル「受けてたちます！」

僕は左拳(こぶし)を魔力拳(まりょくけん)に変え、構えた

スカル「ボーンスラッシュ！！」

俺はボーンソードに魔力を付与し、デュアルを斬ったが……

スカル「……やっぱりな」

俺のボーンスラッシュをデュアルの魔力拳に防がれた

デュアル「僕からも一撃です」

スカル「ッ！？」

俺は危険を感じ、距離を取った

デュアル「エンペラーキャノン」

僕は父上に近い位の威力になったエンペラーキャノンを右手から放った

スカル「え…」

デュアルが放ったレーザーは俺に向かってきているが、俺は怖くて身体が震えるだけで、動く事ができない…

イグニス「やっぱり止めるべきだったな…」

僕は鞘からザ・バーストを抜き、エンペラーキャノンを斬った

スカル「先生、大丈夫か？」

イグニス「大丈夫だよ。それに、ザ・バーストは刃(は)こぼれしてないからね」

僕は一切(いっさい)刃こぼれしていないザ・バーストをスカル君と、デュアル君に見せてから鞘に収めた

デュアル「スカル君、けがはありませんか？」

スカル「おう！けがはねぇよ、先生が守ってくれたからな♪」

デュアル「良かったぁ」

イグニス「さて、戻ろっか」

デュアル「はい」

スカル「おう！」










イグニス「今から部屋を教えるから行ってね」

デュアル「分かりました」

スカル「分かったぞ」










スカル「此処が俺の部屋か」

俺が部屋のドアを開けると、部屋にはイヴとブラックが居た

イヴ「す、スカル君もど、同室なんだね」

スカル「おお。よろしくな！」

イヴ「よ、よろしく」

スカル「ブラックもよろしくな」

ブラック「…………よろしく」










デュアル「此処が僕の部屋ですか」

僕が部屋のドアを開けると、部屋にはデスタとロザリーが居た

ロザリー「あっデュアルも同室なんだ」

私とデスタがベッドで横になっていると、部屋にデュアルが入ってきた

デュアル「はい♪よろしくお願いします」

デスタ「遅かったけど、なにしてたんだ？」

デュアル「スカル君と勝負してました」

デスタ「どっちが勝ったんだ？」

デュアル「僕です」

僕はドヤ顔で言った

デスタ「良かったな」

デュアル「はい♪」