最強魔導師の息子

ブレイブ

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1章 次世代の魔導師

第2魔導師 雷と破滅の力を操る魔導師

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デュアル「……」

ぼくは書斎から持ってきて廊下で歩きながら、本を読んでいる

???「デュアル君~」

デュアル「あっデスタ君。おはよう♪」

ぼくが、廊下を歩きながら魔法の本を読んでると、友達のデスタ=ノヴァ君が来た

デスタ「それ何の本?」

ぼくはデュアル君が持っている本を聞いた

デュアル「魔法の本だよ」

デスタ「魔法の本?」

ぼくは首を傾げた

デュアル「うん。書斎から持ってきた」

デスタ「デュアル君は魔道書(まどうしょ)読めるの?」

デュアル「魔道書ってなに?」

デスタ「デュアル君が持ってる本のことだよ」

デュアル「これ、魔道書なのッ!?」

デスタ「うん。初めて知ったの?」

ぼくは驚いてるデュアル君に言った

デュアル「ど、どうしよう……すぐ返さないとッ!?」

ぼくは走って書斎まで向かった。その理由は魔道書は貴重な本とパパ上とママ上から教えてもらったから

デュアル「よいしょ よいしょ」

僕は書斎の扉を開けようとジャンプしてる開(ひら)きそうにない

デュアル「あっママ上居ないんだった」

何時も書斎に入る時はぼくとママ上が居て、ママ上が書斎の扉を開けてくれる……

デュアル「パパ上が言っていた言葉で言うと……」

デュアル「詰んだ?」

ぼくはパパ上がたまに言ってる言葉を言ってると……

キラ「デュアル君。どうしたの?」

デュアル「あっキラおばさん」

キラおばさんが僕に話しかけてきた

キラ「書斎に用があるの?」

私は姿勢を低くして言った

デュアル「うん…」

キラ「何かあったの?」

私は暗い顔のデュアル君の頭を撫でて聞いた

デュアル「本返そうと思って」

ぼくは魔道書をキラおばさんに見せた

キラ「全部読んだの?」

デュアル「ううん。全部は読んでないよ」

ぼくはキラおばさんが言った事に対して、首を横に振った

キラ「じゃあ返さなくて大丈夫だよ」

デュアル「でも……魔道書は貴重な本だから…」

キラ「(なるほど)」

私はデュアル君が全部読んでない魔道書を書斎に返しにきた理由が分かった

キラ「魔道書に落書きしたり、ページの一部を破いてない?」

デュアル「し、してないよッ!?」

ぼくはキラおばさんの言った事に対して、首を早く縦に振った

キラ「(良かった)」

キラ「魔道書は全部読んでから返してね」

デュアル「いいの?」

キラ「うん♪」

デュアル「ありがと♪」

キラ「でも、魔道書に何かしたら……分かる?」

私は驚かしたくなり、少し殺気を込めて言ったけど……

デュアル「うぅ……」

デュアル「うわわわわわわわわん」

キラ「あわわ、ご、ごめんねぇ」

私はデュアル君の頭を撫でてる

デュアル「うぅ……ひっぐ」

デスタ「デュアル君~遊ぼ~」

デュアル「うん♪」

ぼくは魔道書を持って、デスタ君の元に走って言った

キラ「ふぅ」

キラ「(デスタ、ナイス)」

私は息子の純粋さに助けられ、心の中でガッツポーズをした

キラ「(次からいたずらはやめよ)」

私が立ち上がり、安心してると…

フィル「キラ、ちょっといい?」

キラ「な、なに?」

私は恐怖を感じながら、恐る恐る後ろを向いた

フィル「息子になにしてたの?」

僕はキラだけにかなりの殺気を向けている

キラ「……いたずら」

フィル「へぇー……殺気を向けるのがいたずらね」

キラ「……」

キラ「ごめんなさいッ!!」

フィル「謝るのが遅いッ!!」










フリート「また怒られてるな」

俺は今、城の庭に居るが、怒っているフィル、謝っているキラの声が聞こえる。ちなみに、庭と言っても、かなりの広さがある

フリート「(大変な奴と俺は結婚したな)」

俺が、怒っているフィルの声と、謝っているキラの声を聞いてると……

デスタ「パパ~」

フリート「どうした~?」

俺とキラの子供。可愛い息子のデスタとブレイブとフィルの子供。デュアルも来た

デスタ「デュアル君と勝負するから此処に来たの♪」

デュアル「フリートおじさんさんはどうして此処に居るの?」

ぼくは首を傾げて言った

フリート「外の空気を吸いたくてな」

デスタ「空気ならあげるよ♪」

デュアル「ぼくも♪」

ぼくとデスタ君は手を振って、フリートおじさんに空気を渡した

フリート「(可愛い)」

俺は息子とデュアルの純粋な行動を見て、心の中で言った

フリート「それで、勝負するのか?」

デスタ・デュアル「うん♪」

ぼくとデュアル君はどうじに首をたてに振った

フリート「了解。んじゃ、俺が審判するな」

俺はデスタと、デュアルがいる場所から少し離れた

デスタ・デュアル「分かった」

ぼくとデュアル君はどうじにせんとうたいせいになった

フリート「お互い、準備はいいな?」

俺がデスタとデュアルを見ると、二人は同時に頷いた

フリート「はじめッ!!」

俺が開始の合図をすると、デスタとデュアルは同時に動いた

デュアル・デスタ「キャノン」

ぼくとデスタ君はどうじにキャノンを放った

フリート「(一応)」

俺は万が一に備えて、魔方陣を展開した

デスタ「サンダーステップ」

ぼくは雷をあしにまとって、デュアル君をけった

デュアル「イタタ」

ぼくはデスタ君のけりを避けたけど、ちょっとかすった

デスタ「破滅砲」

ぼくはママや、フィルおばさんが使っていた魔法。破滅砲を放った

デュアル「魔法障壁」

ぼくは魔法障壁をてんかいして、デスタ君がはなった破滅砲を防いだ

フリート「(負担がないのか…)」

俺は心の中で驚いた。その理由は、デスタが破滅砲を放ったが、吐血や、身体が弱る等の負担がないからだ

デュアル「お返し」

ぼくもデスタ君がはなった破滅砲をデスタ君に向かって、はなった

デスタ「まほうしょうへき」

ぼくはデュアル君がはなった破滅砲をふせいだ

デュアル・デスタ「むぅ…しぶとい」

ぼくとデスタ君はほっぺをふくらませた

フリート「だったら、お互いの一番強い魔法を放ったみたらどうだ?」

俺が二人に聞くと二人は頷いた

デスタ・デュアル「よいしょ」

ぼくとデュアル君は破滅の魔力を片手サイズの玉(たま)にした

デュアル・デスタ「破滅玉(だま)ッ!!」

ぼくとデスタ君は片手サイズの玉をはなった

フリート「ヤバいな」

俺は究極魔法障壁をドーム状にした究極魔法障壁ドームでデスタとデュアルを囲んだが…

フリート「なッ!?」

破滅の魔力が強いのか、俺が展開した究極魔法障壁ドームは砕けた










ブレイブ「……」

僕は凶暴化したモンスターについての資料を見ていると…

エンペラー国の兵士「ブレイブ陛下ッ!!」

ブレイブ「なんだ?」

僕は資料を見るのを一旦やめて、急いで来た自分の国の兵士を見た

エンペラー国の兵士「デュアル王子とデスタ様の魔法が」

ブレイブ「……」

僕は兵士の話を最後まで聞かず、デュアルとデスタがいる場所に向かった










デュアル・デスタ「こ、これどうしよう…」

小さかった破滅玉はぼくとデスタ君から離れて、大きくなっている

ブレイブ「デュアル、デスタ。それをこっちに放て」

デュアル「でもパパ上が」

デスタ「消えちゃうかも…」

ブレイブ「大丈夫だ。三代目エンペラーを信じろ」

デスタ「分かった」

デュアル「…分かりました」

ぼくとデスタ君はパパ上に大きくなった破滅玉をはなった

ブレイブ「飲み込め」

僕は魔眼の力を使い、渦を発生させた

ブレイブ「ブラックホール」

僕が発生させた渦は大きくなった破滅玉を飲み込んだ

デュアル「パパ上、ご無事ですか?」

僕はパパ上の元に走って行った

ブレイブ「ああ。パパは無事だ」

デュアル「良かったです」

デュアル「魔法って使わない方が、いいんですか?」

ブレイブ「魔法の扱いは才能で変わるが、努力すれば扱える様になる」

ブレイブ「だから頑張れよ。デュアル」

デュアル「はいッ!!」
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