クールな生徒会長のオンとオフが違いすぎるっ!?

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3章 学力運動テスト

#11二日目の学力運動テスト

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燐「新さん、そろそろ起きてください」

新「んん?」

燐「そろそろ起きてください。遅刻してしまいますよ?」

新「分かった」

燐「珍しいですね。新さんが寝坊しかけるなんて」

新「ちょっとね」





燐「そろそろ学校ですね」

新「テスト、頑張ろう」

燐「はい♪」

燐「さて、切り替えて…やっぱりまだ一緒に居たいぃ」

燐は生徒会長の自分といつもの自分のスイッチが何回も切り替わっている

優依「副会長~会長―、おはっよう!」

優依は燐に一度抱きついてから、新の腕に抱きついた

燐「優依さん、おはようございます」

燐「(近いですよぉ)」

燐の口調は冷静な感じがするが、心の中では睨んでいる。その理由は優依が新の腕に抱きついたからだ

新「ゆ、優依さんおはよう」

零「…お、おはよう」

零は燐と優依の間から出てきた

優依「零、おはよう♪」

燐「零さん。おはようございます」

新「おはよう。零さん」

優「おはよう。朝から賑やかだな」

次に現れた優は今の状況を見て苦笑いしている

新「あはは、まあね」

新も優と同じく、苦笑いしている






担任の先生「では、はじめ!」

担任の先生の開始の合図が出た瞬間、全員一斉にテストを始めた

優依「(良し、できる)」

優依「(あなたは恋をするが、その人には恋人が居る。を英語で書く…と)」

優依「(その後あなたは出逢う。を英語で書くと)」

優依「(問題がリアル)」

優依は英語の問題を不満がありながらも、冷静に解いていっている





優依「ん~終わったぁ」

あれからテストが終わり、優依は腕を伸ばした

優「優依~どうだった?」

優依「うーん、分かんないや」

零「ど、どうしよう」

皆が軽く話しているが、零だけは顔が青ざめている

燐「零さん。どうしました?」

零「り、燐さん。私ダメかも」

燐「ダメとは?」

零「今日の運動テスト跳び箱だから」

零「絶対笑われるよ」

燐「…そんな人は居ません、居たとしたら私が黙らせます」

零「だ、黙らせるって、だ、ダメだよ」

燐「居たらですよ。貴女は生徒会の一人ですから」





新「……」

新は体操着に着替え、今は個室のトイレで呼吸器を吸っている

優「新~まだか~?」

優は新が入っている個室のトイレをノックした

新「もう大丈夫」

新は呼吸器をポケットに入れて個室のトイレを出た

新「会長?」

トイレを出ると、廊下には燐が居た

燐「……あなた方が遅いから待っていたんです」

燐はそう言っているが、

新「(寂しかったんだな)」

新は燐が待っていた理由が分かっている





零「(と、跳べるかな?)」

運動テストが始まり、零の番が来た

零「…えい!」

零は助走し、五段の跳び箱を跳んだ

零「……あれ?」

零は五段の跳び箱を跳べたが、跳びすぎて顔から落ちた

燐「零さん!?」

燐は零の元に急いで向かった

燐「零さん、大丈夫ですか?」

燐は心配した表情で零に聞いた

零「う、うん」

零は頭から落ちたが、笑っている

燐「どうしました?」

零「えっとね。頭痛いけど跳べたのが嬉しい♪」





零「えへへ♪」

運動テストが終わった後でも零は笑っている

零「優依さん、新君、優君、私跳べたよ♪」

今日の零はいつもより上機嫌になっている

優「…なあ、あれって跳べたって」

優依「今はそうしておこ」

優依は優の言葉を遮った、四人は上機嫌になっている零を見守っている
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