普通の人間だった僕は魔王に転生しました

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１章　新たな魔王

新たな魔王の誕生

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聖「ぼ、僕が魔王ってどういうことですか？」

聖が困惑していると､悪魔の翼を生やした女性が聖を見た

？？？「貴女様は次の魔王に選ばれたのです」

聖「貴女は？」

リアス「私の名前はリアス。魔王様の秘書にございます」

リアス「魔王様。貴女様のお名前は？」

聖「僕は聖(ひじり)です」

リアス「ヒジリ様。此処が何処か分かりますか？」

聖「分からないです」

リアス「此処は魔界と言われる世界です」

聖「…魔界」

聖は窓から景色を見たが、外は知らない生物や、ドラゴン等が居ており、RPGの世界のような光景だった

リアス「此処魔王城は安全ですので、ご安心を」

リアスはそう言った矢先、ドラゴンが魔王城に向かってきていた

聖「ひッ」

聖は向かってきたドラゴンに怯え、屈んだ　　

ドラゴン「ッ！？」

向かってきたドラゴンは突如、方向を変え、逃げるように去っていった

聖「あれ？」

リアス「流石魔王様」

聖「え、えっと、なにがあったの？」

リアス「ドラゴンは魔王様が放っている魔力によって、怯えたのです」

リアス「魔王様。どうか我らに導きを」

リアスが膝立ちをすると、他の同時に魔物達も膝立ちをした

？？？「……」

リアスを含めた魔物が聖に対し、敬意を見せたが、数名の魔物はその場を去った

リアス「こちらが魔王様のお部屋です」

リアスは今、聖と一緒に魔王城を歩いて､案内をしている

聖「広い」

聖が２０畳部屋を見たが､感想はその一言以外出なかった

リアス「こちらが庭でございます」

聖「おお」

リアス「庭には畑もございます」

リアス「最後にこちらは魔王様の仕事場です」

聖「仕事？」

リアス「はい。魔界の管理等です」

聖「ぼ、僕。仕事したことないです…」

リアス「大丈夫です。我々が手伝いますので」

聖「…ありがとうございます」

聖「ん？」

僕はリアスさんにお礼を言ったら、机の近くで音がした

リアス「ゴウ、ライ。隠れてないで出てきなさい」

リアスが呆れた声で言うと､

ゴウ「あらら」

ライ「ばれてた？」

机の下から幼い人間の姿をした魔物が出てきた

ゴウ「次の魔王様って」

ライ「この人？」

リアス「ええ、二人とも。ヒジリ様にあいさつを」

ゴウ・ライ「はじめまして、魔王様」

聖「はじめまして」

聖「リアスさん、この子たちは？」

リアス「魔王様の護衛です」

リアス「こっちがゴウ」

リアスは左目を隠した黒髪の魔物に指をさした

リアス「こっちがライです」

リアスは右目を隠した黒髪の魔物に指をさした

ゴウ・ライ「よろしくお願いしま～す」

聖「よろしくね」

聖は二人に目線を合わせて言った

聖「一日だけでいろいろあったなぁ」

聖はベッドで横になりながら言った

聖「(…刹那、大丈夫かな？)」

聖はそう思いながら、眠りについた

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