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1章 学生生活

三の騎士 野外演習

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サン「……」

サンは家に帰ってきた瞬間、サンは制服を着替えず、たまっている書類の山を整理した

バレル「サン様、今日ぐらい休憩しては」

サン「今日中までは書類は片付けておきたいので」

サンが書類の山を整理していると、デバイスから警告音が鳴った

デバイス「シンニュウシャアリ、ゲキタイモードヲハツドウシマスカ?」

撃退モードとは侵入者に対し、発動するモードであり、侵入者のレベルによって、変わっていく。撃退モードの発動は当主の許可がいる

サン「誰が侵入者したか見せてください」

サンが言うと、デバイスにベスティと、エヴィが映った

デバイス「シンニュウノハ、ベスティ・オルタ―、エヴィ・オルタ―。トスイテイ」

サン「その二人は僕の知り合いです」










ベスティ「なあサン、さっきのなんだったんだ?」

サン「あれは撃退モード。侵入者が現れた場合に発動します」

ベスティ「…いや、俺達不法侵入してないんだが?」

サン「母が過保護だったので…敷地に入るだけで発動するんです」

エヴィ「地面からガトリングが出てきた時はびっくりしたよ!」

エヴィはサンに抱きついた

サン「エヴィ?どうして僕に抱きつくんですか?」

サンは困惑しながら聞いた

エヴィ「かわいいから」

サン「そうですか」

サン「それで、何の用でしょうか?」

サンはエヴィに抱きつかれたまま、聞いた

ベスティ「あ、ああ。明後日から野外演習があるって事を伝えにな」

サン・イフ「野外演習?」

エヴィ「うん。私達一年生と三年生の先輩達と一緒に野外で魔獣と戦う時の練習をするの」

サン「なるほど」

ベスティ「それと、当日はコアナイトに乗って学園に来てくれってさ」

サン「分かりました」

ベスティ「今日はそれだけなんだ。じゃあな」

ベスティは妹のエヴィをサンからはがし、帰って行った










イフ「ねぇお兄ちゃん?」

サン「どうしました?」

イフ「野外演習ってどんなのだろうね?」

サン「さあ?」

イフ「でも楽しみだね」

サン「はい♪」

それからいつの間にか明後日になり、サンとイフはコアナイトに乗って、学園に向かった

サン「コアナイトがたくさん」

サンの目が輝いた理由は自分のコアナイト含めて、コアナイトがたくさんあるからだ

ベスティ「結構早ぇな」

サンとイフが着いた後、ベスティとエヴィが着いた

ベスティ「おい、サン」

サン「何ですか?」

ベスティ「お前のコアナイト変わってないか?」

ベスティが見たサンのコアナイトは各所に追加アーマーがあるが、一番はランドセル型の巨大なバックパックがある事だ

サン「魔獣を想定した結果、こうなりました」

ベスティ「これ、輸送車に入るか?」

輸送車とは、コアナイト安全に送るための物であり、人や馬等では到底動かせないため、移動に特化したコアナイト。ライディングが動かす事にしている。野外演習ではコアナイトを輸送車に入れるが、サンのコアナイトは入りそうにない

サン「せ、先生に聞いてきます」

サンは泣きそうな顔で走って行った










ベスティ「お、どうだった?」

あれから数分後、サンが戻ってきた

サン「大丈夫でした♪」

さっきの泣きそうな顔はどこにいったのか、満面の笑みで戻ってきた

エヴィ「良かったね」

エヴィはサンの頭を撫でた

サン「むぅ」

サンはほっぺを膨らませた










サン「……」

あれからサン達は馬車に乗り、移動しているが、サンは不機嫌そうにしている

ベスティ「サン、どうした?」

サン「なんでもないです」

サンはそう言っているが、明らかに不機嫌そうにしている

ベスティ「お、そろそろ見えてきたぞ」

気づけば輸送車との合流地点に近づいていた










ベスティ「やっと飯だな」

あれからテントの設置をしていると、気づけば夜になっていた

ベスティ「……少なくないか?」

ベスティは渡された弁当箱を開けたが、ご飯、肉と野菜。小さい果物が入っていた

ベスティ「なあ、サン」

ベスティはサンに聞いたが、

サン「何ですかぁ~?」

サンは幸せそうな顔で食べていた 

ベスティ「いや、量が少なくないかと思ってな」

サン「…ベスティ、食べれるだけ幸せですよ」

サンは真剣な顔で言った

ベスティ「お、おお。そうだな」

ベスティ「(ころころ変わるな、こいつ)」











サン「ふわぁ」

サンがあくびをして寝ようとした時、

サン「…ん?」

周りの森から、草木が揺れる音が聞こえた
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