俺はこの世界を知っている

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1章 かすかに知っている世界

迸れ雷撃(ライザー)

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隼斗「……戦うって君と?」

隼斗は首をかしげた

ソラリス「…はい」

隼斗「どうして君と」

隼斗が困惑していると、ソラリスがしゃべり始めた

ソラリス「……理由は一つ、今の貴方様の力を知りたい」

ソラリス「貴方様(ハヤト)様は我々が慕うべき人。今の貴方様がどれほどか知りたいのです」

ソラリスがそう言うと、後ろに赤、青色、黄色の魔方陣が現れた

ソラリス「トリプルエレメントスピア」

赤の魔方陣から炎が現れ、青色の魔方陣から水が現れ、黄色の魔方陣から雷が現れ、現れた三つが槍に代わり、隼斗に向かって行った

隼斗「なッ」

隼斗は驚いたが、なんとか回避した

ソラリス「…まだ終わってませんよ」

ソラリス「ロックオンサンダー」

続いてソラリスはハヤトが居た場所を狙うように雷が落ちた

隼斗「は?」

隼斗は雷を回避したが、雷は隼斗を追ってきた

ソラリス「逃げているだけでは何もできませんよ」

隼斗「…逃げているだけでは」

その言葉を聞いた瞬間、隼斗の頭に映像が現れ、その映像には雷を纏った隼斗がいた

隼斗「くッ」

隼斗は記憶を頼りに、その場で止まった

ソラリス「ハヤト様ッ!?」

ソラリスはハヤトの行動に驚き、止めようとしたが、雷は隼斗に落ちていった

隼斗「……」

雷は確かに隼斗に向かって落ちたが、隼斗に傷はなく、隼斗の髪色は黄色くなり、雷を纏っていた

ソラリス「ハヤト様」

ソラリスは安心した顔をしている

隼斗「なんだこれ?」

隼斗「!」

隼斗は困惑したが、隼斗は瞬時に理解した

隼斗「迸(ほとばし)れ雷撃(ライザー)!」

隼斗「我が道を導くは雷撃(らいげき)なり!」

隼斗「ライトニング!!」

隼斗の周辺に雷が現れ、隼斗の手から雷が放たれた

ソラリス「!」

ソラリスは防御をとる間もなく、雷を食らった










ソラリス「……んん?」

ソラリスが目を覚ますと、闘技場ではなく、家の天井を見ており、ソラリスの視界に隼斗が居た

隼斗「ソラリス、大丈夫か?」

先ほどの弱い感じの隼斗とは雰囲気が変わり、口調が変わっている

ソラリス「私は大丈夫です」

ソラリス「それよりも、ハヤト様記憶が!!」

ソラリスは隼斗に近づいた

隼斗「まあな。ちょっとだけ戻ったぞ」

隼斗はそう言ってソラリスの頭を撫でた

ソラリス「もう、ハヤト様」

ソラリスは嫌がらず、嬉しそうにしている

隼斗「ソラリス、これから俺はどうしたらいいんだ?」

ソラリス「……そうですね」

ソラリス「ひとまずは仲間に会いましょう」

ソラリス「それからまた後ほど考えましょう」

隼斗「それもそうだな」
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