終末の運命に抗う者達

ブレイブ

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1章抗う者達

休日ぐらいは楽しもう

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ソティラ「レイ、もう起きないとダメだよ?」

ソティラは起きる時間になっても寝ているレイを起こしきた

レイ「んん、もう朝ぁ?」

レイは寝相が悪いのか、着ていたパジャマが少しはだけている

ソティラ「ほら、しっかりする」

レイ「ふぁい」

レイは眠そうにしながらパジャマを脱いで制服に着替えた






レイ「眠い、昨日はしっかり寝たのに」

レイは文句を言いながらも教室に向かっている

レイ「あれ?」

レイは教室に来たが、教室にはレイ以外誰も居なかった

翔太「あれ?レイ先輩、どうしました?」

レイ「あっ翔太。今日は金曜日だろ?」

レイは教室に入ってきた翔太に聞いた

翔太「え?今日は土曜日ですよ?」

レイ「……」

レイ「ほえ?」

レイは黙ってから首をかしげ、可愛い声を出した

翔太「もしかして?」

レイ「ま、間違えた///」

レイの顔はだんだんと赤くなっていった

翔太「あ、そうそう。さっきソティラって人が先輩に用があるって」

レイ「分かった。ありがとう」

レイは一瞬で切り替え、教室を出た





レイ「先輩~」

レイは部屋に戻ってくると、ソティラがレイのベッドで横になっている

ソティラ「ん?」

レイ「そこ私のベッドなんですけど?」

レイは首をかしげ、言った

ソティラ「良いじゃん、それで、私に用があるの?」

レイ「はい。翔太が言ってたんですけど、ソティラ先輩に用があるって」

ソティラ「ああ。それね」

ソティラはレイのベッドから降りた

ソティラ「私と……デートしない?」

レイ「……デート?」

ソティラ「うん。今日は土曜日。休日だから、楽しも♪」

レイ「……それだったら一人で楽しんでください」

レイはベッドで横になった

ソティラ「やだやだ!一緒に楽しみたいの!!」

レイ「……」

レイはソティラを無視している

ソティラ「無視するんだ。あんなに弱かった子が」

レイ「……あ?」

その言葉がレイの逆鱗に触れたのか、レイはソティラを睨んだ

ソティラ「ごめんごめん、悪気はないの」

レイ「そうですか」

レイはそう言って、ベッドを降りたが、部屋を出ず、棚から服を出した

ソティラ「どうしたの?」

レイ「どうしたのって……先輩と一緒に楽しむんですよ」

レイ「先輩のおごりならですけど」

ソティラ「…もちろん、私がおごってあげるよ」





レイ「さて、どこに行きます?」

レイはあれから着替え、ソティラと一緒に学校を出て、どこに行こうか迷っている

ソティラ「う~ん、レイはどこに行きたい?」

レイ「私は特には」

そう言っているが、さっきからアイスクリーム屋をチラチラと見ている

ソティラ「じゃあ行こっか」

ソティラはレイと一緒にアイスクリーム屋に向かった





ソティラ「美味しいね。レイ」

レイ「はい。そうですね」

レイは食べながらいつも通りの口調で言ったが、顔は微笑んでいる

ソティラ「レイ、次はどこにいく?」

レイ「次?」

ソティラ「も、もしかして、もう終わる気?」

ソティラがレイに聞くと、レイは首を縦に振った

レイ「そろそろ訓練したいので」

レイはアイスクリームを食べ終わり、学校に戻ろうとしたが、

生徒A「あっ」

生徒が赤色のペンキを落とし、レイに当たりそうになっている

レイ「……」

幸いレイは避けたが、顔に赤色のペンキが飛び、血のようになった

レイ「…おい」

レイは不機嫌になって、ドゥームズギアを纏おうとしている

ソティラ「レイ、大丈夫だよ」

ソティラはレイの頭を撫でると、レイのドゥームズギアが消えた

ソティラ「ごめんね~この子今日調子悪くてね」

ソティラの発言で周りは一応収まった





レイ「……」

レイは訓練をせず、部屋に戻ってきた

ソティラ「レイ、ペンキは落ちた?」

ソティラもレイの部屋に入ってきた

レイ「……はい」

レイはうなずいたが、元気がない

ソティラ「……やっぱり、昔の事は忘れられないよね」

レイ「……忘れたくても、忘れられないですよ」
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