上 下
8 / 11
1章 新しい人生

強くなった自分

しおりを挟む
ルナ「…ごめんなさい」

ルナが謝った瞬間、ギルドの外から悲鳴が聞こえた

リア「!」

リアは悲鳴が聞こえた瞬間、ギルドを出て、リアに続き、皆。ギルドから出た










リア「え…」

リア達が見た景色はいつもの人がたくさん居て賑わっている街ではなく、突然現れたワイバーンの群れによって、壊された街だった

リベル「どうして!ワイバーン達の移動はまだ先のはず!」

そう。ワイバーンは数年に一度、巣から離れる移動がある

ルナ「我が力にて結界は現れん」

突然ルナの詠唱が聞こえると、ルナ以外が結界に包まれた

リア「!?」

ルナ「皆はそこに居て、その結界はワイバーンごときでは壊されないから」

ルナはそう言って、走って行った

リア「ルナお姉ちゃんッ!!」










ルナ「ひどい...」

ワイバーンは街を破壊するだけでは飽き足らず、街の住民を食べ、魔力を補給している

ルナ「(飢餓(きが)状態のワイバーンがなぜ)」

ルナは考えながら、住民を助けている。飢餓状態のモンスターが現れる理由は食べ物を与えられなかったのもあるが、もうひとつは強い者に住みかを奪われた事だ

ルナ「(ワイバーンはこの世界でも上位の存在)」

ワイバーン「!!」

ワイバーンはルナを見つけ叫ぶと、周りのワイバーンは街の破壊と人を食うのをやめて、全てのワイバーンがルナに向かってきた

ルナ「ちょうどいい!」

ルナは逃げもせずに構えた

ルナ「我が力、この世に干渉し、エレメントを与えん」

ルナが詠唱を言うと、周りに風、炎、雷が現れた

ルナ「エレメントコンビネーション」

ワイバーンに向かって、風が放たれ、風はワイバーン達を1ヵ所に集め、次に炎が風に向かい、炎の竜巻になり、最後に雷が炎の竜巻の中心に落ち、凄まじい音が鳴った

ルナ「まだいるよね」

ワイバーン達は魔法をくらったが、まだ生き残りがおり、ルナに向かってきた

ルナ「万物よ生まれ変わらん!」

ルナは残骸に触れると、残骸がワイバーン達を拘束し、別の残骸が巨大な槍になり、ワイバーンを貫いた

ワイバーン「--!!」

ワイバーン達は貫かれたが、数匹のワイバーンはまだ生きており、ルナを食らおうと、向かってきた

ルナ「しまった」

ルナは錬金術か魔法を放とうとしたが、遅く、ワイバーンがルナを食らおうと口を開けた

ルナ「…ごめんね。皆」

ルナは諦め、目を閉じたが、

ルナ「……え?」

ルナが目を開くと、剣を持ったリアと首が切れたワイバーンが居た

数分前

フェーリ「この結界どうする?」

リア「……」

皆が考えているなか、リアは結界を剣で叩いた。すると、ガンッという響く音が鳴った

リベル「結界を解除するのはルナしかできない」

リア「……」

リアは結界の別の場所を剣で叩いた

ホアイダ「ひとまず、ルナが戻ってくるまで待ちましょう」

リア「……」

また別の場所を叩いた

フェーリ「さっきからうるさいッ!!」

フェーリは耳を抑えながら言った、明らかに怒っていると分かる

リア「ご、ごめん、お姉ちゃんを助けたいから結界を砕こうと思って」

リアは先ず謝ってから、理由を説明した

フェーリ「じゃあなんで叩いてるの?」

リア「結界ってのは一部柔(やわ)い部分あるから探してたの」

リベル「分かったの?」

リア「うん」

リア「…柔い場所がなかった」

ホアイダ「じゃあどうするの?」

リア「単純な事だよ♪」

リアは待ってましたとばかりに笑った

リア「僕の魔法で壊す」

リアは雷を手に宿した










リア「大丈夫?お姉ちゃん?」

ルナ「リア、どうして?」

リア「どうしてって、お姉ちゃんを助けるためだよ?」

リアとルナが会話していると、周りのワイバーンがリアに向かってきた

リア「豪雷(ごうらい)」

ワイバーンに向かって、極太の雷が落ちた

リア「……」

リアは身体の震えている

ルナ「リアは逃げて!!」

リア「……よ」

リア「逃げないよ!怖いけど、お姉ちゃんを失う方が怖いよッ!!」

リアはその勢いのまま、ワイバーンに向かって行った

ルナ「……強くなってたんだね」

ルナはリアの戦う姿を見て、呟いた










リア「お姉ちゃん、僕強くなったでしょ?」

あれからリアは残りのワイバーンを倒し、無傷で勝利した

ルナ「うん。驚いたよ」

ルナは優しくリアの頭を撫でた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転移した先で女の子と入れ替わった!?

灰色のネズミ
ファンタジー
現代に生きる少年は勇者として異世界に召喚されたが、誰も予想できなかった奇跡によって異世界の女の子と入れ替わってしまった。勇者として賛美される元少女……戻りたい少年は元の自分に近づくために、頑張る話。

TSしちゃった!

恋愛
朝起きたら突然銀髪美少女になってしまった高校生、宇佐美一輝。 性転換に悩みながら苦しみどういう選択をしていくのか。

日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊

北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。

朝起きたら幼女になっていたのでVtuberをやることにした。

夢探しの旅人
ファンタジー
とある青年が朝起きると幼女に!? とりあえずVtuberになって配信します。

女体化元男子たちとの日常 学園唯一の男子生徒になったけど

ブラックウォーター
恋愛
 フレアウイルス肺炎と呼ばれる感染症のパンデミックが、かつてこの世界を襲った。  多くの者が命を落とし、生き残った者にも影を落とした。  感染者はかなりの確率で、セクストランス症候群と呼ばれる現象を発症。要するに性別転換を起こしてしまうのだ。  市原司はウイルスの感染と家庭の事情で、全寮制の男子校に転校することになる。  が、いざ転校してみて仰天。学校にいるのは生徒も教師も女ばかり。  そう、その町と学校は、セクストランス症候群によって女体化した元男子たちを集めておく場所だったのだ。彼女たちを差別や偏見から守るために。  かわいくも、羞恥心や貞操観念が希薄な女体化元男子たちとの生活が始まる。

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています! 面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※ ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

そんな事言われても・・・女になっちゃったし

れぷ
恋愛
 風見晴風(はるか)は高校最後の夏休みにTS病に罹り女の子になってしまった。  TS病の発症例はごく僅かだが、その特異性から認知度は高かった。 なので晴風は無事女性として社会に受け入れられた。のは良いのだが  疎遠になっていた幼馴染やら初恋だったけど振られた相手などが今更現れて晴風の方が良かったと元カレの愚痴を言いにやってくる。  今更晴風を彼氏にしたかったと言われても手遅れです? 全4話の短編です。毎日昼12時に予約投稿しております。 ***** この作品は思い付きでパパッと短時間で書いたので、誤字脱字や設定の食い違いがあるかもしれません。 修正箇所があればコメントいただけるとさいわいです。

声楽学園日記~女体化魔法少女の僕が劣等生男子の才能を開花させ、成り上がらせたら素敵な旦那様に!~

卯月らいな
ファンタジー
魔法が歌声によって操られる世界で、男性の声は攻撃や祭事、狩猟に、女性の声は補助や回復、農業に用いられる。男女が合唱することで魔法はより強力となるため、魔法学園では入学時にペアを組む風習がある。 この物語は、エリック、エリーゼ、アキラの三人の主人公の群像劇である。 エリーゼは、新聞記者だった父が、議員のスキャンダルを暴く過程で不当に命を落とす。父の死後、エリーゼは母と共に貧困に苦しみ、社会の底辺での生活を余儀なくされる。この経験から彼女は運命を変え、父の死に関わった者への復讐を誓う。だが、直接復讐を果たす力は彼女にはない。そこで、魔法の力を最大限に引き出し、社会の頂点へと上り詰めるため、魔法学園での地位を確立する計画を立てる。 魔法学園にはエリックという才能あふれる生徒がおり、彼は入学から一週間後、同級生エリーゼの禁じられた魔法によって彼女と体が入れ替わる。この予期せぬ出来事をきっかけに、元々女声魔法の英才教育を受けていたエリックは女性として女声の魔法をマスターし、新たな男声パートナー、アキラと共に高みを目指すことを誓う。 アキラは日本から来た異世界転生者で、彼の世界には存在しなかった歌声の魔法に最初は馴染めなかったが、エリックとの多くの試練を経て、隠された音楽の才能を開花させる。

処理中です...