初級魔法しか使えない?だったら極めます

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1章 初級レベルの魔法使い

変わってきた日常

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ヘレティックが学園に入学してから1ヶ月が経った

ノービリス「凡人、此処を解いてみろ」

ノービリスは黒板に書いた問題をヘレティックに聞いた

ヘレティック「はい」

ヘレティックは嫌な顔一つせず、席を立ち、黒板に向かって

ノービリス「(凡人どころか、学生の身分で解ける訳ない)」

ノービリスは心の中で言っていたが、

ヘレティック「できました」

ノービリス「そ、そうか」

ノービリスは黒板を見た

ノービリス「……正解だ」

ヘレティック「良かった」

ノービリス「…ついでだ。これもしてみろ」

ノービリスは魔法石を置いた

ヘレティック「はい」

ヘレティックは魔法石に魔力を与えると、一瞬だが、黄色く光った










エイス「ヘレティック、成長してたね」

授業が終わり、休み時間になると、エイスがヘレティックに話しかけてきた

ヘレティック「そう?」

ヘレティックは一瞬だが、魔法石が黄色く光ったのを知らなかった

エイス「うん。一瞬だけど魔法石が黄色く光ってたよ」

ヘレティック「じゃあ僕の魔力が多くなったのかな?」

エイス「そうだね。今日はバイトある?」

ヘレティック「うん。あっそうだ」

エイス「ん?」

ヘレティック「エイス。今日バイトこれない?」

エイス「行けるよ」










ヘレティック「(今日もたくさん居るな)」

酒場にはたくさんのギルドに所属している冒険者達によって賑わっている

サーラ「あの娘、結構頑張ってるね」

酒場の店長、サーラはエイスを見て言った

エイス「お待たせしました」

エイスはテーブルに料理を置いている

賑わっている酒場に、酒場のドアを開く音が聞こえた

カノン「うわ、なんだよこの店」

酒場に入ってきたのは、カノンとクラスメイトだった

クラスメイト「此処しか空いてなかったんだよ」

ヘレティック「……」

ヘレティックはカノンを見たが、気にせず、皿を洗っている

カノン「誰かと思えば凡人じゃねぇか」

カノン「しっかしなんだよこの店、ただうるさくて汚い店じゃねぇか」

そう言いながら、偉そうに席に座った

ヘレティック「……」

ヘレティックは洗い終わった皿を置き、カノンに向かって行った

カノン「なんだ、凡人?」

ヘレティック「酒場ってのはうるさくていいんだよ。盛り下がる事はしないでくれるかな?」

カノン「なッ凡人の癖に、僕を誰だと!」

ヘレティック「場を盛り下げた中級やろうだろ?」

ヘレティックは前のように弱くはなかった

カノン「後悔しろよ」

カノンはバーニングボールを放った

ヘレティック「シールド」

ヘレティック「くッ」

ヘレティックのシールドは前のように、すぐに砕けず、少し防いだ

カノン「来いよ。凡人」

ヘレティック「行くよ」

ヘレティックはブーストを加えた状態で蹴った

カノン「ぐッ」

カノン「凡人!」

カノンはヘレティックに向かって蹴った

ヘレティック「ぐッ」

ヘレティック「はあッ!!」

ヘレティックはブーストを加えた拳で反撃した










ヘレティック・カノン「はあはあ」

あれから二人は殴り、蹴りあっていた

カノン「凡人!」

カノンは魔法を放とうとしたが、

エイス「…ストップ」

エイスは二人の間に入った

カノン「なッ」

エイス「このまま続けたら此処が壊れる」

カノン・ヘレティック「……え?」

二人は周りを見たか、酒場は壊れかけていた

カノン・ヘレティック「……」

二人の顔が青ざめた

冒険者「……おい、お前ら」

カノン・ヘレティック「ッ!?」

二人は怯えながら冒険者達を見た

冒険者「最高に盛り上げてくれてありがとな」

冒険者は二人に怒らず、笑っている

カノン・ヘレティック「え?」

サーラ「こいつは私からのおごりだよ!」

サーラはカノンとヘレティックに木でできたジョッキを渡した。ジョッキの中には果物のジュースが入っていた

カノン「…なんだか分からないが」

ヘレティック「盛り上がったね」

カノン「そうだな」

さっきの雰囲気はどこにいったのか、酒場の盛り上がりは朝まで続いた
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