最強魔導師エンペラー

ブレイブ

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最終章 明日という未来を守る為に

第五十七魔法 究極の降臨

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フリート「ブレイブ……」

俺はいや、俺達は今、何もできず、ただ立っている

闇カムイ「お前らはコイツらと戦ったとけよ」

オレは魔方陣から無数のオリハルコンで造られたドラゴン。オリハルコンドラゴン偽エンペラーの仲間達に向かって飛んで行った

闇カムイ「来いよ、暴走野郎」

暴走ブレイブ「ああああああ」

ボクは叫び、闇のカムイに接近し、蹴りをくらわせた

闇カムイ「カハ」

オレは蹴りをくらったが、オレは壁に激突した

暴走ブレイブ「コロスコロス」

ボクはコロスとずっと言っているが、ボクの意識だけはさらに深い闇に墜ちた









ブレイブ「此処は?」

僕は黒い炎が燃え盛っている場所で目を覚ました

???「やっと目を覚ましたのかよ」

ブレイブ「誰だッ!!」

僕の目の前に闇を纏った男がいる

???「オレか?オレは……」

ブレイブ「ッ!?」

男から纏っていた闇が消えると、その男の正体は……

闇ブレイブ「オレはお前だよ」

ブレイブ「どうして闇の僕がいるんだ?」

闇ブレイブ「お前が暴走し、意識だけが来ただけだ」

ブレイブ「……」

闇ブレイブ「さあ。オレと完全に融合しカムイを殺そう!」

ブレイブ「それは断る」

闇ブレイブ「何故だ?」

オレは本来のオレが断った事に対し、疑問が生まれた

ブレイブ「僕は闇のカムイを許さないだけで、本来のカムイは救う」

闇ブレイブ「そうかよ」

闇ブレイブ「だったら……お前を消す」

オレは戦闘態勢に入った

ブレイブ「消えないよ……僕は」

僕も闇の僕と同じく戦闘態勢に入った

闇ブレイブ「ダークブラスト」

オレは本来のオレに向かってダークブラストを放った

ブレイブ「よっと」

僕はサイドステップで闇の僕が放ったダークブラストを避けたが……

ブレイブ「ふぅ」

僕は後ろに魔法障壁改を展開したが魔法障壁改に避けたはずのダークブラストが当たった

闇ブレイブ「流石オレ、追尾型を見抜くとは」

ブレイブ「お返し」

僕は魔法障壁改を反射障壁に変え、闇の僕にダークブラストを放った

闇ブレイブ「そのお返しはいらねぇな」

オレは手を払い、ダークブラストを消した

ブレイブ「エンペラーブレード」

僕はエンペラーキャノンを剣の形にし、武装した

闇ブレイブ「来いよ!」

ブレイブ「ああ」

僕は踏み込むと一瞬で闇の僕の背後を取った

闇ブレイブ「ッ!?」

ブレイブ「はあッ!!」

僕はエンペラーブレードで闇の僕を斬った、はずだった……

闇ブレイブ「そんな攻撃が効くかよ」

ブレイブ「くそ!」

闇の僕は超反応でエンペラーブレードの斬撃を避けた

闇ブレイブ「ダークバレット」

オレは大量の闇の魔力の固まりを放った

ブレイブ「ぐッ」

僕はダークバレットをくらうギリギリに魔法障壁極を展開し、防いだ

闇ブレイブ「ダークナックル」

オレは拳に闇の魔力を付与し、その拳で本来のオレが展開した魔法障壁極を砕いた

ブレイブ「フレイムランス」

魔法障壁極が砕かれた瞬間、僕は闇の僕に向かってフレイムランスを放った

闇ブレイブ「くッ」

オレは腕にフレイムランスが刺さったが気にせずバックステップで下がった

闇ブレイブ「痛ぇなぁこれは」

オレは刺さったフレイムランスを抜いた

闇ブレイブ「まあ。すぐに戻るがな」

オレがフレイムランスを抜いた瞬間、闇の魔力が腕の傷を治した

ブレイブ「厄介だな」

ブレイブ「なら」

僕はストームを使った

闇ブレイブ「(なにをするきだ?)」

オレは本来のオレのする行動に警戒した瞬間……

闇ブレイブ「ぐッ!」

オレの身体に痛みが走った

ブレイブ「いくら再生しようと再生をしても意味がない程魔法を放てばいい」

僕は連続でフレイムランスを放っている

闇ブレイブ「おいおい、やべぇな」

オレは魔法障壁ドームで本来のオレが連続で放っているフレイムランスを防いでるが、魔法障壁ドームは砕けた

闇ブレイブ「ならオレも」

オレは本来のオレと同じく、ストームを使った

ブレイブ「速い」

闇の僕がストームを使ったが、僕よりスピードが速い

闇ブレイブ「オラよ!」

オレは本来のオレに蹴りをくらわせた

ブレイブ「ぐッ」

闇ブレイブ「じゃあな」

オレは本来のオレの心臓にダークランスを刺すと、本来のオレは倒れた

ブレイブ「……」

闇ブレイブ「なッ!?」

オレが本来のオレに触れようとした瞬間、本来のオレは起きあがった

ブレイブ「はあはあ」

闇ブレイブ「何故だ」

ブレイブ「この力を使っただけだ」

僕は闇の魔力を使い自分の心臓を再生させた

ブレイブ「はあッ!!」

僕は巨大になった獣人の右腕で闇の僕を殴った

闇ブレイブ「ぐッ」

闇ブレイブ「暴走したか」

本来のオレの半身は獣人の姿になった

ブレイブ「いや。暴走はしないよ」

僕の半身は獣人になったが、まだ理性がある

闇ブレイブ「ち!」

闇ブレイブ「くらえ!」

オレは本来のオレに向かってダークメテオを落とした

ブレイブ「フェンリルインパクトッ!!」

僕は魔力を獣人の腕に付与し、ダークメテオを殴り、消した

闇ブレイブ「ち!」

オレはダークブラストを連続で放った

ブレイブ「よっと」

僕は闇の僕が連続で放ったダークブラストを避けた

ブレイブ「キャノン」

僕はまだ人の姿の左腕からキャノンを闇の僕に向かって放った

闇ブレイブ「ぐッ」

オレはキャノンをくらったが、今までのキャノンより強い

ブレイブ「エンペラーキャノン」

僕は獣人の右腕からエンペラーキャノンを放った

闇ブレイブ「知ってるよ!」

オレは本来のオレが放ったエンペラーキャノンを避け、本来のオレに接近した

ブレイブ「……」

闇ブレイブ「オラッ!」

オレは本来のオレに蹴りをくらわせたが……

ブレイブ「……」

僕は闇の僕の蹴りを避けた

闇ブレイブ「オラ!オラ!」

オレは連続で本来のオレを攻撃したが……

ブレイブ「……」

僕は闇の僕の連続攻撃をいなしたり、避けたりして、全て回避した

闇ブレイブ「なッ!?」

ブレイブ「(なんでだろう?)」

僕は今。自分以外の動きがスローモーションに見えている

闇ブレイブ「ダークネススピア」

オレはダークネススピアを本来のオレに向かって放った

ブレイブ「よっと」

僕は闇の僕が放ったダークネススピアをサイドステップで避けたが……

ブレイブ「ッ!?」

避けたダークネススピアは分裂し、無数のダークネススピアが僕めがけて向かってきた

闇ブレイブ「ダークエンペラーキャノン」

オレは本来のオレに黒いエンペラーキャノンを放った

ブレイブ「(挟み撃ちか)」

僕の後ろには無数のダークネススピア、前からはダークエンペラーキャノンが来ている

ブレイブ「だったら」

僕は一か八か、魔法障壁をドーム状ではなく、左右に出すことにした

闇ブレイブ「なにをするきだ?」

ブレイブ「シンメトリー魔法障壁」

僕は左右に魔法障壁を展開し、闇の僕が放った魔法を防いだ

闇ブレイブ「なッ!?」

ブレイブ「ふぅ。一か八かだけど成功して良かった」

闇ブレイブ「おい、本来のオレ」

闇ブレイブ「なんでお前は闇を受け入れない」

ブレイブ「闇を受けいれば、僕は消え、闇の魔導師になる。それが怖い」

ブレイブ「僕は一人の魔導師。として生きてきた。だから、闇を受け入れ僕という魔導師は消える」

闇ブレイブ「……」

ブレイブ「それに、君は優しいからね」

闇ブレイブ「は?オレが優しい?んな訳ねぇよ」

ブレイブ「君は忘れたかもしれないけど、僕は覚えてるよ」

ブレイブ「小さい頃の僕が母さんを失って、泣いていた時、君は現れて、僕と遊んでくれた」

闇ブレイブ「んな訳……」

オレが否定しようとした瞬間、オレが本来のオレと森で遊んでいた記憶を思い出した

闇ブレイブ「こんな記憶はいらねぇッ!!」

ブレイブ「本当にいらないの?」

闇ブレイブ「は?」

ブレイブ「記憶ってのは人が思う事でできること、いらない記憶は消えるけど、大事な記憶は残る」

ブレイブ「10年経っても君がその記憶を忘れてないのは、君があの時みたいに純粋な気持ちで生きたいから、そうじゃないの?」

闇ブレイブ「……」

闇ブレイブ「ああ、そうだよ。オレは純粋な気持ちで生きたいんだよッ!!」

ブレイブ「だったら」

闇ブレイブ「もう戻れないんだよッ!!」

闇ブレイブ「あん時みたいな。純粋な気持ちで生きる事ができないんだよ」

闇ブレイブ「オレは一人で生きるしか、ないんだよ……」

ブレイブ「僕達がいるよ」

闇ブレイブ「え?」

ブレイブ「君は一人じゃない、僕や僕の仲間が君の味方だ」

闇ブレイブ「お前はオレの味方かもしれないが、お前の仲間はオレを受け入れてくれない」

ブレイブ「受け入れてくれるよ」

ブレイブ「最初は皆警戒するかもしれないけど、皆、君を守ってくれるよ」

闇ブレイブ「なんで分かるんだよ?」

ブレイブ「皆優しいからね」

闇ブレイブ「そうか」

その言葉を聞くと、オレの中にあった邪悪な心は消えた

闇ブレイブ「なあ。俺?」

ブレイブ「ん?」

闇ブレイブ「今から真剣勝負しようぜ」

俺はブレイブに言った

ブレイブ「ああ。やろう!」

僕はレゾナンスを装備した

闇ブレイブ「行くぜ!」

俺はダークブレードを装備した

ブレイブ「来い」

闇ブレイブ「はあッ!!」

俺は巨大な斬撃を放った

ブレイブ「くッ」

僕は巨大な斬撃を斬ったが闇の僕はさっきより強くなっている

ブレイブ「ジェット」

僕はストームを超えるスピードのジェットを使い、闇の僕を撹乱した

闇ブレイブ「速い」

ブレイブ「はあッ!!」

僕はジェットの加速を止めず、レゾナンスで闇の僕を斬った

闇ブレイブ「がは」

俺は吐血し、意識が消えかけたが……

闇ブレイブ「まだだッ!!」

俺は意識を取り戻し、ブレイブに反撃をした

ブレイブ「ぐッ」

闇ブレイブ「ダークブレードサイクロンッ!!」

俺はダークブレードから黒い竜巻を放った

ブレイブ「防げ」

僕は魔眼の力を使い、闇の僕が放った黒い竜巻を僕の魔力が防いだ

闇ブレイブ「ち!」

俺は悔しくなり、舌打ちをした

ブレイブ「闇の僕」

闇ブレイブ「なんだ?」

ブレイブ「最後はお互いの最強魔法で決着をつけよう!」

闇ブレイブ「最強の魔法か」

ブレイブ・闇ブレイブ「……」

僕達は同時にエンペラーブレードを作った

ブレイブ・闇ブレイブ「エンペラースラッシュッ!!」

僕と闇の僕が放ったエンペラースラッシュがぶつかった

ブレイブ「くッ」

エンペラースラッシュがぶつかった瞬間、僕はおされた

闇ブレイブ「ぐッ」

オレはエンペラースラッシュでブレイブを倒しかけたが、今度はこっちが押されている

ブレイブ・闇ブレイブ「負けるかああああああッ!!」

僕達が放ったエンペラースラッシュはフルパワーになり、勝ったのは……



















闇ブレイブ「負けたか……」

俺は今負けて、倒れている

ブレイブ「大丈夫?」

僕は闇の僕に向かって手をさしだした

闇ブレイブ「なんで俺を殺さなかった」

ブレイブ「友達を失いたくないから」

闇ブレイブ「俺以外にも友達がいるだろうが」

ブレイブ「君が初めての友達だからね」

闇ブレイブ「そうかよ」

俺がブレイブの手を掴むと、黒い炎が燃え盛っていた世界は消え、俺達は現実世界に戻った










闇カムイ「なんだ?」

オレは暴走野郎と戦っているが、突如、暴走野郎の身体が光った

ブレイブ・闇ブレイブ「ふぅ」

僕と闇の僕は現実世界に戻ってきた

闇ブレイブ「ち!」

ブレイブ「行くよ。僕!」

闇ブレイブ「ああ!ブレイブ」

その瞬間、俺達の足元に究極魔方陣が出現した

ブレイブ「ッ!?」

闇ブレイブ「ブレイブ。今なら共鳴融合が使える」

ブレイブ「共鳴融合?」

僕は闇の僕が言った共鳴融合が何か分からなかった

闇ブレイブ「俺達が、身体と心を一つにするんだ」

ブレイブ「でも僕は詠唱が……」

僕が詠唱が分からないと言おうとした瞬間。僕は共鳴融合の詠唱が分かった

ブレイブ「行くぞ」

闇ブレイブ「ああ」

俺達は拳を合わせた

ブレイブ「我は光」

闇ブレイブ「我は闇」

ブレイブ・闇ブレイブ「対である我ら一つになりし時、究極が降臨せん」

詠唱を終えた瞬間、僕と闇の僕の全てが融合した









闇カムイ「なんだ……あの姿は」

オレは怯んだ。その理由は偽エンペラーは完全な獣人ではなく、顔は人間だが、獣の耳が生え、髪、目が青色になっている

ブレイブ「神の回復(ゴットヒール)」

僕は神の回復。ゴットヒールで、死んでしまったクロドラ、リバイアサンを蘇生させた

クロドラ「僕は死んだはず」

リバイアサン「我もだ」

ブレイブ「お帰り。二人共」

クロドラ「ブレイブ様ですか?」

ブレイブ「うん。僕はブレイブ=インパクトだ」

リバイアサン「髪が伸びてるぞッ!?」

クロドラ「そこ以外も変化があるだろうがッ!!」

ブレイブ「(いつもの二人だな)」

そう。僕の髪はリバイアサンが言った通り、髪は腰まで伸びているが、それよりも……

ブレイブ「あはは」

僕はいつもの二人の会話を聞いて笑顔で笑った

クロドラ「ブレイブ様?」

リバイアサン「我が主?」

ブレイブ「なんでもない、さあ。行こうか」

ゼロ「よし。俺達は援護に回るぞ!」

フィル「うん」

フリート「なら俺は最前線で戦ってやる!」

ブレイブ「ったくお前は」

僕はフリートの自由行動に呆れた

ブレイブ「んじゃ改めて」

僕は気持ちを切り替えた

ブレイブ「行くぞ」

フリート・クロドラ・リバイアサン「ああ」
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