転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

ブレイブ

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1章 新たな人生

外出

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レイン「……」

レインは部屋に戻らず、廊下を走って言った

クラン「レイン!」

レインにクランの声が聞こえなかったのか、レインはそのまま走って行った










レイン「父上!!」

レインは父親、グラン=グリモワールの部屋に勢いよく入っていった

グラン「ノックぐらいしないか」

レイン「エンデが汚点とはどういう意味ですかッ!!」

レインは詰めるように言ったが、

グラン「なんだそんな事か」

グランは呆れたようにため息をはいた

レイン「そんな事って!!」

グラン「レイン。クランは1歳、お前は2歳の時に魔力のコントロールが出来ていた。だがあいつ(エンデ)は3歳になっても、魔力のコントロールができないんだろ?」

グラン「魔力に関しては褒めるが、それ以外はダメだ」

レイン「父上!」

レインは剣に炎を纏わせて斬りかかった

グラン「…私は忙しい」

グランは魔力を放ったが、その魔力の強さによって、レインは動けなくなった

グラン「遊ぶのはまた今度だ」

グランは魔力を消すと、レインは怯えていた

レイン「…はい」










レイン「……」

レインは複雑な気持ちの中、エンデの事が気になり、エンデの部屋に入った

エンデ「すぅ…すぅ」

クラン「まだ寝てるよ」

エンデはかわいい寝息を立てて、クランに抱きつきながら寝ている

レイン「良かった」

クラン「何かあったの?」

レイン「うん」










レイン「という事があったんだ」

レインはさっきの事を言った

クラン「あのくそ父親がッ!!」

クラン「…ちょっと行ってくるッ!!」

クランはエンデを起こさないように、レインに渡して、言った

レイン「どこに?」

クラン「……分かるでしょ?」

そう言って、クランが部屋を出ようとすると、

エンデ「ねえね?どっかいくの?」

エンデは起きており、目を擦りながら言った

クラン「うん!ちょっと散歩にね」

クランは怒った顔からすぐに笑顔に変えた

エンデ「じゃあおれもいく!」

エンデ「(たまには外に出たいからな)」

エンデ(良)が外に出たい理由は自分が名家の子であるため、トラブルを避けるでもあるが、クラン、レイン。母のヘイズがエンデを心配しているのもあり、あまり外に出れないからだ

レイン「じゃあ僕もいい?」

エンデ「にいにも?」

レイン「うん。ダメかな?」

エンデ「良いよ♪」










クラン「今日はどこまでいく?」

クラン達が住んでいる家は王都の近くにある

レイン「そうだなぁ」

レイン「エンデ、どこに行く?」

エンデ「おうと♪」

レイン「ちょっと遠いけど大丈夫?」

エンデ「大丈夫♪」

エンデ「(王都ってどんなとこなんだろな?)」

エンデ(良)はワクワクしながら歩いた










レイン「ん?」

レイン達が王都に向かっていると、周りの森から魔物の声が聞こえてきた

クラン「レイン」

クランは魔方陣を展開した

レイン「分かってる」

レインは剣を構えた

キメラ「……」

森から現れた魔物は四足の魔物だったが、顔、足、尻尾がそれぞれ違う魔物。キメラが現れ、レイン達の方に向かってきた

クラン「…キメラか練習相手にちょうど良い」

クラン「ウォーターキャノン」

クランの手に水が溜まると、それを放つと水のレーザーになった

キメラ「……」

キメラにウォーターキャノンは命中したが、キメラは止まらず、走ってきている

エンデ「!!」

エンデは焦り、魔法を放とうとした

レイン「大丈夫だよ。エンデ」

レイン「付与(エンチャント)サンダー」

レインの剣に雷が纏われた

レイン「サンダースラッシュ」

レインは雷を纏った剣でキメラを一刀両断にした

クラン「やるね。レイン」

レイン「姉ちゃん。わざと倒さなかったでしょ?」

クラン「弟の成長が見たくてな」

クラン「それじゃあ王都に行こう」

レイン「お~」

エンデ「お~♪」
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