3 / 56
3 貴族登場
しおりを挟む
ペロペロと左手を舐められている奇妙な感じがして、目を開ける。
「ん……」
見上げた天井には、なんだか神々しい犬の絵が絵画のように描かれている。
そして左手を見れば、俺の手を犬がペロペロと舐めている。毛足が長くモップのような見た目で、小型犬のヨークシャテリアに似ていた。
「いつつ……」
痛む体を起こすと、自分がキングサイズのベッドに寝ている事がわかった。クッションはフカフカで、かけられた毛布と布団も肌触りが良い。天蓋ベッドから、部屋の周囲を見渡すとアンティーク調の高そうな家具が並んでいる。
(なんだこりゃ)
この一ヶ月間、自分の置かれていた状況から、あまりにも様変わりした場所に自分は居た。
一瞬、人に戻ったのかと思ったが、見下ろした自分の体にはフサフサと灰色の毛が生えている。
ちなみに、白い寸胴型の簡素な服を着せられていた。丈は、膝下まであるようだった。
「おまえが助けてくれたのか?」
未だ左手をペロペロ舐めるヨークシャを見る。
「キャン!(ちがうぞ)」
すると彼は、返事をした。
「キャンキャン!(僕の主人が助けたんだぞ!!)」
獣化した影響か、俺は犬達の吠えている意味がわかるのだった。
「おまえの主人って誰なんだ?」
「キャウン!(アデーレ様だ!!!)」
その時、突然扉が開く。
「お客人! 目が覚めたんだね!!!!!」
突如部屋に入って来たのは、赤い貴族服に金髪のそれは美しい男だった。
「ひっ」
「あぁ、怖がらなくて良いよ。私は、君を傷つけたりしないから」
男はゆっくりと側に寄って来る。
「怪我の具合はどうだい。医者に治療させて弾丸は抜いているよ」
右足はまだ痛かったが、一応動く。
「あ、ありがとう」
一応、男に礼を言う。
「あぁ!! 君はやはり、人の言葉が喋れるんだね!!!」
男が更に近づいて来る。近づいて来る程に、男の容姿の完璧さがよくわかる。
「私はアデーレ、君の名前を教えて貰っても良いかな?」
「……ミツアキだ」
「ミチ…アキ?」
「ミツアキ」
「ミツ…アキ……この辺りでは聞かない音の響きだね。遠くから来たのかな?」
「……たぶん」
男はうんうんと頷く。
「大変な思いをしたようだね。しかしひとまず、食事にしよう。腹が減っただろう?」
聞かれて、俺は急激な空腹感を覚えた。
「あぁ、すごく減ってる」
「OK。すぐに料理を作らせるよ」
貴族の男、アデーレが部屋を出て行く。
「なんなんだ、あいつ……」
「キャウキャウ!(アデーレ様だよ! おまえアデーレ様に拾われてよかったな!!)
ヨークシャがキャンキャン吠える。
「ところでお前の名前はなんて言うんだ?」
「キャウン!(俺はヨークシャンだぞ!!)」
(覚えやすい名前だな)
しばらくキャンキャン吠えるヨークシャンに、アデーレの素晴らしさについて説明された。
俺はベッドテーブルに次々運び込まれる料理を、目を白黒させながら見た。
「さぁ、たべたまえ!」
「ほ、本当に食べて良いのか?」
巨大な肉の塊、十人前と思える野菜スープ、器からこぼれそうな程盛られたフルーツなど、沢山の料理が部屋に運び込まれた。
「もちろんだよ!」
余談なのだが、何故かここのメイドさんや執事は全員頭に犬耳カチューシャを付けていた。俺は突っ込みたいのを、ぐっとこらえた。
俺は並べられた料理を目移りしながら眺めた後、肉の塊を手に取ってかぶりついた。
「うーん、ワイルド!」
アデーレはそれを見て喜んでいる。
肉は野性味のある味でとても上手い。もぐり、もぐりと大きな口を開けて食べる。この体になってから、なんだか顎が強くなった気がする。肉だけでなく、骨も一緒にバリバリと食べる。
(うまっ、うまい)
肉を食べながら、でかい器ごとつかんでスープも飲む。薄味で美味しい。
(こっちも、うまいっ!!)
カゴに入ったパンも、もしゃもしゃ食べて俺は瞬く間に置かれた料理を完食した。
最後に、マンゴーっぽい赤黄色のフルーツを口に入れて、もにゃもにゃ食べて種を出した。
「ごちそうさま!」
久しぶりに腹いっぱい食べてしまった。
(ていうか、食べ過ぎたな)
以前の俺はココまで大食いではない。
「満足してくれたようで嬉しいよ。いやー実に見事な食べっぷりだったな」
アデーレはニコニコして、水の入った器を差し出す。俺はそれを受け取って、飲み干す。
「えっと……アンタが俺を助けてくれたんだよな?」
俺は首を傾げて尋ねる。
「はうん!」
すると男は突然、妙な声をあげる。
「だ、大丈夫かアンタ……?」
「いや、大丈夫だよ。君の仕草にやられてしまってね……。そう、私が君を助けたんだ」
「そっか……ありがとうな。けどよく廃屋に倒れてる俺に気づいたな」
意識が朦朧としていたとは言え、廃屋のけっこう奥の方に居たはずなのだ。偶然、見つけられるものだろうか?
「あぁ、実は私は君を探していてね」
「え、俺を」
「この町に人狼が出ると噂で聞いて、探索をしていたんだ。そしたら、丁度町の人間が雇ったハンターが、人狼狩りをしているところに鉢合わせてしまってね……私が先に見つけられて本当に良かったよ」
アデーレはうんうんと頷く。
「……俺を探してた?」
その言葉に警戒する。
「あぁ、誤解しないでほしい! 私は君を保護したかったんだ」
「保護……?」
「キャンキャン!(アデーレ様は、犬に優しいんだ!!)」
ヨークシャンがキャンキャン吠える。
「実は私の家は代々、犬を大事にする家系でね。紋章にも犬が刻まれているんだよ」
彼が指差した暖炉の上には、二匹の大きな犬がかっこよくポーズを決めた紋章があった。
「へぇ」
「犬は我がオルバイス家に幸福と富を運んで来ると言われている。だから、大事にするように私も言われて育ったのさ!」
(犬がここ掘れワンワンでもしてくれるのかな)
「そして、人狼の君を、私は是非とも保護する必要があると思ったわけさ!!」
彼は強く拳を握った。
それに俺は困ってしまう。
「俺、おまえが望んでるような幸福や富は持ってこれないと思うぞ?」
「あぁ! いやいや、それは物の例えと言うか! 良いんだよ! 君たちは、何もする必要はない! そこに居てくれるだけで、私たちは勝手に幸福を感じるからね!!」
「へ、へぇ?」
俺は首を傾げながら頷く。
「キャオーン!(アデーレ様は素晴らしいだろう!!)」
俺は興奮して吠えるヨークシャンの頭を撫でて、なだめた。
「そう言うわけだから、君は好きなだけ我が家に居てくれて良いんだよ。君の安全は私が保証しよう」
男に、にっこり微笑まれる。
「キャンキャン!(ずっと、ここにいろよ! ここは天国だぜ!!)」
まぁ、彼に飼われている小型犬の様子を見ても、彼の言葉に嘘は無いようだった。
「そ、それじゃ……よろしくお世話になります……」
小さくペコリと頭を下げる。
「うむ、そうしたまえ!」
アデーレは満足そうに笑みを浮かべた。
つづく
「ん……」
見上げた天井には、なんだか神々しい犬の絵が絵画のように描かれている。
そして左手を見れば、俺の手を犬がペロペロと舐めている。毛足が長くモップのような見た目で、小型犬のヨークシャテリアに似ていた。
「いつつ……」
痛む体を起こすと、自分がキングサイズのベッドに寝ている事がわかった。クッションはフカフカで、かけられた毛布と布団も肌触りが良い。天蓋ベッドから、部屋の周囲を見渡すとアンティーク調の高そうな家具が並んでいる。
(なんだこりゃ)
この一ヶ月間、自分の置かれていた状況から、あまりにも様変わりした場所に自分は居た。
一瞬、人に戻ったのかと思ったが、見下ろした自分の体にはフサフサと灰色の毛が生えている。
ちなみに、白い寸胴型の簡素な服を着せられていた。丈は、膝下まであるようだった。
「おまえが助けてくれたのか?」
未だ左手をペロペロ舐めるヨークシャを見る。
「キャン!(ちがうぞ)」
すると彼は、返事をした。
「キャンキャン!(僕の主人が助けたんだぞ!!)」
獣化した影響か、俺は犬達の吠えている意味がわかるのだった。
「おまえの主人って誰なんだ?」
「キャウン!(アデーレ様だ!!!)」
その時、突然扉が開く。
「お客人! 目が覚めたんだね!!!!!」
突如部屋に入って来たのは、赤い貴族服に金髪のそれは美しい男だった。
「ひっ」
「あぁ、怖がらなくて良いよ。私は、君を傷つけたりしないから」
男はゆっくりと側に寄って来る。
「怪我の具合はどうだい。医者に治療させて弾丸は抜いているよ」
右足はまだ痛かったが、一応動く。
「あ、ありがとう」
一応、男に礼を言う。
「あぁ!! 君はやはり、人の言葉が喋れるんだね!!!」
男が更に近づいて来る。近づいて来る程に、男の容姿の完璧さがよくわかる。
「私はアデーレ、君の名前を教えて貰っても良いかな?」
「……ミツアキだ」
「ミチ…アキ?」
「ミツアキ」
「ミツ…アキ……この辺りでは聞かない音の響きだね。遠くから来たのかな?」
「……たぶん」
男はうんうんと頷く。
「大変な思いをしたようだね。しかしひとまず、食事にしよう。腹が減っただろう?」
聞かれて、俺は急激な空腹感を覚えた。
「あぁ、すごく減ってる」
「OK。すぐに料理を作らせるよ」
貴族の男、アデーレが部屋を出て行く。
「なんなんだ、あいつ……」
「キャウキャウ!(アデーレ様だよ! おまえアデーレ様に拾われてよかったな!!)
ヨークシャがキャンキャン吠える。
「ところでお前の名前はなんて言うんだ?」
「キャウン!(俺はヨークシャンだぞ!!)」
(覚えやすい名前だな)
しばらくキャンキャン吠えるヨークシャンに、アデーレの素晴らしさについて説明された。
俺はベッドテーブルに次々運び込まれる料理を、目を白黒させながら見た。
「さぁ、たべたまえ!」
「ほ、本当に食べて良いのか?」
巨大な肉の塊、十人前と思える野菜スープ、器からこぼれそうな程盛られたフルーツなど、沢山の料理が部屋に運び込まれた。
「もちろんだよ!」
余談なのだが、何故かここのメイドさんや執事は全員頭に犬耳カチューシャを付けていた。俺は突っ込みたいのを、ぐっとこらえた。
俺は並べられた料理を目移りしながら眺めた後、肉の塊を手に取ってかぶりついた。
「うーん、ワイルド!」
アデーレはそれを見て喜んでいる。
肉は野性味のある味でとても上手い。もぐり、もぐりと大きな口を開けて食べる。この体になってから、なんだか顎が強くなった気がする。肉だけでなく、骨も一緒にバリバリと食べる。
(うまっ、うまい)
肉を食べながら、でかい器ごとつかんでスープも飲む。薄味で美味しい。
(こっちも、うまいっ!!)
カゴに入ったパンも、もしゃもしゃ食べて俺は瞬く間に置かれた料理を完食した。
最後に、マンゴーっぽい赤黄色のフルーツを口に入れて、もにゃもにゃ食べて種を出した。
「ごちそうさま!」
久しぶりに腹いっぱい食べてしまった。
(ていうか、食べ過ぎたな)
以前の俺はココまで大食いではない。
「満足してくれたようで嬉しいよ。いやー実に見事な食べっぷりだったな」
アデーレはニコニコして、水の入った器を差し出す。俺はそれを受け取って、飲み干す。
「えっと……アンタが俺を助けてくれたんだよな?」
俺は首を傾げて尋ねる。
「はうん!」
すると男は突然、妙な声をあげる。
「だ、大丈夫かアンタ……?」
「いや、大丈夫だよ。君の仕草にやられてしまってね……。そう、私が君を助けたんだ」
「そっか……ありがとうな。けどよく廃屋に倒れてる俺に気づいたな」
意識が朦朧としていたとは言え、廃屋のけっこう奥の方に居たはずなのだ。偶然、見つけられるものだろうか?
「あぁ、実は私は君を探していてね」
「え、俺を」
「この町に人狼が出ると噂で聞いて、探索をしていたんだ。そしたら、丁度町の人間が雇ったハンターが、人狼狩りをしているところに鉢合わせてしまってね……私が先に見つけられて本当に良かったよ」
アデーレはうんうんと頷く。
「……俺を探してた?」
その言葉に警戒する。
「あぁ、誤解しないでほしい! 私は君を保護したかったんだ」
「保護……?」
「キャンキャン!(アデーレ様は、犬に優しいんだ!!)」
ヨークシャンがキャンキャン吠える。
「実は私の家は代々、犬を大事にする家系でね。紋章にも犬が刻まれているんだよ」
彼が指差した暖炉の上には、二匹の大きな犬がかっこよくポーズを決めた紋章があった。
「へぇ」
「犬は我がオルバイス家に幸福と富を運んで来ると言われている。だから、大事にするように私も言われて育ったのさ!」
(犬がここ掘れワンワンでもしてくれるのかな)
「そして、人狼の君を、私は是非とも保護する必要があると思ったわけさ!!」
彼は強く拳を握った。
それに俺は困ってしまう。
「俺、おまえが望んでるような幸福や富は持ってこれないと思うぞ?」
「あぁ! いやいや、それは物の例えと言うか! 良いんだよ! 君たちは、何もする必要はない! そこに居てくれるだけで、私たちは勝手に幸福を感じるからね!!」
「へ、へぇ?」
俺は首を傾げながら頷く。
「キャオーン!(アデーレ様は素晴らしいだろう!!)」
俺は興奮して吠えるヨークシャンの頭を撫でて、なだめた。
「そう言うわけだから、君は好きなだけ我が家に居てくれて良いんだよ。君の安全は私が保証しよう」
男に、にっこり微笑まれる。
「キャンキャン!(ずっと、ここにいろよ! ここは天国だぜ!!)」
まぁ、彼に飼われている小型犬の様子を見ても、彼の言葉に嘘は無いようだった。
「そ、それじゃ……よろしくお世話になります……」
小さくペコリと頭を下げる。
「うむ、そうしたまえ!」
アデーレは満足そうに笑みを浮かべた。
つづく
3
お気に入りに追加
1,105
あなたにおすすめの小説
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
魔王様が子供化したので勇者の俺が責任持って育てたらいつの間にか溺愛されてるみたい
カミヤルイ
BL
顔だけが取り柄の勇者の血を引くジェイミーは、民衆を苦しめていると噂の魔王の討伐を指示され、嫌々家を出た。
ジェイミーの住む村には実害が無い為、噂だけだろうと思っていた魔王は実在し、ジェイミーは為すすべなく倒れそうになる。しかし絶体絶命の瞬間、雷が魔王の身体を貫き、目の前で倒れた。
それでも剣でとどめを刺せない気弱なジェイミーは、魔王の森に来る途中に買った怪しい薬を魔王に使う。
……あれ?小さくなっちゃった!このまま放っておけないよ!
そんなわけで、魔王様が子供化したので子育てスキル0の勇者が連れて帰って育てることになりました。
でも、いろいろありながらも成長していく魔王はなんだかジェイミーへの態度がおかしくて……。
時々シリアスですが、ふわふわんなご都合設定のお話です。
こちらは2021年に創作したものを掲載しています。
初めてのファンタジーで右往左往していたので、設定が甘いですが、ご容赦ください
素敵な表紙は漫画家さんのミミさんにお願いしました。
@Nd1KsPcwB6l90ko
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる