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最終話
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今日は私の戴冠式だ。
母が生前退位したのに伴い、私がバーレンドルフ王国の女王になることになった。
あの留学からもう12年になる。
私はあれからすぐにリュディガー様と結婚した。子供はすでに4人いる。
聖人の力を持つ次男のラヴレンツは10歳。私の女王就任と同時にヴェルトミュラー家の当主になる。
スティーブとハンナの娘と婚約している。婚約は仮でふたりが結婚という年齢になって、解消したければなかったことにするつもりだが、ふたりはとても仲がいいので16歳くらいになるまで子作りは禁止している。
長女の11歳のリーゼロッテは多分次の女王だろう。母がすでに女王教育をしている。
私の夫、王配はこの国の大聖人ことリュディガー様だ。
リュディガー様は聖人としても人間としても有能で優秀だ。また王配としてもお父様とは比べ物にならないくらいデキる男だった。
プレル王国には申し訳ないが、リュディガー様が我が国来てから、我が国に神の守護が移ったらしく、天変地異など全くなく、魔獣もいなくなり、以前のプレル王国のような状態になった。
我が国の古参の生き字引みたいな魔導士が言うには、聖人は祈るとかより、その国に存在していることが大切らしい。祈らなくてもリュディガー様がいるだけで神は守護してくれるようだ。
リュディガー様は我が国に来てから沢山食べ、運動したり勉強したり、日光浴をするなど、健康的な毎日を過ごした結果、あんなに枯れ枝のように細かった身体は丸太のように逞しくなった。
今ではマイクに負けないくらい剣の腕も上がった。
夫としても、王配としてもとても頼りになる。やはりリュディガー様は私にとって運命の人だったのだろう。
そうそう、叔母は子供の頃から思いあっていた騎士と再婚した。騎士は叔母がプレル王国に嫁いてからも、叔母を思いずっとひとりでいたそうだ。我が国に戻った叔母にずっと寄り添ってくれた。叔母は子供も産まれて幸せにしている。嫡男はリヒャルト王子の生まれ変わりらしく、今度こそ幸せにするといい、本当に幸せに育っている。
プレル王国はあの後徐々に荒れはじめ、最後は天変地異と魔獣のスタンピードでどうにもならなくなった。
民は聖人様が助けてくれると、あれほど馬鹿にしていたくせに聖人をもてはやし出した。
しかし、聖人のマインラートは全くヴェルトミュラー家の血はひいていないので祈ったところで何も変わらない。そのうちマインラートは姿を消してしまったらしい。
あの強かなマインラートのことだ、どこかの国に金持ちに取り入って、入り込んでいるのだろう。最後は母も祖父もイルメラも捨て、ひとり消えたようだ。
イルメラはマインラートから真実を聞き、他国に逃げようとしたが、マインラートが消えてしまい、ひとりでは何もできず、国と運命を共にしたらしい。
世界地図からプレル王国が消え、もう10年が過ぎた。
「ハイディ、用意はできたかい? 民たちが待っているよ。さぁ行こう」
リュディガー様が私を呼びに来た。
「ええ、バッチリよ。今日もリュディガー様色のドレスよ」
私はふふふと笑う。
あの時、母の命令で叔母を救うためにプレル王国に行かなければ運命の人と出会うことはなかった。
母は私のおかげだわねと笑う。
そして叔母も私のおかげでもあるわと笑う。
確かにそのとおりだ。ふたりには頭が上がらない。
リュディガー様と出会い私は世界一の幸せな女になった。
そして我が国は世界一幸せな国となった。
強靭な結界はリュディガー様がいるだけで破られる心配はない。ヴェルトミュラー家の聖人の血と神の守護はリュディガー様からラヴレンツに受け継がれ、その先も永遠に続いていく。
我が国には聖人を馬鹿にするモノなどいない。ヴェルトミュラー家の聖人が神に守護してもらっているので、その聖人様に存在してもらっているだけで国は幸せなのだと広め、法律でもヴェルトミュラー家の聖人を貶めた者や家には重い罰をあたえると決めた。
「リュディガー様、愛してますわ」
「私もハイディを愛しているよ。私を見つけてくれてありがとう」
「私こそ、出会ってくださりありがとうございます」
私達は12年経ってもラブラブなのだ。いや年を重ねるたびにより深く愛し合っている。
神様、ありがとうございます。私は戴冠式の最中に神様にお礼を言った。
『正しい国や正しい人に神は守護を与えるだけ。この言葉心して聞くが良い』
神の声が聞こえた。しかと心に刻みます。
◆◇◆
それからもバーレンドルフ王国は神が守護する国として大いに繁栄した。聖人の家であるヴェルトミュラー家は誰も驕り高ぶることもなく、清廉潔白な人間だらけで、代々聖人をきちんと勤め上げた。
ハイデマリー女王は王配のリュディガー殿下と仲睦まじく天寿を全うするまで国や民の為に尽くした。
ーあの瞳が忘れられなかった人は私の運命の人。そして聖人でした。
ハイデマリー達が亡き後、歌になり、その後何十年も歌い継がれている。
了
これにて完結です。皆さんありがとうございました。
母が生前退位したのに伴い、私がバーレンドルフ王国の女王になることになった。
あの留学からもう12年になる。
私はあれからすぐにリュディガー様と結婚した。子供はすでに4人いる。
聖人の力を持つ次男のラヴレンツは10歳。私の女王就任と同時にヴェルトミュラー家の当主になる。
スティーブとハンナの娘と婚約している。婚約は仮でふたりが結婚という年齢になって、解消したければなかったことにするつもりだが、ふたりはとても仲がいいので16歳くらいになるまで子作りは禁止している。
長女の11歳のリーゼロッテは多分次の女王だろう。母がすでに女王教育をしている。
私の夫、王配はこの国の大聖人ことリュディガー様だ。
リュディガー様は聖人としても人間としても有能で優秀だ。また王配としてもお父様とは比べ物にならないくらいデキる男だった。
プレル王国には申し訳ないが、リュディガー様が我が国来てから、我が国に神の守護が移ったらしく、天変地異など全くなく、魔獣もいなくなり、以前のプレル王国のような状態になった。
我が国の古参の生き字引みたいな魔導士が言うには、聖人は祈るとかより、その国に存在していることが大切らしい。祈らなくてもリュディガー様がいるだけで神は守護してくれるようだ。
リュディガー様は我が国に来てから沢山食べ、運動したり勉強したり、日光浴をするなど、健康的な毎日を過ごした結果、あんなに枯れ枝のように細かった身体は丸太のように逞しくなった。
今ではマイクに負けないくらい剣の腕も上がった。
夫としても、王配としてもとても頼りになる。やはりリュディガー様は私にとって運命の人だったのだろう。
そうそう、叔母は子供の頃から思いあっていた騎士と再婚した。騎士は叔母がプレル王国に嫁いてからも、叔母を思いずっとひとりでいたそうだ。我が国に戻った叔母にずっと寄り添ってくれた。叔母は子供も産まれて幸せにしている。嫡男はリヒャルト王子の生まれ変わりらしく、今度こそ幸せにするといい、本当に幸せに育っている。
プレル王国はあの後徐々に荒れはじめ、最後は天変地異と魔獣のスタンピードでどうにもならなくなった。
民は聖人様が助けてくれると、あれほど馬鹿にしていたくせに聖人をもてはやし出した。
しかし、聖人のマインラートは全くヴェルトミュラー家の血はひいていないので祈ったところで何も変わらない。そのうちマインラートは姿を消してしまったらしい。
あの強かなマインラートのことだ、どこかの国に金持ちに取り入って、入り込んでいるのだろう。最後は母も祖父もイルメラも捨て、ひとり消えたようだ。
イルメラはマインラートから真実を聞き、他国に逃げようとしたが、マインラートが消えてしまい、ひとりでは何もできず、国と運命を共にしたらしい。
世界地図からプレル王国が消え、もう10年が過ぎた。
「ハイディ、用意はできたかい? 民たちが待っているよ。さぁ行こう」
リュディガー様が私を呼びに来た。
「ええ、バッチリよ。今日もリュディガー様色のドレスよ」
私はふふふと笑う。
あの時、母の命令で叔母を救うためにプレル王国に行かなければ運命の人と出会うことはなかった。
母は私のおかげだわねと笑う。
そして叔母も私のおかげでもあるわと笑う。
確かにそのとおりだ。ふたりには頭が上がらない。
リュディガー様と出会い私は世界一の幸せな女になった。
そして我が国は世界一幸せな国となった。
強靭な結界はリュディガー様がいるだけで破られる心配はない。ヴェルトミュラー家の聖人の血と神の守護はリュディガー様からラヴレンツに受け継がれ、その先も永遠に続いていく。
我が国には聖人を馬鹿にするモノなどいない。ヴェルトミュラー家の聖人が神に守護してもらっているので、その聖人様に存在してもらっているだけで国は幸せなのだと広め、法律でもヴェルトミュラー家の聖人を貶めた者や家には重い罰をあたえると決めた。
「リュディガー様、愛してますわ」
「私もハイディを愛しているよ。私を見つけてくれてありがとう」
「私こそ、出会ってくださりありがとうございます」
私達は12年経ってもラブラブなのだ。いや年を重ねるたびにより深く愛し合っている。
神様、ありがとうございます。私は戴冠式の最中に神様にお礼を言った。
『正しい国や正しい人に神は守護を与えるだけ。この言葉心して聞くが良い』
神の声が聞こえた。しかと心に刻みます。
◆◇◆
それからもバーレンドルフ王国は神が守護する国として大いに繁栄した。聖人の家であるヴェルトミュラー家は誰も驕り高ぶることもなく、清廉潔白な人間だらけで、代々聖人をきちんと勤め上げた。
ハイデマリー女王は王配のリュディガー殿下と仲睦まじく天寿を全うするまで国や民の為に尽くした。
ーあの瞳が忘れられなかった人は私の運命の人。そして聖人でした。
ハイデマリー達が亡き後、歌になり、その後何十年も歌い継がれている。
了
これにて完結です。皆さんありがとうございました。
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