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いざ、プレル王国へ
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こんな瞳をした人を初めて見た。
全てを諦めているような瞳なのに奥底には眩しい光を感じる。
枯れ枝のように痩せこけ、青白い顔をしているのに凛として清々しさすらある。
彼は祈っていた。祭壇の前で跪き、一心不乱に祈っていた。
私は彼から目が離せなかった。
◆◇◆
「何かあったらすぐに連絡するんだよ。やっぱり辞めよう。ハイディがいないなんて考えただけでも涙が止まらない」
父は過保護で娘の私を溺愛している。私はこのバーレンドルフ王国の王女で、母は女王、父は王配だ。
我が国は、男女関係なく一番初めに生まれた者が国の長になるという国で母は長女だった為、筆頭公爵家の嫡男だった父を王配に迎えた。両親はとても仲がいい。
優しい父と気の強い母は娘の私から見てもお似合いの夫婦だ。私も父のような人を見つけなければならないが、それはまだもう少し先の話だと思っている。
私は母の妹が王妃をしているプレル王国に3ヶ月留学することになった。
たった3ヶ月離れるだけなのに父は今生の別れかのように泣き崩れている。
私が留学するプレル王国と我がバーレンドルフ王国は物理的には遠いが移動魔法を使えば一瞬で移動できる。なので会いたくなれば瞬間で移動し、この地に戻ってくることができるというのに。まったく大袈裟な父にはげんなりする。
「3ヶ月なんてすぐですわ。通信映像魔道具で顔を見ながらお話もできますし、移動魔法ですぐに戻ってこれます。心配など無用ですわ。お父様、お母様、それでは行ってまいります」
「しかし、ハイディ、私はこうやって毎日ハグしたい。やっぱりやめにしよう」
残念な父を母は冷めた目で見ている。
「あなた、いい加減にして下さい。ハイディはあなたよりずっとしっかりしていますわ。そんなに淋しいなら私が毎日ハグしてあげます」
母にそう言われ「それはそれだ……」と父はごにょごにょ言っている。母には弱いのだ。
母は私に近寄り、耳元で囁いた。
「ハイディ、あのこと頼んだわよ」
「お任せください。では、行ってまいります」
表向きは留学なのだが、実のところは極秘に母の命を受けプレル王国に入る。
私は侍女のメアリーと護衛騎士のマイクを連れて馬車に乗り込み移動魔法でプレル王国に飛んだ。
プレル王国は神の守護が強いそうで、気候がよく、温暖で農作物もよく育つ。魔獣が出て暴れることもないし、天変地異もない。
だからなのか、我が国ほど魔法が発達していない。なんでも魔法や魔道具を使い、チョチョイのチョイでできる我が国とは違い。ほとんどのことは自力でやらなければならない。気候に恵まれているので工夫がいらないのかもしれない。
移動魔法などは見たこともないはずなので、急に馬車が現れたら驚くだろうとの配慮で、私たちを乗せた馬車は王都のはずれに出現し、そこから王宮まで走って行くことになった。
「馬車で走るのって久しぶりね。なんだか楽しいわ」
私がはしゃいでいると侍女のメアリーに窘められた。
「ハイデマリー様、ここは他国でございますよ。3ヶ月の間はちゃんと猫を被っていてくださいましね」
「はい、はい。頑張ります」
「はいは一度でございますよ」
侍女のメアリーは私が生まれた時から仕えてくれていて、心の底から信頼できる仲なのでバンバン苦言を言われてもへっちゃらなのだ。
そして護衛騎士のマイクはメアリーの夫。ふたりは我が国の暗部で鍛えたられた者達で、私にとっては公私共に頼りになる兄と姉のような存在なのだ。
「ねぇ、メアリー。叔母様はどんな感じなのかしら?」
「そうですね。とにかくお会いしてみないことにはなんとも。お元気だとよろしいのですが……」
メアリーは目を伏せる。
私に母から託された極秘任務は叔母をバーレンドルフ王国に連れ戻すことなのだ。
父母が出向くと国際問題になる可能性もある。私が留学という形で出向けばプレル王国も警戒しないだろうと母が考えたのだ。
ことの発端は両親がプレル王国の記念式典に来賓として出席した時に、王妃であり、母の妹である叔母が病を理由に欠席していたことだった。
母は病床の妹を見舞った。その時、妹から誰にも見つからないように母の手に握らされたメモには走り書きで『調べて』とだけ書いてあったそうだ。
母は妹の病は毒を盛られているのかもしれないと考えていた。とても健康だった妹が病になるなど考えられないらしい。鑑定魔法が使える私をプレル王国に向かわせた。
鑑定魔法は色んな鑑定が出来る。病の原因を特定することも可能だ。
私は留学期間は王宮の一室をお借りすることになっている。
王宮に到着し、門番に名前を告げる。門番は仰々しい態度に変わり、私達を中に案内してくれた。
ウェイティングルームで待っていると、40代半ばくらいの男性が現れた。貴族の屋敷なら家令か執事というところだろうか。
「お待たせいたしました。ご案内いたします」
私達は王家のプライベートエリアにあるサロンに案内された。
出迎えてくれたのは国王陛下と叔母である王妃殿下。やはり母の言うとおり叔母は痩せていて顔色が良くない。
「プレル王国の輝ける太陽である国王陛下ならびに輝ける月である王妃殿下にご挨拶申し上げます……」
私はカーテシーで挨拶をした。
「ハイデマリー嬢、おもてを上げよ。長旅で疲れたであろう。滞在中は我が家のようにゆるりと過ごしてくれ。なんでもこの執事のスティーブに言ってくれれば良いからな」
国王陛下はとても穏やかでお優しい雰囲気だ。長旅なんてしてないんだけど……。陛下は私達が移動魔法を使えることを知らないようだ。
「ハイデマリーよくきてくれたわね。嬉しいわ。ここでは母と思ってね」
王妃である叔母はやはり具合いが悪そうだ。
「短い間ではありますが、たくさんのことを吸収して、バーレンドルフに戻りたいと思っております。よろしくお願いいたします」
「ああ、では、私はこれで。ハイデマリー王女を部屋に案内してくれ」
国王陛下はスティーブにそう命じ退出した。
「ハイデマリー、あとで私の部屋に来てくれるかしら? このハンナを迎えをやるわ」
王妃殿下にそう言われ、私は頷いた。
執事に案内された部屋は、豪華な客間でサロンと寝室が続きになっている。侍女や護衛の部屋もあり、かなり広い。入ってすぐ鑑定魔法で部屋の中にある不穏なものを探す。
やはり見張り装置のようなものや、盗聴装置のようなものがつけられていた。影はいないようだ。影をつけて見張らせるほどではないと思ったのだろう。
とりあえず遮音魔法と幻影魔法をかけた。
遮音魔法で私達の話の内容がきこえないようにし、幻影魔法で違う動きを見せ、あたりさわりのない話し声を聞かせる。
「やはり見張られているわね。まぁ、特に私だからというわけではなく、すべての客間に設置しているのでしょうね」
私は苦笑いをしながらため息をついた。
プレル王国は魔法に疎い。私達がこんなことを見抜くのは朝飯前で防御に出るとは気がつかないだろう。
―トントン
「ハンナでございます。お迎えにあがりました」
ハンナは叔母が輿入れするときに我が国から連れて行った侍女だ。メアリーとも知り合いらしい。メアリーは扉を開け、ハンナを中に入れた。
「ハンナさん、お久しぶりです。ここは遮音、幻影魔法がかかっているので大丈夫ですよ」
ハンナはメアリーの言葉に安堵の笑みをもらした。
「ハイデマリー王女殿下、よくいらして下さいました。メアリー、マイク、久しぶりね」
ハンナは頭を下げる。
「ハンナ、叔母様の具合いはどうなの?」
ハンナは無言で首を左右に振る。
「医師も原因がわからないのです」
「そう、私が診るわ。母は毒かもしれないと言っていたの。母の調べによると側妃やその子供たちが怪しいらしいけど……」
ハンナは頷く。
「アデレイド様はリヒャルド殿下を亡くされてから、同じような症状で伏せっておられます。きっとあの側妃達が殿下を亡き者にし、アデレイド様まで消そうとしているのだと思います。陛下は側妃や王女に甘く、言いなりでございます。側妃や王女はやりたい放題。あのような者が即位をすればこの国は終わりです」
ハンナは拳を握りしめている。
「ハンナさん、王妃殿下ところに参りましょう」
マイクが声をかけた。
「そうですね。姫様、ご案内いたします」
「部屋に入るとすぐに遮音、幻影魔法をかけますね」
私が微笑むとハンナは穏やかな笑顔で頷いた。
王妃殿下は離れにいた。病なので離れの方がいいだろうということだそうだが、悪意を感じる。私達は一旦庭に出て、離れに向かう。
途中に小さな礼拝堂が見えた。中で誰かが祈っているようだ。
「ハンナ、あれは?」
「あの方は聖人様でございます。この国の安寧を毎日祈って下さっております」
私は吸い込まれるように礼拝堂に足を踏み入れた。
そこには枯れ枝のように痩せた青年が一心不乱に祈りを捧げていた。
全てを諦めているような瞳なのに奥底には眩しい光を感じる。
枯れ枝のように痩せこけ、青白い顔をしているのに凛として清々しさすらある。
彼は祈っていた。祭壇の前で跪き、一心不乱に祈っていた。
私は彼から目が離せなかった。
◆◇◆
「何かあったらすぐに連絡するんだよ。やっぱり辞めよう。ハイディがいないなんて考えただけでも涙が止まらない」
父は過保護で娘の私を溺愛している。私はこのバーレンドルフ王国の王女で、母は女王、父は王配だ。
我が国は、男女関係なく一番初めに生まれた者が国の長になるという国で母は長女だった為、筆頭公爵家の嫡男だった父を王配に迎えた。両親はとても仲がいい。
優しい父と気の強い母は娘の私から見てもお似合いの夫婦だ。私も父のような人を見つけなければならないが、それはまだもう少し先の話だと思っている。
私は母の妹が王妃をしているプレル王国に3ヶ月留学することになった。
たった3ヶ月離れるだけなのに父は今生の別れかのように泣き崩れている。
私が留学するプレル王国と我がバーレンドルフ王国は物理的には遠いが移動魔法を使えば一瞬で移動できる。なので会いたくなれば瞬間で移動し、この地に戻ってくることができるというのに。まったく大袈裟な父にはげんなりする。
「3ヶ月なんてすぐですわ。通信映像魔道具で顔を見ながらお話もできますし、移動魔法ですぐに戻ってこれます。心配など無用ですわ。お父様、お母様、それでは行ってまいります」
「しかし、ハイディ、私はこうやって毎日ハグしたい。やっぱりやめにしよう」
残念な父を母は冷めた目で見ている。
「あなた、いい加減にして下さい。ハイディはあなたよりずっとしっかりしていますわ。そんなに淋しいなら私が毎日ハグしてあげます」
母にそう言われ「それはそれだ……」と父はごにょごにょ言っている。母には弱いのだ。
母は私に近寄り、耳元で囁いた。
「ハイディ、あのこと頼んだわよ」
「お任せください。では、行ってまいります」
表向きは留学なのだが、実のところは極秘に母の命を受けプレル王国に入る。
私は侍女のメアリーと護衛騎士のマイクを連れて馬車に乗り込み移動魔法でプレル王国に飛んだ。
プレル王国は神の守護が強いそうで、気候がよく、温暖で農作物もよく育つ。魔獣が出て暴れることもないし、天変地異もない。
だからなのか、我が国ほど魔法が発達していない。なんでも魔法や魔道具を使い、チョチョイのチョイでできる我が国とは違い。ほとんどのことは自力でやらなければならない。気候に恵まれているので工夫がいらないのかもしれない。
移動魔法などは見たこともないはずなので、急に馬車が現れたら驚くだろうとの配慮で、私たちを乗せた馬車は王都のはずれに出現し、そこから王宮まで走って行くことになった。
「馬車で走るのって久しぶりね。なんだか楽しいわ」
私がはしゃいでいると侍女のメアリーに窘められた。
「ハイデマリー様、ここは他国でございますよ。3ヶ月の間はちゃんと猫を被っていてくださいましね」
「はい、はい。頑張ります」
「はいは一度でございますよ」
侍女のメアリーは私が生まれた時から仕えてくれていて、心の底から信頼できる仲なのでバンバン苦言を言われてもへっちゃらなのだ。
そして護衛騎士のマイクはメアリーの夫。ふたりは我が国の暗部で鍛えたられた者達で、私にとっては公私共に頼りになる兄と姉のような存在なのだ。
「ねぇ、メアリー。叔母様はどんな感じなのかしら?」
「そうですね。とにかくお会いしてみないことにはなんとも。お元気だとよろしいのですが……」
メアリーは目を伏せる。
私に母から託された極秘任務は叔母をバーレンドルフ王国に連れ戻すことなのだ。
父母が出向くと国際問題になる可能性もある。私が留学という形で出向けばプレル王国も警戒しないだろうと母が考えたのだ。
ことの発端は両親がプレル王国の記念式典に来賓として出席した時に、王妃であり、母の妹である叔母が病を理由に欠席していたことだった。
母は病床の妹を見舞った。その時、妹から誰にも見つからないように母の手に握らされたメモには走り書きで『調べて』とだけ書いてあったそうだ。
母は妹の病は毒を盛られているのかもしれないと考えていた。とても健康だった妹が病になるなど考えられないらしい。鑑定魔法が使える私をプレル王国に向かわせた。
鑑定魔法は色んな鑑定が出来る。病の原因を特定することも可能だ。
私は留学期間は王宮の一室をお借りすることになっている。
王宮に到着し、門番に名前を告げる。門番は仰々しい態度に変わり、私達を中に案内してくれた。
ウェイティングルームで待っていると、40代半ばくらいの男性が現れた。貴族の屋敷なら家令か執事というところだろうか。
「お待たせいたしました。ご案内いたします」
私達は王家のプライベートエリアにあるサロンに案内された。
出迎えてくれたのは国王陛下と叔母である王妃殿下。やはり母の言うとおり叔母は痩せていて顔色が良くない。
「プレル王国の輝ける太陽である国王陛下ならびに輝ける月である王妃殿下にご挨拶申し上げます……」
私はカーテシーで挨拶をした。
「ハイデマリー嬢、おもてを上げよ。長旅で疲れたであろう。滞在中は我が家のようにゆるりと過ごしてくれ。なんでもこの執事のスティーブに言ってくれれば良いからな」
国王陛下はとても穏やかでお優しい雰囲気だ。長旅なんてしてないんだけど……。陛下は私達が移動魔法を使えることを知らないようだ。
「ハイデマリーよくきてくれたわね。嬉しいわ。ここでは母と思ってね」
王妃である叔母はやはり具合いが悪そうだ。
「短い間ではありますが、たくさんのことを吸収して、バーレンドルフに戻りたいと思っております。よろしくお願いいたします」
「ああ、では、私はこれで。ハイデマリー王女を部屋に案内してくれ」
国王陛下はスティーブにそう命じ退出した。
「ハイデマリー、あとで私の部屋に来てくれるかしら? このハンナを迎えをやるわ」
王妃殿下にそう言われ、私は頷いた。
執事に案内された部屋は、豪華な客間でサロンと寝室が続きになっている。侍女や護衛の部屋もあり、かなり広い。入ってすぐ鑑定魔法で部屋の中にある不穏なものを探す。
やはり見張り装置のようなものや、盗聴装置のようなものがつけられていた。影はいないようだ。影をつけて見張らせるほどではないと思ったのだろう。
とりあえず遮音魔法と幻影魔法をかけた。
遮音魔法で私達の話の内容がきこえないようにし、幻影魔法で違う動きを見せ、あたりさわりのない話し声を聞かせる。
「やはり見張られているわね。まぁ、特に私だからというわけではなく、すべての客間に設置しているのでしょうね」
私は苦笑いをしながらため息をついた。
プレル王国は魔法に疎い。私達がこんなことを見抜くのは朝飯前で防御に出るとは気がつかないだろう。
―トントン
「ハンナでございます。お迎えにあがりました」
ハンナは叔母が輿入れするときに我が国から連れて行った侍女だ。メアリーとも知り合いらしい。メアリーは扉を開け、ハンナを中に入れた。
「ハンナさん、お久しぶりです。ここは遮音、幻影魔法がかかっているので大丈夫ですよ」
ハンナはメアリーの言葉に安堵の笑みをもらした。
「ハイデマリー王女殿下、よくいらして下さいました。メアリー、マイク、久しぶりね」
ハンナは頭を下げる。
「ハンナ、叔母様の具合いはどうなの?」
ハンナは無言で首を左右に振る。
「医師も原因がわからないのです」
「そう、私が診るわ。母は毒かもしれないと言っていたの。母の調べによると側妃やその子供たちが怪しいらしいけど……」
ハンナは頷く。
「アデレイド様はリヒャルド殿下を亡くされてから、同じような症状で伏せっておられます。きっとあの側妃達が殿下を亡き者にし、アデレイド様まで消そうとしているのだと思います。陛下は側妃や王女に甘く、言いなりでございます。側妃や王女はやりたい放題。あのような者が即位をすればこの国は終わりです」
ハンナは拳を握りしめている。
「ハンナさん、王妃殿下ところに参りましょう」
マイクが声をかけた。
「そうですね。姫様、ご案内いたします」
「部屋に入るとすぐに遮音、幻影魔法をかけますね」
私が微笑むとハンナは穏やかな笑顔で頷いた。
王妃殿下は離れにいた。病なので離れの方がいいだろうということだそうだが、悪意を感じる。私達は一旦庭に出て、離れに向かう。
途中に小さな礼拝堂が見えた。中で誰かが祈っているようだ。
「ハンナ、あれは?」
「あの方は聖人様でございます。この国の安寧を毎日祈って下さっております」
私は吸い込まれるように礼拝堂に足を踏み入れた。
そこには枯れ枝のように痩せた青年が一心不乱に祈りを捧げていた。
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★ニャンの日present♡ 5月18日投稿開始、完結は5月22日22時22分
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♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
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