17 / 50
こんなことだったのよ(ベアトリス視点)
しおりを挟む
*ベアトリスはお義母さまです*
ユリウスに横恋慕した令嬢が私の大事なヴィオちゃんを嫌な目に合わせたらしい。
報告を受けた時、扇子を折ってしまったわ。
すぐにキサナマバ伯爵家に正式に抗議をした。
我がアルブラン公爵家と大金持ちのメトロファン伯爵家に睨まれてこの貴族社会で生きていけると思っているかしら?
キサナマバ伯爵は馬鹿娘を修道院に行かせたと報告してきたけど、こっそり他国に逃そうとしていたようね。
あの馬鹿娘、最後の足掻きにゴロツキを雇って、可愛いいヴィオちゃんに危害を加えようとしたのよ。
ヴィオちゃんには王家の影の一族の出身のナターシャを侍女につけている。だから何も心配はいらないんだけど、怖い思いをさせたってだけで死罪に値するわ。
ヴィオちゃんの母親のパトリシアは私の従姉妹。母の妹の娘なの。小さい頃から姉妹のように育ったわ。
母は王家に嫁ぎ、母の妹はメトロファン伯爵家に嫁いだの。
メトロファン伯爵家は爵位は伯爵だけど、本来なら公爵でもおかしくないくらい歴史と伝統があり、なにより大金持ち。領地は特産物に溢れ、観光地、保養地としても賑わっている。
当主が変わり者で伯爵くらいがちょうどいいとなかなか爵位の引き上げに応じなかった。
私は王家の長女として生まれ、パトリシアは伯爵家のひとり娘として生まれたの。
私はアルブラン公爵家に降嫁し、パトリシアは隣国の第2王子を婿に迎え、ヴィオちゃんが生まれたの。私は息子だけだったからヴィオちゃんが可愛くて可愛いくて本当に目の中に入れても痛くないと思うくらい可愛いがってるの。
息子の嫁に欲しいと思っていたけど8歳も年が離れているから躊躇していたら、側妃が産んだ第2王子の婚約者にされてしまった。
絶対あの女狐が馬鹿王子を王太子にしようと企んでそんなことをしたのよ。
私は国王をやっている弟に撤回させようとしたけど、私が怖いようで逃げ回って捕まらない。
とにかく身を守るために、影の一族の娘をヴィオちゃんの侍女につけた。メトロファン伯爵家の使用人はほとんど王家がらみの影たちだから簡単にできたわ。
ナターシャはいつもいい仕事をしてくれる。今回もナターシャと従者(もちろん影の一族)が付いていてよかったわ。
また危ない目に遭ってはいけないと、我が家に来ることを提案したけど、ヴィオちゃんは結婚式までは親元にいたいと言う。そりゃそうよね。まだ15歳になってない子だもの。
そうしたら、パトリシアの夫のエディがユリウスに来てもらったらと提案してきたの。
エディは隣国の第2王子だけあって頭がキレる。エディの代になってからメトロファン伯爵家はより繁栄している。どこかの第2王子とは偉い違いだわ。
パトリシアは私も一緒に言ってくれたけど、この屋敷には私の苦手な猫がいるのよ。泊まるとなるといつ猫に遭遇するかわからない。それって怖すぎるわ。
残念だけど、断ったわ。
でもね、その日の夜、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くしてる時間に第1王子の婚約者のクリスティーナの誘拐未遂事件が起きたの。
女狐と悪狸がいよいよ動き出したのよ。
クリスティーナは利発な子で、自ら囮になると言ったらしいわ。
実行犯を捕らえ、尋問(拷問)し、女狐と女狐の父親のルバンナ子爵、そしてラスボスの王弟が芋づる式に捕らえられたの。
罪状は謀反。
ついでと言ってはなんだけど、あのヴィオちゃんに危害を加えようとした馬鹿令嬢の伯爵家も仲間だということにしてやったわ。
私にとっては謀反よりもヴィオちゃんに何がする奴の方が重罪なのよ。
王弟は私と弟とは腹違いなの。先代の国王の側妃の息子。自分は有能なのに側妃の息子だから国王になれないと妬んでいたの。
確かに現国王より有能なのだけれど、心根が悪すぎる。
あいつが国王になったら我が国はあいつの食いものにされてしまう。だから先代の国王はちょっとぼんやりしてるけど、穏やかな弟を国王に指名した。
そのかわり王妃にはしっかり者の私の親友のロザリンダが選ばれた。
我が国は代々王妃がしっかりしているの。私の母も父より強かったわ。
別に王弟を蔑ろにしていた訳じゃないのに、心根が腐っているから側妃につけ込まれたのでしょうね。
第2王子も王女も王弟の子供かもしれないとまことしやかに囁かれているわ。第2王子や王女を国王にし、傀儡して自分が国のトップに立ちたかったのかしらね。
ユリウスは事件の後始末の為に騎士団に戻された。
女狐&悪狸一掃計画はばっちり上手くいったけど、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くなる計画は先延ばしになっちゃったわ。
まぁ、もうすぐ結婚するんだし、それからでもいいんじゃない。
相変わらずヴィオちゃんはユリウスのことを男として見ていないようだし、ユリウスは悶々としてるんでしょうね(笑)
たまには残念なユリウスを見るのも面白いわ。
*お義母さまは自由な人なのです。
権力も富も美も持っている。持っていないのは娘だけ。
自分の子供も弟の子供(正妃の子供)も男ばかりなので、従姉妹の子供のヴィオレッタを溺愛しているのです。
でも猫は怖いのです*
ユリウスに横恋慕した令嬢が私の大事なヴィオちゃんを嫌な目に合わせたらしい。
報告を受けた時、扇子を折ってしまったわ。
すぐにキサナマバ伯爵家に正式に抗議をした。
我がアルブラン公爵家と大金持ちのメトロファン伯爵家に睨まれてこの貴族社会で生きていけると思っているかしら?
キサナマバ伯爵は馬鹿娘を修道院に行かせたと報告してきたけど、こっそり他国に逃そうとしていたようね。
あの馬鹿娘、最後の足掻きにゴロツキを雇って、可愛いいヴィオちゃんに危害を加えようとしたのよ。
ヴィオちゃんには王家の影の一族の出身のナターシャを侍女につけている。だから何も心配はいらないんだけど、怖い思いをさせたってだけで死罪に値するわ。
ヴィオちゃんの母親のパトリシアは私の従姉妹。母の妹の娘なの。小さい頃から姉妹のように育ったわ。
母は王家に嫁ぎ、母の妹はメトロファン伯爵家に嫁いだの。
メトロファン伯爵家は爵位は伯爵だけど、本来なら公爵でもおかしくないくらい歴史と伝統があり、なにより大金持ち。領地は特産物に溢れ、観光地、保養地としても賑わっている。
当主が変わり者で伯爵くらいがちょうどいいとなかなか爵位の引き上げに応じなかった。
私は王家の長女として生まれ、パトリシアは伯爵家のひとり娘として生まれたの。
私はアルブラン公爵家に降嫁し、パトリシアは隣国の第2王子を婿に迎え、ヴィオちゃんが生まれたの。私は息子だけだったからヴィオちゃんが可愛くて可愛いくて本当に目の中に入れても痛くないと思うくらい可愛いがってるの。
息子の嫁に欲しいと思っていたけど8歳も年が離れているから躊躇していたら、側妃が産んだ第2王子の婚約者にされてしまった。
絶対あの女狐が馬鹿王子を王太子にしようと企んでそんなことをしたのよ。
私は国王をやっている弟に撤回させようとしたけど、私が怖いようで逃げ回って捕まらない。
とにかく身を守るために、影の一族の娘をヴィオちゃんの侍女につけた。メトロファン伯爵家の使用人はほとんど王家がらみの影たちだから簡単にできたわ。
ナターシャはいつもいい仕事をしてくれる。今回もナターシャと従者(もちろん影の一族)が付いていてよかったわ。
また危ない目に遭ってはいけないと、我が家に来ることを提案したけど、ヴィオちゃんは結婚式までは親元にいたいと言う。そりゃそうよね。まだ15歳になってない子だもの。
そうしたら、パトリシアの夫のエディがユリウスに来てもらったらと提案してきたの。
エディは隣国の第2王子だけあって頭がキレる。エディの代になってからメトロファン伯爵家はより繁栄している。どこかの第2王子とは偉い違いだわ。
パトリシアは私も一緒に言ってくれたけど、この屋敷には私の苦手な猫がいるのよ。泊まるとなるといつ猫に遭遇するかわからない。それって怖すぎるわ。
残念だけど、断ったわ。
でもね、その日の夜、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くしてる時間に第1王子の婚約者のクリスティーナの誘拐未遂事件が起きたの。
女狐と悪狸がいよいよ動き出したのよ。
クリスティーナは利発な子で、自ら囮になると言ったらしいわ。
実行犯を捕らえ、尋問(拷問)し、女狐と女狐の父親のルバンナ子爵、そしてラスボスの王弟が芋づる式に捕らえられたの。
罪状は謀反。
ついでと言ってはなんだけど、あのヴィオちゃんに危害を加えようとした馬鹿令嬢の伯爵家も仲間だということにしてやったわ。
私にとっては謀反よりもヴィオちゃんに何がする奴の方が重罪なのよ。
王弟は私と弟とは腹違いなの。先代の国王の側妃の息子。自分は有能なのに側妃の息子だから国王になれないと妬んでいたの。
確かに現国王より有能なのだけれど、心根が悪すぎる。
あいつが国王になったら我が国はあいつの食いものにされてしまう。だから先代の国王はちょっとぼんやりしてるけど、穏やかな弟を国王に指名した。
そのかわり王妃にはしっかり者の私の親友のロザリンダが選ばれた。
我が国は代々王妃がしっかりしているの。私の母も父より強かったわ。
別に王弟を蔑ろにしていた訳じゃないのに、心根が腐っているから側妃につけ込まれたのでしょうね。
第2王子も王女も王弟の子供かもしれないとまことしやかに囁かれているわ。第2王子や王女を国王にし、傀儡して自分が国のトップに立ちたかったのかしらね。
ユリウスは事件の後始末の為に騎士団に戻された。
女狐&悪狸一掃計画はばっちり上手くいったけど、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くなる計画は先延ばしになっちゃったわ。
まぁ、もうすぐ結婚するんだし、それからでもいいんじゃない。
相変わらずヴィオちゃんはユリウスのことを男として見ていないようだし、ユリウスは悶々としてるんでしょうね(笑)
たまには残念なユリウスを見るのも面白いわ。
*お義母さまは自由な人なのです。
権力も富も美も持っている。持っていないのは娘だけ。
自分の子供も弟の子供(正妃の子供)も男ばかりなので、従姉妹の子供のヴィオレッタを溺愛しているのです。
でも猫は怖いのです*
44
お気に入りに追加
1,229
あなたにおすすめの小説
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
愛されないはずの契約花嫁は、なぜか今宵も溺愛されています!
香取鞠里
恋愛
マリアは子爵家の長女。
ある日、父親から
「すまないが、二人のどちらかにウインド公爵家に嫁いでもらう必要がある」
と告げられる。
伯爵家でありながら家は貧しく、父親が事業に失敗してしまった。
その借金返済をウインド公爵家に伯爵家の借金返済を肩代わりしてもらったことから、
伯爵家の姉妹のうちどちらかを公爵家の一人息子、ライアンの嫁にほしいと要求されたのだそうだ。
親に溺愛されるワガママな妹、デイジーが心底嫌がったことから、姉のマリアは必然的に自分が嫁ぐことに決まってしまう。
ライアンは、冷酷と噂されている。
さらには、借金返済の肩代わりをしてもらったことから決まった契約結婚だ。
決して愛されることはないと思っていたのに、なぜか溺愛されて──!?
そして、ライアンのマリアへの待遇が羨ましくなった妹のデイジーがライアンに突如アプローチをはじめて──!?

純白の牢獄
ゆる
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。

【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています
21時完結
恋愛
「すまない、リディア。お前とは結婚できない」
そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。
(まあ、そんな気はしてました)
社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。
だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。
これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――
「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」
婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?
さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。
「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」
ハズレ嫁は最強の天才公爵様と再婚しました。
光子
恋愛
ーーー両親の愛情は、全て、可愛い妹の物だった。
昔から、私のモノは、妹が欲しがれば、全て妹のモノになった。お菓子も、玩具も、友人も、恋人も、何もかも。
逆らえば、頬を叩かれ、食事を取り上げられ、何日も部屋に閉じ込められる。
でも、私は不幸じゃなかった。
私には、幼馴染である、カインがいたから。同じ伯爵爵位を持つ、私の大好きな幼馴染、《カイン=マルクス》。彼だけは、いつも私の傍にいてくれた。
彼からのプロポーズを受けた時は、本当に嬉しかった。私を、あの家から救い出してくれたと思った。
私は貴方と結婚出来て、本当に幸せだったーーー
例え、私に子供が出来ず、義母からハズレ嫁と罵られようとも、義父から、マルクス伯爵家の事業全般を丸投げされようとも、私は、貴方さえいてくれれば、それで幸せだったのにーーー。
「《ルエル》お姉様、ごめんなさぁい。私、カイン様との子供を授かったんです」
「すまない、ルエル。君の事は愛しているんだ……でも、僕はマルクス伯爵家の跡取りとして、どうしても世継ぎが必要なんだ!だから、君と離婚し、僕の子供を宿してくれた《エレノア》と、再婚する!」
夫と妹から告げられたのは、地獄に叩き落とされるような、残酷な言葉だった。
カインも結局、私を裏切るのね。
エレノアは、結局、私から全てを奪うのね。
それなら、もういいわ。全部、要らない。
絶対に許さないわ。
私が味わった苦しみを、悲しみを、怒りを、全部返さないと気がすまないーー!
覚悟していてね?
私は、絶対に貴方達を許さないから。
「私、貴方と離婚出来て、幸せよ。
私、あんな男の子供を産まなくて、幸せよ。
ざまぁみろ」
不定期更新。
この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
いつか彼女を手に入れる日まで
月山 歩
恋愛
伯爵令嬢の私は、婚約者の邸に馬車で向かっている途中で、馬車が転倒する事故に遭い、治療院に運ばれる。医師に良くなったとしても、足を引きずるようになると言われてしまい、傷物になったからと、格下の私は一方的に婚約破棄される。私はこの先誰かと結婚できるのだろうか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる